ジュリアン・O、浸蝕。そして青の浸蝕 ...for Julian Onderdonk /b;...for oedipus rex #083



以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。



(承前)

   聞こえる? ;antiphona

    ひかりは

   声。この

    あまりにも

   声。まるで

    わたしにさえも

   一日何十時間にもおよぶ


   なつかしく、そう

    義務であるかに

   寄り添い、そう

    ささやき

   あたため、だから

    いっ

   ささやき


   語りかけ

    やさしく

   え?

    語られ

   ひとりごとじみて

    そっと

   つぶやき


   つぶやかれた

    いっ。そして

   ひびき

    飽きる瞬間を

   まるで

    1秒でさえも

   耳もとに聞こえた


   持たないのだっ

    微音のように

   もう、…った。たとえ

    ひかりが

   話されるべき

    あっ

   なにも


   肌に

    綺麗に

   あっ

    なにもなくても

   じゃれついていたから

    聞こえ、…ええ

   微笑。そう


   聞こえているよね?

    わたしはじょうずに

   きみは、

    ほほ笑む努力を

   ね?だから

    人知れず

   おさない運動が


   する

    大好きだから、ね?

   やわらかな

    きみは、もう

   樹木の影でも

    しっかり、ちゃんと

   そう、たぶん。もう


   すべて、知ってる


   ひかり?それは ;canon à 4

      と、いきなり

    そうだよね?

     ね?

   逆光のなかに

      孤独感にわたしは

    とっても、きみは

     だよね?

   昏い、…見た

      不用意に、襲われたのだった

    おりこうだから

     そうだよ、…ね?

   目。昏む、そう。まざしが


   見た風景だ

    ひかり?それらは

   まばたきを

    逆光のなかに

   する隙もなく

    見えた漆黒。…の

   絶句した、その


   瞳孔は、いま

    散乱。燦燦と

     ひかり?それら

   自由を、…どう?

    見て、切実な

     逆光のなかに

   維持していましたか?

    ひだまりの発光

     乱反射したもの

   かろうじてでも


   角度を、やや

      ひかり?それらは

    瞳孔は、いま

     もう、なにも

   持った照射が

      逆光のなかに

    ふるえていたのだ

     見えてないよね?

   わたしたち、すべて

      傷みとしてさえ

    ゆらぐ空の下

     まなざしは、この

   うちのめしていて


   地表に、いま

      見出されていた

    ゆらぐ綺羅らと

     錯乱。どうしようもなく

   目覚めてはいた

      体験であっ

    翳り。ゆらぐ

     しずまらせられない

   まなざしのむれは

      あっ。…そう

    コンクリート吹きの

     共鳴と共振

   昏むしか、なかっ


   そう、


   ひかり?それは

      なにもない。もう

    地表。もう

     あるいは殺伐として

   逆光のなかに

      できっ。…ええ、わたしにできる

    滂沱の涙を

     と、そう感じられたほどの

   発光。…見た

      可能な挙動は

    流すしか、ないん

     圧倒的鼓動

   目。綺羅めくしかなかったまなざしが


   見た風景だ

    ね?ひかり。それらは

   まばたきを

    逆光のなかに

   する暇もなく

    見えた色彩。…の

   失語した、その


   ん?瞳孔は、この。いま

      まばたきを

    崩壊。燦燦と

     ね?ひかり。それら

   健全を、…どう?

      する余裕もなく

    見て、乾燥した

     逆光のなかに

   保持していましたか?

      ここに、この。絶句

    ひだまりの発光

     逆噴射したもの

   かすかにでも


   傾斜を、やや

      ね?ひかり。かっ…それらは

    瞳孔は、いま

     もう、なにも

   すべりのよい照射が

      逆光のなかに

    引き攣っていたのだ

     見えてな…なっ。ええ、いよね?

   わたしたち、すべて

      暴風としてさえ

    ゆらぐ大気が

     まなざしは、この

   うちたおしていて


   地表に、いま

      飲み込んでいた

    ゆらぐ綺羅らと

     発熱。なすすべもなく

   目覚めてはいた

      皮膚感覚であっ

    翳り。ゆらぐ

     押さえつけられない

   まなざしのむれは

      あっ。…そう

    微風の触感

     沸騰と殺到

   綺羅めくしか、なかっ


   そう、











Lê Ma 小説、批評、音楽、アート

ベトナム在住の覆面アマチュア作家《Lê Ma》による小説と批評、 音楽およびアートに関するエッセイ、そして、時に哲学的考察。… 好きな人たちは、ブライアン・ファーニホウ、モートン・フェルドマン、 J-L ゴダール、《裁かるるジャンヌ》、ジョン・ケージ、 ドゥルーズ、フーコー、ヤニス・クセナキスなど。 Web小説のサイトです。 純文学系・恋愛小説・実験的小説・詩、または詩と小説の融合…

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