詩的言語の技法、第3巻;詩9篇 -08 /Ⅱ. partita -01
Ⅱ)partita
海なら、もう ;sequentia à 3;01
いいんだ。よ、
砂を
ほふられたのだろう?
わたしに。さえも
おっ
われわれに。あえて
あなたはすべてを
ええ
残酷なものども
あの
見て
莫迦どもらに
そう、
海なら、もう ;02
いいんだ。よ、
踏む
枯らされたのだろう?
わたしに。なおも
むっ
われわれに。あえて
あなたのすべてを
ええ
悲惨なものども
あの
ささげて
クソどもらに
そう、
海なら、もう ;03
いいんだ。よ、
爪に
燃やされたのだろう?
わたしに。だけに
いっ
われわれに。あえて
あなたもすべてを
ええ
苛烈なものども
あの
愛して
阿呆どもらに
そう、
海なら、もう ;04
いいんだ。よ、
掻く。か
滅ぼされただろう?
わたしに。いまでも
掻く。か
われわれに。あえて
あな、消えてうざっ
ええ
愚昧なものども
あの
感じて
タコどもらに
そう、
海なら、もう ;contrapunctus à 4
さまようのだった。あの
やめて。そういう、
われわれは。猶も
屠殺さ、…ええ
さ。さ。さ
屠殺されたまま
われわれに。あえて
他人のふり
残酷なものども
牙を剥け
きらい。きら
滅ぼされるべきだ
綺羅めき?いっ
処分されるべ
あなたのすべてが
われわれは
海なら、もう
やめて。そういう、
海なら、もう
屠殺さ、…ええ
海なら、もう
さ。さ。さ
屠殺さ、…ええ
われわれは。あえて
屠殺さ、…あっ
人間の屑
われわれは。あえて
さまようのだった。あの
あやうい海辺に
虹彩は、あるいは ;canon à 4;01
突起。または
陥没!われわれは
いまは、…ええ
容赦ない、いわば
陥没!不用意な
ええ。いまは
そうだろう?
逆光だったろうか?
聞け。あざけりを
逆光に
昏み。その
陥没であっ
あっ
そう。わたしたちは
え?逆光だったろうか?
肉体自体を
虹彩は、あるいは
聞け。あざけりを
陥没として知っ
いっ
見た。陥没
逆光の瞬間に
逆光だったろうか?それは
陥没として
あ
色彩を見棄てた
虹彩は、あるいは
もてあます
あ
ぼくらをも含む
容赦ない、いわば
陥没。うばわれ
うらぎられていった
逆光だったろうか?
すべてを!
陥没であっ
われわれに、あえて
虹彩は、ほら
すべては!
そう。わたしたちは
ふと、もらされた
陥没。ぐじゅっ、と
うつくしい!
だれ?
あざけりを聞け
火を放たれた耳
うつくしい!猶も
ぶって!
そう
あなたをそっと
見つめていたいよ
虹彩は、あるいは ;02
きみはきみ自身をとりもどさなければなら
陥没!われわれは
すべては!
そう。あれら綺羅めきさえもが
陥没であっ
落ち込ん、ら。された
うつくしい!
逆光だったろうか?
そう。わたした、あっ
あざけりを聞け
殺してくだ、…いっそのことわたしを
昏む。その
陥没であっ
壊されてぇのタコおま
あっ
落ち込んでゆく!
そう。わたしたちは
くさっ…ええ。わたしたちは
逆光だったろうか?
ふと。もらされた
肉体自体を
ささやきあっ
虹彩は、あるいは
あざけりを。あっ、聞け
陥没として愛した
なぜた。陥没
あ
逆光の、ぎゃっ!
逆光だったろうか?
陥没として
あ
形象をたぶらか
あっ。虹彩は、あるいは
飽きはじめている
あ。だからうつくしい日々
ぼくらをも含む
綺羅めきさえもが
陥没。うばわれ
うらぎられていった
逆光だったろうか?
すべてを!
陥没であっ
われわれが返り見た
ら。虹彩は、ほら
すべては!
そう。わたしたちは
一瞬のまばたき
陥没。ぶぶっ、と
夢のようだ!
なに?
あざけりを聞け
燃えあがる耳
夢のようだ!しかも
なぶって!
そう
あなたをそっと
感じていたいよ
虹彩は、あるいは ;03
そう。無垢なかがや
陥没!われわれは
すべては!
無慈悲なまでの。いわば
陥没であっ
落ち込ん、ば。たき
夢のようだ!
逆光だったろうか?
そう。わたした、あっ
あざけりを聞け
忘れ去ってくだ、…ええ。わたしを
昏い、その
陥没であっ
埋めるぞタコ死ね
あっ
落ち込んでゆく!
そう。わたしたちは
くさっ…ええ。わたしたちは
逆光だったろうか?
