ユキマヒチル、微光 ...for Arkhip Ivanovich Kuindzhi;流波 rūpa -297 //とろけてしまったのだった/デンドロビュウム・ギンギアナム。…そこに//24
以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。
また、たとえ作品を構成する文章として暴力的・破壊的な表現があったとしても、そのような行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしそうした一部表現によってわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでもそうした行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。
高明。3日。渋谷。町にも馴れた。生活にも馴れた。タトゥーは増えた。とりたてて未来も見えないが不安もなかった。満ちたりはせず、しかも絶対に不幸ではなかった。車内。ふと、ミラーに自分の顔を見た。もはや大人び、しかもひたすらうつくしい。不遜なまでに。圧倒的に。謂く、
微光。見て
見なかったと同じ
明晰な強度に
微光。見て
なにも。あとにはなにも残さなかったか、に
去ったんだ
雨は。雨が
去ったんだ
生きていてもいいですか?
死んだほうがいいですか?
自己破壊。と、してただ屈辱的に
自滅をしてみる気はさらさらない、のだ
#02
微光。見て
見なかったと同じ
明晰な強度に
微光。
なにも。ためらいさえも感じなかったか、に
去ったんだ
雨は。雨が
去ったんだ
かゆいんだ。むしろ
鼻孔の奧が、とても
そこ。やや突飛な
痙攣を、わたしは
#03
微光。見て
見なかったと同じ
明晰な強度に
微光。
しかも記憶をすら残さなかったか、に
去ったんだ
め。わ。雨が
去ったんだ
ぶって。ぶちのめして
まだまだひたすらすこやか、で
やたらめったら健康的、で
後悔させてみよ。生きていることさえ
#04
微光。見て
見なかったと同じ
明晰な強度に
微光。
なにも。可能性その萌芽でさえわずかにすらも感じ取りようがなかったか、に
去ったんだ
雨は。雨が
去ったんだ
咬みちぎり、指
咀嚼する。やや情熱的な
なに?やや情熱的な
落ちてくる。ほら。わたしたちに
#05
微光。見て
見なかったと同じ
明晰な強度に
微光。
お願い死んで。うぜぇから死んで
去ったんだ
雨は。雨が
去ったんだ
いたぶっていて
いたぶりぬいっ、いっ、いっ、
いじりつづけて
いじめつづ、…いっ
微光。び。
降り、せりあがり
くぉっ。い、
さわぎ、ゆがみあい
#01'
微光。見て
とろけてしまったのだった
微動。ゆれ
色彩。しろっぽい
見なかったと同じ
デンドロビュウム・ギンギアナム。…そこに
うごく。ゆれ
溶解。…を、見よ
明晰な強度に
だからひたすらに不埒なだけの
微動。ゆれ
色彩。むらさきの
微光。見て
微生物。たとえば花弁の、その色彩の表面に、…微生物。たち、は。やがて
なにも。あとにはなにも残さなかったか、に
微光。見て。その
去ったんだ
強度。明晰に
雨は。雨が
微光。見て
去ったんだ
の、…だから。そのおびただしい繁殖そして増殖のはてに、それら自身の色彩をまでもさらけだしてしまうのだろうか?だからその微生物。たとえば花弁の、その色彩の表面に、…微生物。たち、は。やがて
なにも。あとにはなにも残さなかったか、に
去ったんだ
雨は。雨が
去ったんだ
なにも。あとにはな、な、な、
虫食いだらけでさ。だから
花々。はっ。それら
むらさきに、そして
なにもぅ。おぅ。う
ただ、ただ、ただもはや
色褪せてほしい。やがて
色彩。にじみあう
な。あとには、な。残さ。な。な、
くっさいだけでさ。だから
雨に。おねが。い、い、
しろに、…かつては
去ったんだ
生きていてもいいですか?
み。ひら。み
死んだほうがいいですか?
見ひらいていた。眼を
自己破壊。と、してただ屈辱的に
み。らひ。み
呼吸をしてみてもい
見た。死者たちは、わたしを。死者たちを。わたしは、
見ひらいていた。眼を
微光。見て
見なかったと同じ
微光。…て
明晰な強度に
微光。見て
見ひらいていた。眼を
生きていてもいいですか?
死んだほうがいいですか?
