ユキマヒチル、燦濫 ...for Arkhip Ivanovich Kuindzhi // ほ。舞い散る。…ほ/ほ、ほ、ほ、ほ、/ほ。舞い散る。…ほ/ほ、ほ、ほ、ほ、//散文と詩;24
以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。
また、たとえ作品を構成する文章として暴力的・破壊的な表現があったとしても、そのような行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしそうした一部表現によってわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでもそうした行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。
浮遊。しかし、猶も落ちてゆく。ないし昇ってゆく?浮遊。…の、夢。その
いたたまれないんだ
色彩のない、…なら、
見てると。きみを
なぜ?夢。なぜ、見えるの?なにが、と。飛沫。だから色彩もない水滴の飛沫が、波紋だろう?と。思った。飛沫。それらの背後にか、あるいは近づきしまってすでに通りすぎてしまった前面にか、内部。飛沫。水滴のその内部の浅み、または深み。…とは、むしろ真ん中?とまれ。どかこしらに
あ、…
ことばなど
き。すて
波紋が。
あ、…
無効さ。きみに
き。すて
音もなく、かつは相変わらず色彩もないままに波紋を、と。転生。ふと、高明はその発想に思いついた。転生、と。そう呟いて仕舞えばすくなくともそれを描き出そうとするすべにはなってしまうのだ、と。ぼくそ笑んでみたそのじぶんには違いない意識の莫迦馬鹿しさを、高明は笑ってその瞬間、
いきいきとした。この
あ、…
いま、ようやく口を
苛立ち。と、
あ、…
閉じかけていた樹々に焦点をあわせた。と、すでに
最初から、
目は
たしかに
ただ、
醒めた眼が
樹々をこそ…じゃん、見つめていた。と。「笑えない?」ささやき、いたずらっぽい笑みをことさらにつくった樹々。彼女。その、顔の素直にいかがわしさを高明は
だれだ!
盗み見ないで
見た。無邪気な
だれだ!
お願い
樹々に、そしてそれ。いつものすでに馴れた感覚。「ジュジューって、さ」
「知ってる?」
「樹々パパ?」…じゃ、と。「なくって、」
ゆびさきに
あっ!…
照れてた?
「なに?」
やさしさが、あった
あっ!…
なんで?
「生まれ変わり。転生。…」…信じないけど、と。樹々は「おれ、さ。いま、…なんか」でも、そういうの、きっと「わかった気、する。おれたちって」あるって、わたしは、「永遠に、…わかる」さ。意外に、さ。わたし「転生しつづけてたんだぜ。」思ってたりは、する「きっと、」…かな?「全然それ、意外じゃねぇんだけど」
やわらかいのだろう?
あっ!…
あなたのために
「は?」
睫毛さえ。きみは
あっ!…
生きていたん、
「ふつうの女子の、ふつうの馬鹿の、ふつうの女子的妄想じゃん」笑った。その高明を、見つめた樹々の眼に張った妙な心地よさげな印象を、高明はふといたましく思った。つまり、「なにも、さ」愚かだ、と。「意味なんかなくて、だから
たしかだぜ。だって
因果応報?
知ってるぜ。もう
いいことしたからこうなって、
知っちゃっ、ぜ。だっ
で、わることしたから
たしかだぜ。だって
こうな…から。だからそういうん、
解ってるぜ。もう
じゃ、
解っちゃっ、ひ。だっ
さ。なくて、さ。そういうのもなんもなくて、ただ単に、」
「変なもん食べた?なんか、」
「莫迦。魂なんてただあるだけなんだど。そういうしょうもないもんが永遠に転生しつづけて、それどころか世界って、そういうカスカスの魂とかがさ、転生しつづけてるからあるだけのもんでさ、しょせんそういうしょうもないもんなんじゃん?」
「なにそれ?」
にがい。ただ
だれだ!
