ユキマヒチル、微光 ...for Arkhip Ivanovich Kuindzhi;流波 rūpa -253 //曼殊沙華を。ふと/踏みかけて、そこ/かかとの先。その//06





以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。

また、たとえ作品を構成する文章として暴力的・破壊的な表現があったとしても、そのような行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしそうした一部表現によってわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでもそうした行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。





椿。「てか、最後、おれ、ちょっと愚痴っていいすか」

「なに?」と、博人。その喉が承諾も拒否もしないうちに椿は

   叫ぶ。わたしは

      ぶち込んで

わめいた。「おれ、

   きみの眼の前で

      口に、きみの

真面目になりたいんすよ。必死なんすよ。更生し、した、したいんすよ。したし、実際したんすよ。でも、みんながちゃんと、だから、さ。おれのこともういいよって、そういう

   知っている。かつ

      苦悩、で

         お願いです

認めてくれるまで、そういう

   知った。わたしは

      ある。これが

         おっ。知ってください

ちゃんとおれだから頑張りたいし頑張ってんすよ。マジ

   違う、よ。これら

      おれ。おれの

         お願いです

生まれ変わりたいんすよ。でも、

   嘘では。…な、

      非議、で

         おっ。理解してくだ

でも、っす。

   むしろ、

      ある。これが

         お願いです

でも、でも

   嘘では、

      おれ。おれの

         おっ。共感し

さ」嗚咽。そして「みんがおれ、」泣きわめいた。椿は、滂沱の涙を垂れ流しにし、「引きずり降ろすんすよ。地獄に引きずり降ろしてよろこんでんすよ。むかしの奴らも、いまの奴らも、おれが狂ってくのみたいんじゃね?そうなん?狂えば

   そうなん?

      わかってる。…おれ

いい?狂っちゃえば

   そうさ

      あくまで、おれは

いいの?おれ、

   これが、さ

      おれだけは、おれを

でも、真面目、

   おれさ

      わかっ、…おれ

なりてんすよ。普通に。もう、なりて、

   そうなん?

      あくまで、おれは

やんちゃマジ卒業したんすよ」叫んだ。のけぞって、顔を覆ったまま、椿はパイプ椅子に後ろからひっくり返った。謂く、

   叫ぶ。わたしは

   きみの眼の

   その寸前で

   やがて、わたしは


   叫ぶ。わたしは

    すべては、さ。たぶん

   きみの前で

    噓。さ、ぼくのは

   叫ぶ。わたしは

    守るため。さ、きみを

   きみの前で

高純度のおれを、おれは。

   愛してる、と

      すべて投げうって

    守るため、きみを

     きみがいのちをくれたから、だ

   一億回以上

      あなたは、ぼくの

    きみのために死にたい

     だから、だ。わたしは

   叫びたいんだ、と

      死にかけた。ぼくを

    生まれた。ぼくは

     激情。…だ。耐えられな

   愛してる、と

高純度におれは、おれを。

   叫ぶ。わたしは

    いつでも、さ。たぶん

   きみの前で

    噓。ぼくの、さ。噓は

   叫ぶ。わたしは

    想いつづけ、さ。きみを

   その前で


   叫ぶ。わたしは

   きみの眼の

   その寸前で

   やがて、わたしは

ビラ・ローザ。夭子。事実確認。その、

   唐突な

      いたたまれ、ない

4日午前。え、と、

   失語

      いたぶられた、かに

え?次第に、…え?くりかえされるその音量を上げてしまいながら、「知らない…こんなひと」その、「だれ?」写真の英雄に夭子は

   なぜ?なんか

      肌ですか?その

         無垢だ

言った。

   いい匂い

      犯罪したのは

         爪に、ふと

ビラ・ローザ。そこ、

   なめらかな、匂い

      まなざしですか?その

         綺羅、めき、が、

作業室に、夭子は

   いいね、なぜ?

      境界突破は

         無垢だ

答えた。ストーカー、かな?「そうなるひと、多いんです。…わたし女の子じゃないですか?しかもひとりだし。だから、でも別に性を売り物にする?みたいな?ないんで。それは。違うと思うから。そういう、だから、客引き、みたいな?だれに聞いてもらってもいいんですけど。だから、わたしに冷静なひと。なんか、のぼせる?勝手にもりあがっちゃってるのに謂うと、また、ぜんぜん別なんだと思いますけど。…意外に、男のひとって、なんか、ごめんなさい。悪く謂うんじゃないけど、すぐストーカーみたくなっちゃうじゃないですか?たぶん、だから、肌、見せて。自分の。…ですよ?わたしに。しかも、それ、こんな距離。で、

   醒めてゆく

      耳に

針入れられるし、それ、

   醒め、そして

      声を、その

信頼関係ないと

   褪せてゆく

      声を、そこ

…でしょ?

   褪せ、と、

      聞き取りながらも

無理じゃないですか?そういう、

   とはいえ、

      あ、と。ふと

なに?相乗効果?なんか、

   なにが?だから

      嘘?

