ユキマヒチル、燦濫 ...for Arkhip Ivanovich Kuindzhi // ほ。舞い散る。…ほ/ほ、ほ、ほ、ほ、/ほ。舞い散る。…ほ/ほ、ほ、ほ、ほ、//散文と詩;32





以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。

また、たとえ作品を構成する文章として暴力的・破壊的な表現があったとしても、そのような行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしそうした一部表現によってわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでもそうした行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。





詩織。その

   知っていた

      逢えなく、…と

12月あたりから、連絡が

   よ。それで

      きみに。もう

まったくつかなくなった高明を

   も。わたしは

      逢えなくな、…と

案じる。桜木町、ときにふと、高明に似た人を見た気がし、ないし、見た気がする気がした、と。思い込もうとし、

   そこに?ふと

      嘘

         気が。そんな、

せめて。だから

   笑って、きみが

      じゃん?ただの

         声を。名を、わたしの

あの、

   そんな、気が

      嘘

         呼んだ、と。…そこ?

最後に逢ったときには額にまで薔薇を咲かせていた少年を。謂く、

   海外、と。どこ?

   海に、どこかに

   沈んだのだ、と?

   ない。違和感は


   どこかで、きみが

      不在に、きみの

    いないよね?でも

     つつまれたのだ。面影

   死んだ。殺された

      あたたかなこころは

    たぶんね。わたしたち

     こころ、に。残像

   と、しても。しいて、なにも

      あたたかくきみを

    出逢えるよ。また

     残像を。つつみ、

   ない。から、おかしくは


   ない。から、おかしくは

   と、しても。しいて、なにも

   死んだ。殺された

   どこかで、きみが


   ありあけ、の。どこ?

   月に、どこかに

   埋葬された、と?

   ない。違和感は


   どこかで、きみが

      不在に、きみの

    まさかだよね?でも

     抱きしめようと。名残りを

   狂った。壊された

      おだやかなこころは

    たぶんね。わたしたち

     残った、気が、し…だけの

   と、しても。しいて、なにも

      おだやかにきみを

    すれ違ったかも。いま

     空虚を。つつ

   ない。から、おかしくは


   ない。から、おかしくは

   と、しても。しいて、なにも

   狂った。壊さしは

   かなしい。わたしは、きみが

宇夢。道玄坂。その

   追憶のよう、に

      好きだな。この

         悲しいんだ!

映画館の

   直視に、も。まなざしの

      街路樹が。とくに

         枯れたんだ!涙も

2階。

   懐旧のよう、に

      夏の。その

         悲しいん

カフェ。…だいじょうぶだよ、と。「中国人なんか、…」そう案じつづけた宇夢の口を、

   え?

      ふたたび

ふさ、くちびるで

   え?

      落ちた。恋に

ふさいでやった一瞬のあと、…赤面。宇夢だけが。やば、と。高明。「弘香さんって、なんか、女の子みたい」教えれられた名のとおりに、高明は宇夢の名を

   落として。もっと

      え?

呼んだ。それに、他の女と間違えられたと惑いと怒りをおぼえかけたほど、宇夢はそこに

   恋に

      え?

動揺していた。だから、謂われなくともわかる赤面の事実にも。…莫迦、と。「恥ずかしいじゃん、みんな」…見てないよ。高明。「だれも。すくなくとも、いまは。ひょっとしたら、」失笑。「気を、」…さ、「廻した、」…ね?「とか?」話せば話すほど、ユイ‐シュエンとのことについてもはや差別的な言辞をさえ動員しはじめる宇夢の焦慮が、ようするに

   リベラリ、ぃっ

単なる嫉妬に

   ベラ、リ、すぅっ

すぎないことには

   ラリ、ストぅっ

気づいている。高明は、

   でしょ?べリ

ユイ‐シュエンに対する穢い言葉を、せめて宇夢からは聞きたくなんかった。宇夢は嫉妬と、それにともあう苦悩。またはいま、みずからがさらすキスへの動揺と、いずれにせよさまざまな懊悩に収拾不能を

   素直なんだ

      好き放題に

さらしていた。想えば、

   ね?あなたは

      しようよ。キスを

すべてじぶんの

   ぼくの前では

      いっぱい。もっ

せいだった。だから、思わず高明は「…よ。だいじょうぶ、だ、」と。そこに…よ。そっと、…ぜん、つぶやいて…ば、やる。「莫迦。だいじょうぶじゃない。…もう、なんか、わたし、」

「ごめん」

   え?

      あ

「なに?てか、謝らないで。なんか、それ、すっげぇ」

「じゃ、」

   え?

      ん

「嫌」

「な、…ちがう。ごめん、いま、さ。おれ、」

   え?

