ユキマヒチル、微光 ...for Arkhip Ivanovich Kuindzhi;流波 rūpa -246 //なに?夏の/花。なに?花。たとえば/朝顔はかたむいた//25
以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。
また、たとえ作品を構成する文章として暴力的・破壊的な表現があったとしても、そのような行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしそうした一部表現によってわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでもそうした行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。
夏。その
死んでいた。…そこに
夏。その
おれは。たしかに、
2日。8月。ほんの
死んでいた。…そこに
数分の。夏。見ていた。高明は、それでもガードレールに腰を預けて、そして見上げたままに、騒音。背後。時に。騒音。前に。ひとびと。海水浴の。ナンパの。暇つぶしの。働く、地元の。知った事ではなかった。高明はその、次第に雲ってゆく太陽を見ていた。いよいよ光暈は
そそぐ。だから
微光。ふと
すさまじく、とらえがたい色彩を
ふりそそぎ、猶
やや唐突に
そこに
いまだに、だから
微光。ふと
さらした。謂く、
微光。見て
見なかったと同じ
明晰な強度に
微光。見て
なにも。あとにはなにも残さなかったか、に
去ったんだ
雨は。雨が
去ったんだ
生きていてもいいですか?
ここにいてもいいですか?
恥辱。もはや留保なくただ屈辱的に
呼吸をしてみてもいいですか?
#02
微光。見て
見なかったと同じ
明晰な強度に
微光。
なにも。ためらいさえも感じなかったか、に
去ったんだ
雨は。雨が
去ったんだ
まばたきなさい、と
せめて。睫毛たちも
疲労を。突飛な
痙攣を、わたしは
#03
微光。見て
見なかったと同じ
明晰な強度に
微光。
しかも記憶をすら残さなかったか、に
去ったんだ
め。わ。雨が
去ったんだ
ぶって。ぶちのめして
あやうい失意で
だいなしにして
生きていることを後悔させて
#04
微光。見て
見なかったと同じ
明晰な強度に
微光。
なにも。可能性その萌芽でさえわずかにすらも感じ取りようがなかったか、に
去ったんだ
雨は。雨が
去ったんだ
やや燦燦と、指
ひかりが。ほのかな
なに?ほのかな
落ちてくる。ほら。わたしたちに
#05
微光。見て
見なかったと同じ
明晰な強度に
微光。
お願い死んで。うぜぇから死んで
去ったんだ
雨は。雨が
去ったんだ
いたぶっていて
つっこんでいて
いじりつづけて
いじめつづ、…いっ
微光。び。
降り、せりあがり
りっ。い、
さわぎ、ゆがみあい
#01'
微光。見て
なに?夏の
微動。ゆれ
傾斜。その
見なかったと同じ
花。なに?花。たとえば
うごく。ゆれ
叫びが!あやうい
明晰な強度に
朝顔はかたむいた
微動。ゆれ
傾斜。花弁が
微光。見て
と。すいこ、だからわたしは吸い込んだ。そこに、
なにも。あとにはなにも残さなかったか、に
微光。見て。その
去ったんだ
強度。明晰に
雨は。雨が
微光。見て
去ったんだ
清冽な、しかしややなまあたたかな大気を、と。すいこ、だからわたしは吸い込んだ。そこに、清冽な、しかしやや
なにも。あとにはなにも残さなかったか、に
去ったんだ
雨は。雨が
去ったんだ
なにも。あとにはな、な、な、
叫び声は、だから
花々。はっ。それら
なにも。すこしも
なにもぅ。おぅ。う
鋭利であった、と
色褪せてほしい。やがて
聞こえなかった、の
な。あとには、な。残さ。な。な、
凄惨であった、と
雨に。おねが。い、い、
だけれども。なにも
去ったんだ
生きていてもいいですか?
み。ひら。み
ここにいてもいいですか?
見ひらいていた。眼を
恥辱。もはや留保なくただ屈辱的に
み。らひ。み
呼吸をしてみてもい
見た。死者たちは、わたしを。死者たちを。わたしは、
見ひらいていた。眼を
微光。見て
見なかったと同じ
微光。…て
明晰な強度に
微光。見て
見ひらいていた。眼を
生きていてもいいですか?
ここにいてもいいですか?
恥辱。もはや留保なくただ屈辱的に
呼吸をしてみてもいいですか?
なにも。あとにはなにも残さなかったか、に
ちぎり取って、ね?
去ったんだ
しまうべき、だったろうね?
雨は。雨が
もう、庭の朝顔の、…きっと
去ったんだ
かるく、しかもわずかにみぎに顎をかたむきかけ、…と。すいこ、だからわたしは吸い込んだ。そこに、かるく、しかもわずかにみぎに
微光。見て
頸も、口蓋も、ね?
