蘭、ブルボン、胡蝶蘭とその他あらゆる花々たちのための詩とフーガ;詩的言語の技法、第2巻;詩4篇 03-01
#3//ななめに、ひかり/飽和するだろう?…ね、/やがて。そして/わたしたちは見つめ//
ななめに、ひかり ;hymnus
飽和するだろう?…ね、
やがて。そして
わたしたちは見つめ
見つめあっていて
ふれて。ふれあって
くちびるを。そっとだけ、その
ゆびとゆびとで
聞こえた? ;recitativo
ななめに ;canon à 4;01
いまも。ゆら
ふりそそぎ
ん、ね?
飽和するだろう
ね?
ひかりが。いまも
ななめに、ひかり
ささやかだから
飽和するだろう?…ね、
ささやかだったから
やがて。わたしたちは
見つめあったのだ。この
わたしたちさえも
見つめ、
ななめに
ね?
やがて、ね。ね。ね
見つめあっていて
いまも。ゆら
ふれあうのだろう?
ふれて。ふれあっ
ふりそそぎ
ね?…ええ
あっ
やがて、ね?
ゆびを。え?
くちびるにゆびを
ななめに
あっ
飽和するだろう
ふたり、ね?
いまも。ゆらぎ
あっ
ね?
たがいに、
ね?そう。わたしたちは
ふりそそ
ぎ
いっ
ぎ
くちびるにゆびを
あっ。ひかりが、いまも
猶も目と目を
影だ。あざやかに
ふたり。たがいに、
貪りあっていた
ね?ふさいでいても、目を
あっ
やめて。いやらしいから
咀嚼音。やや
そう。いい。ん、そう
いいのだ
あっ
死ねばいい。いっ
乾いた
ね?
ななめに ;02
失語していい?だから
きみは、しかし
やがて、ね。ね。ね
いまも。ゆらぎ
背中には。もう
わたしの叫び声をすら、も
ふれあうのだろう?
ふりそそぎ
いじましい
聞き取るべき義務が
ね?…だから
ふいに、ええ
飽和するだろう
温度!
あると想えはしないか?
ゆびを。もう
ええ、
ひかりら。いまにも
いまも。ゆらぎ
ななめに、ひか
おもいっきりの
はじけそうにも。に、さえも
ななめに
飽和するだろう?…ね、
みだらさで。あっ
はじけとび、いっ。そうにも
ふりそそぎ
やがて。わたしたちは
ふしだ、あっ。ら!
見つめあう以外になにを?
無実だ。わた
ななめに
見つめ、
なな
ね?
やがて、ね。え?ね
だからうしろから、さ。抱きしめら
見つめあうがまま
あっ。いまも、ゆ
ふれあうのだろう?
そっと、ら!かつ
ふ、…そう
ふりそそぎ
ね?…ええ
大胆に、ら。そう
あっ
ふいに、え?
ゆびを。ええ
舐めるがいいよ。ゆびを
知ってた?でも
あっ
飽和するだろう
ふたり、ね?
ぼくらは知性を模倣した。あの
あっ
ええ、
たがいに、
ね?そう。わたしたちは
脛をもくるんだ足元の
舐めるが、ゆびを。いっ
ひかりら。いまにも
だれにも見られてはいないと
影が。知性であっ
ふたり。たがいに、
共喰いしつづ、…ええ
ね?構築を。仮構の
あっ
やめて不潔だから
咀嚼音。やや
そう。不遜な。…ん、そう
いいのだ
背中には陽光。赤裸々な
死ねばいい。いっ
ほがらかな
ね?
ななめに、ひか ;organum à 4
聞こえる?
好きだよ。り、そんな
もう、り。言わないで
飽和するだろう?…ね、
ね?
ね?
ええ、
やがて。そして
ななめに、ひか
ら、ら、ら。綺羅め
きれい?…り、
わたしたちは見つめ
見つめあっていて
ええ。ささやきあうさえ
あい。かさね、あ
見つめあっていて
ふれて。ふれあっていて
いたましいのだ。いま
おうよ。よ、
ふれて。ふれあってい
くちびるを。そっとだけ、その
ぼくらには。…おお、
おうよ。かさ
くちびるを。そっとだけ、そ
ゆびとゆびとで
知れ!花々はすべて ;responsorium;01
え?
