散文と旋律の無い複数の音声のための12の幻想的なフーガ ...for oedipus rex /a；...for oedipus rex #077

以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。

（承前）

　　　それらは滅びの　；contrapunctus à 4

　　　滅びた、ええ。風景。だから

　　　あなたでさえもが

　　　意にもとめな、…ええ

　　　とめようもなかった

　　　風景で、あ

　　　　　　容赦ない、だから

　　　　とめどもなく

　　　　　おぼえているよ。まさに

　　　あ、

　　　　　　暴流にひとしい

　　　　手の、ええ。ほどこしようも

　　　　　はじめてきみを

　　　ろう、か？慎重に

　　　　　　おう。記憶の

　　　　なにもな、…かっ

　　　　　この目に見たかに

　　　息を、そう。ととのえて

われわれはあくまでもささやきあうべき間隙を狙った。…どう？　；recitativo

　　　だからせめてもの沈黙の１秒をさえ　；antiphona

　　　　ね？

　　　赦させていは

　　　　なんだろう。この

　　　し、なかった…しかも

　　　　動揺。ふと

　　　絶句。すべて

　　　微細な。あっ

　　　　喪失している

　　　微弱な。あっ

　　　　失語。そう

　　　微妙。やがて

　　　　ただ、ひたすらに

　　　微震をさらしはじめて仕舞う

　　　わたしだけが、その

　　　　懊悩

　　　日射しの、あえて

　　　　ね？

　　　照射しつづけた

　　　　わたしが記憶し

　　　ただなかに。きみは

　　　なつかしむべきだった

　　　　信じてもいい。いまや

　　　須臾の、妄想を

　　　　わたしがあまりも

　　　まで、も。含む

　　　　切実に、かつ

　　　すべてが

　　　深刻に、更に

　　　　わかる？

　　　誠実に、ここで

　　　　いまやわたしに

　　　かなしんでいる、と

　　　　きみには？

　　　せつなんで、また

　　　破滅的

　　　　せつないばかりに

　　　鋭利さを持つ

　　　　傷みに、…喪失の？

　　　さいなみ

　　　　もだえてさえ

　　　さいなまれる

　　　え、して。いるのだと

　　　　事実にすこしも

　　　もはや、きみは

　　　　慣れることさえ

　　　感覚器官を

　　　　赦されもせずに

　　　さえ、も

　　　ね？

　　　　すべて、…ええ

　　　なんだろう。この

　　　　うしなっていたにはちがいなくとも

　　　動揺。ふと

　　　　きみこそは

　　　微細な。あっ

　　　そう、

　　　それらは、滅びの　；canon à 4

　　　滅びた、風景。だから

　　　あなたでさえもが

　　　返り見なかった

　　　風景で、あ

　　　　滅びの。それらは

　　　あ、

　　　　滅びたさきの

　　　ろうか？…おう、慎重に

　　　　絶滅。そのまったき不在の

　　　息をととのえて

　　　ね？もう

　　　　と、…崩壊。唐突な

　　　　　それらは、滅びの

　　　破滅的すぎ

　　　　せせらぎのひびき

　　　　　風景。あなたで

　　　破滅をさえも

　　　　が、…あっ。聞こえた、と

　　　　　さえも。返り見られはしなかっ

　　　破滅させていざるを得なかった

　　　破滅の微風が

　　　　　　滅びの、ん。それらは

　　　　錯乱。…ね？

　　　　　風景。無防備に

　　　あ、と

　　　　　　風景。滅びでさえもが

　　　　ん。もう、破滅的すぎ

　　　　　あなたはもう。ずっとまえ

　　　声。ささやかなひびきを

　　　　　　滅びた。だから

