ユキマヒチル、燦濫 ...for Arkhip Ivanovich Kuindzhi // ほ。舞い散る。…ほ/ほ、ほ、ほ、ほ、/ほ。舞い散る。…ほ/ほ、ほ、ほ、ほ、//散文と詩;34
以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。
また、たとえ作品を構成する文章として暴力的・破壊的な表現があったとしても、そのような行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしそうした一部表現によってわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでもそうした行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。
高子。その
笑ってしまい、そ
不在。もう
ない、気が、する
宮島。2007年。3月。早朝。まだ
恥ずかしすぎて、も
歓喜さえ
なにも。感情は
5時。もうすぐ明けを知るはずの昏い空の下、壬生高子はひとり目を覚ました。灯油を夏の麦茶用のプラスティック・ボトルに入れた。仏壇からライターを持ち出すのを忘れたことに、家を出て数歩、気づいたときには思わずひとりで笑ってしまった。小走りに取りに帰る。顔をあげ、そしてその仏壇よこ。に、
おはよう
…と。背けてしまう
顔。
こんに、
なんどでも。…と、
高明。そう風雅が名づけた
こんばんわ
恥ずかしいから。…な、
少年。の、
おやす、
なぜ?…と。舌を
顔。そこに口蓋をひらききり、昏い孔。どうしようもなくふしだらな孔。口蓋。舌からうわくちびるに垂れる、…唾液?
やめて
あるいは、
恥ずかし
失禁?孔の昏みのむこうに更なる開口を暗示させて思え、高子。だから
なぜなら。た
ら。永遠だか
高子には。
たぶん。わた
わ。わたしたち、
ない。その
わたしたちは、む
ん。たぶっ
確証は、
むげんだか、な
ら。なぜな
なにも。逸らした。思わず、高子は
なぜなら。た
ら。永遠だか
眼を。笑んだ。しかも、振り捨てられたまなざし。そこに溶けるに似たその形態の辛辣な崩壊を壬生高明が猶も見せていたま
え?…いま
やめて。きみは
慟哭を?
まだっ
微笑。か、の
恥ずかしい。から、
いま。…え?
たから。謂く、
恥部。そこに
いつものままに
きみ。さらけだし
恥部。屈辱に
羞恥に、苦悩に
押し潰れるかに
色彩さえない
陥没たち。翳り
恥部。そこに
耐えられないの?
呼ぶべき?なおも
そう。もっと
いつものままに
恥ずかしすぎて。最初から
それを。ことさらに
いいよ。恥ずかしくて
きみ。さらけだし
ないのに。こころも
あなたと。名前で
ふためと見れない
恥部。屈辱に
羞恥に、苦悩に
耐えられないの?
思うべき?なおも
そう。もっと
押し潰れるかに
じぶんのかたちに。最初から
それを。いまさらに
いいよ。見ぐるしくて
色彩さえない
ないのに。形態も
あなたと。わたしは
見るに耐えない
陥没たち。翳り
14歳の12月。高明。背後、なぜかみじかく夭子が
終わり?これで
綺羅めき
舌にでも?さらに
笑った。その
終了。なの、かな?
針さきに
粘膜に?口蓋の
施術終わり。姿見。もう、高明の肌は薔薇と蔦といくつかのコルトの歴史的なリボルバーをしかさらさない。謂く、
莫迦。やめて
おびえないで
失笑に。わたしは
快活なのだ
莫迦。やめて
そうね。べつに
おびえないで
こんなあなたを
失笑に。わたしは
愛してたっけ?でも
快活なのだ
莫迦。やめて
好きだ。やっぱ
そうね。あんた、さ
まなざしにささげられた
おびえないで
なぜ。最後のところで
こんなになるまで
暴力。または投げつけられた
失笑に。わたしは
赦してしま、敗北
無意味じゃん?存在が
恥辱、として。肌は
快活なのだ
13歳。高明。無数の
無理だよ。もう
感じない
はっ
ゆび。
られな、生きて。は、
孤独とか?
吐きそうなん
ゆび。
られな、い。いられ
感じられない
吐く。は、
ゆび。甘美な
無理だよ。もう
孤立とか?
はっ
ゆび。それら、に、押しひろげられた口蓋に甘すぎる洪水。が、そそぎこまれ、…え?どこか、とおくで…え?発声された声の氾濫に…なぜ?ちがいない。それらが…え?行き場をうしなっ…え?て、救いをもとめておれの口蓋に?
感じ、て。いっ
存在していた
確実に
なぜ?
に。確実
鋭利に。あまりにも
見ている
無実だよ。と、
わたっ…え?
鮮明に。それらが
赤裸々に
高明は叫びたかった。と、その
に。赤裸々
存在していた
わたしは
夢。6月。謂く、
咬め。…と?
うごめき。ささ
ささやき。目は
体液をにじま、ま、
咬め。…と?
ゆびら。うご
うごめき。歯茎は
溶解してゆ、ゆ、
咬め。…と?
知らない。な
奇妙なまでに。ただ
ひびきが、ちいさ、さ
うごめき。ささ
だれ?この
稀薄で、しかも
いたずらに。だから
ささやき。耳は
ゆび。ゆ。だれ?
毛の臭気さえ感じられたのだった
こすれあう。それら
聞き取りはしな、な、
咬め。…と?
知れない。な
鮮明にすぎ、飲み込まれ、る、
ざわめきが、あ、あ、あ、
ゆびら。うご
どこ?この
かに。記憶をさえ
あっちこっちに。だから
うごめき。舌は
ゆくえ。ゆ。だれ?
無理だ。うばわれてゆく。だけ。の、
こすりあっていた。それら
自由を知らな、な、
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