カミーユ・C、留保なき絶望とその絶望的なまでの強度 ...for Jean-Baptiste Camille Corot /b;...for oedipus rex #049



以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください



(承前)

   奈落に。奈落に。奈落に、 ;antiphona

    焔?いや

   ええ。ひたすら

    まさか。いまだ

   落ち込んでゆく、

    燃えあがっ…ええ。た

   と。ふと


   なにもないのに

    そんな実感。または

   燃えあがるべき

    現実。そんな

   可能性の、かすかにでも

    ね?もう、赤裸々な

   あるわけもな、…その。残したかけらさえ


   事実として自重につぶれた太陽が

    なにもないのに

   ええ。ひたすら

    鼻孔に

   陥没を。破廉恥な

    わたしは、ときにあやうい

   と。ふと


   身もだえのしぐさを

    失笑さ…ええ。え、して仕舞いかねない

   して、見せながら

    奈落。ほら

   鼻孔に…も。焔を

    ね?周囲は、すでに

   もう、すすりあげている


   滅んでいたじゃやない?

    焔?いや

   ええ。ひたすら

    まさか。いまさら

   拡がってゆく、

    あっ。燃えひろがっ

   と。ふと


   熱風もな…た。いのに

    目舞う、わたしの

   燃えた、どう?と。不可能な

    目を。あなたは

   どうだい?錯覚に、あっ。わたしは

    ね?見失いましたか?

   落ちてみる。あえて


   奈落に。奈落に。奈落に、

    ゆびさきを焼く

   ええ。ならっ、ひたすら

    焔をは、まるで

   飲み込まれてゆく、…ん?

    なにもないかに、慎重な

   と。ふと


   知らないふりを

    そんな、ええ。ふりをあえてして見せなが

   して、見せながらも

    ら。口臭を、…ら、ふいに

   微光が焔を

    じぶんですぐさま飲み込みさえ

   え?すすりあげている


   し、

    が。聞かな

     いっ…どうでしょう?

   え?

      と。あなたは

    聞かない…いえ!で

     いっ。聞こえない?

   して、…あ。そう


   耳に、だれかの ;canon à 4

   だれの?声を

   ふと、鮮明に

   聞きつづけていたかの


   錯覚?われわれは

    耳に、だれかの

   昏みあう、これら

    だれの?声を

   無数のまなざしに

    聞き逃す。…と、

   見蕩れてさえいたが


   なおも、そう。陥没。かん、…が

    錯覚?あっ。あざやかな

     耳に、だれかの

   破廉恥すぎ、

    無数のまなざしを

     ささやきあうような

   いたたまれなかったものだか

    見つめててあげた

     吐息を。…なぜだ?

   らっ。どう?きみ


   は、…あ

      耳に、だれかの

    なおも、陥没が

     錯覚?あざやかな

   あ

      のこした、だから

    破廉恥だったか

     無数の微風を

   らっ

      痕跡を。そう

    昏いのだ、空は

     埋葬しかけて

   ええ。もう


   両目をでも、そう

      見つけていたのだ

    あ

     なおも、陥没は

   抉って仕舞えば?

      錯覚?あざやかな

    あっ

     破廉恥なだけの

   かなしみに、だれもが

      目舞いに、まっ

    ええ。もう

     屈辱にすぎない

   そうするものだろう?


   目を。そう

    もえあ、…あ!

     なんですか?

   目を


   すでに、…も。肉体は ;trio

    い、い

   うしなったのでしょう?

    いん、

   あれら、ん。狂暴な

    い

   突風。そのなか


   に、


   すくいようもない

    すでに、あっ。肉体は

     え。えっ

   悲鳴をのこすべき

    うしなっただろう?

     ええ、

   部位を、え?肉体に

    あれら、狂暴な

     え?

   のこしもしな


   いっ

    ねぇ。抱いて

   で、


   すみやかな、あまりに

      い!

    日々に、いつかの

     すでに、肉体は

   か細い絶句を

      お!

    声。ささやきが

     うしなっただろう?

   のこされなかっ…なに?

      ん?

    燃焼をはじめて仕舞ってさえいて

     きみも、え?狂暴な

   どこかにきざした


   のだ、か


   指に、…ら!だれかの ;canon

      せせら笑っているの?なんの

    すでに、肉体は

     い

   だれの?網膜を

      権利もないまま

    うしなったのでしょう?

     いっ

   ふと、精密に

      わたしも。この

    あれら、ら。狂暴な

     ええ。ららっ、もう

   なぞっていたかの


   錯覚?われわれは

      お

    指に、おっ。だれかの

     すでに、お。肉体は

   うるみあ…おお!う、これら

      おっ

    だれの?網膜を

     うしなったのでしょう?

