ユキマヒチル、微光 ...for Arkhip Ivanovich Kuindzhi;流波 rūpa -229 //なに?夏の/花。なに?花。たとえば/朝顔はかたむいた//08
以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。
また、たとえ作品を構成する文章として暴力的・破壊的な表現があったとしても、そのような行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしそうした一部表現によってわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでもそうした行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。
その日、
朝は、だから
かすむ、…と
9時まえ。不在。高子はもう、
鬱なんだ。やや
まなざしは、…と
家に。いない。その事実にいない。高明はいない。まだ、気付きもしない。リビング。顔をのぞかした。秋子。ソファに。だから高明は、そこにその秋子に
ささやく
なんで?肌
敏感、な
云った。朝の
ぼくは、慎重に
荒れてね?周辺、
敏捷、な
ほほ笑みとともに、…今日、
ささやく
目じりの、なんで?
敏、敏、
おれ、と、すぐさま秋子はそのソファ、身をのけぞらせ、
え?
怒涛の怒りが
おどろき?「なに?」
え?え、
海を、永遠に
なぜ?まばたく。
え?
どよめかせたがいい
秋子が。急激に。「いらな、…って。今日、いらないん、だ。実は。昼ごはん」
「まじ?」と。そこに秋子は思わず高明の口真似をした。もっとも、自分もさんざんくりかえし使ってきた言葉には違いなかった。ひさしぶりに口にしたと思い、また、そうでもなかったとも。妙な、そこに稀薄な違和だけが、「なんで?」そこ。拡散。しかも「ともだちと、さ」沁み込むような、「逢ってくるから」拡散。…ね、
え?
死ねる。きみと
動力である
秋子。「ね」と、
え?え、
きみのためなら
暴力。破壊。略奪は
唐突に顔を
え?
死ねる。きみと
可動力である
真面目につくると、「駄目だよ。」と、「あんまり、やばいのと付き合うと」
「やばいの?」聞いている。「…って、」雪の下。「なんのこと?」このあたり。観光客で人の数自体は多くとも、結局はごくわずかの地のひとびとの寄りあいに過ぎない。高子と違って周囲と比較的うまくやるほうの秋子の耳に、もう飽きるほどに高明のいわゆる素行不良は騒がしかった。高明は、故意に
ささやく
針に刺された
秋子に
ぼくは、優美に
毛虫たちの悲痛
笑んだ。すでに、その秋子に堪えがたい好意が目覚めてもいたから。慥かに。「たいして、おれら、やばくないよ」
「しょせん、さ」不用意に「まだ、」秋子。微笑「子供。…ほんとよ」秋子は高明の反論を予感し、まだくちびるが開きかけもしないうちから「ほんと、」あらがう。「本人たちは、さ。そうじゃない。ね?もう、大人。みたいな?でも。さ、でも、それ。わたしもそうだった。ん、だ。そう。もう、遠い昔だけど」
おとなぢゃな、な、
「100年ぐらい?」
こどもぢゃな、な、
「莫迦。で、だから思う。まだ、ほんの子供。ほんとは。だから、こそ、わかる?あぶないの。あぶないんだ。あぶなかっしくて、あんたたちは。きみたちは。ね?…だから、」そして「大事にしてね。じぶんも、ともだちも」秋子は意味もなく「…オッケー」首を「わかってるよ」傾けた。謂く、
ない。だれも
いちども、須臾にも
だれも、大人に
なったことなど
と。だからわたしたちの破滅にせめて無色透明な薔薇かラフレシアかでも捧げてくれまいか?とまれ、
死んでゆくのは
ざわめく。わたしは
わっ。どうして?きのうは
暴力的なまなざしで、その
餓鬼ばかりだから。つねに
ざわめき、を。じぶんの
わっ。眠れなかった?わ。だれかが
わたしを。きみが
クソ餓鬼たちが
押さえられさえせずに、もう
わっ。頸でも締めた?…夢で
刺しつらぬいてしまえたら、きっと
滅びてゆくから
と。だからわたしたちの破滅にせめて無色透明な薔薇かラフレシアかでも捧げてくれ
ない。だれも
いちども、須臾にも
だれも、大人に
なったことなど
雨音が聞こえた。6時すぎ。午前。ビラ・ローザ。そこは住居兼事務所兼店舗、で、要するに
で、唐突な
