ジュリアン・O、浸蝕。そして青の浸蝕 ...for Julian Onderdonk /b；...for oedipus rex #087

以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。

#06//と、やや/なぜか軽蔑的なまなざしを/きみは。…知っ/ねぇ！あしたは、ねぇ。雨だよ//

春雨。無意味に、…と。そう彼には、

　　　わたしよ、あるいは

　　　　　　はじけてゆく

…彼女には、

　　　多義的であれ

　　　　　　ええ、水滴

思われた。昂っている真魚を、その夜。波紋のいない３人のベッドで抱きしめてやった。そして、なしくずしに、しかし雪崩れるかにいきなり燃えあがった行為に、

　　　愛。…と、

　　　　　　刹那的

　　　　　　　　　死んっ

俊敏。

　　　きみは、ささやいて

　　　　　　純情。かつ

　　　　　　　　　いいえ。いま

春雨は、

　　　いい。いいん

　　　　　　赤裸々な

　　　　　　　　　わたしたちほど

迅速。

　　　愛。…と、

　　　　　　発情。かつ

　　　　　　　　　いきいきと、そう

えづくように、その

　　　きみは、歓喜して

　　　　　　複合的な

　　　　　　　　　しかも無防備なものらが

一瞬。たてられて仕舞った真魚のみじかい声を、

　　　雨？

聞いた。と、汗のしずくをこぼしたじぶんの顎に、

　　　んっ

…飛沫。こぼれおちた水滴は、

　　　雨？

真魚の背中にはじけてあるいは

　　　飛沫？

しぶきを散らしていたものかも

　　　んっ

　　　　　　あ、

知れない。

　　　と、やや　；contrapunctus à 4

　　　　一時的にでも

　　　　　ゆびさき。そう

　　　なぜか軽蔑的なまなざしを

　　　　気の迷いとしてでも

　　　　　ん？

　　　きみは。…知っ

　　　　または、こころの

　　　　　いまや、そう。圧倒的な

　　　ねぇ！あしたは、ねぇ。雨だよ

　　　地上にひそかにだれかにそっと

　　　　　　色彩が、虹の

　　　　真実としてでも…ええ

　　　　　違和。わっ

　　　誇られもし

　　　　　　やがて、…た。きみの

　　　　われわれは、たっ。１秒も

　　　　　らっ。触感

　　　名をもいつか

　　　　　　鼻孔に炸裂

　　　　埋没しなかっ、これら

　　　　　違和。わっ

　　　忘れられていた花の色彩を

　　　濡らす？

　　　　荒れ狂うほどの

　　　　　ええ。いまや、圧倒的

　　　虹が、そしてその

　　　　われわれ自身の

　　　　　ん？

　　　むらさき。色彩を

　　　　熱狂には。…そう、

　　　　　ゆびさ、ん？きっ

　　　辱めている

　　　と、やや　；antiphona à 4

　　　　癖。…ん

　　　懐疑的な、なぜか。まなざしを

　　　　んん、それは。んっ

　　　きみは。…知っ

　　　　悪い癖だよ。いたずらに

　　　あくまでも、この

　　　いつも、おまえって

　　　　いまだ朝焼けを

　　　匂いを、ね？唾液の

　　　　知るべくもなかった

　　　肌に。わたしの

　　　　昏がりに、すなおな

　　　肌。…あ！なじませよう、と

　　　視覚はただ

　　　　　　ああ！

　　　　たとえば、そう

　　　　　あっ

　　　おぼつかなさの同義語でさえ

　　　　　　ああ！

　　　　清潔にひらけた

　　　　　あっ！

　　　で。さえ、あったとして

　　　　　　ああ！

　　　　ひたいにさえ

　　　　　あっ！

　　　も。知ってる。まなざしは、その

　　　も。もう

　　　　微動。睫毛の

　　　おやすみ。おまえは

　　　　微動を

　　　もう、そして

　　　　と、やや

　　　おれが発情していないとでも？

　　　なぜか自虐的なまなざしを

　　　　癖。…ん

　　　きみは。…知っ

　　　　んん、それは。んっ

　　　あくまでも、この

　　　　いけない癖だよ。執拗に

　　　いまだ、きみはきみが気づくべき

