カミーユ・C、留保なき絶望とその絶望的なまでの強度 ...for Jean-Baptiste Camille Corot /b;...for oedipus rex #059



以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。



(承前)

   絶句。おう ;passacaglia à 3

      いっ

    羽搏き?

     わかる?

   絶叫。おう

      いまさ

    翳りが、ほら

     まさか、

   もう、絶望?

      ら。…らっ

    ふみだしたつま、と

     ね

   これは


   どう?

    絶句。おう

     枯渇。妙に

   傷みだった

    絶叫。おう

     鮮明で

   鮮烈な、あるいは

    もう、絶望?

     しかも赦し難かっ

   恥知らずなまでに


   鮮明な、…そう

    これは

     枯渇。わか

   想起のたびに

    どう?

     絶句。おう

   傷みをも

    翳りが、ふみだした

     絶叫。おう

   傷むことによって


   あらたにもする

    つまさきにさえ、も

     もう、絶望?

   傷みであっ

    とどきようのない

     これは

   あっ

    床の日照の無造作な綺羅に

     どう?

   絶句。おう


   絶叫。そう

    滑走。…ね

     わかる?

   もう、絶望?

    それって、さ

     まさか

   これは。ええ

    羽搏き?…と、

     ね、

   どう?


   匂い。…の

    絶句。おう

     枯渇。ひたすら

   記憶。その

    絶叫。おう

     乾ききっ

   なまぐさい

    もう、絶望?

     ききっ

   しかも、ただ


   いきものの気配を

    これは

     きっ、…ええ

   巧妙に消した

    どう?

     絶句。おう

   無機的な

    それは

     絶叫。おう

   血の?


   そう?ねぇ

    羽搏き?

     もう、絶望?

   どう?あなたにも

    鳥たち。朝の

     これは

   感じられまし

    鳥たちの、…と、

     どう?

   絶句。おう


   絶叫。そう

    聞こえていなどはしなかった

     わかる?

   もう、絶望?

    聞き取られてなど

     まさか

   これは

    え?聞こえていな、…と、

     ね、

   どう?


   肌ざわり。…の

    絶句。おう

     枯渇。辛辣に

   記憶。その

    絶叫。おう

     しかも、微妙に

   やや、陰湿な

    もう、絶望?

     他人事でしかな

   陰湿?…淫靡な?


   恥ずかしい、…そう

    これは

     枯渇。わ

   だから、嫌に

    どう?

     絶句。おう

   うるおい。執拗な

    ひびきなど

     絶叫。そう

   そこに流出した体液の?


   そう。もう

    なにも、わず

     もう、絶望?

   まるで、肌に

    わ。…ええ、

     これは

   じかにふていたかの

    わっ!

     どう?

   絶句。おう


   絶叫。そう

    すこしだって、まだ

     わかる?

   もう、絶望?

    耳には、…ね?

     まさか

   これは

    羽搏き?だから

     ね、

   どう?


   不快。…の

    絶句。おう

     枯渇。圧倒的に

   記憶。その

    絶叫。おう

     基本、稀薄な

   なにがどうというわけではなくて

    もう、絶望?

     だから、すべてを稀薄に感じさせてしま、

   ただ、感じられた


   徹底的に手遅れの

    これは

     ま、

   みずみずしさへの

    どう?

     絶句。おう

   その存在への

    鳥たちの?

     絶叫。おう

   ええ、


   不快。どうしようもない

    どうやら、あれら

     もう、絶望?

   逃げ出すことをも

    あれら、鳥たちは

     これは

   拒否した、すで

    声帯を失くして

     どう?

   絶句。おう


   絶叫。そう

    瞳孔の底に

     わかる?

   もう、絶望?

    棲んでいたようだよ

     まさか

   これは

    強靭な巣をつく、…と。ええ

     ね、

   どう?


   綺羅。…の

    絶句。おう

     枯渇。さまざまに

   記憶。その

    絶叫。え?

     ひかり。それら

   新鮮すぎた

    もう、絶望?

     赤裸々な乱反射に

   しかも、ただ


   みずぼらしいだけの

    これは

     破廉恥じゃない?…そう、

   味気な…いや。いっ

    どう?

     絶句。おう

   味わいを失くした

    巣をつ

     絶叫。おう

   なんの?


   ねぇ、あなたも

    く、…ええ。この

     もう、絶望?

   覚えてる?あな

    やや、猶も

     これは

   あなたは、あっ

    すごしやすい日に

     どう?

   絶句。おう


   ね、


   おぼえていますか? ;canon à 4

      うあっ。あ、

    絶叫を!

     ななめに、ほら

   不在。不可解な

      綺羅めき

    忘れた?もう

     翳りあう

   恐怖の、…ね?

