ユキマヒチル、微光 ...for Arkhip Ivanovich Kuindzhi;流波 rūpa -261 //曼殊沙華を。ふと/踏みかけて、そこ/かかとの先。その//14





以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。

また、たとえ作品を構成する文章として暴力的・破壊的な表現があったとしても、そのような行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしそうした一部表現によってわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでもそうした行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。





Ver.2.01.01

   微光。見て

   見なかったと同じ

   明晰な強度に

   微光。見て

わたしはこころからいま、しあわせ。…と。きみに、怖がらないで。

   微光。猶も

      絶望を、たとえば

    やがて、唐突な

     見飽きた、と

   あまりにも

      きみ。もっと、きみが

    衰弱。わたしに

     もう、なにもかも

   だから、思わず

      赤裸々にぼくにくれてさえいれば

    咬みつき、まさに

     きみさえをも

   微光。見て


   なにもあとに残さなかったか、に

   去ったんだ

   雨は。雨が

   去ったんだ

わたしはこころからいま、きみの耳もとにしあわせ。…と。そっと。きみに、

   なにもあとには

      もう、ぜんぶが、さ

    容赦ない衰弱が

     まだ早い、と

   去ったんだ

      茶番なんだよ。おれの

    わたしを苛み

     あなたはわたしに

   雨は。雨が

      この眼には

    だいなしにしていた

     とりすがるのか?

   去ったんだ

ささやけるだろう。

   生きていてもいいですか?

    衰弱。わたしに

   ここにいてもいいですか?

    色褪せてゆく

   恥辱。屈辱的に

    衰弱。わたしに

   呼吸をしてもいいですか?

ささやいているよ。

   微光。見て

   去ったんだ

   雨は。去っ

   生きていてもいいですか?

ささやいただろう。

   微光。見て

      さしあたり、ぼくは

    見てよ。ね?

     なにもなかった

   見なかったと同じ

      仮構しておいた

    おれは、ね?

     おれには、ただ

   明晰な強度に

      そこに、せめてもの

    もう見えないから

     夢見た夢も

   微光。見て


   なにもあとに残さなかったか、に

      せめても、ぼくは

    見てよ。ね?

     もはや、おれは

   去ったんだ

      虚構をもくろむ

    おれは、ね?

     絵空事として

   雨は。雨が

      そこに、ささやかな

    見たくはな、…もう。

     自嘲し、おれを

   去ったんだ


   生きていてもいいですか?

      厖大な雪を

    見てよ。ね?

     なにもなかった

   ここにいてもいいですか?

      雪ら。いま

    おれは、最初から

     おれには、ただ

   恥辱。屈辱的に

      それらの綺羅ら

    なにも見なかったとさえ

     夢。の、残骸も

   呼吸をしてもいいですか?

.02

   微光。いっ。微光

   やめっ。え。もう

   お願い。え。もう

   微光。び。微光

わたしはこころからいま、感謝をささげかけ、…と。きみに、ほほ笑んでよ。せめて

   微光。猶も

      苛酷を、たとえば

    やや鬱な

     まるで他人のように

   あまりにも

      きみ。もっと、きみが

    衰弱。わたしに

     ぼくは自分の

   だから、思わず

      赤裸々にぼくにくれてさえいれば

    鬱。その匂いが

     影をふんでいた

   微光。見て


   なにもためらいも感じなかったか、に

   去ったんだ

   雨は。雨が

   去ったんだ

すべてのひとたち。最後にはきみに出逢わせてくれた運命にさえ、こころから。いま、…だいじょうぶだよ。わたしは、

   なにも。ためらいは

      もう、ぜんぶが、さ

    しみこむように、衰弱が

     かかと。そこに

   去ったんだ

      滑稽でしか。おれの

    しのびよるかに

     わたしはやがて

   雨は。雨が

      この眼には

    辛辣に、そっと

     まばたきのうちに

   去ったんだ

ささやけるだろう。

   かゆいんだ。むしろ

    衰弱。わたしに

   はがゆいんだ。とても

    降りそそいでいたかの

   そこ。やや突飛な

    衰弱。わたしに

   のけぞった。わたしは

ささやいているよ。

   微光。見て

   去ったんだ

   雨は。去っ

   のけぞった。わたしは

ささやいただろう。

   微光。いっ。微光

      死んでしまいたい

    もう、雪も、ね?

     馴れた。いま

   やめっ。え。もう

      この、どうしようもない

    つめたさも、なにも

     あたりまえのように

   お願い。え。もう

      うつくしさとともに

    なにも、もう

     焦土、とでも?

   微光。び。微光


   なにもためらいも感じなかったか、に

      消えてしまいたい。いま

    おれは、ただ

     廃墟、とでも?

   去ったんだ

      この、なすすべもない

    眼を。だから

     なんら、栄光をさらす須臾もなく

   雨は。雨が

      いとおしさとともに

    見ひらいてみた

     惨状、とでも?

   去ったんだ


   かゆいんだ。むしろ

      憐れまないで。ぼくは

    もう、雪も、ね?