自己破壊。と、してただ屈辱的に
自滅をしてみる気はさらさらない、のだ
なにも。あとにはなにも残さなかったか、に
見えはしないよ。ほら
去ったんだ
ね、いかに鋭利なまなざしであれ
雨は。雨が
もう、残像さえ。…きっと
去ったんだ
…から。微生物。たとえば花弁の、その色彩の表面に、…微生物。たち、を。屠れ。
微光。見て
気づけはしないよ。ほら
見なかったと同じ
ね、とろけた悪臭。…の
明晰な強度に
色彩。かつての、など。…きっ
微光。
#02'
いっ。微光
焼却されてしまったのだった
微動だに、もはや
しろっぽい、にじみあう
やめっ。いっ。もう
デンドロビュウム・ギンギアナム。…そこに
びっ。微光にも
破滅。…を、笑ってやるがいい
おねが。ぃえっ。もう
だからひたすらにぶざまなだけの
微動だに、すでに
むらさき、と。にじみ
び。微光
微生物。たとえば花弁の、その色彩の綺羅めきあたりに、…微生物。たち、は。やがて
なにも。ためらいさえも感じなかったか、に
微光。見て。そ
去ったんだ
やめて。もう
雨は。雨が
お願い。もう
去ったんだ
の、…だから。知性を?獲得し、だからすさまじい時をかけた進化変態の果て、かれら。それら。その独自のいまかりに知性と仮称しておくなんらかの営為的事象として、の、…え?微生物。たとえば花弁の、その色彩の綺羅めきあたりに、…微生物。たち、は。やがて
なにも。ためらいさえも感じなかったか、に
去ったんだ
雨は。雨が
去ったんだ
なにも。ためらいさえも感じぃ。んがっ
饒舌にすぎたようだ、ね?やや
花々。はっ。それら
熱風、など。…さえ、も
が。なにもため。ら。あ。らぁっ
やや、かたむいた目の
色褪せてほしい
なかった、…気が、する
なにも。ためらいもん。んっ。が。
ふいうちの失笑。やや
雨に。おねが。い、い、
熱気、など。…さえ、も
去ったんだ
かゆいんだ。むしろ
ええ。あくまで唐突に
鼻孔の奧が、とても
と、凝視していた眼が
そこ。やや突飛な
ええ。あえて鮮烈な
痙攣を、わたしは
見た。死者たちは、わたしを。死者たちを。わたしは、
凝視していた。眼が
微光。見て
見なかったと同じ
微光。…て
明晰な強度に
微光。見て
凝視していた。眼が
かゆいんだ。むしろ
鼻孔の奧が、とても
そこ。やや突飛な
痙攣を、わたしは
なにも。ためらいさえも感じなかったか、に
虫たちは、せめて
去ったんだ
涙。滂沱の
雨は。雨が
涙。…と、ともに
去ったんだ
…から。微生物。たとえば花弁の、その色彩の綺羅めきあたりに、…微生物。たち、を。粛清せよ。
微光。見て
追悼を。せめて
見なかったと同じ
虫よ。迷いなく
明晰な強度に
虫よ。嘔吐するがい
微光。
#03'
微光。び。
裂け、引き裂かれてしまったのだった
微動。ゆれ
色彩。ちぎれ、風に
やめて。自分を
デンドロビュウム・ギンギアナム。…そこに
うごく。ゆれ
裂傷。…の、ように
傷つけないで
だからひたすらに滑稽なだけの
微動。ゆれ
色彩。風に、びくびく
微光。び。
微生物。たとえば花弁の、その色彩のかなり曖昧なとこらへんに、…微生物。たち、は。やがて
しかも記憶をすら残さなかったか、に
微光。見て。…え?
去ったんだ
ゆあ。あ。めて。ゆあ。あ
め。わ。雨が
傷つけないでください。もう
去ったんだ
の、…だから。ふと、思い出したように自傷を?あるいは微生物。たとえば花弁の、その色彩のかなり曖昧なとこらへんに、…微生物。たち、は。やがて
しかも記憶をすら残さなかったか、に
去ったんだ
め。わ。雨が
去ったんだ
しかも記憶をす。ん?…すらぁっ
蝶たち。その仕業だろう?どうせ
花々。はっ。それら
餓えて死んだ、だろ?
記憶をっ。しか、ん?…をっ、し
いたずらに、そしてたわむれに
色褪せてほしい
殲滅。大量死
しかもぅ。う。…おっ
自滅した、蝶。どうせ
雨に。おねが。い、い、
頸のない莖の翳りのどこかで
去ったんだ
ぶって。ぶちのめして
あ。あかあうあ。あ
まだまだひたすらすこやか、で
あけひろげ、口を
やたらめったら健康的、で
あ。あうかうあ。あ
生きていることを、後悔させて
見た。死者たちは、わたしを。死者たちを。わたしは、
あけひろげ、口を
微光。見て
見なかったと同じ
微光。…て
明晰な強度に
微光。見て
あけひろげ、口を
ぶって。ぶちのめして
まだまだひたすらすこやか、で
やたらめったら健康的、で
後悔させてみよ。生きていることさえ
しかも記憶をすら残さなかったか、に
踏みにじっておこう
去ったんだ
蝶たち、を。あの
雨は。雨が
亡骸の群れの
去ったんだ
…から。微生物。たとえば花弁の、その色彩のかなり曖昧なとこらへんに、…微生物。たち、を。シカトしろ。タコ。
微光。見て
層なすべきはずの
見なかったと同じ
死屍、のありか。この
明晰な強度に
繊細なゆび、で
微光。
#04'
微光。
蒸発してしまったのだった
微動だに、もはや
しろっぽい、その、色彩は
び。ぃいっ、微光
デンドロビュウム・ギンギアナム。…そこに
びっ。微光にも
失笑。…を、ささげなよタコ
微光。び。
だからひたすらに不可解なだけの
微動だに、すでに
むらさきの、もう。痕跡さえ、もう
ぃいっ、微光
微生物。たとえば花弁の、その色彩のふかいふかいふか。深層に、…微生物。たち、は。やがて
なにも。可能性その萌芽でさえわずかにすらも感じ取りようがなかったか、に
微光。見て。その
去ったんだ
微光。…て
雨は。雨が
微光。見て。その
去ったんだ
の、…だから。みずからの分泌物を以てみずから、みずから、みずから、水?水から水からを鉱物化しつまりはダイヤモンド化しおおせた微生物。たとえば花弁の、その色彩のふかいふかいふか。深層に、…微生物。たち、は。やがて
なにも。可能性その萌芽でさえわずかにすらも感じ取りようがなかったか、に
去ったんだ
雨は。雨が
去ったんだ
なあっ。は。なあっ
煙りのように靄がかり
花々。はっ。それら
どこ?どこ?どこ?どこへ?
