ジュリアン・O、浸蝕。そして青の浸蝕 ...for Julian Onderdonk /b;...for oedipus rex #089
以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。
#08//微細な。それら/息吹き。と、…そう?/息吹き?と、も/そうとさ…え?も、もう//
真魚。波紋を見つめたまなざしは、その。奇妙なまでに波紋にはじぶんをとおりすぎて
虹彩
白濁してゆく
見えた。あるいは
見える?この
風景よ。さあ!
事実、
不可解な
発熱をやめてゆく
そうだった。もはや
光体
風景よ。さあ!
真魚はなにをも見取ってはいなかった。その、明晰なだけのあからさまな視野。彼の
なんてこと
風景の
冴えてゆく。すべて
なかに、
なんてこと
告白。真魚。耳うちするかに、手を伸ばしてもぎりぎりとどかないそこに、
ほら
なぜ?いまも
波紋に、
微風
あたたかな
ささやく。微音は、
ひらひら
まなざしを、きみたちは
その。
と。…おっ
唐突な
おっ
ささやきつづけた。むしろ
ほら
しかも持続的な
らっ
過剰な感情もさらさず、
微風
情熱が
ん?
しずかに。
ええ、
たとえば
ふらふら
そう、きみの
ほら
真咲との
と。…おっ
わたしには、ね?
微風
行為を。明確なことばには言い切り得なくて、
ええ、
だから
ほら
まぶしすぎて、さ。…やや
いま。赤裸々な
あまりにも難解に聞こえた
微風
さ。もう、さ
滞留を
いま。乾燥しきっ
曖昧な
ええ、
ことばで
ゆらゆら
若干もてあましはじめていさ
ほら
なぜでしょう?この
ようやく、その
と。…おっ
え。ええ、えも。し、
微風
喉が。…ね?
詳細を。うしろ手に
きみは、まるで暗示するかに
赤裸々に
縛られ、
きみは、まるで隠蔽するかに
明瞭に
真魚。
きみは、まるで否定するかに
克明に
強姦。あるいは、真咲。彼女を強姦することを、…強制?あの、冴えた高めのアルト。留保なき美音。ひびきに、
なんですか?
返り見たたび、もはや
これは
記憶されていないいくつものささやきの
なんですか?
やさしすぎる
これらは
微音。
あっ
われわれは
絞めて
蠱惑。
あっ
容赦なく、すみやかに
頸を?
微笑。
あっ
愛の感覚を
抱き締めて
真咲。
あっ
われわれに赦す
なにを?
…に「でも、」強制された。「さ。おれ、できたんだよね?ちがう?」
聞いて
え?
「いいよ。もう」
わたしは、いま
ま!…発情?
「っていうことは、」
もう。ささやきを
あ!
「いいから、もう」
やめた
えっ。…射精?
「さ。おれ、」
聞いて
え?
「お前、もう」
わたしも、もう
いっ。…快感?
「おれ、完璧そのとき完璧その気だったってことだよね?だって、」
いまや。ささやきを
あっ
「莫迦」と、…やめろ。春雨。目を逸らしたままそこにその性急な声をたてつづけていた春雨をは完璧に無視し「いっちゃってんんだよ?」云った。真魚は、「おれ。…てことは、」あくまでも「さ。おれって、さ。なんで、こんな」波紋をだけ
ねぇ!
見つめながら。
ねぇ!
その「なんでこんなに餓えたけもの以下のくそやらしいだけのいじきたなすぎて反吐百回でてきそうなカスの」空虚な
悲鳴?
これら
「くっそ穢い」視野に。「性欲おばけなの?」
「真魚は」
あるいは
風景。破滅
「おれ、まじで」
「なんにも」
自己破壊?
これら
「まじでクソ」
「なんにもわるくないから」と、
かつは
風景。無慈悲な
ほほにふれようとした波紋はたちどまった虚空の両手に真魚が、と。まだ抱きしめられようもない距りのそこに立ちつくしていた事実を思い出す。わたしは、と。莫迦だ。波紋は「おれは、」思った。「お前のパパだよ」そう、いまさらささやいた真魚の、凄惨に見えたほど邪気のなかった微笑に「大好きな、一生、ずっと大好きなハー」波紋は
なんどでも
だって、…ね?
いいよ。われわれが
あどけない笑みを、すなおにつくって真魚に
なんどだって
ほら。わたしたちは
1億の、たとえ
ささげた。いいよ、
きみを
見ていた。すでに
ひかりの速度の1年に
と。好きでいて、
いつまでも
同じ風景を
隔たっていても
いいよ。そう、
いつまでだって
永遠に
もう。最初から
喉の奥にだけ
きみを
ほら
いいよ。われわれは
ささやきつづけて。
微細な。それら ;canon à 4
息吹き。と、…そう?
息吹き?と、も
そうとさ…え?も、もう
名づけがたい顫動
微細な。それら
蠢動のような
息吹き。…そう?
しかも、どう?目覚めようのなにもなかった
息吹き?と、さえ。も
微動。それらを
喉の真ん中に
呼べはしないでしょう?これら
微細な。それら
息吹き。そう?
蠢動。目覚めるべき
息吹き。そう?
息吹き?と、どう?さえ。…そう
なにもなかっ
息吹き?と、…た。さえ、も
いっぱいに、きみに
充満。まざなしに
微細な。それら
微動。ええ
名づけがたい衝動。この
微笑を、きみに
息吹き。そう?
口蓋いっぱいに
蠢動の、どう?ような
ささげながらも
息吹き?と、ん?さえ、も
微弱な、そう
しかも目覚め得るすべを持たない
ことばの息吹きを
なくしたままで ;contrapunctus à 2
わたしが。この、
完璧に
あくまでも
完璧な消滅
そう。わたしは
ええ。…あっ
見失うしなったまま
見つめていたという事実をさえ
完璧に
まっすぐに、きみを
完璧な喪失
忘却?…もう
ええ。…あっ
あっ…え?
喪失。完璧な
忘却?…もう
完璧に
きみをまっすぐに
見うしなわれたまま
見つめていたという事実をさえ
あっ…ええ
消滅。完璧な
わたしは。そう
完璧に
あくまでも
なくしたままで
わたしが。この、
ええ、
はずかしめてあげよう ;canon à 4
ね?きみが
いっぱいに恥の無数のむらがりに
窒息していたほうがいいと言うのなら
赦されたんだ! ;recitativo
わたしは、そう
はずかしめてあげよう
われわれは。だから
ね?きみが
あなたでさえもが
そのほうがいいな、らっ。ら
そう。だからもっと赤裸々な
癒されたんだ!
吐息をも吐いているべきだろうから
わたしは、そう
はずかしめてあげよう
切実な、その
願いを。あなたの
ね?きみが
眸。あくまでも
かなえつづけるべ、べ、
いっぱいに、きっ。恥のむらがりに
精密に、猶も
救われたんだ!
見出してあるなにもの見ずに
はずかしめてあげよう
吐息をも、そう。吐いて仕舞いながら、も
さいなまれる須臾に
ひらかれきって仕舞って、ね?
ね?きみが
切実な、この
あやういこれら陽光に
ええ。手遅れなほどに
いっぱいに、いきなりの窒息
眸に、あるいは
翳りをつくって
赤裸々な、そう。眸に
…そう、
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