(無旋律の音声のための)祈りのない賛歌とパルティータ//キスをしたね?/率直に、あえて/はずかしげもなく…え?/言ってしまえば//詩;02
Ⅱ.partita
とおくに?…ええ ;aria
あるとでも?
海が。ええ
すさまじい、それは
綺羅めきだろう、が
ときめきをさえも
感じさせ、だから
赦すのだ。きみの
微笑をも
いいよ?きみも
ほほ笑んで、そして
声をたてても
ええ。ひらかれれば、口蓋が。そこに鳴るのはなにかもう決まっていた。ただ、音声と。それがたとえ、いわゆる無言のひびきをすらたてはしなくとも。…どう? ;recitativo
見たいの?なぜ? ;contrapunctus, capriccioso à 3
疼痛。ふいの
見たいの?なぜ?
きみは。…海は
なぜだろう?きみが
…海を。きみが?
無縁ではないか?
考えたのだろう?そう
ないだろう?いまだ
おれにも。そして
わたしのことを。もう
見たことが。だから
ましてきみにも
野蛮な。あるいは
傷み!もはや
ちがう?なぜ?
木陰で。そう
抉られるかの!
きみは。…いま
われわれはついに裏切りをかさねあ
網膜を削がれ
沈黙を。あえて、ね?
のみだ。ええ
る、かにも!の
仮構するのか?
われわれはついにみずからとさ
の!
裏切るんだね?そう
のみだ。ほら
見たいの?なぜ?
もう。きみでさえ
疼痛!いや
見ないだろう?どうせ
も。もう、だから
見せてごらん、いま
きみは。…海を
海が、きみの虹彩に
顔を。その
波打ち際。海面すれすれに
やがて。やがて。やがて辛辣なまでに
顔。いきいきとした
押し付けたとして、も
沈み込んでしまうのだろう
顔を。…そう
ええ。顔面を、水面すれす
が、
いや?
れ、…ねぇ
が、 ;attacca;antiphona;01
見せて。きみの
ねぇ、
が、
虹彩にだけ
が、
に、
あ!
綺羅めいた、そう ;02
あ!
綺羅めきを。それは
あ!
名残りなのだ。海の
あ!…そう
残した最後の
あれはたしかに ;03
綺羅らであっ!
夏だった。かがやき
あっ!
名を、ぼくらは…そう
ええ。おれは、
呼び合い、灼熱にっ
ね?たぶん、ぼくは ;04
いっ
守るために、さ
いっ
きみを。生まれたっ
いっ
あ、
いっ、と。そう ;05
あ、…ねぇ?言わなかっ
愛。ふと、ぼくは
だろう?きみさえも
愛するという、
けだものじみた咆哮に
わたしをあっ
動詞の、その
ええ。愛、と
定義の不在または ;cadenza
あれは、そして
苛酷であっ、…そう
定義を、その
不可能という断定こそが
夜。けものたちさえ
限界以上の開口に口蓋は
鮮明にせよ
つまりは、刃とな
夜。あえて
顎は、おまえは
明確にせよ、と
とおくに?…ええ ;canon à 4
眠ったはずだよ?あれら
あるとでも?
あの、なに?そう
野生の?海とはいつでも
海が。ええ
やや、獣毛はやややわら
けものたちなら
野蛮でしかな、ほんと?
すさまじい、それは
綺羅めきだろう、が
とおくに?…ええ
ときめきをさえも
あるとでも?
感じさせ、だから
海が。すさまじい、それら
とおくに?…ええ
赦すのだ。きみの
微笑をも
とおくに?…ええ
綺羅めきだろう、が
あるとでも?
いいよ?きみも
あるとでも?
ときめきをさえも
海が。ええ
ほほ笑んで、そして
海が。ええ
感じさせ、だから
すさまじい、それは
声をたてても
けものたちなら ;contrapunctus à 4
すさまじい、それは
赦すのだ。ゆ、
とおくに?…ええ
まま、ま。ま、ま
綺羅めきを、もはや
赦したのだ。そう
あるとでも?
ね、眠ったまま
凶器の鋭利の飛散の充満
微笑をも
海が。ええ
だろう?もう
失神していた。そう
かの、
いいよ?きみも
すさまじい、それは
かれらは。それらは
綺羅めきを散ら
ほほ笑んで、そして
綺羅めきだろう、が
両性具有の鮮明な
散ら、
声をたててもしかも
ときめきをさえ、もう?
触手を以て
うつくしい顔をも
血?とおくに?…ええ
しかも、だ
感じさせ、だから
おおいかくした
あるとでも?
猶も!だ。とおくに?
赦すのだ。きみの
はかない寝息で
海が。あきらかに、ええ
ええ。…え?
微笑をも
かろうじて見せた
痕跡を。その
すさまじい、それは
あるとでも?
いいよ?きみも
生きてある、あっ
傷いんだ傷いんだ傷いん
海が。ええ
ほほ笑んで、そして
あった?その
え?