     ほほ笑みを、でも

   はがゆいんだ。とても

      いちども、きみをなど

    つめたさも、なにも

     擬態してみないか?

   そこ。やや突飛な

      愛さなかったと思っていさせて

    なにも、もう

     馴れた。いま

   のけぞった。わたしは

.03

   微光。び。微光

   やめて。自分を

   傷つけないで

   微光。び。微光

わかるんだ。わたしはいま、こころからいま、この世界が生まれた理由、を。…と。きみに、心配ないから。なにも、

   微光。猶も

      たとえば無慈悲を

    どうして?わたしは

     鳴り響く、だから

   あまりにも

      きみ。もっと、きみが

    衰弱。わたしに

     だれかの罵声に

   だから、思わず

      赤裸々にぼくにくれてさえいれば

    場所。こんなところで?

     かるい気絶を

   微光。見て


   しかも記憶を残さなかったか、に

   去ったんだ

   雨は。雨が

   去ったんだ

わかるんだ。きみのため、わたしはいま、ぼくのため。いま、こころからいま、ぼくたちがより添うためだったんだよね?この世界が生まれた理由、を。…と。き、

   なにも記憶すら

      もう、ぜんぶが、さ

    厖大。そして、衰弱が

     飲み込もうとする

   去ったんだ

      でたらめでしか。おれの

    巨大。あるいは

     口蓋、ひらき

   雨は。雨が

      この眼には

    なに?際限もな

     屠殺しあわない?

   去ったんだ

ささやけるだろう。

   ぶって。打って

    あ。あかうあ。あ

   殴って。壊して

    あけひろげ、口を

   だいなしにして

    あ。あうかあ。あ

   生きていることを後悔させて

ささやくだろう。

   微光。見て

   去ったんだ

   雨は。去っ

   生まれたことを後悔させて

ささやいただろう。

   微光。び。微光

      綺羅めいて、ら

    見てよ。ね?

     きみは、ぼくに

   やめて。自分を

      綺羅めくままに

    おれの、ね?

     擬態せよ。その

   傷つけないで

      綺羅らしく

    身代わりだから

     真摯な涙を

   微光。び。微光


   しかも記憶を残さなかったか、に

      わたしは、そっと

    涙をこらえて

     きみは、ぼくに

   去ったんだ

      わたしの傷みさえ

    そこに、きみは

     擬態せよ。その

   雨は。雨が

      仮構しようか

    おれを見つめよ

     忿怒。誠実な忿怒を

   去ったんだ


   ぶって。打って

      綺羅めいて、ら

    見てよ。ね?

     きみは、ぼくに

   殴って。壊して

      綺羅めくままに

    おれの、ね?

     擬態せよ。その

   だいなしにして

      綺羅らしく

    もう、ほら

     いつわりようもない

   生きていることを後悔させて

.04

   微光。び。微光

   び。び、ぃいっ

   微光。び。微光

   び。び、ぃいっ

いとおしい。きみも。ぼくも。いとお、だから、すべていとお、わたし。は、だからこころからいま、いとお、…と。きみに、悲しまないで。決して、

   微光。猶も

      糾弾を、たとえば

    ざわめきつづけ、もはや

     おれはいちども

   あまりにも

      きみ。もっと、きみが

    衰弱。わたしに

     はばたきもないまま

   だから、思わず

      赤裸々にぼくにくれてさえいれば

    距離感をさえも

     落ちてゆくだけ

   微光。見て


   なにも可能性を感られなかったか、に

   去ったんだ

   雨は。雨が

   去っ

もうすぐ。ぼくたちは。いとおしい。きみも。ぼくももうすぐ、ぼくたいとお、だから、すべてもうすぐ。いとお、ぼくたちはこのわたし。は、世界は滅びる。だからこころからいま、ぼくたち、は。いとお、…え?きみに

   なにも可能性さえ

      もう、ぜんぶが、さ

    焔のように、衰弱が

     かたむけた指に

   去ったんだ

      ぶざまでしか。おれの

    わたしは、せめて

     やがて、伸びすぎた

   雨は。雨が

      この眼には

    生きてあるべきで

     爪が、そこ。影を?

   去ったんだ

ささやけるだろう。

   咬みちぎり、指

    衰弱。わたしに

   咀嚼する。冷酷な

    吹き込む。息吹きを

   なに?冷酷な

    衰弱。わたしに

   落ちてくる。きみに

ささやくだろう。

   微光。見て

   去ったんだ

   雨は。去っ

   なに?冷酷な、…きみに

ささやいただろう。

   微光。び。微光

      もっと、赤裸々に

    もう、雪も、ね?

     咬む。爪を

   び。び、ぃいっ

      かがやいていなよ

    ゆびさきも、なにも

     ひざまづき、その

   微光。び。微光

      しかも容赦なく

    なにも、もう

     屈辱的姿勢で

   び。び、ぃいっ


   なにも可能性を感られなかったか、に

      もっと、無防備に

    おれは、ただ

     咬む。爪を

   去ったんだ

      ひかっていなよ

    眼を。だから

     足の。なぜ?