「そうだよ。きっと。なんか、怖くね?」
「なに?」
にがいんだ。たえ
殴らないで
「どうしようもなく、もう、たちなおれないほど、なんか」…怖くね?と、そして樹々はほんの数分前、高明に
舐めた。ふと、
にがっ
無慈悲なまでに
殴られたそのままに
ひそやかに
んがっ
晴れていて。空
いまだ、かたまりきらない口蓋粘膜の浅い血の味を舐める。鮮明に。謂く、
馴れた。もう
猶も。まだ
馴れない。血を
味わう度の
馴れた。もう
信じらんない
あ。…なんで?いま
放棄しよう、よ
猶も。まだ
まだ、きみは
とおくなったよ。気が
すべての意志を、と
馴れない。血を
いたんだ。そこに
意識が。稀薄
決意した。…ん、だ
味わう度の
味覚。の、血
なすりつけた、かに
ち、ち、ち、
ノイズを。舌に
血、の。味覚
こすりつけた、かに
ち、ち、ち、
馴れた。もう
信じらんない
言葉が。失語
きょうさ、きょうさ、きょうさ、
猶も。まだ
まだ、きみは
うすくなったよ。わたし
口臭くさくね?わた
馴れない。血を
さ。ささやきかけ。るよ
あ。…なんで?いま
決意した。…ん、だ
味わう度の
馴れた。もう
猶も。まだ
馴れない。血を
味わう度の
香耶。いたたまれない。配達帰りのふたり…男女。30と25。たしか、かれらが帰って来て騒ぎ立てるおしゃべりの声にも、
言葉に
消えた。…の、
咬むのだ
香耶。
わたし自身の
か。そこに
わたしが。ただ
花屋。
ただ、わたしが
いまだ、たしかに
わたし自身の
レジ前。あの
咬まれているのだ
見えていた。の、
言葉を
少年にささやきかけるべき声が、じぶんにはたしかにあった気がして。謂く、
そう。あなたたちの
饒舌のかたわら
不本意なまでの
饒舌をさら、ら
さらした
さらし、
さらして、い
さらした
そう。あなたたちの
いま、わたしとは
饒舌のかたわら
懐疑にすぎない
不本意なまでの
わたしにとって
饒舌をさら、ら
さらした
さらし、
さらして、い
さらした
そう。あなたたちの
やさしくてそして
いま、わたしとは
色づけてしまっている
饒舌のかたわら
どうしようもなく、ね
懐疑にすぎない
この、たぶん。ほんとうは
不本意なまでの
あたたかな気持ちが
わたしにとって
くすんだ視野をも
饒舌をさら、ら
疑った。そんな
わたしを。まなざしには
切り落とされた
花。盛りなのだ
疑っ、そんな
やわらかでそして
花々さえ。いま
とろけさせてしまっていたのだ
なにを?まなざしに
どうしようもなく、ね
追放しているのだ。…と
この、たぶん。ほんとうは
切り落とされ
昂揚が。あきらかな
わたしを、と
汚らしいものたちをも
盛りの、花
14歳。高明。迎賓館うらのアパートで、午後
あっ。いま
聞こえてる?この
5時。寝起きの
傷いっ。わたしが
あえぎ
樹々の頬を張った。返り見ざま、その樹々があまりにかわいらしく、はかなすぎて想えたから。暴力。暴発。須臾の、気の迷いじみて樹々はいとおしい。赤裸々に。謂く、
赦して、ぼくを
おもわず、ふと
ぼくはきみだけを
その夕方の
きずつけた
あかるい日射しさえ
かわいすぎた、から。きみが
赦して
きみだけを
きずつけた
かわいすぎた。きみが
赦して、きみだけが
あやうい狂気を
うとましい。ただ
転がす。わたしは
きずつける。ぼくを
ささやかで、もう
過剰すぎ、だから
手のひらに。と、
赦して、ぼくを
こころもとない、それ
相応しくは、ぼくには
狂気を。この
きみだけを不幸に
赦して
きみだけを
不幸に
あどけなすぎた。きみが
赦して、ぼくを
あざやかな、日射し
ぼくはきみだけを
さえ、も。夕方に、その
不幸に染めた
咬む。くちびるを
あどけなすぎた、から。きみが
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