散文と旋律の無い複数の音声のための12の幻想的なフーガ ...for oedipus rex /a;...for oedipus rex #078



以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。



(承前)

   花は。…え? ;canon a à 4

   え、

   え、

   え?ここで


   それでも花は

    え、

   花々ら。いまも

    え、

   猶、…ら。花たちが

    え?ここで

   ふりそそぐしかない、と


   そう?

    それでも花は

     え、

   そうなのだった

    花々ら。それら

     え、

   ら

    むたらしいだけの花たちが

     え?ここで

   ら、…爛漫の


   ひそかに、そして

      え、

    あ。…らら

     それでも花は

   背後で。やがて

      え、

    ら

     花々ら。それら

   ゆびを、みずからの

      え?ここで

    ら、…爛漫の

     死に絶えた綺羅ら

   翳りに隠して


   みずからは

      それでも花は

    ひそかに、そして

     ら、

   あえて、下限を越えない

      花々ら。それら

    背後で。やがて

     ら、

   かなしみを咬んで

      目覚めを?赤裸々な

    ゆびを、みずからには

     ら、…爛漫の

   いて、も。いいか


   な?

    ええ。花たちに

   な、

    巧妙な毒薬を

   な?


   ざわめき? ;trio a

      ん

    きき

     新鮮な酸を!

   いや、もう

      んあっ

    き、

     毒薬は、巧妙に

   音響がひびくべき、

      あっ、

    きっ。そう、きっと

     溶解しはじめ

   いっ。空間さえもが


   うしなったでは、な

      毒薬。巧妙な

    花々?の

     見て、伸縮。あ

   強度を。その

      ふかい、ふかまる

    せいで?…ええ、

     昏みに、ふと

   いつか、明け方に


   花は。…え? ;canon b à 4

      森羅万象。あるいは

    埋葬しておけ

     失語しあった

   え、

      われわれさえもが

    いまも、綺羅めきを放っ

     まなざしの、あやうい

   え、

      滅びた。…のだ

    花?花々を

     片隅で

   え?ここで


   立ち昏みを

      から、

    え、

     愛は。もはや

   もう、…なぜ?色彩をさえ

      ら

    え、

     辛辣なまでに

   消滅させて。その

      ら

    え?ここでも

     愛が。すでに

   みずからの、ええ


   綺羅めきに

      死滅。それら

    立ち昏みを

     え、

   らら

      綺羅めきに、綺羅めきの

    もう、…なぜ?色彩をさえ

     え、

   わななきをやめない

      屠殺。綺羅らしい

    むさぼり喰った

     え?ここでは

   綺羅めき


   ら

      目をおおうしかない

    綺羅めきに、猶も

     え!

   るら

      惨状ではない

    わななきをやめない

     え!

   あ。…ええ

      か、…と?

    綺羅めき

     え!

   りりっ


   死滅。綺羅

      花々は、そう

    ら

     立ち昏みを。だから

   めきに、綺羅

      花々にさえも

    るら

     ゆらめきあう

   ら、ら。…しく

      見蕩れたのだろう、ね?

    あ。…りりっ

     懊悩。ええ、

   それら、屠殺


   花は、それでも

      愛を。もはや

    死滅。綺羅めきに、

     ら

   花々ら。いまも

      辛辣なまでに

    綺羅らしい

     るらっ

   猶…ら。花たちが

      愛を。すでに…おっ

    それら、あきらかな屠殺

     あ。…りりっ

   はなっ…え?閃光を放っ


   湧きあがるかの

    ええ、強烈な

   歓喜に


   そう、


   それらは、滅びの ;trio b à 4

      あ。もう

    滅びて仕舞っ

     微風が、急激に

   滅びた、ええ。風景。だから


   花は。…え? ;canon a

      絶望のなかに

    隠し通して。もう

     ひそかに、そして

   え、

      そして、迅速な

    あの、なやましい朝焼けに

     月を、ええ。下弦の

   え、

      失神。ええ

    自嘲しないか?

     咬みちぎるがいい

   え?ここで


   それでも花は

      おおえ、目を

    え、

     背後で。やがて

   花々ら。いまも

      爛漫。ら、

    え、

     ええ。花たちが

   猶…ら。花たちが

      ららっ。恥ずかしいほどの

    え?ここで

     巧妙な毒を

   舞い散るしかない、と


   そう?