すさまじい、それは
声をたてても
痕跡を
と、ふと。…ねぇ、きみは喉にけもののとおい啼き声をさえ、模倣していいのだ。 ;
responsorium à 4;01
あふれていた。満ちて
つねに、だ。わた
ゆびさきにさえ
痕跡。まるで
み、…そう。途方もなく
わたしは、だ。ただ
覚えていた。まだ
かするかの
満ちあふれ
痕跡であっ
きみのことをも
くちびるに、…ええ
傷む
と、ふと。…ねぇ、きみはのけぞって、だから縛られたうしろ手の傷みに、…ええ。模倣していいのだ。 ;02
あふれていた。満ちて
雨に、だから濡れたけものの
ぼくたちは、やがて
痕跡。まるで
み、…そう。途方もなく
毛の匂い
ひたいに陽光を
そよぐかの
満ちあふれ
好き?
褪せさせながらも
くちびるに、…ええ
歎く
と、ふと。…ねぇ、きみはまさにいまだ生き生きと叫び声をあげたとさえ仮構しようやくはずれかけた目隠しに、…ええ模倣してい ;03
あふれていた。満ちて
つねに、だ。わた
つめの根にさえ
痕跡。まるで
み、…そう。途方もなく
わた、…ええ。あざやかな
残されたのだ。いま
せせらわらうかの
満ちあふれ
痕跡であっ、きみも
きみの体温も
くちびるに、…ええ
せつなむ
見た?いま、色彩の突風。しかも、けものたちなど存在しさえしなかったではないか。 ;recitativo
けだものたちはもう ;sequentia à 2-4;01
はじめて。ぼくは
海に、そう
かなしみを知っ
ひろげただろう。わたしは
走り去ったらしいよ
見て。…傷みだ
知っ
両手を。その、わたしたちの時に
風にそれらは
だれの?
顔?それは
きみの?
模倣されながら
も、
けだものたちはもう ;02
きみだろう?いつか
海に、そう
ぼくに、あいまいな
およがせただろう。わたしは
舞いあがったらしいよ。もう、
もう、
もう、
見て。…傷みだ
肩越しに
指と指の間を。そのわたしの時に
大気にそれらは
きみの?
指?それは
だれかの?
傷められながら
も、
けだものたちはもう ;03
あっ、と。だから声を
海に、そう
立てる間もな
見ひらいただろう。わたしは
飛び散ったらしいよ
見て。…傷みだ
な!
目を。そのわたしの時に
それらは。ええ、鮮烈な驟雨に
だれかの?
くるぶし?それは
きみのいつかの
顔をあげながら
も、
けだものたちはもう ;04
消失したきみを
海に、そう
だれを?
わななかせただろう。わたしは
残酷な夜、…だね?
見て。…傷みだ
見ていた。…痕跡?
髪を。そのわたしの時に
それらは、霧に
きみのいつかの
かかと?え?
ぼくの?
ねじまがりながら
も、
けだものたちはもう ;05
見えた?きみは
海に、そう
つまさきに、すさまじい
ひらききっただろう。わたしは
溶け込んだらしいよ
見て。…傷みだ
遠ざかる空が
口蓋を。そのわたしの時に
飛沫にそれらは
ぼくの?
頭髪?それは
だれの?
燃えあがりながら
も、
けだものたちはもう ;06
ほら。もう、ぼくは
海に、そう
どこにいてさえ
聞こえていただろう。あなたは?
月を見たのだ
見て。…傷みだ
わらえるのだが
圧倒的上昇の突風
海面に、波の
だれの?
爪?それは
きみの?
数だけ移った
ん、
あっ
ええ。そう
無数の下弦を
見た?いま、色彩の突風。しかも、けものたちなど想像されさえしな、…でしょう? ;recitativo
と、いきなり、ね? ;sequentia à 2;01
とおくに?…ええ
わらいだしちゃったことさえ
あるとでも?
あっ、そう、きみは。おれの
海が。ええ
あざやかさにこそ
ん?
すさまじい、それは
消え去りながら
も、
あっ
綺羅めきだろう、が
と、きみがたてた大声に
ときめきをさえも
あの。俊敏をきわめた
鳥たちの逆光。あんなそう、きみは。おれの
感じさせ、だから
あざやかさにこそ
赦すのだ。きみの
ん?
微笑をも
消え去りながら
も、
と、いつか。ぼくはゆびさきに
いいよ?きみも
しつような傷みを
ほほ笑んで、そして
堪えようとしそう、きみは。おれの
声をたて猶も
あざやかさにこそ
ん? ;02
とおくに?…ええ
消え去りながら
も、
あっ
あるとでも?
と、あれは嘘だった
海が。ええ
巨大な、しかも
ぼくのほうこそがすぐ
すさまだだ!まだだ!
もてあまそう、きみは。おれの
おれは。あれら
あざやかさにこそ
嘆かわしいばかりの
ん?