なにも可能性を感じられなかったか
靄かに霧なし
色褪せてほしい
色彩。…は。あのにじみあう
なあっ。は。なあっ
霧のように煙り
雨に。おねが。い、い、
どこ?どこ?ど、どとうの
去ったんだ
咬みちぎり、指
なにを?…見ていますか?
咀嚼する。やや情熱的な
ささやき得さえ、もう
なに?やや情熱的な
あなたは、…だれ?なにを?
落ちてくる。ほら。わたしたちに
見た。死者たちは、わたしを。死者たちを。わたしは、
ささやき得さえ、もう
微光。見て
見なかったと同じ
微光。…て
明晰な強度に
微光。見て
ささやき得さえ、もう
咬みちぎり、指
咀嚼する。やや情熱的な
なに?やや情熱的な
落ちてくる。ほら。わたしたちに
なにも。可能性その萌芽でさえわずかにすらも感じ取りようがなかったか、に
花よ。花よ
去ったんだ
きみを、きみたちを
雨は。雨が
浴びてみよう。後頭部に
去ったんだ
…から。微生物。たとえば花弁の、その色彩の表面に、…微生物。たち、を。舌先にもてあそんでみたい、かな?ですか?
微光。見て
花よ。耳たぶにも
見なかったと同じ
惨殺、鼻梁にも
明晰な強度に
屠殺、だよ。ほら
微光。
#05'
微光。び。微光
変質してしまうのだろう、…った
微動。ゆれ
色彩。なにも。もはや
降り、せりあがり
デンドロビュウム・ギンギアナム。…そこに
うごく。ゆれ
豪雨。…を、すぐに
さわぎ、ゆがみあい
いつ?…雨つぶに、やが、だ、けの
微動。ゆれ
色彩。などなにもうすぐ
微光。び。微光
微生物。たとえば花弁の、その色彩の惨状を見よ。滅びた。全滅し、滅びた。壊滅し、滅び、…なに?
お願い死んで。うぜぇから死ん
微光。見て。そ
去ったんだ
降り、り。せり
雨は。雨が
さわ、わ。ゆがわ
去ったんだ
の、…だから。とむらうべきか?ややその死滅には先行し、微生物。たとえば花弁の、その色彩の惨状を見よ。滅びた。全滅し、滅びた。壊滅し、滅び、…なに?
お願い死んで。うぜぇから死ん
去ったんだ
雨は。雨が
去ったんだ
お願い死んぁっ。あっ。あっ
花々。はっ。それら
飛沫は。散るだろう
雨に。おねが。い、い、
お願いんぬあっ。あっ
色褪せてほしい
無数。無際限に、みはるかす
窒息させてほしい
おんぬあっ。あっ。あっ
雨に。おねが。い、い、
カス?散るの、だろう。…か?
溺死を。…屠って
去ったんだ
いたぶっ、…いっ
み。ひら。
つっこんで
見ひらいた。眼を
いじりつづけて
え。えひ。
いじめつづ、…いっ
見た。死者たちは、わたしを。死者たちを。わたしは、
見ひらいた。眼を
微光。見て
見なかったと同じ
微光。…て
明晰な強度に
微光。見て
見ひらいた。眼を
いたぶっていて
いたぶりぬいっ、いっ、いっ、
いじりつづけて
いじめつづ、…いっ
お願い死んで。うぜぇから死ん
陰謀を?…雨は
去ったんだ
やがて、その朝
雨は。雨が
灼熱の飛沫。この
去ったんだ
…から。微生物。たとえば花弁の、その色彩の惨状を見つめつづけていたまま、時のすぎることさえ忘れ、このままあなたに見蕩れていたい、から。
微光。び。
肌を。骨髄を
降り、せりあがり
すべてを。雨よ
さわぎ、ゆがみあい
雨よ。花よ
微光。び。
#06
び。微光
び
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