      爛熟。で、

    それでも花は

     え、

   そうなのだった

      あ

    花々ら。それら

     え、

   ら

      あ。…り、得ない糜爛。んっ

    陰惨すぎた花たちが

     え?ここで

   ら、…爛漫の


   ひそかに、そして

      え、

    あ。…らら

     それでも花は

   肩越しに。やがて

      え、

    ら

     花々ら。それら

   つまさきを、みずからの

      え?ここで

    ら、…爛漫の

     なぶられた綺羅ら

   翳りにひたして


   みずからは

      それでも花は

    ひそかに、そして

     ら、

   あえて、許容範囲ぎりぎりで

      花々ら。それら

    肩越しに。やがて

     ら、

   かなしみを咬ん

      目覚めを?…で、無防備な

    つまさきを、みずからには

     ら、…爛漫の

   いて、も。いいか


   な?

    ええ。花たちに

   な、

    新鮮な酸を

   な?


   ざわめき? ;trio a

      ん

    きき

     微細な狂気を!

   いや、もう

      んあっ

    き、

     酸は、新鮮に

   音響がゆれるべき、

      あっ、

    きっ。いつか、きっと

     なじみあいつづけ

   いっ。空間さえもが


   うしなったでは、な

      酸。新鮮な

    花々?の

     見て、発光。あ

   強度を。その

      ひろい、ひろがる

    せいで?…ええ、

     昏みに、ふと

   いつか、明け方に


   花は。…え? ;canon b

      森羅万象。あるいは

    鳥葬に、さらせ

     窒息しあった

   え、

      われわれさえもが

    猶も、綺羅めきを放っ

     肺腑の、あやうい

   え、

      滅びた。…ん、だ

    花?花々を

     翳りで

   え?ここで


   立ち昏みを

      らっ。から、

    えっ

     愛は。もはや

   もう、…なぜ?色彩をさえ

      ら

    え、

     苛酷なまでに

   壊滅させて。その

      ら

    え?ここでも

     愛が。ええ、すでに

   みずからの、ええ


   綺羅めきに

      死滅。それら

    立ち昏みを

     え、

   らら

      綺羅めきに、綺羅めきの

    もう、…なぜ?色彩をさえ

     え、

   痙攣をやめない

      屠殺。綺羅らしい

    咀嚼しつづけた

     え?ここでは

   綺羅めき


   ら

      目をふさぐしかない

    綺羅めきに、いまも

     え!

   るら

      悲惨ではない

    痙攣をやめない

     え!

   あ。…ええ

      か、…と?

    綺羅めき

     え!

   りりっ


   死滅。綺羅

      花々は、もう

    ら

     立ち昏みを。だから

   めきに、綺羅

      花々にさえも

    るら

     ふるわせあう

   らっ。ら。…しく

      嫉妬したのだろう、ね?

    あ。…りりっ

     懐疑。…不審?ええ、

   それら、屠殺


   花は、それでも

      愛を。もはや

    死滅。綺羅めきに、

     ら

   花々ら。いまも

      苛酷なまでに

    綺羅らしい

     るらっ

   猶…ら。花たちが

      愛を。すでに…おっ

    それら、執拗な屠殺

     あ。…りりっ

   はなっ…え?閃光を放っ


   湧きあがるかの

    ええ、ひそやかな

   歓喜に


   そう、


   滅びの。それらは ;trio b

      あ。もう

    滅びて仕舞っ

     微光が、すみやかに

   滅びた、ええ。上質すぎた破滅。だから


   花は。…え? ;canon a

      呵責のなかに

    隠し通して。もう

     ひそかに、そして

   え、

      そして、俊敏な

    みぐるしい朝焼けに

     月を、赦されない

   え、

      失神。ええ

    自滅しないか?

     むしゃぶるがいい

   え?ここで


   それでも花は

      ふさげ、耳をふさっ

    え、

     足元で。…げっ!やがて

   花々ら。いまも

      爛漫。ら、

    え、

     ええ。花たちが

   猶、ら。花たちが

      いたましいだけの

    え?ここで

     新鮮な酸を

   ゆらぎつづけているしかない、と


   そう?