　　　　破滅を、ん？さえも

　　　　　に、いっ。滅びていたん

　　　こぼす瞬間も赦さないまま

　　　滅びて仕舞うよ

　　　　　　猶も。わたしたちは

　　　　破滅の微風が

　　　　　ね？もう

　　　滅びているよ

　　　　　　すこやかに、いまも

　　　　ささやかなきざしを

　　　　　破滅的すぎ

　　　もはや、あまりにも

　　　　　　あ。生長している

　　　　赦す瞬間もなかったままに

　　　　　破滅をさえも

　　　明晰にすぎてい

　　　いっ

　　　滅びの。それらは

　　　　　　あ。もう

　　　　滅びて仕舞うよ

　　　　　微風が、急激に

　　　滅びた、ええ。視野。だから

　　　　　　あ。破滅的すぎ

　　　　滅びているよ

　　　　　きみに、衰弱を

　　　あなたでさえもが

　　　　　　あ。破滅をさえも

　　　　もはや、あまりにも

　　　　　あたえていった、この

　　　かかわりを絶ち切っ

　　　滅びた…たっ。印象。だから

　　　　　　あ

　　　　滅びの。それらは

　　　　　世界で、あ。あっ

　　　あ、

　　　　　　あ…と

　　　　滅びた、さきの

　　　　　もう。あまりにもうつくしい

　　　ろうか？…ろう、厳重に

　　　　　　あ

　　　　壊滅。その見事な不在の

　　　　　世界で、あ。あえて

　　　息をととのえて

　　　ね？もう

　　　　　　あざやかな

　　　　と、…崩壊。唐突な

　　　　　滅びの。それらは

　　　破滅的すぎ

　　　　　　微光。あけすけな

　　　　こすれあうざわめき

　　　　　風景。あなたで

　　　破滅をさえも

　　　　　　え？破滅

　　　　が、…あっ。聞こえた、と

　　　　　さえも。かかわりを絶ち切られて仕舞っ

　　　破滅させていざるを得なかった

　　　破滅の微光が

　　　　　　滅びの。それらは

　　　　錯乱。…ね？

　　　　　風景。無造作に

　　　あ、と

　　　　　　風景。滅びでさえもが

　　　　ん。もう、破滅的すぎ

　　　　　あなたはもう。そう、ずっとまえ

　　　目覚め。あいまいな覚醒を

　　　　　　滅びた。だから

　　　　破滅を…んっ。さえも

　　　　　に、いっ。滅びていたん

　　　きざす瞬間も赦さないまま

　　　滅びて仕舞うよ

　　　　　　猶も。わたしたちは

　　　　破滅の微光が

　　　　　ね？もう

　　　滅びているよ

　　　　　　すみやかに、いまも

　　　　あいまいな予感を

　　　　　破滅的すぎ

　　　もはや、あまりにも

　　　　　　あ。増殖している

　　　　赦す瞬間もなかったままに

　　　　　破滅をさえも

　　　明敏にすぎてい

　　　いっ

　　　滅びの。…た、それらは

　　　　　　あ。もう

　　　　滅びて仕舞うよ

　　　　　微光が

　　　滅びた、なに？心象。だから

　　　　　　あ。破滅的すぎ

　　　　滅びているよ

　　　　　きみに、荒廃を

　　　あなたでさえ…ええ。もが

　　　　　　あ。破滅をさえも

　　　　もはや、もう。あまりにも

　　　　　あたえていっ、この

　　　知るすべもなかった

　　　滅びた…いっ。心象。だから

　　　　　　あ

　　　　滅びの。それらは

　　　　　世界で、あっ

　　　あ、

　　　　　　あ、と

　　　　滅びた、さきの

　　　　　もう。あまりにもうつくしい

　　　ろうか？…らっ。鞏固に

　　　　　　あ

　　　　殲滅。その容赦ない不在の

　　　　　世界で、あ。ええ、あえて

　　　息をととのえて

　　　ね？もう

　　　　　　あざやかな

　　　　と、…崩壊。唐突な

　　　　　滅びの。それらは

