(無旋律の音声のための)散文、祈りのない賛歌とフーガ;詩3篇 03-01





#3//爪に。その/尖端にさえも/ひかりたち。あれら/辛辣なものらの//


わたしはひかりにさらされていたい!在った痕跡が風化するまで。風化してさえ。あざやかな色彩さえもう、見えないくらいに。


ひかりに、わたしが。この、 ;recitativo

   お願いですから

    わたしは

     色彩。あざやかな

ひかりに、

   死んでくだ…ええ

    ひかりに

     を、さえ。もう

ひかりに、

   じぶんであなたは

    さらされていたい!

     わたしは

ひかりに、…なぜ?

   締めあげて。頸を

    在った痕跡が

     ひかりに

さらさ、

   ええ、 ;contrapunctus à 4


   爪に。その

      きみをも、まるで

    どうしてだろう?

     知っ、…ほら

   なまぬるい尖端

      裏切ったかに、この

    ね?きみの

     知ってる?

   ひかりたち。あれらを

      やわらかだろう?爪さえ

    微笑をも

     知っ、…ね

   と、はじく挙動を


   え?


   なぜ?

      爪に。その

    思いだせなかった。まして

     みんな、わたしたちは

   なぜ?

      尖端。やや

    声を。耳は

     発光していた。もう

   なぜ?

      なまぬるいひかりら

    拒絶したかに?

     歎かわしいほど

   なぜ?猶も


   ええ、


   わたしはひかりにさらされていたい!

      かきむしれ!ええ

    思いだせなかった。やがて

     いたたまれず、だから

   なまぬるい表皮

      晴れやかな、これら

    ぼくたちを。きみは

     きみさえも、いま

   ひかりたち。あれらに

      陽光。芳醇な

    裏切ってしまうに、そう。ちがいないのに

     背けるのか?顔を

   発光させら、…ん?つづけていたまま


   え?


   見なかっただろう?

      尖端に。そのなまぬ

    なぜ?

     爪に。その

   気づかなかっただろう?

      ひかりたち。無条件の

    なぜ?

     なまぬるい尖端

   明晰で、しかも

      密集。ね?爪

    なぜ?猶も

     ひかりたち。ら!あれら

   明瞭にすぎない、この


   ええ、


   発光には。きみも

      忠告しておく

    爪に。その

     さらすがいい。せめて

   きみ自身をも

      そう。けだものたちは爪をも牙をもかくしながらも

    なまぬるかっ、…ん?

     いまはわたしにさえ隠しとおしていた

   ひからせなが、…ん?らも

      逃げ去るべきだったの

    ひかりたち。あれら

     温度くらいは、その

   だれひとりさえも


   爪に。その ;aria

   尖端にさえも

   ひかりたち。あれら

   辛辣なものらの


   …見よ


   密集を。見て

   あつまって、しかも

   見よ。うそぶいて

   ゆらがした発光


   …見て


   気配もないまま

   ひかりに、わたしは

   さらされていたい!ええ

   なまぬるい表皮が


   …見よ


   訴え、乾燥を

   忌んだ渇きを

   ひかりたち。あれら

   辛辣なものたち


   ええ、


   そうだ。…った ;canon à 4;01

      どう?

    だっ

     ええ、そ

   われわれは。あえて

      もう?

    だっ

     そう。…だった

   辛辣で、そして

      はじけちゃいそう?

    あっ

     った。だっ

   辛辣なものとして


   けだものなら、いま

    そうだ。…だった

   ん?目覚めたのたが

    われわれは。そして

   われわ、わっ。ふと

    辛辣なものとして

   ええ。窒息しかかるふりをし


   た

    た

     だっ

   そうだね?きみの

    匂いを追った。あれは

     そうだ。…だっ

   ゆびにふれよう

    けだものたちの

     われわ、わっ。そして

   そうだね?わたしの

    痕跡。…でしょ?

     辛辣なものとして

   有す資格の


   強いたまま

      そう?…だっ。そ、

    そうだね?きみは

     抉られた舌を

   われわれは。やがて

      われわ、わっ。そして

    ふれようと、ゆびに

     もてあそんでみる。そんな

   目を奪われて。もう

      辛辣なものとして

    え?息吹きを、ええ。ほのめかせ

     自傷。唐突な

   滅びるのだろう?…ね、


   繁殖

      そう?

    ええ、もう

     そう?

   苛烈な

   そうだ。…だっ ;02

      なかったじゃないか。なにも

    強いられたのだ!

     そうだね?きみの

   われわ、わっ。あえて

      救済など。または

    われわれも。いま

     ゆびに、あざやかな

   辛辣で、そして

      苦悩さえ、…そう

    滅びるのだろう?…ね、

     あげよう。裂傷を、この

   辛辣なものとして


   けだもの?いま

      不埒に、ね?

    そうだ。…だっ

     強いられたのだ!