あくまでも
八木夭子の
容赦ない鬱を
さわがしいまでの
生活のすべては、そこで
顎骨が咬んだ
昂揚が、ふと
ことたりた。最初の予約は午後からだった。だから午前いっぱいを、かならずしも許可もなく泊まりこんだ原田英雄は独占できる。その筈だった。英雄は去年までつづけた部活の習性がいまだとれていなかった。6時にはおそくとも目を覚ました。かたわら、背をむけて眠る夭子を見て
ベッド。なぜか
あまりにもしずかに
見飽きなかった。髪を
青いの花の
眠るね?きみは
いじった。息を
花散る安価な
すこやかに、あまりにもすこ
耳にふきかけ、
シーツ。その
微動だにもな、な。瞼。思わず
英雄は遊んだ。自分の
ベッド。なぜか
嫉妬を。ぼくは
まなざしと挙動とに子供じみた陰湿を感じていた。存在していた。嫌悪が。自己への。また、夭子。そのそばにいる事実の、
あざやかな花を
噓だよ
滅ぼしてしまった
勝利。まったき、
たとえば不埒な
きみは
たやすく。いともたや
勝利。留保無き、
百合の花さえ
ぼくじゃない
根絶やしにしてしてし
勝利。その
きみにささげる夢を見た
ぼくは
たやすく。いともた
歓喜さえ。夭子。むしろ自虐、自嘲的ないたぶり。英雄の。それらにときに寝息を乱し、夭子。まるで、そこに不在のだれかに寝言を云いかけたかにも。英雄。たじろぐ。7時すぎ。ふと、英雄。そこ。ふたたびのしかかりかけた自分の翳りのなか、いきなり
けものさ
夭子が目を
けだものさ
ひらいたから。吸った。息を。夭子が。だけが。急激に。止息。そして、無理やりあお向けた須臾、夭子。まなざしの見ているそれが、英雄というその明確もないまま、「…寝てた」
けものさ
さ迷うのだ、よ
云った。「やば」
けだものさ
愛を、きみの。愛に
ささやき。「まじ、」
けものさ
飢渇して、
と、「…寝てた」驚愕。軽い、その声が次第に嘆息になってゆくのを、おびえた目つきの英雄はそこに、猶も変質には気づかない。8時。夭子は英雄にだけ、もう、朝食をとらせ終わっていた。歩いてすぐのフレッシュネス・バーガー。そこにひとり
けものさ
さ迷うのだ、よ
牙の唾液さえ
行って来させたに
けだものさ
愛を、きみの。愛に
怖がっていた
過ぎなくとも。
けものさ
飢渇して、
未来に。ただ
…いいの?「心配してんじゃないの?」
いいんだ。わたしは
知っている
「親。…すか?」
きみが、たしかに
故意に、わたしは
「だいじょうぶ?」
しあわせだったら
笑う。せせら
「迷惑。…すか?」
いいんだ。たとえ
息を吐く。そして
「弟、いる?」
この肉体が
知ってい
「琉偉?…すか?」…さぐってるみたいよ。そいつ。そう言いかけ、夭子は無造作な笑みにくずれた。裸に剥かれ、英雄は後ろ向きのまま壁に、手を
きみが、いま
突っ込め
くだけそうだ
ついた。尻を
壊れてしまえば
指を、その
背骨が
夭子は、いまだ
かなしいよ。わたし
お前のケツに
うちがわにびゅっ。…て
ベッドに寝そべったままに見て見やり、見やって眼を、唐突に逸らした。…きたなっ、と。思う。直視に
ななな、な、
きたなっ
堪えない。思う。なぜ、と。男のケツは例外なく穢らしいのか。思う。そして、夭子。不用意に、しずかに笑った。謂く、
のけぞれ
クソ野郎
ぶち込め
突っ込め
やや、や、やめてや、やや、や、や、病み中?
突っ込め。あんたの
きみは絶叫と
破廉恥な拳を
そこ。そこに割れた音響
耳の孔に、その
絶叫とともに
ぶち込んでしま、ま、
病んでない。病んで、や、ない。病んで、な。なやんでなやましい、ほら。百合の純白をきみにささげたい。
突っ込め。あんたの
無言の。完璧な無
歓呼と、き。きみは
肌。なめらかな、肌
ぶさいくな舌を
涙を、わたしは
音響。投げやりな、その
なで肩に、お前
眼窩ふかく、その
垂れ流すだけなのか?
歓呼とともに
女かよタコ
ぶち込んでしま、ま、
病んでない。病んで、や、ない。病んで、な。なやんでなやましい、ほら。純白の曼殊沙華をきみにささげたい。
突っ込め。あんたの
悲鳴と、と。きみは
無能なあそこを
不安定な、音響を
恥ずかしいケツ。そこ
悲鳴と、と。ともに
ぶち込んじま、ま、
んま、ま、まめてま、んま、ま、ま、病み中?
突っ込め
ぶち込め
クソ野郎
のけぞれ
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