詩的言語の技法、第3巻;詩9篇 -06 /Ⅱ. partita -02
うたれよ。雨に ;attacca;contrapunctus à 4
やさしさで。ぼくらは
なにも、もう
虚構なのだ。いわば
花々は、いつか
いたわりあうしかないのだからね?
ささやかないよ。あえて
すべて、色彩は。…ええ、
色彩を、雨が
でしょ?
きみには、ひとことも
じゃない?
滅ぼしてゆくまで
破滅まで。その
でしょ?
だれも、もう
じゃない?
殲滅にまで。その
で、おっ
きみと呼ぶべき、すでに
じゃない?
色彩を。花は
おっ。おしょ?
きみは不在だ
じゃない?
かがやかせていよ
うたれつづけよ
らしょ?
雨は。ら、飛沫は
眼窩さえ、ら。もはや
花々は、らら。いつか
ささえあっているしかな、…らね?
残酷なのだよ?きみは
仮構されていた
色彩を、雨が
いつくしみで。ぼくらは
知ってた?ね、
あっ。陥没にすぎない
滅ぼしてゆくま
で
で
え?
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