蘭、ブルボン、胡蝶蘭とその他あらゆる花々たちのための詩とフーガ;詩的言語の技法、第2巻;詩4篇 02





#2//うるおった/ん?花は/花に、しずくは/どう?似合っていますか?//


   うるおった ;organum à 4

      波紋。と、

    いやなんだ。たとえ

     花に、しずくは

   ん?花は

      仮構せよ。冴えた

    蕊に咬みつく

     どう?似合っ、どう?

   花に、しずくは

      水面に。昏い

    黒虫をさえ

     しずくに、花は

   どう?似合っていますか?


   あ!

   あ!

   あ!


   窒息の青い

      波紋。なぜ?それは

    す、の。あっ

     似合っていますか?

   沈む色彩に

      ふ。花びらのせいだ…る、え?ふる、墜ち

    殺すのは?たとえ

     うるおいあうのだ

   染められ、傷む

      波紋。はっ

    蜘蛛をも。残酷な

     似合っていま

   花。ブルボンに、あっ


   見て!…ええ、 ;canon à 4;01

      いや

    はっ

     あ

   見よ。きみは

      やめ、あ

    はっ

     あっ

   あえて、え?その

      い

    はっ

     ええ、

   息をひそめ


   て


   しずくは、…と

    見て!…ええ、

   まばたきを、その

    ひそめよ。きみは

   え?し、かけた

    息を。その

   ぼくらは自傷しあいつづけるしかないのだろう


   か?


   似合っていますか?

      しずくは、…と

    破滅を。しずくの

     見て!…ええ、

   どう?うるおった

      花々は殺意に

    崩壊を。きみは

     見よ。いま、きみは

      あ!

       あ!

        あ!

   ん?花は

      まみれきったままで

    歎くがいいん、

     泣き叫んでいる

   花に、しずくは


   いま?

      ブルボン!それは

    振り返らないで!

     窒息の青い

   しずくは

      ええ。もはや留保なく無防備に愛した花だ。…った、

    きみには、ね?

     沈む、その色彩に

   いま?

      だった!きみさえも

    謎めていてほしい、と。え?

     染められて傷む

   ふる、ふ。えて、い


   ん、だ。から

      窒息の青い

    まだ?わたしたちに

     ええ。そう

   ね?

      沈む色彩が

    そそがれるべ

     ええ、え

   え?

      ぼくらを壊した

    き、曙光は

     え?

   ん。…ええ


   傷みを知ったひとはだれでも

   だれもに

   やさしくなれ、…え?

   ね?


   見て!…ええ、 ;02

      いや

    傷みを知ったひとはだれで

        も

       も

      も

     あ

   見よ。きみは

      やめ、え?

    にじませていった。その

     あっ

   あえて、ええ。そ

      い

    吐息をも

     ええ、

   目をも。ほそめ


   て


   しずくは、…と

    見て!…ええ、

   ためいきを、そこで

    ほそめよ。きみは

   吐き、え?かけた

    目を。ば、

   ぼくらは自傷しあいつづけるしかないのだろうか?


   か?


   似合っています

    か?

     か?

      しずくは、…と

    破滅を。しずくの

     見て!…ええ、

   どう?うるおっ

      花々は狂暴に

    崩壊を。きみは

     見よ。いま、きみは

   ん?花は

      開口をひろげ

    疑うがいいん、

     われをわす、わ!わす、ん?…れて

   しずくは花に


   いま?

      ブルボン!ああまさに

    振り返らないで!

     青い、窒息の青い

   しずくは

      花だ。…った、愛した

    ぼくらは、ね?

     沈む、あれら色彩に

   いま?

      だった!きみさえも

    解きほぐせない、え?

     染められ、て。傷む

   ふるえ、あっ。い


   ん、だ。から

      窒息の青い

    まだ?わたしたちを

     ええ。そう

   ね?

      沈む色彩が

    咬みしめるべ

     き

      いっ

       やめて

     ええ、え

   え?

      ぼくらを穢した

    曙光は

     は?

   ね、…ええ


   すてきだよ。きみも

   だれがなんと、そう

   罵声をあび、…え?


   見て!…ええ、 ;03

      いや

    すてきだよ。きみも

     あ

   見よ。きみは

      やめ、あ

    叫びながら、そう

     あっ

   あえて、え?その

      い。て、ち。て、ち、

    墜ちてゆけば、い

     ええ、

   舌をふるわせ


   しずくは、…と

    見て!…ええ、

   まなざしを、その

    ふるわせよ。きみは

   むけ、え?かけた

    舌を、も

   ぼくらは自傷しあいつづけるし、


   え?