　　　破滅的すぎ

　　　　　　微光。あけすけな

　　　　ゆれた？…ん、ひびき

　　　　　風景。あなたで

　　　破滅をさえ、さえも

　　　　　　破滅

　　　　が、…あっ。聞こえた、と

　　　　　さえも。知られるすべもなかっ

　　　破滅させていざるを得なかった

　　　破滅の微音が

　　　　　　滅びの。それらは

　　　　錯乱。…ね？

　　　　　風景。無邪気に

　　　あ、と

　　　　　　風景。滅びでさえもが

　　　　ん。もう、破滅的すぎ

　　　　　あなたは、もう。ずっとまえ

　　　微動。せめてもの挙動を

　　　　　　滅びた。だから

　　　　破滅を、ん。さえも

　　　　　に、いっ。滅びていたん

　　　ふるわす瞬間も赦さないまま

　　　滅びて仕舞うよ

　　　　　　猶も。わたしたちは

　　　　破滅の微音が

　　　　　ね？もう

　　　滅びているよ

　　　　　　すがすがしいばかりにも

　　　　せめてもの前兆を

　　　　　破滅的すぎ

　　　もはや、ん？あまりにも

　　　　　　あ。拡張してゆく

　　　　赦す瞬間もなかったままに

　　　　　破滅を、あっ！さえも

　　　明瞭にすぎてい

　　　そう！

　　　　…た、

　　　そう！

　　　滅びの。それらは　；sequentia à 3

　　　　生き残っていた、あ。既存の

　　　　　あっ

　　　あまりにも見事な

　　　　すべては、ええ

　　　　　まがうことなき

　　　あっ

　　　あっ

　　　　鮮烈な

　　　　　なに？いま

　　　あっ

　　　　匂いを撒いて

　　　　　芽生えていたもの

　　　あっ

　　　ええ、際立ちとして

　　　　滅びの。それらは

　　　　　あ。…え？

　　　まなざしのすべ

　　　　あまりにも見事な

　　　　　え？…あ、

　　　すべ、

　　　て。…ん？

　　　　あっ

　　　　　嘘だろう？きみが

　　　わっ。もう

　　　　あっ

　　　　　もう、いないなん

　　　まどいくるしみはじめるべきだったろう

　　　ね？なにも

　　　　あっ

　　　　　だから、喪失は

　　　ね？もはや、見出し

　　　　あっ

　　　　　裏切りにも似てい、…るんっ

　　　ね？得る、な

　　　に、も。もの

　　　　音響をたてた

　　　　　滅びの。それらは

　　　も。もう

　　　　のだ、拡大。が

　　　　　あまりにも見事な

　　　消え失せたか、…ん？に

　　　ふいにやわらかな

　　　　が、だ

　　　　　あっ

　　　微笑をさえも

　　　　だ。が、

　　　　　あっ

　　　こぼしかけたりして仕舞い

　　　さ、え。…ん？

　　　　だ。いまだに

　　　　　あっ

　　　ええ。まぶたが

　　　　すべて

　　　　　あっ

　　　白濁を散らして

　　　滅びの。それらは

　　　　現状の、あ。毀損？

　　　　　あっ

　　　あまりにも苛烈な

　　　　いっ。すべては

　　　　　かくしようもない

　　　あっ

　　　あっ

　　　　瞑想的な

　　　　　なに？いま

　　　あっ

　　　　匂いを撒いて

　　　　　しおれはじめたの

　　　あっ

　　　ええ、氾濫として

　　　　滅びの。それらは

　　　　　あ。…え？

　　　喉もとのすべ

　　　　あまりにも苛烈な

　　　　　え？…あ、

　　　すべ、

　　　て。…ん？

　　　　あっ

　　　　　嘘だろう？きみが

　　　わっ。もう

　　　　あっ

　　　　　もう、立ち去ったなん

　　　くるしみおののきはじめるべきだったろう

　　　ね？なにも

　　　　あっ

　　　　　だから、喪失は

　　　ね？もはや、ささやき

