ユキマヒチル、微光 ...for Arkhip Ivanovich Kuindzhi;流波 rūpa -273 //自生していた、その/サフランは、もう/滅びていたよ。その//12





以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。

また、たとえ作品を構成する文章として暴力的・破壊的な表現があったとしても、そのような行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしそうした一部表現によってわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでもそうした行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。





Ver.2.01.01

   微光。見て

   見なかったと同じ

   明晰な強度に

   微光。見て

笑っているの?きみは。…そこで猶も

   微光。猶も

      辿り着き、そして

    こんな、こんっ

     名づけよう?なんと

   あまりにも

      見出した場所を

    こんなところに、…と

     まだ、わたしたちさえ

   だから、思わず

      きみは、そこに

    ふと、ぼくたちは

     名づけていない、その

   微光。見て

笑っているがいい。ののしるかのように、きみは。

   なにもあとに残さなかったか、に

   去ったんだ

   雨は。雨が

   去ったんだ

降れ、そして

   なにもあとには

      はたせなかった夢。その

    たとえ、すべてが

     ぼくらを微光が

   去ったんだ

      無慚。亡骸ですら

    ただ残酷さを

     照らし出し、だから

   雨は。雨が

      いとおしいから

    それだけをさらそうとしていてさえも

     ぼくらはまばたく

   去ったんだ

ふれるがいい。きみに

   生きていてもいいですか?

    さしのべて。ほら

   ここにいてもいいですか?

    ふるえるゆびさきを

   恥辱。屈辱的に

    わたしに、その

   呼吸をしてもいいですか?

苛酷な雪たち。…いま

   微光。見て

   去ったんだ

   雨は。去っ

   生きていてもいいですか?

って、クソだよ。…きみは

   微光。見て

      さしあたり、ぼくは

    見てよ。ね?

     いつか、突然

   見なかったと同じ

      仮構してお

    おれは、ね?

     咬みついていたもの。おれに

   明晰な強度に

      せめてもの。そこに、

    見えないから。もう

     感情。それは

   微光。見て

うつくしい。…て。ぼくをそして、…て。抱きしめてい、

   なにもあとに残さなかったか、に

      せめても、ぼくは

    見てよ。ね?

     なんなの?もう

   去ったんだ

      もくろむ。虚構を

    おれは、ね?

     耐えられないよ

   雨は。雨が

      そこに、ささやかな

    もう見たくないから

     救けて。いますぐに

   去ったんだ

って、クソだよ。…きみは

   生きていてもいいですか?

      雪。厖大な、雪を

    見てよ。ね?

     突然、いつか

   ここにいてもいいですか?

      雪ら。いま

    おれは、最初から

     おれに咬みついた

   恥辱。屈辱的に

      それらの綺羅ら

    なにも見なかったとさえ

     感情。それが

   呼吸をしてもいいですか?

.02

   微光。いっ。微光

   やめっ。え。もう

   お願い。え。もう

   微光。び。微光

気づかなかった、ふり?きみは。…そこで猶も

   微光。猶も

      いま、きみはそして

    こんな、こんっ

     いいよ。あえて

   あまりにも

      ささやきかけた

    こんなところに、…と

     まだ、なにも、ほら

   だから、思わず

      くちびるに、そこに

    ふと、ぼくたちは

     あわい失語。その

   微光。見て

泥ぬってやるよ。その顔に、って、きみは。

   なにもためらいも感じなかったか、に

   去ったんだ

   雨は。雨が

   去ったんだ

降れ、そして

   なにもためらいは

      そばにいる。きみの

    たとえ、すべてが

     ぼくらを微光が

   去ったんだ

      そばで、ぼくは

    ただ苛酷さを

     唐突に、思わず

   雨は。雨が

      いとおしいから

    それだけをなげつけようとしていてさえも

     おののく。ぼくらは、

   去ったんだ

ふれるがいい。きみに

   かゆいんだ。むしろ

    返り見て。ほら

   はがゆいんだ。とても

    ぼくはここにいる

   そこ。やや突飛な

    いまも、その

   のけぞった。わたしは

燃えあがる雪たち。…いま

   微光。見て

   去ったんだ

   雨は。去っ

   のけぞった。わたしは

って、クソだよ。…きみは

   微光。いっ。微光

      死んでしまいたい

    もう、雪も、ね?

     ぼくらは、むしろ

   やめっ。え。もう

      この、どうしようもない

    つめたさも、なにも

     必要以上に、…さ

   お願い。え。もう

      うつくしさとともに

    なにも、もう

     残忍でさえある

   微光。び。微光

うつくしい。…て。ぼくをそして、…て。見つめてい、

   なにもためらいも感じなかったか、に

      消えてしまいたい

    おれは、ただ

     知ってる?ぼくらを

   去ったんだ

      この、なすすべもない

    眼を。だから

     押し留めていられる、そんな

   雨は。雨が

      いとおしさとともに

    見ひらいてみた

     ない。もう、なにも

   去ったんだ

って、クソだよ。…きみは

   かゆいんだ。むしろ

      憐れまないで。ぼくは

    もう、雪も、ね?

