詩的言語の技法、第1巻;詩2篇 #2//微光に、蝶/いつだった?蝶/あれら、いつかの/蝶。蝶たちを//
#2//微光に、蝶/いつだった?蝶/あれら、いつかの/蝶。蝶たちを//
微光に、蝶 ;organum à 4
ゆ。ゆ、ゆら
見殺しにしたね?
綺羅めきは
いつか、蝶
らら、っと
いつだっけ?ほら
しずく。しずくに
あれら、いつかの
つゆら
かがやかしい朝
しずくすべてに
蝶。蝶たちを
あげは?
つゆら
微光に、蝶
綺羅ららいで
そう。ぼくらは
らら、っと
あれら、いつかの
しずく。飛沫に
もんしろ?
ら。ら、らゆ
蝶。蝶たちを
水滴すべてに
見殺しにしたね?あれら
微光に、蝶 ;contrapunctus à 3
いつか、蝶
あれら、いつかの
蝶。蝶たちを
ん?
罪ならもう
なに?
認めていた
ぼくらに?
埋葬したな
らららっ!
し、得た。な、
ええ
なにを?
蝶たちを。いつか、この
見つけられますか?
褪せて、もう
手で、わたしたちは
わたしたちが
ひからびて、もう
ゆびさきで、あれら
あの、すさまじい
もう。風化してしまっ
墓標を、ちいさな
蝶たちの。やがて、そう
むらさきの。…そう
鱗粉は、まだ
埋葬しおおせてしまえたのな
見つけられますか?
まぶたを、きみの
ら。らっとふいに微光は
わたしたちが?
染めていた。ね?
ことばを、あきらかな
取り戻せるのでしょう
あっ
え?
ね?ながい、ぼくらの
あっ
ん、
失語。ね、…そして
あっ
あっ
失神の、ひとつの
終焉として
終焉? ;recitativo
微光に、蝶 ;hymnus
いつだった?蝶
あれら、いつかの
蝶。蝶たちを
あげは?そう
ぼくらは、あえて
あの見つあいはしなかった共謀
見殺しにしたね?
世界は冷酷なまでに冴え、わたしたちはせめてほほ笑みを散らす。 ;recitativo
2023.04.28. le-ma
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