   無数の口蓋に

      ええ。もう

    取りこぼす。…と、

     あれら、らっ。狂暴な

   ささやきあっ…ねぇ。て、さえいたが


   なおも、どう?陥没。かん、…が

      すでに、肉体は

    錯覚?昏みあう

     指に、だれかの

   破廉恥すぎ、

      うしなっ、なっ、

    無数の…たのでしょう?口蓋を

     まぶたにも似た

   吐き気さえしていっ。…いえ!た、ものだか

      あれら、ら。狂暴な

    ふさいであげた

     触手を。…なぜだ?

   どう?きみ


   は、…あ

      指に、だれかの

    なおも、陥没が

     錯覚?昏みあう

   あ

      放棄した、だから

    破廉恥だったから

     無数のひざしを

   おっ

      痕跡を。そう

    空は…え?縮小を

     埋葬しかけて

   ええ。もう


   両足を、そう

      かんづいていたのだ

    お

     なおも、だっ。陥没は

   焼き棄てて仕舞えば?

      錯覚?昏みあう

    おっ

     破廉恥なだけの

   くるしみに、おお!だれもが

      発光に

    ええ。もう

     恥辱にすぎない

   そうするものだろう?


   足を。そう

    もえあ、…ええ。または

     なに?

   足を


   すでに、…なにすんっ。肉体は ;trio

    い、い

   うしなったのでしょう?

    いん、

   あれら、辛辣な

    らっ

   日照。その下


   に、


   耐えられようもな

    すでに、…いっ。肉体は

     え。ええ

   痙攣をさら…らっ。すべき

    うしなっただろう?

     ええ、

   部位を、肉体に

    あれら、あっ。辛辣な

     え?

   のこしもしない


   で、


   あきらかな、…で。あまりに

      い!

    日々に、やめない?いつかの

     すでに、肉体は

   引き攣りかけている窒息を

      るっ

    声。ささやきが

     おっ!うしなっただろう?

   のこされなかっ…なに?

      ん?

    激震をおこして

     きみも、辛辣な

   どこかにひんまっ。だからまっ、ええ


   舌に、…げた。だれかの ;canon

      せせら笑ってんの?なんの

    すでに、おっ。肉体は

     い

   だれの?うなじを

      資格も、ええ…視覚?ないまま

    うしなったのでしょう?

     いっ

   ふと、繊細に

      わたしも。この

    あれら、辛辣な

     ええ。ららっ、もう

   あたためていたかの


   錯覚?われわれは

      お

    舌に、だれかの

     すでに、肉体は

   ふるえあう、これら

      おっ

    だれの?うなじを

     うしなったのでしょう?

   手のひらに、無数の

      ええ。もう

    すべりおとして飛散させて仕舞う、と

     あれら、おっ。辛辣な

   頸を、覆った


   が

    あっ

   ええ、


   なおも、陥没。かん、…が

      すでに、肉体は

    錯覚?いたぶられた

     舌に、だれかの

   破廉恥すぎ、

      うしなったのでしょう?

    無数の手のひらを

     心拍の、そう?ような

   失神しそうになったものだか

      あれら、ら。辛辣な

    にぎってあげ

     嘔吐を。…なぜだ?

   どう?…たっ、きみ


   は、…あ

      舌に、だれかの

    なおも、陥没が

     錯覚?いたぶられた

   あ

      かくした、だから

    破廉恥だったか

     無数の…らっ。細粒を

   あっ

      痕跡を。そう

    空は、ねぇ。消滅?

     埋葬しかけて

   ええ。もう


   咽仏を、そう

      あざけていたのだ

    う

     なおも、陥没は

   つぶして…ん。仕舞えば?

      錯覚?いたぶられた

    うっ

     破廉恥なだけの

   はずかしさに、だれもが

      うっ。大気に

    ええ。もう

     過失でさえな

   そうするものだ…いっ。ろう?


   顔を、その

    燃えあがったものはなんですか?

     あっ

   顔をあげて


   見てみよ。ここに

    だれを?

   空を


   おっ









Lê Ma 小説、批評、音楽、アート

ベトナム在住の覆面アマチュア作家《Lê Ma》による小説と批評、 音楽およびアートに関するエッセイ、そして、時に哲学的考察。… 好きな人たちは、ブライアン・ファーニホウ、モートン・フェルドマン、 J-L ゴダール、《裁かるるジャンヌ》、ジョン・ケージ、 ドゥルーズ、フーコー、ヤニス・クセナキスなど。 Web小説のサイトです。 純文学系・恋愛小説・実験的小説・詩、または詩と小説の融合…

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