蘭、ブルボン、胡蝶蘭とその他あらゆる花々たちのための詩とフーガ;詩的言語の技法、第2巻;詩4篇 01
#1//さわやかな風は好きですか?/それは、あまりにも/凄惨な、あれら/死屍たちをも//
さわやかな風は好きですか? ;aria
それは、あまりにも
凄惨な、あれら
死屍たちをも
ん、
とおりすぎて来ました
そよいでいました
すばしっこすぎた
抱擁。一瞬の、
ん、
雨の日を
蘭で。むらさきの
蘭にかざったら
ね?ほほ笑みを
見て
色彩を
見て!…綺羅めきを
翳りを
微動を
も、いいよ。…いっ ;recitativo
好きですか? ;canon à 4;01
風は。さわやかな
それは、あまりにも
凄惨な、あれら
死屍たちをも
とおりすぎて来ました
好き?さわやかな
そよいでいま、ま、
風が。そう
すばしっこすぎた
風が。吹きぬけ、…そう
一瞬の抱擁
雨の日を
吹きぬ、ええ
風は好き?さわやかな
蘭で。むらさきの
あれら。凄惨な
そう。きみにとっても
蘭に、ほら。かざったら
ね?そよいで行っ、ね?あれら
あまりにも悲惨
ほほ笑みを
色彩を
さわやかな風は
目を。もうおおうばかりの
ささげるがいいのだ
見て!…綺羅めきを
好き?あれら風さえ
え?死屍たちの
雨の日は、あの
翳りを
絶句。ふと
表皮のうえをも
蘭を。あの
微動を
ね?
好きですか? ;02
ええ、
風は。さわや
だれが!だれが!だれだ!だ、
さわやかな
蘭を
あまりにもそれは
とむらうというのか?あれら
好きですか?
ね。きみでしたか?
もう、わたしたちは
われわれすべての破綻を
好き?風が
切り殺したのは。だ!蘭を、あの
にも、かかわらず、にも
とおりすぎて来ました
とむらっ、蘭を。とむ
好き?さわやかな
色彩は、…蘭に
逸らしていたから?
ら、…蘭?わ、された
風。風が、ええ
ひびきあうかの色彩は
目を。ななめに、やや
蘭を。ぼくらは
吹きぬけて、そう
墜ちていっ、いっ、いっ
一瞬の懊悩
雨の日を
血のような、だから
吹きぬ、ええ
さわやかな風は好きですか?
蘭で。むらさきの
花粉に?…も。もう
わたしたちは、もう
それは、あ。きみにとっても
蘭にかざったなら
ぬらされて。いて
そよいで行っ、ね?あれら
あまりにも苛酷な
ふれないで!
色彩を
風は。さわやかな
目を、ええ。おおうばかりの
あたえるがいいのだ
見て!うばわれ、目を。すら、も
好き?あれら風さえ
死屍たちの
あの、雨の日は
こころをも
ん?息を飲み、ふと
網膜のうえをも
あの、…え?蘭を
微動。…そう、
ん?
好きだったんだ ;03
ね?
風が。さわやかな
だめだ!だ!だ!…え?
さわやかな
蘭を
それは、だれにも
莫迦な!とむらい得るというのか?あれら
好きですか?
ね、きみでしたか?
返り見られないままだった、そう?
破滅を。われわれの
好きですか?…風
屠殺したのは、きみ?蘭を。あの
死屍たちにも
とおりすぎて来ました
とむらっ、蘭を。と
好き?さわやかな
色彩は、…蘭に
わたしたちすべての
ら、ら、ら、わ。された
風。風が、そう
ひびきあいながら
否定しがたい無実を。その
蘭を。ぼくらは
吹きぬ、ええ。そう
つぶやきをもらした
え?須臾に、…い
いたぶりながら?
雨の日を
血のよ、…吐瀉されたかの。よう
吹きぬけて、ええ
さわやかな風。好き?
蘭で。むらさきの
な、蜜に?…も。もう
返り見られないままだったん、そう?
それは、だからきみにとっても
かざっ、蘭に。たら
ぬらされていて
そよいで行っ、ね?あれら
あまりにも、…なに?
そ。ささやきは、そ
ひびきは、そ。いま
さわやかな風は
おおうばかりに!目を
なにを見てるの?その
見て。…え?ほら
好き?ら。あれら風さ
死屍たちの
え!いつわられた目に
微風と。さえ、も。なっ
失神。ふと
頭髪をゆらしていたのだ
双渺に、微笑
ゆらぎあ、あ、あ、
いいよ、ね?ほほ笑んでいても。きみには、 ;recitativo
ね?
ね?
ね?
その
ね?
え、
ええ
資格があるから
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