そういうの、なんか、

   たとえば、花を

      ほんと?

あるのかな?でもわたし、

   花の色彩を

      まどう

基本タトゥーって、

   仮構しておこう。そこに

      耳に

わたしにとって

   それが褪せ

      声を、その

表現なんですね。お客様と、だから

   色彩さえもが

      声を、そこ

コラボする?そういうアート。

   醒めてゆくのを

      聞き取りながらも

って、理解されないと思うし、特に

   思いうがくがいい

      あ、と。ふと

警察官のかた、

   倦んでゆく

      笑いそうにも

そういうの、でも、

   倦み、そして

      しかも

だからもう、すっごいもう

   もてあましてゆく

      泣きそうにも

理解してるんですけど、

   もてあまし、と、

      耳に

ただ、わたし的には

   とはいえ、

      声を、その

くや。ちょっとくやしいじゃないですか。アーティストとしては」椿をさえ、

   なにが?だから

      声を、そこ

夭子は知らないと言い切った。謂く、

   知ってる。わたしは

   うつくしい、と

   うつくしいわたしは

   うつくしい、と。その


   とまどうあなたは

    あなたが?…え?

   とまどい、その

    あなたでしたか?…ええ

   とまどうあなたは

    見蕩れなさい。タコ

   とまどい、その

まばたきの、だから須臾の暗滅の須臾にも、

   清楚系。ずっと

      意外?そ、かな?

    ゆびさき。やや

     このように見よ。肉体とは

   ささやかれつづけ

      おっさん、さ。うっざい

    野蛮な色彩を

     描き出されるべき、ついに

   陰口じみさえ

      ね。んね。ね、先入観じゃん?それ

    殊に好みます

     未現出の兆しであった、と

   いびつ?その

ひびきはすべて言葉に思えた。息吹き。息。その、眼の前のそれらさえ、

   眼。あなたの

      やめて。…よ。ね、個性的?

    ゆびさき。この

     このように見よ。色彩とは

   まなざしのなかで

      生い立ち?おっさん、さ。ね、

    狂暴な曲線に

     ついに停滞を見な、な

   この憤慨さえ

      脳、さ。ね、煮えてんの?

    執着したりも

     不断の相互作用の発生である、と

   不穏?その

まばたきの、だから須臾の暗転の須臾にも、

   うつくしいわたしは

    あなたが?…え?

   うつくしい、その

    あなたですか?…ええ

   うつくしいわたしは

    わたしはわたし

   うつくしい、その


   知ってる。あなたは

   とまどい、を

   まどうあなたは

   とまどい、を。その

笹。その

   ひびき

      ふれあい

3日。鳴った。笹が、その

   ひびきあい

      ふれ

夜。笹。9時。開け放たれた自室。その窓の向こう。笹。だから

   聞いた

      時間さえ

         そばにいた

外に。…逢いたい、

   ぼくは

      燃え尽き、いまや

         存在していた

かな?樹々は。と、その

   きみの声を

      空間さえ

         そばにいた

樹々。ひびき。メール。フォント。簡素な絵文字。笹。でも、と。ひびき。容赦なく繊細な、三日前だっけ?逢ったばっかじゃね?高明。ひびき。笹。ひどっ。その

   ひびき

      かさねた

ひびき。樹々

   ひびきあい

      声を

泣きそう。笑う。高明は。いたぶるように、樹々を。樹々は。樹々こそ。だからいたぶり、なじりあうように高明。と、樹々。ふたりはフォントをまなざしに追いつづけた。9時。いつものファーストキッチンで樹々。彼女と生駒優美香は無言でそれぞれメールを打ち合う。謂く、

   あした、ね?

      打算的な、やや

    してしまおう、よ。無駄に

     やばっ。いま

   雨?雨が

      莫迦馬鹿しいとはもう知っている

    厖大な、時間。を、それら

     あなたの顔を、さ

   雨かな?雨

      巧妙な、やや

    すべて。ふたりで

     思い出せなかった

   ね?なら

距離とは、なんであろうか?

   あした、ね?

   ね?…なら

   あした、ね?

   ね?…な、な、

同時的かつ同一空間にあるとは、なん

   行かない?うっ

      現状維持で?あくまで

    しようよ。浪費

     やばっ。いま

   海。いっ。あっ

      ただ、きみのことしか考えられないじぶんを

    宏大な、空間。に、その

     あなたは、そこで

   し、た。たとえば

      見出してみる

    すべて。ふたりで

     なにしてますか?

   晴れでも海で









Lê Ma 小説、批評、音楽、アート

ベトナム在住の覆面アマチュア作家《Lê Ma》による小説と批評、 音楽およびアートに関するエッセイ、そして、時に哲学的考察。… 好きな人たちは、ブライアン・ファーニホウ、モートン・フェルドマン、 J-L ゴダール、《裁かるるジャンヌ》、ジョン・ケージ、 ドゥルーズ、フーコー、ヤニス・クセナキスなど。 Web小説のサイトです。 純文学系・恋愛小説・実験的小説・詩、または詩と小説の融合…

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