      ら。あっ

    絶句を!

     あ。あう

   不在。ゆれうごいてはいたのだが


   前髪が

    おぼえていますか?

   小刻みに

    不在。不可解な

   恐怖に

    ん。恐怖の、…ね?

   たしかに


   ささやかな微動を

    存在。ひたすら

     おぼえていますか?

   窓ごしの朝日が

    わたしの、…きみの?

     不在。不可解な

   あまりにも、こまやかに

    まぶたに

     ええ。恐怖の、…ね?

   そっと、やさ


   やさしく射した


   そんな日だった

      おぼえていますか?

    ささやか…あっ。な、微動を

     前髪が

   そん、…ん?

      不在。不可解な

    窓ごしの朝日が

     微熱を訴え

   ん?それは

      なに?恐怖の、…ん?

    あまりにもこまやかに

     きみは。ひとりで

   風景。朝の


   ささやきを

      留保なき存在

    朝は、そう

     窓ごしの、その

   聞き取りはしない

      あ。恐怖が、

    もう。さわやかさに、ただ

     そう!朝日に

   鼓膜は、しかも

      激怒させ、わたしを

    失神するがいい

     あまりにも、こまやかに

   怒号をも、…そう


   おぼえていますか?

   不在。不穏な

   激怒の、…ね?

   不在。からみかけていたのだが


   おくれ毛が

      あなたは?

    おぼえていますか?

     ささやきを

   執拗に

      あな、

    不在。不穏な

     鼓膜は、なぜ?

   激怒に

      なっ

    ん。激怒の、…ね?

     怒号として、…そう

   たしかに


   ささやかな微動を

      そう。これは

    存在。ひたすら

     おぼえていますか?

   朝の陽光が

      な!そんな

    きみの、…わたしの?

     不在。不穏な

   あまりにも、あたたかに

      風景。朝の

    睫毛に

     ええ。激怒の、…ね?

   そっと、いた


   いたましく射した


   そんな日だった

      おぼえていますか?

    ささやか…あっ。な、微動を

     おくれ毛が

   そん、…ん?

      不在。不穏な

    朝の陽光が

     疼痛を訴え

   ん?それは

      なに?激怒の、ん?

    あまりにもあたたかに

     きみは。あっ、ひとりで

   朝の風景


   つぶやきを

      圧倒的存在

    陽光は、そう

     朝の、その

   聞き取りはしない

      あ。激怒が

    もう。すがすがしさに、え?ただ

     そう!陽光に

   鼓膜は、しかも

      失笑させ、わたしを

    自壊するがいい

     あまりにもあたたっ。たっ。たたっ。かに

   罵声をも、…そう


   おぼえていますか?

   不在。不埒な

   失笑の、…ね?

   不在。綺羅めいていたのだが


   髪。抜け落ちながら

      あなたは?

    おぼえていますか?

     つぶやきを

   繊細に

      あな、

    不在。不埒な

     鼓膜は、なぜ?

   失笑に

      なっ

    ん。失笑の、…ね?

     罵声として、…そう

   たしかに


   ささやかな微動を

      そう。これは

    存在。ひたすら

     おぼえていますか?

   陽光の翳りが

      な!そんな

    わたしの、…きみの?

     不在。不埒な

   あまりにも、ええ。やわらかに

      風景。朝の

    網膜に、あっ

     ええ。失笑の、…ね?

   そっと、せいっ


   清潔に射した


   そんな日だった

      おぼえていますか?

    ささやか…あっ。なに?微動を

     髪。抜け落ちながら

   そん、…ん?

      不在。不埒な

    陽光の翳りが

     出血を訴え

   ん?それは

      なに?失笑の、ん?

    あまりにも、やわらかに

     きみは。ひとりで

   朝の、え?風景


   ささやかれかけたささやきを

      躊躇なき存在

    翳りは、そう

     陽光の、その

   聞き取りはしない

      あ。失笑が

    もう。ここちよさに、ただ

     そう!翳りに

   鼓膜は、しかも

      恐怖させ、わたしを

    自滅するが、…いっ

     あまりにもやわらかに

   轟音をも、


   もっ…そう










Lê Ma 小説、批評、音楽、アート

ベトナム在住の覆面アマチュア作家《Lê Ma》による小説と批評、 音楽およびアートに関するエッセイ、そして、時に哲学的考察。… 好きな人たちは、ブライアン・ファーニホウ、モートン・フェルドマン、 J-L ゴダール、《裁かるるジャンヌ》、ジョン・ケージ、 ドゥルーズ、フーコー、ヤニス・クセナキスなど。 Web小説のサイトです。 純文学系・恋愛小説・実験的小説・詩、または詩と小説の融合…

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