      あ

「なに?なに

   と、そう?気づ

      去れ。消え

         たしかに、ま

云いたいの?

   きみがいなくなる

      臆病風。と、そして不安

         まさに、そうなのだ

なに?

   気づ、可能性に、き

      去れ。消え

         ま。たしかに、

別れるとか?」

「はじめて、

   その。もっと

      完璧だ

弘香さん、いま、

   声を。すてきな

      世界は

ごめん。怒んないで。マジいま

   ください。たい

      わたしに

ほんきでかわいいって、は

   大量に、ただ

      いまも

はじ、…そう、

   に、だけに。わたしに

      完

想っちゃった。いま」わるびれずささやいた薔薇と蔦だらけの高明を見て、そして

   翳って仕舞った

      しあ

         赦して

宇夢は

   視野が。ただ

      しあわせだ。好きだ

         わたしね?

引き攣った顔に、息を

   わたしにだけ

      しあ

         きみが好きすぎる

吐く。吐き切りかける寸前に、一気にゆるんだ弛緩の顔に、…もう、と。「莫迦」ようやく宇夢はつぶやいた声を、その、3月。3日。午後5時。高明のまぶたに、みぎ。痙攣。かすか。謂く、

   と、返り見

      嘘のような、すくなくとも

    なぜなの?わたし

     かなしくは、ない。の、

   見。見。返り見

      きもちに嘘のない

    聞き耳をたててる

     なんにも、なんにも、なんにも

   の、須臾。に

      嘘でしかない、その

    きみとふたりで

     のに、いきなりさ。わたし

   思った。と、


   と、と、と、…え?

   見。返り、…ん、

   の、須臾。に

   え?思っ、…と、


   似合うかもね。ね、

      瀧のような、容赦ない

    なぜなの?わたし

     かなしくは、ない。の、

   きみには薔薇が

      感情。空疎に

    息をひそめてる

     なんにも、なんにも、なんにも

   野蛮。狂暴。繊細な

      さわぎたつのだ。その

    きみのななめで

     のに、いきなりさ。わたし

   その花も、ね、ね、


   と、と、と、…え?

   見、返り、…ん、

   の、須臾。に

   え?思っ、…と、

ね、と。夭子。返り見た夭子の目に過剰な歎きが存在している唐突を、高明。彼は、「なに?」

   風が。ふと

      たぶん、…ね?

         と、途絶えたささ

あやしむ。「どした?」14歳の

   窓のそとに

      おそらく、…ね?

         残響を。ささやきの

高明。12月。…なに?「わたしいま、泣きそう」そうささやいて、夭子。「なんで?」ほんとうに涙を流した。高明には、

   演技?と、

      あげよう、か

あやういななめの

   いう、名の

      舐めて。あげ

右目のそれしか

   嘘?きみは

      で。くちび

見えなかった。だから、双渺に盛大にあふれていた涙の厖大な筋。目に、…夭子。温度。なまぬるい。謂く、

   嘘?これ

   涙。わたしは

   え?嘘。なぜ?

   泣いて仕舞えた?


   嘘?これ

    狂気って、ね?

   涙。わたし

    たぶん。すっさまじく

   え?嘘。な、

    ありふれてんじゃん?

   泣いて仕舞、ま


   まえぶれもなく

   こころのわななく

   翳るあやうさ

   ざわ。ざわめくまま


   まえぶれも、な

    死?破壊?破綻?

   こころのわな

    意外にさ、もう

   翳る。…翳り、

    ころがってんじゃん?

   ざわめくまま


   嘘?これ

      いとおしさ。だから

    狂気って、ね?

     できないよ。息が

   涙。わたしは

      制御ふ。不能、ふ。な

    たぶん。すっさ

     いまね?きもちに

   え?嘘。なぜ?

      いとおしさ。それら

    ありふれてん、

     窒息しかけた

   泣いて仕舞えた?


   まえぶれもなく

      いとおしさ。だから

    死?破壊?破、は、

     生きたいよ。きみと

   こころのわななく

      抑制い。不可能、お。な

    意外に、…も

     もっと笑いたい

   翳るあやうさ

      いとおしさ。それら

    ころがっ

     キスして、ね?いま

   ざわ。ざわめくまま











Lê Ma 小説、批評、音楽、アート

ベトナム在住の覆面アマチュア作家《Lê Ma》による小説と批評、 音楽およびアートに関するエッセイ、そして、時に哲学的考察。… 好きな人たちは、ブライアン・ファーニホウ、モートン・フェルドマン、 J-L ゴダール、《裁かるるジャンヌ》、ジョン・ケージ、 ドゥルーズ、フーコー、ヤニス・クセナキスなど。 Web小説のサイトです。 純文学系・恋愛小説・実験的小説・詩、または詩と小説の融合…

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