　　　　あっ

　　　　　過失にも似てい、…るんっ

　　　ね？得る、な

　　　に、も。もの

　　　　音響をたてた

　　　　　滅びの。それらは

　　　も。もう

　　　　のだ、浸蝕。が

　　　　　あまりにも苛烈な

　　　うばわれたか、…ん？に

　　　ふいにせつなげな

　　　　が、だ

　　　　　あっ

　　　微笑をさえも

　　　　だ。が、

　　　　　あっ

　　　こぼしかけたりして仕舞い

　　　さ、え。ん？

　　　　だ。いまだに

　　　　　あっ

　　　ええ。粘膜が

　　　　すべて

　　　　　あっ

　　　微熱にむせて

　　　滅びの。それらは

　　　　残存してい、あ。既存の

　　　　　あっ

　　　あまりにも鋭利な

　　　　すべては

　　　　　ごまかしきれな

　　　あっ

　　　あっ

　　　　乾いた

　　　　　なに？いま

　　　あっ

　　　　匂いを撒いて

　　　　　伸びあがったもの

　　　あっ

　　　ええ、充溢として

　　　　滅びの。それらは

　　　　　あ。…え？

　　　皮下のすべ

　　　　あまりにも鋭利な

　　　　　え？…あ、

　　　すべ、

　　　て。…ん？

　　　　あっ

　　　　　嘘だろう？きみが

　　　わっ。もう

　　　　あっ

　　　　　もう、奪われたなん

　　　おののきざわめきはじめるべきだったろう

　　　ね？なにも

　　　　あっ

　　　　　だから、喪失は

　　　ね？もはや感覚し

　　　　あっ

　　　　　加虐にも似てい、…るんっ

　　　ね？得る、な

　　　に、も。もの

　　　　音響をたてた

　　　　　滅びの。それらは

　　　も。もう

　　　　のだ、拡散。が

　　　　　あまりにも鋭利な

　　　砕け散ったか、…ん？に

　　　ふいになめらかな

　　　　が、だ

　　　　　あっ

　　　微笑をさえも

　　　　だ。が、

　　　　　あっ

　　　こぼしかけたりして仕舞い

　　　さ、え。ん？

　　　　だ。いまだに

　　　　　あっ

　　　ええ。体毛が

　　　　すべて

　　　　　あっ

　　　飛沫を散らして

　　　滅びの。それらは

　　　　実在の…あ。毀損？

　　　　　あっ

　　　あまりにも鞏固な

　　　　いっ。すべては

　　　　　見過ごしにでき

　　　あっ

　　　あっ

　　　　芳醇な

　　　　　なに？いま

　　　あっ

　　　　匂いを撒いて

　　　　　おとろえはじめたの

　　　あっ

　　　ええ、噴出として

　　　　滅びの。それらは

　　　　　あ。…え？

　　　骨髄のすべ

　　　　あまりにも鞏固な

　　　　　え？…あ、

　　　すべ、

　　　て。…ん？

　　　　あっ

　　　　　嘘だろう？きみが

　　　わっ。もう

　　　　あっ

　　　　　もう、痕跡さえ残さ

　　　ざわめきまどいまじめるべきだったろう

　　　ね？なにも

　　　　あっ

　　　　　だから、喪失は

　　　ね？もはや、認識し

　　　　あっ

　　　　　ふいの暴力にも似てい、…るんっ

　　　ね？得る、な

　　　に、も。もの

　　　　音響をたてた

　　　　　滅びの。それらは

　　　も。もう

　　　　のだ、浸透。が

　　　　　あまりにも鞏固な

　　　瓦解して仕舞ったか、…ん？に

　　　ふいにあどけない

　　　　が、だ

　　　　　あっ

　　　微笑をさえも

　　　　だ。が、

　　　　　あっ

　　　こぼしかけたりして仕舞い

　　　さ、え。ん？

　　　　だ。いまだに

　　　　　あっ

　　　ええ。神経たちが

　　　　すべて

　　　　　あっ

　　　かつ、赤裸々なあえぎを漏らして