ユキマヒチル、微光 ...for Arkhip Ivanovich Kuindzhi;流波 rūpa -291 //とろけてしまったのだった/デンドロビュウム・ギンギアナム。…そこに//18
以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。
また、たとえ作品を構成する文章として暴力的・破壊的な表現があったとしても、そのような行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしそうした一部表現によってわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでもそうした行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。
樹々。16日。午後7時。昇った。道玄坂を、
傾斜
駅から。意外に、
やや急な
と、思う。たやすい、
傾斜
と、つまり変態だらけなんだよ。思わず高明は笑ってしまう。もう樹々は、…道玄坂上。ひとりでその現場に行った。恐怖はなかった。不思議に。しかも論理的に。あくまで自分が選別し、その自己責任に於きつかまえる客だから。謂く、
不思議。意外に
嫌悪は。むしろ
共謀感?おなじ
時。場所。肌を
不思議
かさねあうより
嫌悪など
むしろ、感じ、ひそかに
共謀感?その
ささやき
時。場所。肌を
交番に。道を、尋ねたい欲望。
かさねるひとたち
好き。いま
夢を。やさしい
わたしは、雨上がり。その
男たち。それら
やや重い臭気
夢を。わたしに
わたしは、路地裏。その
か弱いものたち
路上の綺羅めき
夢を。見ててよ
好き。いま
その儚いもろさが
警官に。…どう?ささやきたい衝動。
不思議
あたえあう
好きなの?
むしろ、もちより、ひそかに
親密感?その
うばいあうより
時。場所。肌を
不思議。意外に
好きだったりかも
親密感?おなじ
時。場所。肌を
水葉。4日。その
きみの眼の前で
警告だ
やさしく。目
2月。部屋に、
裏切る。きみを
警鐘だ
目じり。ほころび、
雅秀。ひとりだけ。数日の予定をそれとなく聞き出した、そしてそれとない数分後、水葉は携帯にふれた。打った。メールを。高明。つまり、
共謀しようよ
彼がここに
狂暴しようよ
泊まりこめる日程を。声。雅秀。水葉に、六本木の
なればいい。洪水に
臭気。記憶
近況を
沈んじゃえ。洪水に
街角の。陰惨な
告げた。興味があった。まだ、水葉。その町で生活していたかに。町を離れれば、執拗な興味をこそ、そこは水葉に惹いた。だれでも?まるでそう?だれでも、六本木にそう?だれでも、そう?何年も生きた女だったかに。そう?謂く、
くさい町。そこ
意外に、さびれ
基本すかすかで
時代遅れ。そこ
くさい町。そこ
忘れただろう。もう
意外に、さびれ
わたしの声を
基本すかすかで
その痕跡も
時代遅れ。そこ
いじめって、さ。いじめられたと想ったらすでにいじめって、さ。いじめだからねいじめって、さ。いじ
くさい町。そこ
憶えている。猶も
忘れただろう。もう
他人たち。その
意外に、さびれ
そこは、決して
この体臭を
無数の記憶。もう
基本すかすかで
なかった。わたしの町では
名残りをさえも
残像という以下の
時代遅れ。そこ
29日。2月。その
薔薇?
雨。なに、と、
虫食いだらけの
夭子。「彫りたいの、
薔薇?
なに?」ビラ・ローザ。高明は、とりたててその希望もない。「まかせます。なんか、」
想いのままに
ケツの孔に
「わたし?どんな、」
あなたしだいで
百日紅。花
「やばいの」笑った。夭子。そこに素直に。高明はそれを、年増女の侮辱として見た。あえて咎めは
薔薇?
しない。謂く、
むしろ、消せ
死にたい。むしろ
おれを。完璧に
老いさらばえるまえ。まえに
消滅。消せ
だって、イノチは
埋め尽くせ
なぜ?わたしは疲れはて、衰え、滅びかけてしま
色彩。曲線
のけぞるような
さらさなかった。その
憂鬱なんだ。いま
華麗な嘔吐
過剰を、わたしに
愚鈍。愚劣以外
見るものすべてが
嘔吐じみた線分
くださいませんか?
なにも。おれに、その
ただ唾棄すべき
色彩。破線
ぴちぴち。だよ、ね?他人はいつも、無能だから、ね?ぴちぴ
埋め尽くせ
滅びてゆくだけの
消滅。消せ
老人の目のまえに
おれを。完璧に
吐き捨て、立ち去れ
むしろ、消せ
じゃ、さ。と。…ね?椿。
振り向くな
いま。完璧に
14日。その
走り去るがいい
おれ、すっさまじく
電話。最後に
そのために生まれた
充実してるぜ
椿が言った。「おれ、
セクハラ注意報
さ、」高明に。「明日、マーシーと水葉んとこ、行くじゃん」
「そう、だっけ?明日って」
は。はっ。は
誰だ!
「そんときさ、」
「何曜日?」
花々が
海。海を
「鍵。つけっぱにしといてやるよ。車。なんとか動かせんじゃね?まえ、一回」
「去年?」
は。はっ。は
穢したやつら
「教えたよな。あれ、」
「無理でしょ」
花々も
誰だ!
「…から、車パクって、どっか」
「それ、無理でしょ」
は。はっ。は
大気。空気を
「消えとけ。失踪。アゲイン、失踪。リターンズ。しっ、車内宿泊。できんじゃね?ひとりなら」…ホテルだと、と。ほら。椿は笑う。「アシ、ついちゃうから、」やるしかない、「…さ」と。思った。高明は。そこに。謂く、
しずかだったんだ
ただ、おれは
冴えて、こころは
最期のときも?
しずか。もう
捨ててねぇよ。まだ
ひびき。なにも
おれ。すこしも
なかったかにも
むしろ、さ。実は
最期のときも?
軌跡を。希望の、奇蹟を踏む、のだ。
おれの時。その
じじいたち。それら
見てたんだ。その
時間がないんだ
最後に見出す
絶望を喰い、そして
希望。あふれかえる
おれは行き得る場所その限界の果てに
風景。それも
すすりあげるクソ
歓喜。…じみたその
飛び出してゆくから
こんなふうにも?
足跡を。希望の、即席を刻む、のだ。
しずか。もう
捨てばちじゃ、まだ
ひびき。なにも
おれ。覚醒感を
なかったかにも
しかもただ圧倒的な
最期のときも?
しずかだったんだ
ただ、おれは
冴えて、こころは
最期のときも?
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