小説 op.4-01《永遠、死、自由 Ⅲ》…まだ誰も見たことのない風景を、見ようよ。(完全版)
この小説は、《永遠、死、自由》という連作の、ちょうど真ん中の作品です。
・永遠、死、自由 Ⅰ
不死の遺伝子を持った男(…つまり、例えば腕が切り落とされたとしても、本体も腕も両方トカゲの尻尾のように再生してしまう)の、現在・過去・未来の記憶を断片的に記述した物語です。導入的短編
・永遠、死、自由 Ⅱ
これは、その直接的な続編。
同じような短編です。
・愛する人
この小説は、この連作の世界観を借りた現代小説で、直接的には恋愛小説です。
トランスジェンダーの男性の、同性愛を扱っています。
進化論も関係してきます。自分の身体が進化し始めたとき、彼が見る風景はどんな風景なのか?
・永遠、死、自由 Ⅲ
これが、今回アップしているもので、これまでの3つの作品の世を展開したものです。
ちなみに、《不死の男=穢死丸》は、繁殖し続けるお互いで殺しあい続けることになっていますが、この設定は、もしも、ぶった切られれば、そのパーツごと再生してしまう生命が生まれたとしたら、もちろん繁殖方法としてはお互いを殺しあうことになるはずだ、という、アイロニーに基づきます。出産する苦しみがあるように、体を切られる苦しみを、この奇妙な不死の生命体は体験するのです。
・愛する人(廃墟の花)
明日からアップし始めます。
これは、早い話が、物語の設定を借りたゾンビの話なのですが、一番読みやすいかもしれません。
・永遠、死、自由 Ⅳ
・永遠、死、自由 Ⅴ
上記二つはエピローグです。
上のリンクから、《永遠、死、自由 Ⅲ》完全版が、通してお読みいただけます。
またまたいろいろと引っかかったようなのですが(笑)
お手数ですが、興味を持っていただけたなら、ぜひ。
もっとも、エロ・グロじゃないですよ。そっちのほうを期待されて読まれても、たぶん、がっかりします。
思考の冒険のための、小説です。
2018.05.21
Le-Ma
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