     ぼくの全能と、または

   はがゆいんだ。とても

      いちども、きみをなど

    つめたさも、なにも

     はじけ飛んでゆく

   そこ。やや突飛な

      愛さなかったと思っていさせて

    なにも、もう

     きみの全能が、いま

   のけぞった。わたしは

.03

   微光。び。微光

   やめて。自分を

   傷つけないで

   微光。び。微光

うつむいて、眼をそらしている気に?きみは。…そこで猶も

   微光。猶も

      たとえばきみを

    こんな、こんっ

     じゅうぶん、あなたは

   あまりにも

      守る、そんな

    こんなところに、…と

     まだ、しあわせですか?

   だから、思わず

      屋根や壁に、そこに

    ふと、ぼくたちは

     やさしい息吹き。その

   微光。見て

他人づらさげてろ。罵声をあげかけていたかのように、きみは。

   しかも記憶を残さなかったか、に

   去ったんだ

   雨は。雨が

   去ったんだ

降れ、そして

   なにも記憶すら

      きみがすべて

    たとえ、すべてが

     ぼくらを微光が

   去ったんだ

      きみだけが、いま

    ただ容赦もなくて

     見て。かがやき。だから

   雨は。雨が

      いとおしいから

    悲惨を見せつけようとしていてさえも

     ぼくらはとまどう

   去ったんだ

ふれるがいい。きみに

   ぶって。打って

    あ。あかうあ。あ

   殴って。壊して

    あけひろげ、口を

   だいなしにして

    あ。あうかあ。あ

   生きていることを後悔させて

降れ、そして

ふれるがいい。きみに

苛酷な雪たち。…いま

   微光。見て

   去ったんだ

   雨は。去っ

   生まれたことを後悔させて

っと、クソだよ。…きみは

   微光。び。微光

      綺羅めいて

    見てよ。ね?

     躊躇なく、もはや

   やめて。自分を

      綺羅めくままに

    おれの、ね?

     きみは、ぼくには

   傷つけないで

      綺羅らしく

    身代わりだから

     愛。ささげたね?

   微光。び。微光

うつくしい。…と。ぼくをそして、…と。ほほ笑みにそっ、

   しかも記憶を残さなかったか、に

      わたしは、そっと

    涙をこらえて

     すべて、見出す

   去ったんだ

      わたしの傷みさえ

    そこに、きみは

     すべてが、ぼくらを

   雨は。雨が

      仮構しようか

    おれを見つめよ

     すべて、癒してく

   去ったんだ

っと、クソだよ。…きみは

   ぶって。打って

      綺羅めいて

    見てよ。ね?

     たぶん、ぼくらは

   殴って。壊して

      綺羅めくままに

    おれの、ね?

     完璧な至福に

   だいなしにして

      綺羅らしく

    もう、ほら

     祝福されていた

   生きていることを後悔させて

.04

   微光。び。微光

   び。び、ぃいっ

   微光。び。微光

   び。び、ぃいっ

ほくそ笑んでいるの?きみは。…そこで猶も

   微光。猶も

      翼、とか。ぼくは

    こんな、こんっ

     なぜわたしたちは

   あまりにも

      せめて、きみを

    こんなところに、…と

     まだ、だれも見たこともない

   だから、思わず

      もっと遠く、そこに

    ふと、ぼくたちは

     風景に、その

   微光。見て


   なにも可能性を感られなかったか、に

   去ったんだ

   雨は。雨が

   去ったんだ


   なにも可能性さえ

      あしたも、あさっても

    たとえ、すべてが

     ぼくらを微光が

   去ったんだ

      笑みを。永遠に

    ただ惨劇を

     綺羅。それら。だから

   雨は。雨が

      いとおしいから

    それだけをあばきたてようとしていてさえも

     ぼくらはもはや

   去ったんだ


   咬みちぎり、指

    見つめつづけて。ほら

   咀嚼する。冷酷な

    きみが大好きでしかたない、そんな

   なに?冷酷な

    わたしを、その

   落ちてくる。きみに

牙。および棘のある雪たち。…いま

   微光。見て

   去ったんだ

   雨は。去っ

   なに?冷酷な、…きみに

って、クソだよ。…きみは

   微光。び。微光

      もっと、赤裸々に

    もう、雪も、ね?

     なんと、名づけよう?

   び。び、ぃいっ

      かがやいていなよ

    ゆびさきも、なにも

     まだ、わたしたちを放さない

   微光。び。微光

      しかも容赦なく

    なにも、もう

     ふるえ。こころ。その

   び。び、ぃいっ

うつくしい。…て。ぼくをそして、…て。撫ぜつづけてい、

   なにも可能性を感られなかったか、に

      もっと、無防備に

    おれは、ただ

     なんと、名づけたら?

