小説《わたしを描く女》イ短調のプレリュード、モーリス・ラヴェル。連作:Ⅷ…世界の果ての恋愛小説【完全版】①
わたしを描く女
…散文
《イ短調のプレリュード》、モーリス・ラヴェル。連作
Prelude in A mainor, 1913, Joseph-Maurice Ravel
Διόνυσο, Ζαγρεύς
ディオニュソス、ザグレウス
90年代が舞台になっています。
いよいよ話しは錯綜し始めるのですが、ふたつの物語が、絡み合いながら進行します。
①20代初めの《私》は歌舞伎町でホストをやり始める。ホストに誘ったのはクラブで《私》に声をかけた美貌の青年だった。彼と、および、後輩の《零一》との同性愛。
そしてある日突然、《零一》が、やくざの女に手を出し、そして、やくざを射殺するための拳銃を手に入れた、と言う。
拳銃をを彼に渡したのはある(当時の)チャイニーズ・マフィアだった…
という感じで、やがて物語は《歌舞伎町雑居ビル火災事件》をモティーフに(というよりは、ただ、インスパイアされただけですが)した展開をしていきます。
②20代半ばの《私》は、ホスト店の客の女に連れ込まれた彼女の自室で、言葉が放せない妹の絵のモデルを頼まれるのだが、…
という、かなりエロティックな物語です。
ブログ版はかなり抑え目の表現でしたが、こちらの《完全版》は全開です。
三分冊の一冊めです。分冊は分量上の調整のためのものです。長すぎても読みにくいのではないか、と。それ以上の意味はありません。
自分で言うのも変なのですが、この小説、結構おもしろいな、と、私自身は想って仕舞うのですが、どうなのでしょう…
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連作の全体は以下の通りです、
《イ短調のプレリュード》、モーリス・ラヴェル。
Prelude in A mainor, 1913, Joseph-Maurice Ravel
・《雨の日の風景》 …中篇連作
1. ...underworldisrainy
2. 堕ちる天使
3. scherzo; largo
4. 堕ちる天使
5. silence for a flower
・《それら花々は恍惚をさえ曝さない》 …長編小説
・《紫色のブルレスケ》 …長編小説
・《わたしを描く女》 …長編小説
・《in the sea of the pluto》 …長篇連作
1. ザグレウスは憩う
2. カローン、エリス、冥王星…破壊するもの
3. ディオニュソスの女たち
4. カローン、エリス、冥王星…破壊するもの
5. ハデス紀の雨
読んでいただければありがたいです。
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