   か?あっ、傷つけあっているしかな、あっ!…自傷として


   え?


   似合っていますか?

      しずくは、…と

    破滅を。しずくの

     見て!…ええ、

   どう?うるおっ

      花々は一瞬で

    崩壊を。きみは

     見よ。いま、き

   ん?花は

      砕け散るだろう、が

    せせら笑う?…いん、

     狂気して、やや

   花に、しずくは


   いま?

      ブルボン!それは

    振り返らないで!

     窒息の青い

   しずくは

      そう。無条件で愛した花だ。…った、

    お願い、ね?あの

     沈む色彩に

   いま?

      だった!きみさえも

    口を覆っていよ。…え?

     染められて傷む

   ふるえて、い


   わからなわからなわからな、


   なぜ?…た。から

      窒息の青い

    まだ?わたしたちを

     ええ。そう

   ね?

      沈む色彩が

    発光させるべ

     ええ、え

   え?

      き。いっ、ぼくらを殺した

    き、曙光は

     え?…ききっ

   ね、…ええ


   ほしいのだね?きみは

   せめて、いま。その

   こころをもいや、…え?


   見て!…ええ、 ;04

      や。いや

    ほしいのだね?きみは。この

     や。やあ

   見よ。きみは

      やめ、あ

    世界のすべてが

     あっ。やあ

   あえて、ええ。その

      い

    狂暴な牙を、む

     き?ええ、

   口蓋を傷め


   あっ!


   しずくは、…と

    見て!…ええ、

   ためらいを、そ。ためらい傷?

    傷めよ。きみは

   ざわめか、…あ!せ

    口蓋をさえ、も

   ぼくらは

    あ、

   自傷しあ

    あ、

   いつづけるし

    あいしてる?

   か

    あいあ、

   ないのだろう、お


   からみあっていつづけるしか?…自傷


   お!


   似合っていますか?

      しずくは、…と

    破滅を。しずくの

     見て!…ええ、

   どう?うるおっ

      花々は加虐に

    崩壊を。ね?きみは

     見よ。いま、ま、

   ん?花は

      ええ。深刻に飢渇したままで

    絶望していさえすばいいん

     朽ちた?ん、

   花に、しずくは


   いま?

      ブルボン!それは

    振り返らな、…莫迦

     窒息の青い

   しずくは

      愛した花だ。…った、でしょ?

    きみには、ね?

     沈む色彩に

   いま?

      だっ、だっ、だった!きみさえも

    しあわせでいてほしい。ええ

     染められて傷む

   ふる。る、えて


   い


   ん、だ。から

      窒息の青い

    まだ?わたしたちに

     ええ。そう

   ね?

      沈む色彩が

    見棄てらるべき

     ええ、え

   え?

      埋葬したのだ。ぼくらをも

    曙光は。あっ

     え?

   ね、…ええ


   守ってあげたいん、…そう

      あっ!

    うるおった

     どう?

   ん?花は

      あ、

    やめてくだ

     いっ

   きみを。ぼくたちは

      に。…あっ!

    花に、くだい!しずくは

     どう?

   かぞえきれないほど


   の

    お、

   の

    ああ

   夜を、

    お、

   もう。…ええ


   わたしたちは ;coda

      飛沫。ちっ

    ブルボン!それは

     あ、窒息の青い

   だからわたしたち固有の殲滅のうえに

      ちっ、い。ちっ

    ブルボン!それは

     沈む色彩に

   すでに、む!ほら

      りらっ。ちっ

    ブルボン!ら、ら、

     染められて傷み

   冴え切った明けを


   見たかい?


   うるおった ;hymnus

   ん?花は

   花に、しずくは

   どう?似合っていますか?


   窒息の青い

   沈む色彩に

   染められて傷む

   花。ブルボンに、…あの


だから、きみは冷酷でしかもやや間抜けな実行犯であったにすぎない。…愚かしい。処刑されて仕舞うが、  ;recitativo

   いい?きみを

    花?

ね?

   好きなままでいて

    そう。かきむしら

     ね?

え?











Lê Ma 小説、批評、音楽、アート

ベトナム在住の覆面アマチュア作家《Lê Ma》による小説と批評、 音楽およびアートに関するエッセイ、そして、時に哲学的考察。… 好きな人たちは、ブライアン・ファーニホウ、モートン・フェルドマン、 J-L ゴダール、《裁かるるジャンヌ》、ジョン・ケージ、 ドゥルーズ、フーコー、ヤニス・クセナキスなど。 Web小説のサイトです。 純文学系・恋愛小説・実験的小説・詩、または詩と小説の融合…

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