ユキマヒチル、微光 ...for Arkhip Ivanovich Kuindzhi;流波 rūpa -337
以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。
また、たとえ作品を構成する文章として暴力的・破壊的な表現があったとしても、そのような行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしそうした一部表現によってわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでもそうした行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。
けば色彩。そのすべてが澱んでいた気がした。しかもあざやかに。みずみずしいまでに。宝石。だから、宝石。群れ。澱みのなかに、…気泡?と。だれの?
なにを、わたしは
なにの?
見ているのだろう?
なぜ?たぶん、
ここは、どこ?
ここにはもう、わたししかすでにいないというのに。もう、だれも、と。もう、なにも、と。もう、色彩。綺羅きら。雪の表面のかがやきに似て。見うしなわれた。もはや澱みは、綺羅ら。ひたすらに、ただひたすらな
なにを、わたしは
どこ?きみは
綺羅ら。水。たぶん
見ているのだろう?
さがしていますか?
水。それは、
ここは、どこ?
きみは、わたしを
水たち。それらは、息吹き。厖大な水たちそれらそのものが目覚めてふいに吐いた息吹き。気泡。いま、ここで泡に、と。雪のような、ユイ‐シュエン。綺羅ら。ふと、笑いかけ、
なにを、わたしは
どこ?きみは
辿り着くのですか?
口蓋。
見ているのだろう?
さがしていますか?
わたしたち。やがて
開口。かすか、
ここは、どこ?
きみは、わたしを
どこに、辿り
飲まれた。そのとき洪水に。飲み込まれた。唐突に。見えない。もう。綺羅しか。知れない。もう。なにも。もう。泣く涙
見ていよう
綺羅たち。ただ
雨と降らなん
見ていてあげよう
綺羅めき
渡り川
わたししか、もう
綺羅たち。ほら
水増さりなば
見られるものなど
翳りさえ
返りくるがに
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