見なかったと同じ
舌も、その歯も、ね?
明晰な強度に
もう、屠殺を。朝顔に、…きっと
微光。
#02'
いっ。微光
なぜ?夏の
微動だに、もはや
傾斜。その
やめっ。いっ。もう
朝。なぜ?朝。不穏な
びっ。微光にも
叫びが!きらめき
おねが。ぃえっ。もう
朝顔は猶もあざやかな
微動だに、すでに
傾斜。雫が
び。微光
と。まばた、だからわたしはまばたきかけた。そこに、
なにも。ためらいさえも感じなかったか、に
微光。見て。そ
去ったんだ
やめて。もう
雨は。雨が
お願い。もう
去ったんだ
だって、もうこんなにも燦燦と。氾濫していて燦燦と。散乱していて燦燦と。まばた、だからわたしはまばたきかけた。そこにだって、もうこんなにも
なにも。ためらいさえも感じなかったか、に
去ったんだ
雨は。雨が
去ったんだ
なにも。ためらいさえも感じぃ。んがっ
雫たちは、だから
花々。はっ。それら
なにも。すこしも
が。なにもため。ら。あ。らぁっ
散逸してしまいそうに、と
色褪せてほしい
微動だにしなかった、の
なにも。ためらいもん。んっ。が。
喪失されてしまいそうに、と
雨に。おねが。い、い、
だけれども。なにも
去ったんだ
まばたきなさい、と
ええ。あくまで唐突に
せめて。睫毛たちも
と、凝視していた眼が
疲労を。突飛な
ええ。あえて鮮烈な
痙攣を、わたしは
見た。死者たちは、わたしを。死者たちを。わたしは、
凝視していた。眼が
微光。見て
見なかったと同じ
微光。…て
明晰な強度に
微光。見て
凝視していた。眼が
まばたきなさい、と
せめて。睫毛たちも
疲労を。突飛な
痙攣を、わたしは
なにも。ためらいさえも感じなかったか、に
はずかしめられて…ね?
去ったんだ
穢されてしまえば、その
雨は。雨が
たとえば、蝶、と。さえ
去ったんだ
猶も、顔を唐突な角度にうつぶせようとしたままで、と。まばた、だからわたしはまばたきかけた。そこに、猶も、顔を唐突な角度にうつぶせ
微光。見て
たとえば、蜂。蛾。…と、
見なかったと同じ
さえも、と、その
明晰な強度に
雫は。色彩は。だから
微光。
#03'
微光。び。
なに?夏の
微動。ゆれ
傾斜。その
やめて。自分を
花に、なに?花。ふれかけて
うごく。ゆれ
叫びが!断続的、に
傷つけないで
飛び去った羽根翳り
微動。ゆれ
傾斜。色彩が
微光。び。
と。ほら、ひら、ら。だからわたしはひらきかけた。そこに、
しかも記憶をすら残さなかったか、に
微光。見て。…え?
去ったんだ
ゆあ。あ。めて。ゆあ。あ
め。わ。雨が
傷つけないでください。もう
去ったんだ
あふれかえり、こぼれはじめようとさえも。口蓋に。…と。ほら、ひら、ら。だからわたしはひらきかけた。そこに、あふれかえり、こぼれはじめようと
しかも記憶をすら残さなかったか、に
去ったんだ
め。わ。雨が
去ったんだ
しかも記憶をす。ん?…すらぁっ
なにを?だから
花々。はっ。それら
なにも。すこしも
記憶をっ。しか、ん?…をっ、し
略奪して去ろう、と
色褪せてほしい
羽虫。気配さえ、その
しかもぅ。う。…おっ
掠め取ってしまおう、と
雨に。おねが。い、い、
だけれども。なにも
去ったんだ
ぶって。ぶちのめして
あ。あかあうあ。あ
あやうい失意で
あけひろげ、口を
だいなしにして
あ。あうかうあ。あ
生きていることを、後悔させて
見た。死者たちは、わたしを。死者たちを。わたしは、
あけひろげ、口を
微光。見て
見なかったと同じ
微光。…て
明晰な強度に
微光。見て
あけひろげ、口を
ぶって。ぶちのめして
あやうい失意で
だいなしにして
生きていることを後悔させて
しかも記憶をすら残さなかったか、に
色彩。花弁に
去ったんだ
猶も、燃えるかの
雨は。雨が
情熱が。かつてない
去ったんだ
口蓋を、だからふさがれてしまったかにも、と。ほら、ひら、ら。だからわたしはひらきかけた。そこに、口蓋を、だからふさがれて
微光。見て
赦しがたい、情熱が
見なかったと同じ
翳りにも、猶も
明晰な強度に
朝顔は、色彩
微光。
#04'
微光。
なぜ?羽虫の
微動だに、もはや
傾斜。その
び。ぃいっ、微光
逡巡。なぜ?逡巡。むらさきは
びっ。微光にも
叫びが!めざましい
微光。び。
朝顔ににじんだ
微動だに、すでに
傾斜。匂いが
ぃいっ、微光
と。しっ。ぃしっ。し、だからわたしは失笑を。そこに、
なにも。可能性その萌芽でさえわずかにすらも感じ取りようがなかったか、に
微光。見て。その
去ったんだ
微光。…て
雨は。雨が
微光。見て。その
去ったんだ
なぜ?おもわずみずからに問いかけてしまいながらにも、と。しっ。ぃしっ。し、だからわたしは失笑を。そこに、なぜ?