      爛熟。で、

    それでも花は

     え、

   そうなのだっ…ええ。た

      あ

    花々ら。それら

     え、

   ら

      あ。…り、得ない氾濫。んっ

    みすぼらしいだけの花たちが

     え?ここで

   ら、…爛漫の


   ひそかに、そして

      え、

    あ。…らら

     それでも花は

   足元で。やがて

      え、

    ら

     花々ら。それら

   手首を、みずからの

      え?ここで

    ら、…爛漫の

     とがめられた綺羅ら

   翳りにさらして


   みずからは

      花は!なっ。それでも

    ひそかに、そして

     ら、

   あえて、上限を越えない

      花々ら。それら

    足元で。やがて

     ら、

   かなしみを咬んで

      目覚めを?ええ、めざましい

    手首を、みずからには

     ら、…爛漫の

   いて、も。いいか


   な?

    ええ。花たちに

   な、

    微細な狂気を

   な?


   ざわめき? ;trio a

      ん

    きき

     神妙な刃物を!

   いや、もう

      んあっ

    き、

     狂気は、微細に

   音響が鳴るべき、

      あっ、

    きっ。猶も、きっ

     ふるわされかけて

   いっ。空間さえもが


   うしなったでは、な

      狂気。微細な

    花々?の

     見て、…いっ。沸騰。あ

   強度を。その

      しずみ、しずまる

    せいで?…ええ、

     昏みに、ふと

   いつか無慈悲なまでに精密な明け方に


   花は。…え? ;canon b

      森羅万象。あるいは

    火葬して仕舞…え?え

     なぶりあっていた

   え、

      われわれさえもが

    すでに、綺羅めきを放っ

     鼓動の、あやうい

   え、

      滅びた。のだ

    花?花々を

     至近で

   え?ここで


   立ち昏みを

      から、

    え、

     愛は。もはや

   もう、…なぜ?色彩をさえ

      ら

    え、

     悲痛な…あくまでも、ね?までに

   破滅させて。その

      ら

    え?ここでも

     愛が。すでに

   みずからの、ええ


   綺羅めきに

      らっ。死滅。それら

    立ち昏みを

     え、

   らら

      綺羅めきに、綺羅めきの

    もう、…なぜ?色彩をさえ

     らっ

   ざわめきをやめない

      屠殺。綺羅らしい

    舐めあげはじめた

     え?ここでは

   綺羅めき


   ら

      目をつぶすしかない

    綺羅めきに、ら。しかも

     え!

   るら

      虐殺では…ららっ。ない

    ざわめきをやめない

     え!

   あ。…ららっ

      か、…と?

    綺羅めき

     え!

   りりっ


   死滅。綺羅

      花々は、ええ

    ら

     立ち昏みを。だから

   めきに、ら。綺羅

      花々にさえも

    るら

     からまりあう

   ら、ら。…しく

      なじられたのだろう、ね?

    あ。…りりっ

     焦燥。ええ、

   それら、ら。屠殺


   花は、それでも

      愛を。もはや

    死滅。綺羅めきに、

     ら。愛を!愛を!愛を!

   花々ら。いまも

      悲痛なまでに

    綺羅らしい

     るらっ

   猶、ら。花たちが

      らっ。愛を。すでに…らっ

    それら、繊細な屠殺

     あ。…りりっ

   はなっ…え?閃光を放っ


   湧きあがるかの

    ええ、らんっ。無視された

   歓喜に


   そう、


   それらは、滅びの ;trio b

      あ。もう

    滅びて仕舞っ

     微光が、…あっ

   滅びた、…なに?あっ


   花は。…え? ;canon a

      悲嘆のなかに

    隠し通して。もう

     ひそかに、そして

   え、

      そして、急激な

    無慈悲な朝焼けに

     ええ。月を、ん?上弦の

   え、

      失神。ええ

    自壊しないか?

     なに?せせら笑うがいい

   え?ここで


   花。それでも花は

      閉じよ。口蓋を

    え、

     頸すじで。やがて

   花々ら。いまも

      爛漫。ら、

    え、

     ええ。花たちが

   猶、らんっ。ら。花たちだけ?…が

      いらだたしいまでの

    え?ここで

     微細な狂気を

   舞い落ちるしかない、と


   そう?

