小説《わたしを描く女》イ短調のプレリュード、モーリス・ラヴェル。連作:Ⅷ…世界の果ての恋愛小説【完全版】③
わたしを描く女
…散文
《イ短調のプレリュード》、モーリス・ラヴェル。連作
Prelude in A mainor, 1913, Joseph-Maurice Ravel
Διόνυσο, Ζαγρεύς
ディオニュソス、ザグレウス
《きみの眼差しの前で、私は素肌を曝した》
90年代の東京、歌舞伎町。
猥雑な気配を撒き散らしていた眠らない街に闊歩するホストたち。
同性愛と、犯罪と、そして、現れた不思議なチャイニーズ・マイフィアに、まだ見たことのない風景に誘われる。
ホストの《私》は、ある失語症の女と、その姉の眼の前で、絵のモデルになるために自分の体を曝すのだが、
次第に想いもかけない輪廻転生と過去と未来の記憶に苛まれ始めて、そして…
謎めいた女と男に誘惑されて連れ去られる迷宮の中の破滅的な愛の物語。
彷徨いこんだ転生と夢の中で、男の見い出したものとは?
ギリシャ神話、あるいは《オルフェウス教団》をモティーフにした、痛みと官能の長編小説。
時間が錯綜し、転生と存在の秘密の中に彷徨いこみます。
転生と時間と存在のあわいの中に生と死を見つめようとする連作の中核。その第三篇。
三分冊の第三巻。
思い切りエロティックで、限りもなく繊細で
どうしようもなく純で切なく、救いようもなく残酷で、にもかかわらず美しい。
そんな作品を目指しました。
連作《イ短調のプレリュード、モーリス・ラヴェル》第七話
↓ 下のリンクらかお願いします。
分量的には、全部で、ざっと400字詰め原稿用紙換算の650枚くらい。
それなりに長くはなりましたが。
【完全版】なので、ブログ版よりもかなり辛辣な描写が連発します。
内容的には、この小説は結構普通に、だれが読んでもそれなりにおもしろいんじゃないかな、と想うのですが。…どうなのでしょう。
読んでいただければ、嬉しいです。
《イ短調のプレリュード》、モーリス・ラヴェル。
Prelude in A mainor, 1913, Joseph-Maurice Ravel
・《雨の日の風景》 …中篇連作
1. ...underworldisrainy
2. 堕ちる天使
3. scherzo; largo
4. 堕ちる天使
5. silence for a flower
・《それら花々は恍惚をさえ曝さない》 …長編小説
・《紫色のブルレスケ》 …長編小説
・《わたしを描く女》 …長編小説
・《in the sea of the pluto》 …長篇連作
1. ザグレウスは憩う
2. カローン、エリス、冥王星…破壊するもの
3. ディオニュソスの女たち
4. カローン、エリス、冥王星…破壊するもの
5. ハデス紀の雨
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