ユキマヒチル、微光 ...for Arkhip Ivanovich Kuindzhi;流波 rūpa -262 //自生していた、その/サフランは、もう/滅びていたよ。その//01





以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。

また、たとえ作品を構成する文章として暴力的・破壊的な表現があったとしても、そのような行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしそうした一部表現によってわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでもそうした行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。





   息吹きを、そこ

   息吹きを、ふと

   気が。感じ、た。と

   そんな、気が


   脈動を、そこ

   脈動を、ふと

   気が。感じ、た。と

   そんな、気が

うずをまき、まくよ。死者たちは。そしてやや唐突にうずを。うずをまき、まくよ。死者たちは。そして

   息吹きを、そこ

      跳ねあ、あ。がるように

    ちからづよく、だから

     とめた。息

   息吹きを、ふと

      飛びあ、あ。がるように

    わたしたちは、猶も

     感じた。息

   脈動を、そこ

      はじけ、け。飛ぶように

    ちからづよく、だから

     ひそめ、息

   脈動を、ふと

聞く。11月。その

   わたしは

      息吹きを

3日。高子。だから2003年。その、

   いつでも、ひとり

      生きていていい

壬生高子。

   耳をすまして

      息吹きを

雨。聞いた。雨。その

   聞く

      思うがままに

ひびきを、

   なにを?

      息吹きを

やさしい。やさしかった。すでに

   わたしは

      きみ。その

いつでも山崎秋子は。もう、

   ときには、たとえば

      息吹きを

思わず高子が時に泣き伏してしまいたくなるくらいに。謂く、

   唐突な愛情

   たとえば、空

   雨。それら

   色彩にも


   唐突な愛情

    色彩。むしろ

   たとえば、なに?

    雨のなかで

   唐突な愛情

    氾濫していたのだが。それら

   たとえば、なに?

負けない、のだ。わたしは、負けない、のだ。わたしは、負け

   唐突に

      思い出したかに

    色彩。むしろ

     晴れたら、ね?

   たとえば、空

      まばたく。なぜ?

    雨のなかで

     海は、きれいな

   雨。それら

      わたし。いまさら

    氾濫。それら

     青をさらすの

   色彩にも

ひそかな、わたしはひそかな勝利宣言であろう、と。

   唐突な愛情

   たとえば、大気

   温度。そこに

   湿度にも


   唐突な愛情

    あたたかな

   たとえば、なに?

    あるいは、…触感?

   唐突な愛情

    妙に冴えていたのだ、が。

   たとえば、なに?

負けない、のだ。わたしは、負けない、のだ。わたしは、負け

   唐突に

      願い。切実に

    あたたかな

     晴れたら、ね?

   たとえば、大気

      すこやかであれ。なぜ?

    あるいは、…触感?

     夏は、あたたかな

   温度。そこに

      わたし。せめても

    妙に冴えた

     熱気を見せるの

   湿度にも

ひそかな、わたしはひそかな強靭さを矜持してあろう、と。

   唐突な愛情

   たとえば、いま

   うしなってい、これから

   うしなうべきものにも


   唐突な愛情

    たしかに、あまりに

   たとえば、なに?

    厖大な事象が

   唐突な愛情

    喪失されてしまって、しかも

   たとえば、なに?

負けない、のだ。わたしは、負けない、のだ。わたしは、負け

   唐突に

      まだ?そこに

    たしかに、あまりに

     晴れたら、ね?

   たとえば、いま

      感じられている顫動もない実在。なぜ?

    厖大な事象が

     風は、清潔な

   うしなってい、これから

      わたしに。たしかに

    喪失を、しかも

     気配を知らせて

   うしなうべきものにも

ひそかな、わたしはひそかな強烈さをむしろもてあましてあろう、と。

   唐突な愛情

   たとえば、すでに

   得た、これから

   得るべきものにも


   唐突な愛情

    やがて、わたしに

   たとえば、なに?

    ほほ笑み、笑うその

   唐突な愛情

    声。いまだ聞こえるはずもない、が。

   たとえば、なに?

負けない、のだ。わたしは、負けない、のだ。わたしは、負け

   唐突な愛情

      不安。鋭利に

    やがて、わたしに

     晴れたら、ね?

   たとえば、すでに

      これでいいのだろうか。なぜ?

    ほほ笑み、笑うその

     あなたは、すてきな

   得た、これから

      わたし。答えなど

    声。やがて

     笑顔をくれるの

   得るべきものにも









Lê Ma 小説、批評、音楽、アート

ベトナム在住の覆面アマチュア作家《Lê Ma》による小説と批評、 音楽およびアートに関するエッセイ、そして、時に哲学的考察。… 好きな人たちは、ブライアン・ファーニホウ、モートン・フェルドマン、 J-L ゴダール、《裁かるるジャンヌ》、ジョン・ケージ、 ドゥルーズ、フーコー、ヤニス・クセナキスなど。 Web小説のサイトです。 純文学系・恋愛小説・実験的小説・詩、または詩と小説の融合…

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