      だっ

       だっ

   ん?まばたいたのだが

      ぼくらは、だから

    われわ、わっ。そして

     われわ、わっ。もはや

   わっ。ふと

      息をすいこみ

    ええ。辛辣なものとして

     滅びたのだろう?…ね、

   えづき苦しむふりをした


   そう

    そ、

     そう

   だね?きみの

      けだものなら、いま

    足あとを探した。あれは

     そうだ。…だっ

   ほほにふれよう

      ええ。わたしたちは

    けだものたちの

     われわ、わっ。そして

   そうだね。え?わたしの

      ん?目覚めていたが

    あっ!痕跡。…でしょ?

     辛辣なものとして、ええ

   きざす希望の


   導いたまま

      そう?…だった。そ、

    そうだね?きみは

     ちぎられた耳たぶを

   われわ、わっ。やがて

      われわれは。そして

    ふれようと、ほほに

     もてあそんでみる。そんな

   口をふさがれて

      と、…なぜ?辛辣なものとして

    暗示したのだっ、息吹きを。た

     自嘲。唐突な

   滅びるのだろう?…ね、


   繁殖

      そう?

    ええ、もう

     お?

   凄惨な

   そう

    お

     おう

      そ

   おう、…だった ;03

      なかったじゃないか。なにも

    導かれたのだ!

     そうだね?きみの

   われわ、わっ。あえて

      救済など。または

    われわれも。いま

     ほほに、あざやかな

   どうしよもなく辛辣で、かつ

      苦悩さえ、…そう

    滅びるのだろう?…ね、

     あげ、ええ。裂傷を

   ただ辛辣なものとして


   けだものたちなど、いま

      不遜に、ね?

    そう、だっ…だっ

     導かれたのだ!

   ん?翳りにうずくま、…た

      だからぼくらは

    われわれは。そして

     われわれも。もはや

   われわ、わ、わっ。ふと

      鼻水をすすった

    ただ辛辣なものとして

     滅びたのだろう?…ね、

   引き攣けをおこすふりをし


   た

    あ

     だっ

      あ!

   え?


   そうだね?きみの

      けだもの?いま

    吼え声を思っ、吼え声を思っ、吼え声を思っ、あれは

     そうだっ…だっ

   まゆにふれよう

      ええ。わたしたちは

    けだものたちの

     われわ、わっ。そして

   そうだね?わたしの

      ん?まばたいていたが

    痕跡。…でしょ?

     た、辛辣なものとして

   求めた可能性の


   切り開いたまま

      そう?…だっ、そ

    そうだね?きみは

     ひき抜かれた歯を

   われわわわ。やがて

      われわれは。そして

    ふれようと、まゆに

     もてあそんでみる。そん

   表皮を剥がれて

      ただ辛辣なものとして

    息吹きを、と。とどまらせ

     自虐。唐突な

   滅びるのだろう?…ね、


   繁殖

      そう?

    ええ、もう

     え?

   絶望的な


   わたしはひかりにさらされていたい! ;antiphona

    壊れ去ってしまった

   在った痕跡。痕跡さえ

    気づいた。いま

   傷痕?ふるい

    ひかりの粒子さえ。だから

   かさぶたじみて


   われわれはあえて

    風化するまで

   繊細な息を

    風化してさえ

   息を。吐き棄て

    あざやかな、それら色彩をさえも

   さらしていたのだ。ね?


   もう。見えないくらいに

    微笑を。きみを

   ひかりに!きみに

    ななめの背後で、その

   あどけないくらい

    そこ。傷みさえして

   あてどない、…ね?


   叫ぶべき喉の

    ささげたん、そう。…だ!ほほ笑みを

   発声機構の複雑を

    やわらかな。ええ

   もう、きみは

    ね?でもわたしだけは、ささ

   理解できないの?


   褪せよ。そして

    執拗に。かつ

   皮膚にさえ、汗

    不穏に、わたしは

   みじかく叫んで

    容赦なく、この

   褪せて仕舞え!

   いいかね?


   それは絶望 ;hymnus

   ないし失望

   唐突な、やや

   痙攣を。ゆびも


   わたしはひかりに

   ひかりに、ひかりに

   なぜ?いまも

   さらされていたい!


知っていましたか?きみは

   さらさ

もう、たった

   さら

    ささ

ひとりで滅びて仕舞っ

     さ、

   ら

    ささら

     あっ

   さらさ

    ら

     さ

のだ。…と ;recitativo


   ひかりを。え? ;quatrain

   飲み込んで、きみは

   え?目舞いさえ

   え?のけぞりかえって


叫びそうに、もう。叫び、叫び散らして仕舞いそうに、きみは ;responsorium à 3;01

   まばたく。そう

    叫びそうに、もう

     嘘なんか、だから

   まぶたのわずかな

    叫び、叫び散ら

     いいんだ。ひとことも

   周囲にだけ

    散らし、しかも。きみは

     ええ。用意しさえもしなくても

   さわがせ


   え?


