ユキマヒチル、微光 ...for Arkhip Ivanovich Kuindzhi;流波 rūpa -268 //自生していた、その/サフランは、もう/滅びていたよ。その//07





以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。

また、たとえ作品を構成する文章として暴力的・破壊的な表現があったとしても、そのような行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしそうした一部表現によってわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでもそうした行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。





10日。午前。前日の夜は明け方まで穆介と遊び歩いた。そして

   ここだ

つぶれた。

   尊厳がささげられた、その

樹々。

   場所

高明と。つぶされた。

   わたしたちの

樹々。

   ここだ

彼女は、午前。樹々。その

   初めて?

      うっそ、マジ?

10日。眠る。8時。樹々。

   初めてなんだっ?

      清楚な都市

彼女は、

   東京の夜

      夜であってさえ

始発で帰ってきた桜木町で、

   渋谷とか

      うっそ、マジ?

穆介。高明を

   初めて?

      ささやきの人々

連れ出し、穆介。コンビニで

   初めてなんだっ?

      夜であってさえ

買ってきたおにぎりを、部屋。大量に貪り、…それ、「なに?」

「ひとりで喰うの?穆さん」穆介は部屋の「やばっ」狭さをふと悲しんだ。高明は快活だった。酒が入ったままだった。眠りに依る断絶もない前日、さすがに高明をクラブに入れるわけにはいかなかった。口が利けないわけではなくとも、店にかかるかも知れない迷惑に穆介は配慮した。あくまで穆は律儀で誠実だった。飲むしかなく、呑ませるしかなかった。椿は

   でろっでろ、に、さ

参加しない。例の

   でらっでら、に、さ

中国人たちも。せめて唐麗孝、…タン・リ‐キョウか姚朱亞、…イャォ・シュ‐アか。ふたりのうちどちらかでもいれば、穆介の夜は違っていた。屈辱じみた悔恨しかただ穆介に残さなかった。子供の世話をもてあますしかなく。樹々は

   清楚な都市

      ときに、唐突な

4度ほど

   ささやきの人々

      どエロなピンク

吐いた。…寝げろ、

   粛々と狂乱

      ロリ好きばっかなの?

と。穆介。「気ぃ、つけてやれ。寝げろ」笑う。高明。すげっ。「穆さん、こういうのすっげぇ馴れてる。やべっ」なに、と、「なに、やるんですか?」やがてそこ、「おれら、」部屋。高明はまだ酔いのさめないまま云った。穆介はいまだ空腹が満たせない。肉が喰いたい。ステーキ屋の開店にはまだ「仕事?…てか、」早い。思う。8時?穆介。東急ストア。天神坂のさきの、8時。オープン、何時?ない。なにも、正確な記憶は、「ウリ」唐突に、…わかる?穆介は、「ウリ。わかるよね?」…は?高明。「え?」

「ウリ。つまり、ウリ」穆介。肉をいますぐ焼いて思い切り咬みちぎりたい。謂く、

   ある、鮮明な

   爽快感。ただ

   絶望。絶望的な

   爽快。…を、いま


   感じている。わたしは

   ひとり。そこに

   絶望も、いまだ

   見ないこどもたち

部外者、で。きみはまだ部外者でいられる。

   ある、鮮明な

    可能性、だよ

   爽快感。ただ

    むしろ、あたらしい

   絶望。絶望的な

    ステージ突入

   爽快。…を、いま


   感じている。わたしは

    恐れるな、だよ

   ひとり。そこに

    むしろ、あたらしい

   絶望も、いまだ

    ドア。見えるっしょ?

   見ないこどもたち

感じ、な。ければ。きみは結局は部外者としての焦燥と、及び屈辱。

   ある、鮮明な

      我々は決して、だ。だ、

    可能性、だよ

     ぐっちゃぐっちゃしてぇ

   爽快感。ただ

      後悔しない、そんな

    むしろ、あたらしい

     すすりあげてぇ

   絶望。絶望的な

      開拓者である。つねに

    ステージ突入

     じゅるじゅるしてぇ

   爽快。…を、いま

社会的、に。きみはいま赤裸々な能なしにすぎない、と。

   感じている。わたしは

      我々は決して、だ。だ、

    恐れるな、だよ

     ごきゅごきゅしてぇ

   ひとり。そこに

      見出さない、未踏の

    むしろ、あたらしい

     よだれたらしてぇ

   絶望も、いまだ

      処女地の土以外には

    ドア。見えるっしょ?

