ユキマヒチル、微光 ...for Arkhip Ivanovich Kuindzhi;流波 rūpa -300 //アガパンサスに、ふと/ふれかけた指。または/指先よ。…その//01
以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。
また、たとえ作品を構成する文章として暴力的・破壊的な表現があったとしても、そのような行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしそうした一部表現によってわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでもそうした行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。
あたためあおう、よ
もう、それ以外に
より添いあおう、よ
もはや、それのみ
なん、な、なん?
でしょう?なん、
わたしたちがまだ
できること、とは
限界であったのだろう。調和とは、むしろ
あたためあおう、よ
たとえば、ゆびを
あまやかな。だから
赦す。と、謂うこと。しかも
もう、それだけが
手。の、ひら、を
空疎。稀薄な
な。権限もなく、赦すべき
より添いあおう、よ
かさねていたとして
おだやかな。だから
な。資格もな、赦さるべき
もう、それのみが
3月、
空疎な
見せていた
高子。ふと、秋子が
あまりにもの
氾濫を
笑いかけたので、それを高子は意外に思った。それ。
空疎な
色彩の。その
笑み。それが
傷み。あま
空間は
あまりにも自然だったから。笑いかけているという目のまえの事実がもはや気にならないくらいに。その、
気配を、わたしは
聞こえた?
わきたつかに、も
4日。午後
網膜にあびた
吐息
ざわめく、それ
11時。麻布台から帰ってきた秋子。リビングで、「なに?」問いかけたのは
聞いて
秋子。むしろ、
聞こえて
笑みにその
聞いて
声を、わずかにわななかせながら。…って、高子。「なに?」
失意を、なおも
体験と名づけられた心的
みださないで
「高子よ。なに?」
唐突に、失意を
事象。それらのいったい
こころ。もう
「わたしは、だから」
さらした。そこに
幾許を、我々は語り得
これ以上、こころ
「なに?」
大気は。色彩も
らだろう?言語を以て
みださ
「なんなの?」笑った。そこに、ついには高子も。やがて秋子はソファ、高子の隣り、座り、ふと、雪解け、と。高子。思った。ふたりは、と、わたしたちは、と、いま、と、ここに、と、こうしてここ数か月の関係を
できますか?
改善する、
抱擁。を、
と。まばたきを、
できますか?
秋子。高子の。見ていた。至近に。「どう?」手のひら。それは言葉と同時にもう、ふくらみきった高子の腹をなぜていた。だから高子は秋子のために、ふたたび笑んで、そして唐突な
生まれ変わったら
似てない?
充足を
百合の花に
絶望に、
感じた。満ち足りた、
ふるえる雫に
微笑、は。
と、しかもなにに満ち足りていたのか、その詳細をは空虚にしたままに。ふと、高子は言葉をうしなう。その喪失を、秋子はとりたてて…な、気づきも…えっと、しない。「何か月、だっけ?」
「6…かな?」
ひらけ。いま
溶解
見えないよ
「かなってなによ」
「6か月目」
瞳孔。きみだは
溶融
見えな
「だいじょうぶ」
「ふたりめ、か」秋子。唐突に嘆息し、秋子。そっと高子の頭をなぜてやった。空いた手で。「大事にしないと。わたしは、あれだから、」高子。「…さ。」思わず、撫ぜられたままに秋子の胸元に上体をあずける。謂く、
感じた。その
ともに。ふたり
聞こえる?…いま
翳り。あなたに
やさしい諦め
生きてきたという
聞こえそう?ほら
ひかり。やわらかに
諦め。なにを
事実。…を、いまさら
体内のノイズ
だから、翳りに
あなたは。唐突で
顫動。胎動。蠢動。
不用意な、その
ともに。ふたり
わたしの耳は
見てる?あなたは
須臾。不穏さえ
しかし他人にすぎないという
ふいに澄まされ
ひかり。または
感じさせ、その
事実。…を、いまさら
生きているのだと
翳り。いま猶も
あなたは、いまや
ときに、意味もなく笑いかけてしまう。滑稽で。かつ、いじらしく、
笑む。笑みを
ともに。ふたり
聞こえる?…いま
翳り。わたしに
ただ素直すぎて
生きてあるのだという
聞こえそう?ほら
ひかり。やわらかに
ためらいさえも
事実。…を、いまさら
体内のノイズ
だから、翳りに
笑む。そこで
3月。その
ひびきに
とてつもない
20日。高明。樹々が、
失神
かたむき。日射しが
車中。ふと頸をよじって自分を見たことに気づきながら、しかし、捨て置く。日々。樹々との
ひびわれちまって
日々には倦怠が
ぼろぼろ、さ
ある。なにか
…え?
ひびき
は?
言いかけた。樹々が。気配。その。待機。そこ。言葉を、高明。唐突な息。樹々。そこに、樹々はすでにひとり吹き出して
…え?
ざわめき
は?
