散文とフーガ #04
旋律のない複声のための詩。いまだ書かれていない散文作品のシノプシス
ふらふらとふいに沙羅の花その一輪のふらふらとふに穢死王のひたいにふれれば般若は笑み、笑むままに穢死王は笑み、笑むままに故にかさねて謂く、
ふれたのだ。と ;contrapunctus, a
ささやいておこう
たしかに、いのちが
呼吸に。最初の
ふれた
ら。それら。そ
息を、
細胞が。この
大気が
満たす。ら、それら
した。わたしは、生きた
たたえるだろう。あなたを
ふれた
爆発的な、だから
息を、
たたえるべき声さえなくも
大気に
ふれたのだ。と
ささやいておこう
たしかに、いのちが
わたしに。最初の
ふれた
細胞が、猶も
息を、
ら。爆発的な、…それら
大気が
愛するだろう。なにも
した。わたしは、生きた
満たす。だから
ふれた
愛するべき影さえなくても
息を、
それら。ら、そ
大気に
息を、し
した。息を
し、息
息を、
吐いたもの ;canon
息を、いま
したもの。息を
わななかせた
ほら!
ら!
え?
もの。それは
吐いたもの
肉は、いま
息を、いま
血の温度をも
したもの。息を
自覚してい
た
た!
た。そこに
わななかせた
目覚めたもの。ん?
もの。それは
吐いたもの
まだ、いまは
肉は、いま
息をしたもの。いま
まぶたをすこしも
血の温度をも
わななかせた。息を
ひらかないまま
自覚してい
た
た!
た。そこに
それ。肉体は
吐いたもの
目覚めたもの
もの。肉は、いま
のけぞって、いま
息をしたもの。いま
ん?まだ、いまは
血の温度をも
内臓ぜんぶをも
わななかせた。息を
まぶたをすこしも
自覚してい
た
た!
た。そこに
吐き出すかにも
ひらかないまま
息をしたの
だ
だ!
だ。そこに
泣き叫びながら
引き攣りながら
息をしたの
だ
だ!
だ。そこに
ふるえたもの
灼熱。その
息をしたの
だ
だ!
だ。そこに
目覚めたもの
全身を、いま
焔が!
泣き叫びながら
まぶたを、まだ
まだやわらかな
内腑を
引き攣りながら
すこしもひらかないまま
筋肉すべてが
息をしたの
だ
だ!
だ。そこに
わななきを
絶叫したの
だ
だ!
だ。そこに
ふるえたもの
息をしたの
だ
だ!
だ。そこに
肉は、いま
炸裂。情熱が
全身を、いま
泣き叫びながら
生きて在ることの
まさに、そのとき
まだやわらかな
引き攣りながら
辛辣にふれ
た
た!
た。そこに
筋肉すべてが
目覚めたもの
表皮を
わななきを
ふるえたもの
まだ、いまは
閃光が!
肉は、いま
全身を、いま
まぶたをすこしも
さしつらぬいている
生きて在ることの
やわらかな筋肉すべてで
ひらかないまま
辛辣にふれ
た
た!
た。そこに
それ。四肢は
ふるえたもの
目覚めたもの
わななきを。肉は、いま
ちぎれるかに、いま
全身を、いま
まだ、いまは
生きて在ることの
あばれていたの
だ
だ!
だ。そこに
え?
やわらかな筋肉すべてで
まぶたをすこしも
辛辣にふれ
た
た!
た。そこに
もがいていたの
だ
だ!
だ。そこに
ひらかないまま
息をしたの
だ
だ!
だ。そこに
泣き叫びながら
引き攣りながら
息をしたの
だ
だ!
だ。そこに
ふれたもの
灼熱。その
息をしたの
だ
だ!
だ。そこに
目覚めたもの
生存の、いま
焔が!
泣き叫びながら
まぶたを、まだ
可能性に、もはや
内腑を
引き攣りながら
すこしもひらかないまま
赤裸々に、身を
息をしたの
だ
だ!
だ。そこに
さらし得
た
た!
た。そこに
ええ、そう
絶叫したの
だ
だ!
だ。そこに
ふれたもの
息をしたの
だ
だ!
だ。そこに
肉は、いま
炸裂。情熱が
生存の、いま
泣き叫びながら
血の温度をも
まさに、そのとき
可能性に、もはや
引き攣りながら
沸騰させてい
た
た!
た。そこに
赤裸々に、身を
目覚めたもの
表皮を
さらし得
た
た!
た。そこに
ふれたもの
まだ、いまは
閃光が!
肉は、いま
生存の可能性に、いま
まぶたをすこしも
さしつらぬいている
血の温度をも
赤裸々に、身を
ひらかないまま
沸騰させてい
た
た!
た。そこに
それ。魂は
ふれたもの
目覚めたもの
さらし得た。肉は、いま
ただひたすら、いま
生存の可能性に、いま
まだ、いまは
血の温度をも
強烈な発光
赤裸々に、身を
まぶたをすこしも
沸騰させてい
た
た!
た。そこに
熾烈な発狂
ひらかないまま
息をしたの
だ
だ!
だ。そこに
え?
灼熱。そ、…あっ
絶叫したの
だ
だ!
だ。そこに
鋭利。表皮を
正気など、まだ
あっ。焔が!
炸裂。情熱が
峻烈。閃光が!
芽生えないまま
圧倒的なあっ!内腑を
そのときに、まさに
すでに、いっ!さしつらぬ、…え?
息をしたの
だ
だ!
だ。それは
わたしそのものでこそあった。その ;coda
破滅的な!
情熱だけが
絶望的な!
情熱とでも
その、
圧倒的な!
と、でも。もう謂うしかない
発熱…だから
ら、
わたしは
ふれた
細胞が、まさに
息を、
爆発的な、
大気が
絶望していた
した。わたしは、生きた
それら、…暴力じゃないか!もはや
ふれた
体液が、すべて
息を、
そ、…ら。だから、れら
大気に
沸騰を
息を、し
圧倒的な
沸騰を
情熱
した。息を
ふっ、
発熱
し、息
ふ
息を、
おっ!
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