   雨は。雨が

      しかも下品なくらい

    見ひらいてみた

     歯茎には、爪は

   去ったんだ


   咬みちぎり、指

      もっと、強烈に

    もう、雪も、ね?

     咬む。爪を

   咀嚼する。冷酷な

      ひかり放ていま

    つまさきも、なにも

     なぜ?くちびるには

   なに?冷酷な

      しかも躊躇なく

    なにも、もう

     爪は、局部には

   落ちてくる。きみに

.05

   微光。び。微光

   降り、せりあがり

   さわぎ、ゆがみあい

   微光。び。微光

よかった!よかった!よかった!ぼくは、ぼくでいられて、…と。わたしはこころからいま、よかった!よかった!よかった!ぼくは、ぼくでいら…と。しあわせ、…と。きみに、もう。ぼくたちは、もう

   微光。猶も

      惨劇を、たとえば

    垂直に、ただ

     ぼくは、もう

   あまりにも

      きみ。もっと、きみが

    衰弱。わたしに

     自分が生まれた事実にさえ

   だから、思わず

      赤裸々にぼくにくれてさえいれば

    落ちてしまおうか?

     傷む。ひとり

   微光。見て


   お願い死んで。うぜぇから死んで

   去ったんだ

   雨は。雨が

   去ったんだ

よかった!よれて。生まれて。かった!よていて。生きていて。かった!ぼくは、ぼくでいかった。よ。られて、…と。わたしはこころかかった。よ。らいま、よかった!よて。いられて。ぼくでいらかった!よれて。生まかった!ぼくは、ぼていて。生きていくでいら…と。しあわせ、…と。たしかな、このきみに、確信。もう。ぼくたちは、もう

   お願い。消えて

      もう、ぜんぶが、さ

    見て。微光

     影。そのうえに

   去ったんだ

      むしろ悲痛でしか。おれの

    もう、まっしろく、その

     わたしは、ふと

   雨は。雨が

      この眼には

    見て。微光

     舌。雪を咬む

   去ったんだ

ささやけるだろう。

   舐めて。…いて

    舞い散るがいい

   つっこんで

    うめつくすがいい

   いじりつづけて

    散り交うがいい

   いじめつづけて

ささやくるだろう。

   微光。見て

   去ったんだ

   雨は。去っ

   いじって。いじめて

ささやいただろう。

   微光。び。微光

      やがて、雨

    きみにさえ

     かたむいた、その

   降り、せりあがり

      雨が、雪を

    眼。そらされたら、もう

     影を見ていた。だから

   さわぎ、ゆがみあい

      とかしてゆくから

    抱きしめてほしい

     ななめに日射しは

   微光。び。微光


   お願い死んで。うぜぇから死んで

      やがて、雪

    だれにも、なにも

     いまだ、かろうじて

   去ったんだ

      雨にふれたその

    見られなく、ほら

     やわらかな?それら

   雨は。雨が

      須臾にとけて

    だれにも、なにも

     日射しのなかで

   去ったんだ


   舐めて。…いて

      やがて、雨

    抱きしめてほしい

     かたむいた、その

   つっこんで

      雨に、雪は

    眼。そらされたら、もう

     影に、わたしは

   いじりつづけて

      まじりあってゆく

    きみにさえ

     そっと吐く。息を

   いじめつづけて

.06

   微光。見て

      ひろがつづけ

    雪舞い散る。ほ

     すぐさまに、きみは

   や。も。めて。もう、も

      浸蝕?その

    ほら、ほ、雪ら、ら

     忘れたんだろ?

   も、めて。もう。や。て

      明晰な衰弱

    さらさらって、さ。さ

     すぐさま、すでに

   微光。見て

わたしはこころからいま、しあわせ。…と。きみに、こころからいま、しあわせ。…と。いままで出逢ったすべてのひとたちに、こころからいま、しあわせ。…と。わたしを壊したすべてのひとたちに、こころからいま、しあわせ。…と。きみに、

   び、び、び

      衰弱の中央で

    雪舞い散る。ほ

     おれを求めた

   いっ。いっ

      わたしは、やがて

    ほら、ら、雪ら、ほ

     その朝の、あの

   いっ。いっ

      息をのむのだろう

    さらさって、さ。さ

     朝の夢さえも

   び、び、び








Lê Ma 小説、批評、音楽、アート

ベトナム在住の覆面アマチュア作家《Lê Ma》による小説と批評、 音楽およびアートに関するエッセイ、そして、時に哲学的考察。… 好きな人たちは、ブライアン・ファーニホウ、モートン・フェルドマン、 J-L ゴダール、《裁かるるジャンヌ》、ジョン・ケージ、 ドゥルーズ、フーコー、ヤニス・クセナキスなど。 Web小説のサイトです。 純文学系・恋愛小説・実験的小説・詩、または詩と小説の融合…

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