消え去りながら
も、
あっ
綺羅め、だから
と、気にしなかった。だれもが
赦すのだ。きみの
そう。ぼくたちを
微笑をも
だろ?ときに返り見
わらっそう、きみは。おれの
いいよ?きみは
あざやかさにこそ
立ち去れ。やがて
ん?
巨大な樹木の、え?
消え去りながら
も、
と、気がふれたかに、きみはそう、きみは。おれの ;03
とおくに?…ええ
あざやかさにこそ
逃げろ!
ん?
海が。ええ
消え去りながら、も
と、あるいはなんども
あふれるんだろう?だから
きみが、ほら。くれたね?そう
あんたの鼻孔に
やや、邪気の無い
嘆かわしいばかりの
あどけない
耳うちさえそう、きみは。おれの
え?だから
あざやかさにこそ
それがすっごい、綺羅めきなの
ん?
だが。…失笑?
消え去りながら
も、
と、繊細なあの
いいよ?き
キス。ほら、おさえつけるような
せせら笑っ、…やめて
あのそう、きみは。おれの
声をた、
あざやかさにこそ
ん? ;intermezzo
いまも
も!
消え去りながら
も、
ん? ;passacaglia à 3;01
も。もう
ええ。もう
いまも?
唾液。…あれら
まだ?
猶も
色彩もなかっ
ん?もう
好き?夜は
ん?
いま?
その大半を
いまも?
も。もう
眠られながら
猶も
え?
も。もう
色彩を見せない
ん?
好き?花を
けものたちの
いまも?
たとえば、さ
でしょ?
猶も
ん? ;02
も。もう
ええ。もう
いまも?
体液が。…あれら
まだ?
猶も
色彩もなかっ
ん?もう
蘭を。夜は
ん?
いま?
おおいかくして
いまも?
も。もう
しまうのだが
猶も
え?
も。もう
色彩を見せない
ん?
ひそかに、だ
けものたちの
いまも?
隠して、だ
でしょ?
猶も
ん? ;03
も。もう
ええ。もう
いまも?
血?…あれら
まだ?
猶も
色彩もなかっ
ん?もう
隠れて、だ
ん?
いま?
やめて。きみは
いまも?
も。もう
なにもしな、な、
猶も
え?
も。もう
色彩を見せない
ん?
死なないで!それって
けものたちの
いまも?
裏切りだよ?だから
でしょ?
猶も
ん? ;04
も。もう
ええ。もう
いまも?
体臭?…あれら
まだ?
猶も
色彩もなかっ
ん?もう
きみを愛した
ん?
いま?
ね?ぼくへの
いまも?
も。もう
死ね!
猶も
え?
も。もう
色彩を見せない
ん?
自由だった。だから
けものたちの
いまも?
圧倒的な
でしょ?
猶も
ん? ;05
も。もう
ええ。もう
いまも?
咆哮?…いや
まだ?
猶も
肉体をうばわれた
ん?もう
むしろ、そう
ん?
いま?
沈黙のうちに?
いまも?
も。もう
かがやけばいい
猶も
え?
も。もう
まがいものだろ?
ん?
きみは、そう
けものたちの
いまも?
うつくしい
でしょ?
猶も
ん? ;06
も。もう
ええ。もう
いまも?
肉片が。…あれら
まだ?
猶も
色彩もなかっ
ん?もう
だからその
ん?
いま?
かがやかしさに、ぼくは
いまも?
も。もう
傷を。ぼくだけが
猶も
え?
も。もう
色彩を見せない
ん?
ひらかないんだ。…ええ
けものたちの
いまも?
この、…ん?
でしょ?
猶も
ん? ;07
も。もう
ええ。もう
いまも?
あばら?…あれら
まだ?
猶も
色彩もなかっ
ん?もう
ん?きみは
ん?
いま?
涙を?と
いまも?
も。もう
知ってる。あれら
猶も
え?
も。もう
色彩を見せない
ん?
え!忘れた?きみは
けものたちの
いまも?
あの、ぼくのために
でしょ?
猶も
ん? ;08
も。もう
ええ。もう
いまも?
糞。…まだにおう
まだ?
猶も
色彩もなかっ
ん?もう
ささげられていそうだった
ん?
いま?
あまりにも。ぼくらは
いまも?
も。もう
あま、ま!すみやかに
猶も
え?
も。もう
色彩を見せない
ん?
うしなってしま、記憶を。な!
けものたちの
いまも?
どう?きみは
でしょ?
猶も
ん? ;09
も。もう
ええ。もう
いまも?
抜けた毛。…あれら
まだ?
猶も
気配もなかっ
ん?もう
すこし翳りのある
ん?
いま?
はすにかまえた、あの
いまも?
も。もう
これみよがしで技巧的な
猶も
え?
も。もう
滅びたんだろ?
ん?
笑みで。きみは
けものたちの
いまも?
生きてる?
でしょ?
猶
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