      爛熟。で、

    それでも花は

     え、…な!

   そうなのだった

      あ

    花々ら。それら

     え、

   ら

      ら。…ら、あり得ない錯乱

    醜悪すぎたんっ。花たちが

     え?ここで

   ら、…爛漫の


   ひそかに、ん。そして

      え、

    あ。…らら

     それでも花は

   頸すじで。やがて

      らっ

    ら

     花々ら。それ

   くるぶしを、…らっ。みずからの

      え?ここで

    ららっ…爛漫の

     見棄てら、ら。れた綺羅ら

   翳りに沈めて


   みずからは

      ええ。それでも花、なっ

    ひそかに、そして

     ら、

   あえて、ええ。ぎりぎりの想定内で

      花々ら。それら

    頸すじで。やがて

     ら、

   かなしみを咬ん

      目覚めを?んっ。いびつな

    くるぶしを、ん?みずからには

     ら、…爛漫の

   いて、も。いいか


   な?

    ら、ええ。花たちに

   な、…らっ

    神妙な刃物を

   な?


   ざわめき? ;trio a

      ん

    きき

     巧妙な毒薬を!

   いや、もう

      んあっ

    き、

     刃物は、なんですか?微細に

   音響が痙攣!き、

      あっ、

    きっ。やめていただけまどこかで、きっと

     ちぢこまっていて

   いっ。ええ、空間さえもが


   うしなったでは、な

      刃物。なん微細な

    花々?の、なんですか?

     見て、増殖。あ

   強度を。その

      あわい、あかるむ

    せいで?…ええ、やめていただ

     昏みに、けまっ。ふと

   いつか、明け方に


   花は。…え? ;canon b

      森羅万象。あるいは

    弔うすべが?

     痙攣しあった

   え、

      われわれさえもが

    いまだ、綺羅めきを放っ

     表皮の、あやうい

   え、

      滅びた、のだ。ね?

    花?花々を

     上空で

   え?ここで


   立ち昏みを

      から、

    え、

     愛は。もはや

   もう、…なぜ?色彩をさえ

      ら

    ら、

     残酷なまでに

   絶滅させて。その

      ら

    え?ここでも

     愛が。すでに

   みずからの、ええ


   綺羅めきに

      死滅。それら

    立ち昏みを

     ええ

   ら

      綺羅めきに、綺羅めきの

    ららっ、…なぜ?色彩をさえ

     ら

   引き攣けをやめない

      屠殺。綺羅らしい

    嘔吐。と、…いっ。吐瀉

     え?ここでは

   綺羅めき


   ら

      目を抉るしかない

    綺羅めきに、やめ

     ら!

   るら

      惨劇では…れは。ない

    引き攣けをやめな

     あ!

   あ。…ええ

      か、…と?ではな

    綺羅めき

     え!

   ららっ


   死滅。綺羅

      花々は、らっ

    ら

     立ち昏みを。だから

   めきに、綺羅

      花々にさえも

    るら

     飛び散らせあう

   ら、ら。…しく

      見飽きたのだろう、らんっ

    ら。…りりっ

     違和。ええ、

   それら、屠殺


   花は、それでも

      愛を。もはや

    死滅。綺羅めきに、

     ら

   花々ら。いまも

      残酷なまでに

    綺羅らしい

     るらっ

   猶、ら。ら。花たちが

      愛を。すでに…らっ

    そ、留保なき。れらっ。屠殺

     あ。…ららっ

   はなっ…るらっ。閃光を放っ


   湧きあがるかの

    ええ、自壊してゆ

     んらっ

   歓喜に


   そう、

    え?

   あっ


   らんっ
















Lê Ma 小説、批評、音楽、アート

ベトナム在住の覆面アマチュア作家《Lê Ma》による小説と批評、 音楽およびアートに関するエッセイ、そして、時に哲学的考察。… 好きな人たちは、ブライアン・ファーニホウ、モートン・フェルドマン、 J-L ゴダール、《裁かるるジャンヌ》、ジョン・ケージ、 ドゥルーズ、フーコー、ヤニス・クセナキスなど。 Web小説のサイトです。 純文学系・恋愛小説・実験的小説・詩、または詩と小説の融合…

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