氾濫させたのだ
しずくは、…と
声。声を立てる
盗賊だったと?
ち、ち、ち、
刹那。その
隙さえあたえずに
え?
し、
え?
ええ、そう
締めないで。お願い
あ、あ、あっ!…と
散っ、ち。散っ
ええ
頸を
まさか。声を
た、んだ、から。ね?
え?
知れ!花々はすべて ;02
え?
横溢させたのだ
しずくは、…と
声。声を立てず
盗賊だったと?
ち、ち、ち、
一瞬に、その
うつむくけもたち
え?
し、
え?
ええ、そう
傷めないで。お願い
え?わたしには
散っ、ち。散っ
ええ
肌を
なにも聞こえな、声は
た、んだ、から。ね?
え?
知れ!花々はすべて ;03
え?
充満させたのだ
しずくは、…と
声。声を飲み込み
盗賊だったと?
ち、ち、ち、
一秒未満の、そ
はしゃいだのは、だれだ!
え?
し、
え?
ええ、そう
ぶたないで。お願い
あ、あ、あいしてるってもう
散っ、ち。散っ
ええ
見逃して
何度も言ったじゃな
た、んだ、から。ね?
え?
知れ!花々はすべて ;04
え?
あふれかえら
しずくは、…と
声。なぜ?わたしの
盗賊だったと?
ち、ち、ち、
瞬く間もなかった、その
奪ったのですか?最後の
え?
し、
え?
ええ、そう
飛び散った?色彩。または
吐いた。息を
散っ、ち。散っ
ええ
鋭利な白濁
わたしは。その
声を。…ね?
え?
だっ ;cadenza
え?
た、んだ、
だっ
え?
から
ええ!
ね?
ち。いっ、
いっ
直後に!
ええ。わたしは
散った?
いっ
どうしてだ?
うつくしい。まさに
飛び散る影さえ
ち。いっ
まさか
かなしんでいるのか?
そう。夢見られた
ゆびさきには、この
いっ
わたしが。…あっ
奇蹟の花。かに、
かくしとおし
て
ん?
て、
波紋を?その ;sequentia à 4;01
きみよ。しずかな
見つめあっていて
ら
大気は。…飛沫
傷痕であれ
ふれて。ふれあっ
ら
しずくがはじけ
た
た
え?
あっ
ふるえを。ほら
その時。すみやかな
膨張
まるく、まっ
見える?ほら
くちびるを。そっとだけ、その
波紋。あっ
四維に。波紋を
わたしがきみの
ゆびと。そう、ゆびとゆびとで思いっきりのや
波紋。おっ
まるく。あっ
背後で
い。やらしさで
波紋。はっ
ひろげただろう
か?
波紋を?その ;02
きみよ。冴えきった
見つめあっていて
ら
大気は。…飛沫
沈黙であれ
ふれて。ふれあっ
ら
しずくが壊れた
え?
あっ
ふるえそう?きみは
その時。迅速な
拡大
まるく、まっ
見える?ほら
くちびるを。そっとだけ、その
波紋。あっ
四維に。波紋を
わたしがきみの
ゆびとゆびとで思いっきりの
波紋。おっ
花にでも、そう。しずくは
まだ醒めないまぶたに
考えられな!卑猥さで
波紋。はっ
散らされたのだろう?
ん?
波紋を?その ;03
きみよ。あり得ない
見つめあってい、ええ。て
ら
大気は。…飛沫
喪失であれ
ふれて。ふれあっ
ら
しずくの破局。そう
え?
あっ
ふるえを。ほら
その時。ら、俊敏な
肥大
まるく、まっ
見える?ほら
くちびるを。そっとだけ、その
波紋。あっ
四維に。波紋を
わたしがきみの
ゆびとゆびとで、なぜ?思いっきりの
波紋。おっ
花を。しずくが
後頭部にさえ
だからクッソすけべったら、
波紋。はっ
飲み込んだにちが、
血が?
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