(無旋律の音声のための)祈りのない賛歌とパルティータ//と、…朝日から/と、あなたは/なぜ?ふと/目を。目を、…ええ//詩;02





Ⅱ.partita


   朝日から、…と ;contrapunctus à 4;01

    ふ、

   あなたは目を

    ふふ

     朝日から

   と、…ふ。なぜ?

      綺羅め、朝日から

    ふふふ

     目。虹彩に、その

   ふと目を、その


   目を

    そらそうと?

     朝日から

   目を

    まるで、まぶしく

     あなたが。…なぜ?

   目を

    そむけたかにも

     ええ。朝日から、さえも

   目を


   海では、あっ

      まきちらそうよ

    そう。雨?

     虹彩は、まだ

   すでに、い。はっ

      花びらを、…な

    もう。色彩のない

     ええ、すこしも

   綺羅めが、はっ

      そこらじゅうに

    ほら。…雨?

     色づきさえもしない、え!で

   散ってい…ええ。が、


   雨にぬれた花は、な

    なに?それは

   好き?なぜ、きみは、な

    なんの花?そっと

     雨にぬれた

   好き?花が、あっ

      雨にぬれ、…ええ

    にぎりつぶしていいですか?

     花は、な

   雨に、ぬ

   れよ。お、…ん?


胸が、そう。高鳴るのだろうね? ;recitativo


   朝日から、…と ;02

    ふ、

   あなたは目を

    ふふ

   と、…ふ。なぜ?

    ふふふ

   と、目を。その


   目を

    そらそうと?

     朝日から

   目を

    まるで、いたたまれなかったか、

     あなたが。…なぜ?

   目を

    に。にも、…も

     ええ。朝日からさえも

   目を


   海では、あっ

      まきちらそうよ

    そう。あっ、雨?

     虹彩。あ!は、まだ

   すでに、い。はっ

      花びらを、…な

    まだ、はっ。色彩のない

     ええ、すこしも

   綺羅めが、はっ

      そこらじゅうに

    ほら。…雨?

     色づきさえもしないで

   散っていた。…が、


   雨にぬれた花は、な

    なに?それは

     ね?

   好き?なぜ、きみは、な

    なんの花?そっと

     ねぇ、

   好き?花が、あっ

      好き?はっ

    かみちぎってもいいですか?

     え?

   雨に、ぬ


   れよ。花々、…え?


そうだ。あまりにもすてきだろう、ね? ;recitativo


   朝日から ;03

   あなたは

   目を。なぜ?

   ふと、そこで


   目を

    そらそうと?

     朝日から

   目を

    まるで、だから

     あなたが。…なぜ?

   目を

    そうでなければならなかったか

     に。もう、朝日からさえ

   目を


   海では、あっ

      まきちら、ら、ら。そうよ

    そう。雨?

     虹彩は、まだ

   すでに、い。はっ

      花びらを、…な

    やがて、だ!やがて、だ!色彩のない

     ええ、すこしも

   綺羅めが、はっ

      だ!そこらじゅうに

    ほら。…雨?

     色づきさえもしないで

   散っていた。…が、


   雨にぬれた花は、な

    なに?それは

   好き?なぜ、きみは、な

    なんの花?そっと

     やめて

   好き?花が、あっ

      好きだ!

    屠殺してみてもいいですか?

     見ないで

   雨に、ぬ


   れよ。花々は。撃たれよ、いつでも

    なぜ?

   雨に


   なぜ? ;cadenza

    朝日から、…と

     なぜだ!と、あえて

   な、

    あなたは目を

     声を、…ええ

   あっ

      え?撃たれよ!

    あっ。撃たれつづ

     おし殺したり。ええ、

   雨こそが、…ね?


われわれがささやけば、すべて嘘になってしまうが、…ね? ;recitativo


   朝日から、…と ;canon à 4;01

   あなたは目を

   と、…ふ。なぜ?

   ふ。その


   雨は


   目を、そこ

    朝日から、…と

   まえぶれもなく

    あなたは目を、そう

   目を、猶

    わたしのせいだね?

   目を、やめて


   雨に


   のぞむなら、きみが

    目を。あえて

     朝日から、…と

   海を、いま?すべて

    まえぶれなく

     目を、あなたは。そう

   ひあがらせ、ん?て、

    目を、やめて。それは

     そらさ、…いや

   あ、あ、…そう


   雨に、え?そうだ


   わたしたちは、たぶん

      朝日から、…と

    のぞむなら、き。いけない!

     目を。かくしたつもりか?

   なんにでもなれるのだから、ね?

      目を、あな。もう

    海を。いまひあがらせてしま、

     目を。なでてごらん

   そう。ね?ええ、そ

      まっしろになっている!

    ああ、…そう

     目を。ふと。と、

   なぜ?


   ざわめくのだろう? ;trio

    雨は。その

     目を。ぼくの目醒めないうちに

   波など、すこしも

    雨に。で、

     目を。…おっ

   波うちぎわにも

    さえ。雨は

   波だちなど、な


   え、

   え?