笑っていた。「なんだよ」高明をさえ、なかば笑いはじめさせながら、「なに?」
「ってか、さ」
耳をふさぐよ
お空に、ええ
「なんだよ」
口をふさぐよ
わたしは小鳥
「やばくない?…最近、」樹々。要するに、気づかい。高明のスウェットのうえをたくしあげ、そして鳩尾にふいうちのキスをしてやった。そんな、ただふれあう須臾だけの愛撫のかさなりに、「ね、」樹々。気づかい。「このまま、」なにを?「高明、真っ黒くなりそう」
えぐるよ。眼玉を
お空に、ええ
「おれ?」
咀嚼しとくよ。かつ
小鳥。わたしは
「すでに、もう、ぐっちゃぐちゃじゃん?」笑った。樹々。タトゥー。暇さえあれば高明は夭子の部屋に通った。そこでタトゥーを入れつづけた。左腕と上半身はもう殆どうまった。次は右太ももを責める気だった。謂く、
まばたく。きみは
かたら、まばたく
孤独。わたしは
孤立。ささやく
まばたく。きみは
ないんだ。なにも
不可解を、そっと
うばえ。おれ
かたら、まばたく
失ったものも。…って、そんな
見ていた。猶も、いま
おれから、きみは
孤独。わたしは
経験。失うっていう、それ
あなたは充足していられるのだ
うばえ。声を
孤立。ささやく
うすピンクいろの、虹彩がほしい。
まばたく。きみは
かたら、まばたく
孤独。わたしは
孤立。ささやく
まばたく。きみは
得たのだ。むしろ
仮構できるのだ。あなたは
おれとは、もはや
かたら、まばたく
きみに、ときには焦れちゃいながら、さ
満ち足りている、と。いま
巨大でぶあついノイズでしかない
孤独。わたしは
経験。失うっていう、それ
不可解に、そっと
うばえ。声を
孤立。ささやく
3月。その
匂うよ。やや、そこ
願わくば
5日。椿が
匂い。やわらかな
歓喜を
云った。その電話。周囲。…いっ、雑音。「…一応、さ」もはや、「伝えとく」轟音。「なに?」高明。「なんですか?」焦燥。その雑音。それらがむしろ煽っていた。高明を。なぜか。「なにも、
なぜ?きみは
さ。べつに、
やさしさを、なぜ
おこってないって」
せめて、きみ
馬鹿げてる
「なにが?」
「だから、おこってない。普通。むしろ」
きみに眠りが
おれは、おれの
「鎌倉で、ですか?」
「どこでもだよ。だから」
せめて、きみ
言葉をだけしか
「なに?なにが起きるの?」
「て、」
きみにも夢が
語りもせずに
「なんの話?」
「え?」…は?と、思わず高明は
え?
声を立てて
は?
笑った。車内。朝。あさい眠り。助手席に樹々はふと、身を「マーシー。…あいつ、」うごかした。「前、なんか切れてたじゃん。…前、だから、お前に、さ。いま奴、いま、なんかぜんぜんそういう、…さ。怒ってないよ。奴。基本、お前のこと」
自由を
かゆっ
つきささるんだ
「関係なくないですか?」
鳥のような
ケツかっ
絶望
「でも、それでそっち、逃げてんじゃね?」…てか、と。高明。「どうでもいい。もう」
凶暴を
かゆっ
つらぬきとおすん
「投げちゃった?人生」
鳥のような
顎かっ
絶望
「じゃなくて、」高明。ふと、髪を掻き揚げ、…うざい、と。「こういう生活。すくなくも」誘惑。スキンヘッド。たとえば、「おれは、いま。おれ、」椿のように?まだ「自由ですよ」そこまでの踏ん切りはつかない。高明には。「青っ」笑った。椿。「お前、むしろ昭和のややキモいかつやや病んだ系の」その「思春期状態?」声を、高明はただ聞いていた。ノイズ。それら、耳にあまりにあきらかで、どこにいるのか察知させないノイズ。轟音。ノイズ。謂く、
名づけた。わたしは
ときに、わたしを
大半を、むしろ
支配した稀薄。それを
え?ケツ掻きむしりつつついでに肛門にくすり指あたり、ぶっ刺しちゃってもいい感じですか?
名づけた。わたしは
なぜ?…と
轟音が、やがて
いんじゃね?って、むしろ
ときに、わたしを
そこに唐突な
征服するのだ
このまま。で、ただ
大半を、むしろ
懐疑。しかも
怒り。忿怒。怒り
永遠にこのままで
支配した稀薄。それを
は?
絶望、と
みじかく鋭く
透明な、その
絶望を見る
腸内細菌とふれあいかつ、かれらすべてを慰撫するために、
絶望、と
なぜ?…と
轟音に、かつて
生き抜いてやるよタコ
みじかく鋭く
聞き出そうとは決してしないのだ
生まれたのだから
このまま。で、カス
透明な、その
所在。あなたの
怒り。忿怒。怒り
いんじゃね?って、むしろ
絶望を見る
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