     もふもふしてぇ

   見ないこどもたち

高子。その

   病んでる?

      百合を

午前。ふと、

   壊れそう?

      気配。清楚という

窒息しかけたせき込みが

   やめて。そこで

      気配。その獲得にひたすらに貪欲な

いまだ

   脱糞するのは

      百合を。夜明けに

やみも、癒されもしないままに、1時。その

   病んでる?

      咬みちぎれ。しかも

午前。激情、と、もはや4日。そう呼ぶしかない、妙に興奮がある冴えた冷淡。云えなかった、と、高子。高明。自室に俊敏に帰ったしのび足。無音。高明。彼に、思った。なにも、と、高子。ひと言も、なにも、言えなかったとその

   ささやきあうんだ

      勝利

自虐。それが

   切実な言葉で

      わたしの、ほんの

高子の背骨を

   ぼくたちは

      ささいな

咬みつづけていた。せき込む。高子は。謂く、

   …え?いま。まだ

   あっ。だれも、まだ

   愛したことないって

   あっ。そんな気が


   …え?いま。まだ

    おそらく。わたしは

   あっ。だれも、まだ

    沈黙をだけ、ただ。きみに

   愛したことないって

    さらしていたのだろう

   あっ。そんな気が

と。そこにわたしの睫毛はかたむいている、のだ。

   まだ、ま。あっ

       ね?わたしたちが

    おそら、ら、らわたっ

     思い出した

   愛したこ、…まっ

       見つめあえば、ねねね

    沈黙をだっ、だっ。きみに

     唐突に、なぜ?

   あっ。まっ

       風。ほほ笑んだよね?

    さらしていんもう

     あなたを。わたしは

   愛し、…だっ

勝利している。…た。いた。すべての存在は、すでに。

   なぜ?な。…え?

      もう、だって、ぜんぶ

    饒舌な沈黙。ある?

     抱いて。あなたこそ

   なぜ?そんな

      語られつくし、だからそんな

    饒舌より雄弁かつ明瞭な

     おびえるわた。…え?しを

   筈がないことなどをは熟知していながら

      焦土で咲け睡蓮

    ある?沈黙。饒舌な

     あなたが抱いて

   なぜ?な。…あっ

勝利している。…た。いた、風景をしか、すべての、すべて、存在は

   まだ、ま。まっ

       ね?わたしたちが

    おそそそそぅ。ばっ

     泣いちゃっていい?

   愛さ、さ、…あっ

       ささやきあえば、ねねね

    語られるべらっ。なにをも

     無意味に、なぜ?

   はっ。まっ

       風。歌いはじめた

    赦しん。ん。んっ。んこ

     あなたが、好き

   愛さ、…だっ

と、とまれ、所詮はことば遊びにすぎないではないか。かたむきのある、

   …え?いま。まだ

    おそらく。わたしは

   あっ。だれにも、まだ

    語られるべき、なにをも

   愛されたことないって

    赦してくれますか?

   あっ。そんな気が


   …え?いま。まだ

   あっ。だれにも、まだ

   愛されたことないって

   あっ。そんな気が










Lê Ma 小説、批評、音楽、アート

ベトナム在住の覆面アマチュア作家《Lê Ma》による小説と批評、 音楽およびアートに関するエッセイ、そして、時に哲学的考察。… 好きな人たちは、ブライアン・ファーニホウ、モートン・フェルドマン、 J-L ゴダール、《裁かるるジャンヌ》、ジョン・ケージ、 ドゥルーズ、フーコー、ヤニス・クセナキスなど。 Web小説のサイトです。 純文学系・恋愛小説・実験的小説・詩、または詩と小説の融合…

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