ユキマヒチル、燦濫 ...for Arkhip Ivanovich Kuindzhi // ほ。舞い散る。…ほ/ほ、ほ、ほ、ほ、/ほ。舞い散る。…ほ/ほ、ほ、ほ、ほ、//散文と詩;27
以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。
また、たとえ作品を構成する文章として暴力的・破壊的な表現があったとしても、そのような行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしそうした一部表現によってわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでもそうした行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。
「なんで?」と、話の継ぎ目に高明は気を効かせ、話題をつくる能力のない正則に気づかってやりもし、彼。はるか年下の子供にまで気を廻させる大人の愚鈍に気づかない正則をふと、高明。
いま。空が
感じる?
ひとり、
断末魔でした
ねぇ、きみ
せせら笑いかけた。くちびる。と、顎。ささやきかけ、なにか。しかも発話のきざしさえもなく眼をやがて細めた正則に、「みなとみらい?」
「…と、云えば、そう」
「反対側じゃない?」…視察?正則。その「じゃ、ないけど、」あいまいな微笑を。「みたいなもん、かな?お前バイクなんか乗っていいのか?」…これで、と。
のけぞり返った、その
び。そう?叫び
冷静だ。猶も
すくなくとも高子は
背すじに。ふと
き。そう?泣きわめき
おれは。まだ
おれの居場所の
傷みを。あやうい
れ。そう?壊れ
冷淡だ。猶も
大枠を、掴めるわけだ、と。高明。彼は半狂乱になった高子が、おなじく半狂乱の秋子と桜木にじぶんをさがしている風景を笑った。素直な表情の「なにしてるの?」皮下で。高明。とはいえ、さらされはじめたそれを打ち消す気もなくて、高明。そのまま声に笑った少年に、正則は素直に白状してやった。だから、食事の場所を探しているのだ、と。高明。そこに、やさしく憐れみのある笑みをもういちど、眼の前の男にくれた。謂く、
やさしいでしょ?きみに
鳴りひびき
いい、ね。と
風が。その
誰もが。きみに
ひびきわたるのだ
息に、この嘆息するに似た息に、この
耳もと。たぶん
世界は。すでに
あなたの周囲に
称賛した。だれもが
鳴らしたはずのノイズ
見放されていたから
やさしいでしょ?
誰もが
世界に
見放されたまま
屈辱も。また
生きてみようか?
焦燥も。怒りも
あなたのように
絶望も。なにも
存在してみようか?
じゃん?きみには
やさしいでしょ?
誰もが
世界に
見放されたまま
やさしいでしょ?きみに
跳ね飛び、は
すばらしい。と
ひかりが。そこ
誰もが。きみに
撥ね散ったのだ
まなざしに、この憐憫するに似たまなざしに、この
表皮に。きみは
世界は。すでに
周囲に。あなたの
ささげた。共感を
這わせた。綺羅にふと
見放されていたから
舐めちゃう、
こんなにも
剥げ。その
いやだ!
と。夭子。その
みだらだよ
かさかさの
きらいだ!
14歳の
わたしは
表皮。くちびるの
いやだ!
高明。彼の前にひざまづき、「いい?」指に。だから高明がその頭を撫ぜてやっていたひだり手から身をはがしたあやうい距離に、「なんか、あんた」ゆびに。鼻先に、「やっぱ、」ゆび。「体臭」ゆびに、その「いい匂い、…」ながい息を「だね」
「いいよ」
ずっと。ずっ
消えた
「いいの?」
「舐めたいんじゃん?」
ね?いっしょに
なにが?
「いい?マジ」
「好きに、さ」
いよう、よ
微笑。きみから
「舐めて、…って、」
「好きにすれば?」
ずっと。ずっ
微笑。ぼくから
「咬んじゃうかも」
「なんで?」
ね?ふたりで
壊れた
「だから、さ。あやうい、」
「あんま、傷くし」
しよう、よ
なにが?
「さ。この感受性のおもむくまま、に?」舐め、いちどだけ。夭子。彼女はさしだしたままの舌先。その、すこし甘皮がいたんだゆびの、…人差し指。それは。
なぜ?いま
匂い。頭髪の
割れ!窓を
さぐった。
悲しい。…の?
瞑想的な
息ぐる。る、る、
味覚を。謂く、
教えて。そっと
傷つかないよう
繊細な注意を
わたしに。ささやき
教えて
なぜ、きみは
もうじゅうぶに。…そう
なにも、すこしも
傷つかないよう
やや、いかがわしく
じゅうぶん以上に
なかった。困難では
繊細な
まばたくの?いつも
慎重でなけれ、ば
好き、だよ。好き
わたしに
教えて。この
匂いを。肌の
嘘がなく、でも
いろどられたささやき
教えて
いたましい。きみが
取扱いにきみは、…そう
なにも、すこしも
匂いを。肌の
こころもとない。こわれそう、で
わたしの。その
なかった。危機的では
嘘のない
なんか、不安。きみ
お相手のしかたに
好き、だよ。好き
いろどられた
褒めて。はっと
気づかせて。この
わたしの魅力を
ささやいて。わたしに
褒めて
なぜ、きみは
注意深く。そして。…そう
なにも、すこしも
気づかせて
ややなげかわしく
必要以上に、ね?
い、な。混乱してい、な。ど
魅力を
ほほ笑むの?いつも
焦がれてはいけない
好き、だよ。好き
ささやいて
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