   えっ

   ええ。…そう、


   朝日から、…と ;02

      きみは、…あ。目を

    わたしたちは、たぶん

     きみがのぞむなら!

   目を。あなたは

      見えま、…あ。目を

    なんにでも。ね?

     海だ。すべての海を

   と、…ふ。なぜ?

      目。目を、え?

    そう。ね、ええ。そ

     のみこんでしまえ、と

   ふと。その


   おまえは、あっ


   目を、そこ

      きみが。のぞんだなら

    朝日から、…と

     たぶんわたしたちは

   ほほ笑みもなく

      海を、いま?のぞ

    そう。目を、あなたは

     なんにでもな、ね?

   目を、猶

      海を。きみが

    わたしだけだね?

     傷つけて。ぼくを

   目を、やめ


   雨に


   のぞむなら、きみが

      わたしたちは、たぶん

    お、目を。きみに

     朝日から、…と

   海を、いま?すべて

      なん、ね?知っ

    ささ、目を。やき

     目を、だ。あなたは

   のみこん、あっ。で、

      失敗だよ、ね?

    ささ、目を。さ、やきかけたのは

     そら、…いっ

   あ、あ、…そう


   雨に、ええ。そうだ


   わたしたちは、たぶん

      朝日から、…と

    のぞむなら、…心臓がほしい?

     おおったつもりか?目を

   ね?どこへでもいけるのだから

      もう。あなたは目を、も

    海を。いまのみこ

     目を。なめてごらんよ

   そう。ね?ええ、そ

      まっしろになっている!

    ああ、…そう

     目を。ふと。と、

   なぜ?


   綺羅めくのだろう? ;trio

    雨は。なに?

     目を。ぼくのうまれないうちに

   波など、すこしも

    は、飛沫

     目を。…おっ

   波うちぎわにも

    はなやいだ!雨は

   波だちすら、な


   え、


   え?

    ええ、

   えっ

    なぜだ!

   ええ。…そう、


   朝日から、…と ;03

      きみは、…あ。目を

    わたしたちは、たぶん

     きみがのぞむなら、ば

   あなたは目を

      なにを?いま。あっ、目を

    どこへでも。ね?

     海を。すべての海を

   と、…ふ。なぜ?

      目。目を、目

    そう。ね?ええ、そ

     もえあがらせてくれ、と

   ふ。そ、ふっ


   雨が


   目を、そこ

      のぞむなら、きみが

    朝日から、…と

     わたしたちは、たぶん

   まばたきもなく

      海を、いま?のぞ

    目を、あなたは。そう

     どこへでもい、ね?

   目を、猶

      きみが、海を

    知ったんだ。わたしは

     傷だらけにしてく、ぼくを

   目を、やめて


   われわれを


   のぞむなら、きみが

      わたしたちは、たぶん

    目を、まだ。…知っ

     朝日から、…と

   海を、いま?すべて

      ど、ね?きみはぼくを

    目。残っていた。きみの

     そうだ!あなたは目を

   もえあがら、え?て、

      鞭打て。ほら

    め。え!気配が。たしかに

     そら、…いや

   ああ。あ、…そう


   糾弾?そう


   わたしたちは、たぶん

      朝日から、…と

    いついた?きみ。い

     目を。つぶしたつもりか?

   さまたげるものなどなにも、ね?

      目を。あなっ、もう

    海を。いまもえあ、…え?

     目を。ひっかいて、ごらんよ

   そう。ね?ええ、そ

      まっしろになっている!

    ああ、…そう

     目を。ふと。と、

   なぜ?


   翳りあうのだろう? ;trio

    雨は。そこ

     目を。ぼくらがいなかったうちに

   波など、すこしも

      え、

    あ。はじけ

     目を。…おっ

   波うちぎわにも

      え?

    散る雨は、その

   波だちさえ、なぜ?


   ええ。…そう、


   とまれ、海をおおったあれら ;cadenza

    つつんだ?

     海を。その

      うめつくした?だから

       表面にわななき

   繊細な

    わななき、あっ

     しなやかな

      わなな、あっ

       厖大な

        わな、あっ

   綺羅めきの

    ざわめきの

     散乱!ゆらめきは

      さわぎたち、ん?

   正体は、…じゃない?やさしい霧状の雨だったのだね?途方もなく群がっ、ええ。かぞうべくもな

    水滴!

     好き?

      花は

   飛沫のような


   ええ、









Lê Ma 小説、批評、音楽、アート

ベトナム在住の覆面アマチュア作家《Lê Ma》による小説と批評、 音楽およびアートに関するエッセイ、そして、時に哲学的考察。… 好きな人たちは、ブライアン・ファーニホウ、モートン・フェルドマン、 J-L ゴダール、《裁かるるジャンヌ》、ジョン・ケージ、 ドゥルーズ、フーコー、ヤニス・クセナキスなど。 Web小説のサイトです。 純文学系・恋愛小説・実験的小説・詩、または詩と小説の融合…

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