ユキマヒチル、燦濫 ...for Arkhip Ivanovich Kuindzhi // ほ。舞い散る。…ほ/ほ、ほ、ほ、ほ、/ほ。舞い散る。…ほ/ほ、ほ、ほ、ほ、//散文と詩;14
以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。
また、たとえ作品を構成する文章として暴力的・破壊的な表現があったとしても、そのような行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしそうした一部表現によってわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでもそうした行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。
11歳の高明。その
やめてください
明晰夢
6月。水曜日、
わたしを、もう
しかも。なにも
朝。夢を
さがさな、
しないよ。操作は
見た。そこに、高子はひたすら孔を掘っていた。彼女自身を葬るため、と。見てすぐに知った高明はわざと、「それ、」…だれの?と。墓孔でしょ?問いかけようとし、
やばい
きみは?
て、ゆくんだ。墜ち
思いとどまる。あやうく、
ぼくが
きみは?
も、な。傷みも、な
危機。彼女自身を葬ろうと、背を
死んだ
きみは?
も、な。後悔も、な
のけぞらせた高子が誤って、むしろ高明を落とし入れてしまう可能性がある。取り乱した高子は落ちたのが高明とも自分とも気づかないまま土をかけつづけてしまうに違いない。信じられないほどの重量を、その
わたしたちは
いいよ。いま
ひとつぶひとつぶが
そうだ。むしろ
きみは。きみだけは
保持していたそれら、
砂粒のようにも
ね?好き放題に
砂粒。微細な、
厖大な
して。深呼吸を
ダイヤモンド製の粒。たち、
可能性とともに
いいよ。いま
の、厖大な
存在していた
きみは。きみだ
もはや塊りを。突き落とすだろう、と。高明。思う、ぼくは、と。だから
あなたを
埋めて。…て
してください
彼女が
好きでいていい?
埋めつづ、…て
わたしを
返り見ようとするその一瞬に。そんな夢。謂く、
埋葬だろう?それ
あなたを?わたしを
いいだろう。それ
それこそがあなたの
埋葬だろう?それ
死なないよ。まだ
あなたを?わたしを
きみがたとえ、ば
いいだろう。それ
希求しても、だ
それこそがあなたの
埋葬だろう?それ
生んだこと。そして
生きてるよ。おれは
いたぶって。て、
あなたを?わたしを
育て、だから、さ
きみがたとえ、ば
いじめて。なぶって
いいだろう。それ
殺さなかったこと、を
後悔しても、だ
いたずらな指で
それこそがあなたの
絶望だった?その
その夢に。ただ
希望だった?最後の
いいよ。もう
表現。ひとつの
匂いもしない。それら
願い?せつなる、ないし
好きなだけ、あなたは
表明。もしくは
花びらたちだけが舞ってい
かたち。苦痛の、…かな?
笑ってて、い
歓喜だった?その
埋葬するあなたを
生きてるよ。おれは
擬態し、あなたを
きみがたとえ、ば
ふかく。わたしは
後悔しても、だ
埋めてしまおう
その亡骸をさえも
死なないよ。まだ
擬態し、ぼくを
きみがたとえ、ば
ふかく。あなたは
希求しても、だ
埋めてしまうだろ?
11月。由比が浜。光輝だけがふと、
いきいきとした
おさな、
息をついた。祐也は
体臭。が、
おさないよ
そっと高明に流し目をくれ、そしてその意味はじぶん自身にも「…って、」わからない。「みんな、変わんないね」高明。祐也が「でもさ、」笑う。「こいつ、女できた」
「どんな子?」と、「かわいい?」樹々。すでに嘘とは知れていた。あわてて打ち消す光輝の羞恥が、眼にあまっていたから。光輝が「それなりにみんな、」ささやく。「変わってるよ」
「でも、
過去?
絶望的なまでに
いやだ
そんな、俺、ここ、
もう。きみに
おさない
なりたくない
そんな、さ。離れてた、
存在は
きみたちは。そして
あなたのようには
っけ?…って、
ぼくの
愚かだ
もっと、わたしは
離れてた。おれ」
「おまえに」祐也。「さ。比べりゃ、さ。なんか基本、みんな」稀薄な、「ほどほどなんだけど」あいまいな共感を「でもさ、」高明に。「たとえば、」
「なに?」…覚えてる?と。ささやいた祐也の眼には不可解な嘲笑と羞恥が、複雑にからむ。「柴田先生」…って、「覚えてる?あの、」
「だれ?」
見よ。あなたが
乾燥する
「人気だったじゃん?」
かろうじて見える
肌。ただ
「数学?…タコじゃん」
その風景を
ひからびてゆ
「小学校」…か、と。高明。あれ、と、…か。あの、失笑。いつでもつねにいやらしい眼でこどものおれを追いかけていた恥知らずの「どうしたの?その、」…あれか。と、「なんかした?」唐突な憐憫。容赦なくやわらかでせつない、
あ。いま、ぼくは
おめっ。え、
眠いよ。ただ
それ。高明は「結婚とか?」
記憶喪失
おめでっ。え、
どうしようもなく
まなざしの外。そこに孤立した樹々を意識した。あるいは、蚊帳の外にあるしかない樹々の、だから当然にすぎない孤立をあえて思いやってやれるのは「ち、」高明以外には「…ちげ、」いるべくもなく思え、「ちげぇの。それが、さ。いま、さ。なんかそうとう荒れてるらしいよ」
ぼくらは
傷み?感じないよ
「ウリでもはじめたか?」失言。
ふとした
もう、きみが
高明。じぶんの
集合体。過失の、
なにを云っても
失言を「あの年で」失言と知る。樹々の「とち狂っちゃって、」まなざしのかたわらで。「それどころじゃねぇ」光輝。「自殺未遂とか?病みまくってさ、もう手首とか?傷だらけらしいよ」…マジ?と。つぶやきかけた高明の声を祐也が「交通事故、」つぶす。「やっちゃったじゃん」
「いつ?」
え?
笑え
稀薄で。しかも
「知らねぇの。壬生くん」
「最近?」
え?
力の限り
新鮮な、この
「2年前じゃね?」そしてはじめて高明は柴田香月の頸椎損傷を知った。樹々はそっとあくびを咬み殺す。謂く、
と、なぜ?な、
そこに、稀薄に
猶も新鮮な
傷み、が。そこに
と、なぜ?な、
覚醒感と。それと、と、
ない?なんか、さ
やばいんだ。わたしは
そこに、稀薄に
喪失感。みたいな?
一瞬、ここが
かなしいん、だ。いきなりの
猶も新鮮な
実在。目舞いの
どこ?って、そんな
鬱、だ。ナイーブな、
傷み、が。そこに
目覚めていた
ふかく息を
吸い込むような
撒く。毒を
目覚めていた
笑ってられる。の、さ
毒づく。ど、なんで?
やばいんだ。わた、た、…え?
ふかく息を
きっと。あしたも
一瞬、きのうの、さ
かなしいん、だ。いきなりの
吸い込むような
実在。わたしの
夜。想いだしちゃっ
ナイーブな鬱。だ
撒いてい、いっ。毒を
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