叫びそうに、もう。叫び、叫び散ら、…きみは ;02

   まばたく。そう

    叫び。叫び。の、ような…なに?もう

     さびしさなん、だから

   睫毛のわずかな

    叫び、び。微細な、散ら

     いいんだ。だれにも

   至近にだけ

    散らし、猶もきみは

     見出さなくて、さえ。も

   ざわつかせ


   あっ


叫びそうに、もう。叫び、叫び散らして仕舞、ま。まだ?きみは ;03

   まばたく。そう

    叫びそう、もう。そう。もう、そ

     傷みなんか、そこに

   網膜にさえ!

    叫び、ん。敏感?び、散ら

     いいんだ。うしろむきの

   ふれそうなすれすれにあえて

    散らして、あえ…ええ。きみは

     顎に。血が、飛沫

   こすりあわせかけ


   て、えっ


叫びそうに、え!もう。え!叫び、いっ!叫び散ら、だまれ。きみは ;04

   まばたく。そう

    叫びそう、そ。ややなやま、…もう

     かなしさなんか。だから

   睫毛。その唐突な

    叫び、叫び散ら

     咥えろ!…ええ

   発狂に、ふいの狂態?あえて

    散ら、ら。ららら、きみは

     鼻孔に手首をつっこんで見せろ

   吐息をもら


   らっ


   ら、


   あっ


叫びそうに、もう。叫び、叫び散らして仕舞いそうに、き ;05

   まばたく。ききき、そう

    叫びそうに、き。もう

     真実なん、危機?だから

   まぶたの、いいえ。不穏な

    叫び、叫び散ら

     いいんだ。一瞬も

   叛乱に、だから全身の細胞がきみに糾弾の声をあ、やがて

    散らし、いっ。きみは

     準備しようとしなくても、なにも

   傷みを知っ


   いっ


;canon à 4

   ひかりらは

   ららら

   凶暴なん、…あっ


   野生だから、

   さ

   さささ


   野獣だから、さ

    さささひかりらは、あっ

   いわば、…どう?

    ららら

   吐き気は?

    ええ。野生だから、さ

     さささ

   いまは?まだ


   だっ


   夜が明けようと

    え?

     え?

      え?

    凶暴なん、…だっ

     あ!ひかりらは

   し、…ええ。し

    あ。いま突然の

     ららら

   ないうちに。し

    悲嘆。なんて

     野生なんだから、さ

   ないままきみに


   さ

   ん?

   さ


   キスしてみたい

      ひかりらは

    ええ。すでに充分、凶暴なん…だっ

     野獣だから、さ

      だっ

       だっ

   夜が、さっ!明けようと

      ららら

    あ。いま突然の

     ん?ひかりらは

   空が、だ!きみの

      野生だから、さ

    不審。なんて

     昏み

   網膜に落ちても


恐い? ;recitativo

   日射しから、おれを

    まさか。あなたは

     敗北だ。と、

恐くない?

   かくしてくれ、か

    1秒だって

     そう。まえぶれさえもなく

そう。…それはとっても良かっ

   かくしとお

    生きられはしないよ。いまや

     敗残?

良かったですね?


   だからひかりをも ;sequentia à 2;01

    もう、気絶するがいい。わたしが

   いまにもきみは

    あっ!いま

   いまこそ、あっ。きみだけが

    見つめているうちに

   飲み込みかけていながらにし


   て

    え?

   口蓋に、…ほほほ


   ら。ひかりさえ ;02

    しゃぶりあう?わたしが

   いまでさえ、きみは

    あっ!いま

   いまにすら、も。あっ

    見つめているうちに

   飲み込みな、なに?がらにし


   て

    え?

   口蓋に、…ええ


   ひかりこそ ;03

    かきむ、そう。ひたいを、この

   きみがいまにも

    あっ!いま

   いまなお、い。いっ

    わたしがあえて見つめているうちに

   飲み込ん、ええ


   え?

    ええ

   口蓋に、ええ!

   ひかりらを ;04

    咬むがいいんだ、舌をも。わたしが

   いまだけだよ?きみは

    あっ!いま

   いまのうち、あっ

    見つめているうちに

   飲み込みながらにし


   て

    いやだっ

   口蓋に、…だっ


   て。あっ!ひかりをも ;05

    ら、そう。そのしろ目をさえ剥いたま、…わたしが

   きみはいまさら

    あっ!いま

   吐きそう?やめて、あっ

    見つめているうちに

   飲み込みきって仕舞いさ、…て


   孔?

    え?

   口蓋に、…ええ

    どこ?

     孔?

   どれ?


   だれ?












Lê Ma 小説、批評、音楽、アート

ベトナム在住の覆面アマチュア作家《Lê Ma》による小説と批評、 音楽およびアートに関するエッセイ、そして、時に哲学的考察。… 好きな人たちは、ブライアン・ファーニホウ、モートン・フェルドマン、 J-L ゴダール、《裁かるるジャンヌ》、ジョン・ケージ、 ドゥルーズ、フーコー、ヤニス・クセナキスなど。 Web小説のサイトです。 純文学系・恋愛小説・実験的小説・詩、または詩と小説の融合…

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