　　　時に、おまえって

　　　　傷みの所在をかんづきさえ

　　　唾液。その匂いの痕跡を

　　　　も、しなかっ…ええ

　　　肌に。わたしの

　　　　感覚器はただ

　　　肌。あ！嗅ぎ取ろう、と

　　　無機物のなまあたたかさを

　　　　　　ああ！

　　　　たとえば、そう

　　　　　あっ！

　　　知らせているものの

　　　　　　ああ！

　　　　やわらかに翳っ

　　　　　あっ！

　　　もう、わかってる。皮膚感覚は、そ

　　　　　　ああ！

　　　　った。脇にさえ

　　　　　あっ！…その、

　　　微動。まぶたの

　　　も。もう

　　　　微動を

　　　おやすみ。おまえは

　　　　と、やや

　　　もう、そして

　　　　嗜虐的な、え？なぜか。そんな気配にまなざしを

　　　焦燥していないとでも？おれが

　　　ふいに、

　　　　ああ！

　　　あっ

　　　ん？…ねぇ　；canon à 4

　　　あ、え？…れら

　　　あ！いくつもの

　　　え？そう、ええ

　　　映像。思えば

　　　　ん？…ねぇ。あれら

　　　不可解な印象

　　　　いくつもの

　　　あの時、ええ。さわいだ

　　　　そう、

　　　蝶の群れたちの

　　　羽搏きのいっせいを

　　　　気をつけて！ぼくは

　　　　　ん？…ねぇ。あれら

　　　お。…そう

　　　　巧妙を窮めた

　　　　　あ。いくつもの

　　　いっせいに、え？

　　　　詐欺師にすぎない

　　　　　あ。そう、…あっ

　　　きみも？音響

　　　し、もはや。しかな

　　　　　　ん？…ねぇ。あれら

　　　　羽搏きの、蝶の

　　　　　あの時、ええ。さわいだ

　　　音響でしかな

　　　　　　いくつもの

　　　　いつかのいっせいを

　　　　　蝶。蝶。蝶。あの群れたちの

　　　し、そうでしかなかっ

　　　　　　おっ

　　　　ふみにじってしかもよろびさえして

　　　　　翳りを、あっ

　　　映像。きみは

　　　失語しかけた

　　　　　　お。…そう

　　　　わたしの息を

　　　　　器用に、ね？きみは

　　　ふりをして

　　　　　　いっせいに、え？おっ

　　　　き…ん？きみは

　　　　　迂回して。そう

　　　わたしはいつか

　　　　　　あなたも？音響に

　　　　聞け

　　　　　あの、視野のない朝

　　　舌をひか…かっ。らせ

　　　ん？…ねぇ

　　　あ、れら

　　　あ！いくつもの

　　　え？そう、あっ

　　　映像。思えば

　　　　　　ふるえつづけていたのだとしたら

　　　　ん？…ねぇ。あれら

　　　　　失語しかけ…あっ。た

　　　いびつな印象

　　　　　　なんという、きみは

　　　　いくつもの、あっ

　　　　　精密な…あっ。一瞬

　　　あの時に、え？さわぎはじめた

　　　　　　恥知らずだろう？

　　　　そう、

　　　　　わたしはいつか

　　　蝶の鱗粉の

　　　飛散のいっせいを

　　　　　　失語しかけた

　　　　気をつけて！ぼくは

　　　　　ん？…ねぇ。あれら

　　　お。…そう

　　　　　　くちびるに、その

　　　　傍若無人な

　　　　　あ。あ。いくつもの

　　　いっせいに、え？

　　　　　　唾を、あっ！吐くが、いい

　　　　狂人にすぎない

　　　　　あ。そう、…あっ

　　　きみも？音響

　　　し、もはや。しかな

　　　　　　ん？…ねぇ。あれら

　　　　飛散の、ん？蝶の

　　　　　あの時、ええ。さわいだ

　　　音響でしかな

　　　　　　いくつもの

　　　　一瞬を。いつかの

　　　　　蝶。あれらの無造作な鱗粉の

　　　し、そうでしかなかっ

　　　　　　おっ

　　　　あざけ笑ってしかもよろびさえして

　　　　　色彩を

　　　映像。きみは

　　　絶句しか…かっ。けた

　　　　　　お。…そう

　　　　息を？わたしの

　　　　　きみは、無造作に

　　　ふりをして

　　　　　　え？いっせいに、…おっ

　　　　きみは