   去ったんだ

      ひかっていなよ

    眼を。だから

     まだ、わたしたちをいたぶりつづける

   雨は。雨が

      しかも下品なくらい

    見ひらいてみた

     ざわめき。こころ。その

   去ったんだ

って、クソだよ。…きみは

   咬みちぎり、指

      もっと、強烈に

    もう、雪も、ね?

     なんと、名づけよう?

   咀嚼する。冷酷な

      ひかり放ていま

    つまさきも、なにも

     まだ、わたしたちをもう

   なに?冷酷な

      しかも躊躇なく

    なにも、もう

     こわがらないで。いま

   落ちてくる。きみに

.05

   微光。び。微光

   降り、せりあがり

   さわぎ、ゆがみあい

   微光。び。微光

あんたひとりだけ傷ついて犠牲者になっているつもり、…とか?きみは。…そこで猶も

   微光。猶も

      もっと、はるかな

    こんな、こんっ

     ふれかけ、くちびる

   あまりにも

      遠い場所まで

    こんなところで、…と

     まだ、とまどう指先を

   だから、思わず

      行けるはず。そこに

    雪を、ぼくたちは

     わたしは笑った。その

   微光。見て

好きにするがいい。所詮クソだい好きだ、大好きだ。大好きだ、きみだけが!きみは。

   お願い死んで。うぜぇから死んで

   去ったんだ

   雨は。雨が

   去ったんだ

降れ、そして

   お願い。消えて

      きみのために、ぼくは

    見て。微光

     ぼくらを微光が

   去ったんだ

      死んであげたい

    もう、まっしろく、その

     つつむ。ぼくらを、だから

   雨は。雨が

      いとおしいから

    見て。微光

     わすれて、言葉を、ぼくらは

   去ったんだ

ふれるがいい。きみだったんだね?

   舐めて。…いて

    舞い散るがいい

   つっこんで

    うめつくすがいい

   いじりつづけて

    散り交うがいい

   いじめつづけて

運命の人は雪。たち。…いま

   微光。見て

   去ったんだ

   雨は。去っ

   いじって。いじめて

って、クソだよ。…きみは

   微光。び。微光

      まぶしくて、なにも

    きみにさえ

     誓うよ。なんどでも

   降り、せりあがり

      見えないよ。いま

    眼。そらされたら、もう

     きみに、永遠を

   さわぎ、ゆがみあい

      見つめるきみさえ

    抱きしめてほしい

     永遠に、なんどでも

   微光。び。微光

うつくしい。…て。ぼくをそ。…て。死ねタコ。

   お願い死んで。うぜぇから死んで

      微光のなかで

    だれにも、なにも

     ふきこぼれ、もう

   去ったんだ

      窒息し、そして

    見られなく、ほら

     幸福。それらの無造作な横溢

   雨は。雨が

      くちびるを咬んだ

    だれにも、なにも

     もてあますほどの

   去ったんだ

って、クソだよ。…きみは

   舐めて。…いて

      いいんだ。なにも

    抱きしめてほしい

     ささげるよ。なんどでも

   つっこんで

      見えなくて。いま

    眼。そらされたら、もう

     きみに、すべてを

   いじりつづけて

      ぼくたちは燃える

    きみにさえ

     なにもかも、なんどでも

   いじめつづけて

.06

   微光。見て

      ほほ笑んで。きみは

    雪舞い散る。ほ

     すぐさまに、きみは

   や。も。めて。もう、も

      せいいっぱい、その

    ほら、ほ、雪ら、ら

     忘れたんだろ?

   も、めて。もう。や。て

      やさしさで、きみは

    さらさらって、さ。さ

     すぐさま、すでに

   微光。見て

クソだよ。…きみはおれのことなどもう、二度と思い出さないでほしって、クソだよ。…きみは

   び、び、び

      しあわせを、きみに

    雪舞い散る。ほ

     おれを求めた

   いっ。いっ

      祈るしかない、その

    ほら、ら、雪ら、ほ

     その朝の、あの

   いっ。いっ

      ぼくのかたわら

    さらさって、さ。さ

     朝の夢さえも

   び、び、び









Lê Ma 小説、批評、音楽、アート

ベトナム在住の覆面アマチュア作家《Lê Ma》による小説と批評、 音楽およびアートに関するエッセイ、そして、時に哲学的考察。… 好きな人たちは、ブライアン・ファーニホウ、モートン・フェルドマン、 J-L ゴダール、《裁かるるジャンヌ》、ジョン・ケージ、 ドゥルーズ、フーコー、ヤニス・クセナキスなど。 Web小説のサイトです。 純文学系・恋愛小説・実験的小説・詩、または詩と小説の融合…

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