なにも。可能性その萌芽でさえわずかにすらも感じ取りようがなかったか、に
去ったんだ
雨は。雨が
去ったんだ
なあっ。は。なあっ
逡巡は、だから
花々。はっ。それら
なにも。すこしも
なにも可能性を感じられなかったか
真摯であった、と
色褪せてほしい
朝顔は平和だったよ、…の
なあっ。は。なあっ
いたたまれないほどであった、と
雨に。おねが。い、い、
だけれども。なにも
去ったんだ
やや燦燦と、指
なにを?…見ていますか?
ひかりが。ほのかな
ささやき得さえ、もう
なに?ほのかな
あなたは、…だれ?なにを?
落ちてくる。ほら。わたしたちに
見た。死者たちは、わたしを。死者たちを。わたしは、
ささやき得さえ、もう
微光。見て
見なかったと同じ
微光。…て
明晰な強度に
微光。見て
ささやき得さえ、もう
やや燦燦と、指
ひかりが。ほのかな
なに?ほのかな
落ちてくる。ほら。わたしたちに
なにも。可能性その萌芽でさえわずかにすらも感じ取りようがなかったか、に
花よ。花よ
去ったんだ
おびえなさい。きみを
雨は。雨が
見蕩れながらもちぎり取り
去ったんだ
なぜ?わたしはすこしも、微動だにもないままに、と。しっ。ぃしっ。し、だからわたしは失笑を。そこに、なぜ?わたしはすこし
微光。見て
花よ。花よ。ほら
見なかったと同じ
惨殺、だよ。ほら
明晰な強度に
屠殺、だよ。ほら
微光。
#05'
微光。び。微光
なに?朝顔の
微動。ゆれ
傾斜。その
降り、せりあがり
花弁。なぜ?花弁。おそれを?
うごく。ゆれ
絶叫を!おびえを?
さわぎ、ゆがみあい
朝顔にほのめかされていた
微動。ゆれ
傾斜。蕊が
微光。び。微光
と。ささや、だからわたしはささやこうとした。そこに、
お願い死んで。うぜぇから死ん
微光。見て。そ
去ったんだ
降り、り。せり
雨は。雨が
さわ、わ。ゆがわ
去ったんだ
だれ?…に。なに?…を、とまれ、舌が歯のうらにふれかけて、と。ささや、だからわたしはささやこうとした。そこに、だれ?…に。なに?
お願い死んで。うぜぇから死ん
去ったんだ
雨は。雨が
去ったんだ
お願い死んぁっ。あっ。あっ
叫び声は、だから
花々。はっ。それら
なにも。すこしも
お願いんぬあっ。あっ
耳をおおうばかりに、と
色褪せてほしい
怯えも怖れも、…の
おんぬあっ。あっ。あっ
肉をしめつけるばかりに、と
雨に。おねが。い、い、
だけれども。なにも
去ったんだ
いたぶっ、…いっ
み。ひら。
つっこんで
見ひらいた。眼を
いじりつづけて
え。えひ。
いじめつづ、…いっ
見た。死者たちは、わたしを。死者たちを。わたしは、
見ひらいた。眼を
微光。見て
見なかったと同じ
微光。…て
明晰な強度に
微光。見て
見ひらいた。眼を
いたぶっていて
つっこんでいて
いじりつづけて
いじめつづ、…いっ
お願い死んで。うぜぇから死ん
歎きあったのだろうか?
去ったんだ
日射しも、その朝
雨は。雨が
花の表皮を焼きながら
去ったんだ
もうなすすべもない、とか?だから根拠もなく真摯でもない絶望、感、みたいな、…なに?と。ささや、だからわたしはささやこうとした。そこに、もうなすすべもない、
微光。び。
花よ。花よ
降り、せりあがり
花よ。花よ
さわぎ、ゆがみあい
花よ。花よ
微光。び。
#06
び。微光
び
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