　　　　　放棄して。そう

　　　わたしはいつか

　　　　　　あなたも？音響に

　　　　嗅げ

　　　　　あの、手ざわりのない朝

　　　舌を、だ。ざらつかせ

　　　ん？…ねぇ

　　　あ、れら

　　　あ！いくつもの

　　　え？そう、

　　　映像。思えば

　　　　　　傷められつづけていたのだとしたら

　　　　ん？…ねぇ。あれら

　　　　　絶句しかけた

　　　滑稽な印象

　　　　　　なんという、きみは

　　　　いくつもの

　　　　　切実な、その。一瞬…あっ

　　　あの時、ええ。に、さわっ

　　　　　　卑怯者だろう？

　　　　そう、

　　　　　わたしはいつか

　　　蝶た…なに？ち、の。私語の

　　　波動のいっせいを

　　　　　　絶句しかけた

　　　　気をつけて！ぼくは

　　　　　ん？…ねぇ。あれら

　　　お。…そう

　　　　　　前歯に、その

　　　　誠実すぎた

　　　　　あ。いくつもの

　　　いっせいに、あっ。え？

　　　　　　血を、あっ。にじますがい

　　　　変質者にすぎない

　　　　　あ。そう、…あっ

　　　きみも？いっ…音響

　　　し、もはや。しかな

　　　　　　ん？…ねぇ。あれら

　　　　波動の、蝶の

　　　　　あの時、え？さわいでいただろう

　　　音響でしかな

　　　　　　いくつもの

　　　　いたたまれなさ。そう、いつかの

　　　　　蝶たち。あのささやかな私語の

　　　し、そうでしかなかっ

　　　　　　おっ

　　　　妨害ししかも妨害しつづけかつよろこびさ…ええ。え、して

　　　　　空隙を

　　　映像。ええ。きみは

　　　窒息しかけた

　　　　　　お。…そう

　　　　わたしの息！息！息！

　　　　　きみは、おっ。やや。そう、用意周到に

　　　ふりをして

　　　　　　え？いっせいに、おっ

　　　　きみは

　　　　　見棄てて。そう

　　　わたしは、ね？いつか

　　　　　　あなっ。も？音響に

　　　　吸え

　　　　　香りさえ感じなかった朝

　　　舌を渇かせ

　　　ん？…ねぇ

　　　あ、れら

　　　あ！いくつもの

　　　え？そう、

　　　映像。思えば

　　　　　　だいなしにされつづけていたのなら

　　　　ん？…ねぇ。あれら

　　　　　窒息しかっ。かっ。叱って！おね

　　　陰惨な印象

　　　　　　なんという、きみは

　　　　いくつもの

　　　　　さわやかな一瞬、…あっ

　　　あの時、ええ。さわいだ

　　　　　　変態くんなんだろう？

　　　　そう、

　　　　　わたしはいつか

　　　蝶たち。それら鮮烈な失望の

　　　微熱のいっせいを

　　　　　　窒息しかけた

　　　　気をつけて！ぼくは

　　　　　ん？…ねぇ。あれら

　　　お。…そう

　　　　　　その…なに？喉のふかくに

　　　　おっ。知性過剰の

　　　　　あ。いくつもの

　　　いっせいに、え？

　　　　　　亀裂を生じるが、いっ

　　　　野獣に、いっ。すぎな

　　　　　いっ。そう、…あっ

　　　きみも？音響

　　　し、もはや。しかな

　　　　　　ん？…ねぇ。あれら

　　　　微熱の、蝶の

　　　　　あの時、ええ。さわぎまくっ…え？

　　　音響でしかな

　　　　　　いくつもの

　　　　いつかの…ええ。いつの？

　　　　　蝶たちの失望。その

　　　し、そうでしかなかっ

　　　　　　おっ

　　　　焼き棄てたあげくよろこびさ…しかも。え、して

　　　　　表層を、え？

　　　映像。ええ！きみは

　　　失神しかけた

　　　　　　お。…そう

　　　わたしの息に

　　　　　きみは、あけすけに

　　　ふりをして

　　　　　　いっせいに、え？おっ

　　　　あなたは

　　　　　滑走して。そう

　　　わたしはいつか

　　　　　　おまえも？音響に

　　　　むせかえれ

　　　　　あの、五感の拒絶された…なぜだ？朝

　　　舌を引き攣らせ

　　　ね？

　　　　あ、れら

　　　　　あっ！

　　　…やめて

　　　あ、