一瞬のまばたき
肉体自体を
ささやきあ
虹彩は、あるいは
聞くがいい。聞くが、あざけりを
陥没として見出し
唾を吐く。ええ、陥没
あ
逆光の須臾に
逆光だったろうか?…あっ
陥没として
あ
言葉を放った
虹彩。あるいはそれは
傷めよろこぶ
あ。夢のようないま
ぼくらをも含む
無慈悲なまでの!…え?いわば
陥没。うばわれ
うらぎられていっ
逆光だったろうか?
すべてを!
陥没であっ
われわれの、いまさら
虹彩は、ほら
すべては!
そう。わたしたちは
こぼした気がした
陥没。びじゅっ、と
すてきすぎだ!
え?
あざけりを聞け
燃えひろが、…耳
すてきすぎだ!いまも
ぶちのめ
そう
あなたをそっと
傷んでいたいよ
虹彩は、あるいは ;04
宇宙の息吹きが聞こえたね?
陥没!われわれは
すべては!
絶望的な、…え?
陥没であっ
落ち込ん、ええ。気がし
すてきすぎだ!
逆光だったろうか?
そう。わたした、あっ
き、あざけりを。き、
かつて存在した事実さえ完璧に、…わたしを
底知れな、その
陥没であっ
ケツに爆発物。ぼふっ
あっ
落ち込んでゆく!
そう。わたしたちは
くさっ…ええ。わたしたちは
逆光だったろうか?
こぼした気が、だまれ
肉体自体を
ささやきあ
虹彩は、うるっ。あるいは
あざけりをうるっ
陥没として、うるせぇ!築いた
だまれ
壊した。陥没
あ
ぎゃっ、…ぎゃっ。死ね莫迦
逆光だったろうか?
陥没として
あ
肉に咬みつ
虹彩は、そう?あるいは
廃棄。こころ残りなく
あ。すてきすぎた朝
ぼくらをも含む
絶望的な、…え?
陥没。うばわれ
うらぎられていっ
いっ
いっ
逆光だったろうか?
すべてを!
陥没であっ
われわれをも、われわれをさえも、われわれをさえをも破棄すらしたあの
虹彩は、ほら
すべては!
そう。わたしたちは
みすぼらしいん
陥没。ばちゅっ、と
すばらしいん
どれ?
あざけりを聞け
白光!灼熱の、
すばら
なぐって!
ん?
いますぐわたしを壊してもいい! ;responsorium à 3;01
なぜならきみを
感じさせて。あえて
海?いいえ
愛した。ふかく
手のひらに
それさえもいまや
ふ、…ええ
あなたの
陥穽にすぎな
愛したのだから
いますぐわたしを消し去ってもいい! ;02
なぜならきみを
なつかしんでいい?赤裸々に
海?いいえ
愛した。ふかく
爪の尖端に
それすらも。いまや
ふ、…ええ
あなたの
墜落にすぎな
愛したのだか
ら
ら、
いますぐわたしを処分してもいい! ;03
なぜならきみを
悩ませて。…やめて
海?いいえ
愛した。ふかく
網膜そのあやういうるおい。に、
それこそがいまや
ふ、…ええ
あなたの
ほら孔にすぎな
愛したのだか
か!
いますぐわたしをだいなしに、…いっ ;04
なぜならきみを
泣き叫ばせて。ね?お願い
海?いいえ
愛した。ふかく
舌に?なやましい
それだけが?いまや
ふ、…ええ
あなたの
海は圧倒的に無能にすぎない。…わかる?
愛したのだか
ら。恥辱
ら、
もう。海は ;recitativo
なにを?われわれに
もう。波は
あたえ得たというのか?
われわれに、なにを
染めあげられて仕舞っ、
海が
あたえ得たと
なにを?
あっ、
落ちた。風 ;contrapunctus à 4
ささやきを
さざなみは、…見て
さざなみが、もう
際限もない
打ち消していた
とおい轟音に
ささげよう、ささ
だから、それらは
ささやきを、さざ
自傷?であっ
あっ
さざなみが、わっ
あっ
あっ。風が
あっ
ざわつきながらも
あっ
風だ。さわやかな
あっ
ざわめきに、あっ
あっ
風。…見て
あっ
咬めば、いっ。舌を
ええ。気絶しそうな
落下を、きみが
舌を咬めば、あっ。いい
ざわつきに、あっ
鮮明さであっ
踏みあぐねた翳りで
滞留。しかも ;attacca;contrapunctus, capriccioso à 3
ささやきを
滞留。しかも
さざなみは、見て
さざなみはすべて
さざな、見て
なにも、消滅も
掻き消すものだ
なにも、消滅も
共鳴も、まして
しないままに
風が、さわやかな
ささげよう、ささ
干渉も、…ええ。感傷?
風が、あっ
ささやきを、さざ
し、…ええ
あっ
さざなみが、ざわ
な。い、ままに
あっ
ざわつきながらも
ささやきを、ささ
風。ざ!残酷なまでに
風が、さわやかな
ささげよう、そして
さわや、あっ
風が、あっ
あしもとに、ふと
あっ
落ちた?翳りは
感じら、あっ!…れた余白を
あっ
踏まれないまま
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