ユキマヒチル、微光 ...for Arkhip Ivanovich Kuindzhi;流波 rūpa -228 //なに?夏の/花。なに?花。たとえば/朝顔はかたむいた//07
以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。
また、たとえ作品を構成する文章として暴力的・破壊的な表現があったとしても、そのような行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしそうした一部表現によってわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでもそうした行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。
28日。午後。
喝采していた
砂。砂。砂
樹々。
発狂していた
臭気。潮。風
1時。
微熱。…まぶた
湿気。雨?まだ
聞こえていた。樹々には。すでに。男たち。声。自分たちにあげた歓声。男たち。声。おさない。声は。おさない。知っていた。自分もまた、まだ、15歳だったから。
おさなさは
眠れ。いま
ひかりを
18、20の女たちの
時に、狂暴に
がんじがらめの
もっと
それに比べれば、
はばたくのです
繭のなか。しかも
熱気を
劣って見えるのは
おさなさは
透き通りきった
もっと
知っている。だが、…じゃない?新鮮には、…じゃない?ちがいなくない?自分たちに…じゃない?影を落としたふたりに、樹々。すぐさまに、顔を上げてやった。逆光に
眩む。わたしは
白濁を、猶も
見あげた。
昏む。わたしは
さらし、やや
翳り。男。
眩む。ひかりに
濁った白濁を
たち。男
昏む。翳りが
猶も、さら
たち。曇り空。それが、翳りのやや上方とおくに切れて無数のひかりの帯を落としていたその事実に樹々は、そこに気づいた。
そこ。すでに
落ちていた。それら
ひかり。帯び
見られないまま
冒険するのだ、と。おんなの子たちは、やや保守的に冒険するのだ、と。
眼。わたしの
ひかり。落ち
ごめんね。なんか、さ。まだ
ほほ笑みを、思わず
眼。目には
ち。わたしは、ち
鎖骨の準備。だけ、が。やや
う。わたしが、う
ひかり。なにも
思わず、ひかり
停滞していたりする、ん。ですのだが
ひかり。落ち
気づかれないまま
そこ。すでに
落ちていた。それら
ひかり。帯び
見られないまま
新鮮だったよ。新鮮な目、鼻、肌、それらに新鮮だった、よ。
孤立。と。または
ひかり。落ち
孤独。と。もしも
ち。かろうじて渾身の
世界からまなざしを
微笑。を、落ち
消して仕舞ったら?
孤立。と。または
ひかり。落ち
孤独。と。もしも
ち。ななめに全力の
すさまじい孤絶を
微笑。に、落ち
喉が感じていたなら?
傷みを、のけぞり
ひかり。落ち
ごめんごめんご。まだ、ご
ほほ笑んだんだ。おもわず
喉が、ひきつり
ち。わたしは、ち
だけ、が。背中まわり、が。ややだけ、が。
う。わたしが、う
背骨に、傷み
おもわず、り。ひかり
だからまだまだまだまだクソ餓鬼ですが
り。ひかり。落ち
喉が、わななき
わたしの唐突な情熱が傾いている。
そこ。すでに
落ちていた。それら
ひかり。帯び
見られないまま
29日。高明。5時。思い出す。山田椿は
病んでる?
傷。で、あ
高子との
なに病み?
傷。で、
交配を知っていた。もうどこにも逃げられる場所もなく、身を隠す翳りさえない。そんな実感があった。あるいはそれは傷みに似、似た、
傷。で、あった
恐怖。似た、
おれに、おれ
恍惚。似た、
おれの存在は
覚醒。似た、
傷。で、あった
なに?思わず高子のあおむけのままの、顔のあたりを手のひらに押さえた。触感で、高子が横に顔を背けていたことに
裏切らないで
苦しみが
気づいた。
わたしはもはや
きみになすりつけられた
昏かった。
無防備だから
苦しみが
まばたいた。そのまま
すでに、わたしは
熟れて甘くなったのだか
手のひらに、そっとゆっくり体重をかけた。謂く、
苦しむ?たとば
嫉妬に、あなたは
知った。わたしは
あなた以外の
ばかばかばかばかばかばっ
肉体を。どう?
知っていたのだ。だって
苦しめた。い、とは
肉体?そんなもの
すこしも。あ、なたを
わたしのそれすら他人にすぎな
思えなはし、なかった。猶も
ばかばかばかばかばっ。とう、するかのま・汁。…だね?きみは
肉体を。どう?
肌。かさねる肌に
大声で、あなたも
撥ねる。かの
苦しめたいとは
繊細な、ほら
絶叫。あなたさえわたしを罵る絶
歓喜。ちいさな
すこしも。あなたを
いとしさが散りつづけていたんだ。ふと
わたしのそれすら他人にす
ふるえる。かの
思わな。な。猶も
ばかばかばかばかばかばっ
苦しむ?たとば
嫉妬に、あなたは
知っ。い。わたしは
あなた以外の
体内に、高子はかろうじて高明が残した体液がこぼれかけたのを、やわらかな付け根の皮膚に感じた気さえもしていた。謂く、
傷みのある
恍惚を。ふたり
傷みあう
茫然を。ふいに
ゆびさきが、すくえ、ば?あるいはやがては粘着質のしずく、を?雫。しずく、を?
返り見れば
匂うのだ。きみ、が
あたたかな、と
鬱。やや鬱に
朝日が射し
体内。わたしの。で、きみ、が
その感覚が、しかもあたた
翳ったき。きみの
眼さえ昏めば
匂うのだ。陰鬱に、き
あなたかな。…噓じゃない
き。まさぐっている。理由を、その
よかったのに
しずく。垂らせ、ば?すなわち雫がしずくになりおおせたならあるいはやがては粘着質のはもん、を?雫。はもん、を?
傷みのある
恍惚を。ふたり
傷みあう
茫然を。ふいに
7月。樹々。
飛沫よ!
裂けた
30日。
雫。しぶく。雫
裂けるかけに
午前。十時を
飛沫よ!
裂けた
まわりかけ、雨。ぱらついた。雨。しかも一日中雨だと樹々はすでに予測していた。地元。自由が丘。北口のファースト・キッチンで同じ中学の北原雛乃と待ち合わせ、樹々。俊敏に、ふかい流し目。すこし遅れて雛乃が来るなり、
ほら、きみは
樹々。俊敏に、
しあわせだ
ふいに樹々は笑ってしまった。云った。…やばっ。と、「うける」
「なに?」
我々は絶望と
雨じゃんなんっかさ
「ひさしぶりじゃない?なんか」
ともに生まれた
ナーヴァスじゃん
「そ、だっけか?」と、週末も、さ、そう言いかけ、雛乃は「男、ひょっとして」もの言いたげな「できた?」樹々。その
ね、ね、ね、
はっ
ん。ね、
そぶりに唐突に云ってやった。おくれて、
ね、ね、ね、
はっ
ん。ね、
ようやく雛乃に顔は懐疑をかたちづくる。浅く。謂く、
ナイーブな、あ
雨が。あ、ほら
いまも、あなたの
耳のむこうに
いつ?雨。雨が、雨。好きになれるのは、い、
ガラスの外は
ナーヴァスに
え?なまあたたかな
知らない。ん、だね?きみは
びしょ濡れだったよ
街路樹の葉と葉が
雨、だぜ。ふしだらややみだら
じぶんに。ただ、自分勝手にじぶんに忙しすぎて、さ
ずぶぬれでいろよ
色めきだ、だなあ、ヴァ。すに、
すてきな雨。じゃね?
知らない。ん、だね?きみだけ
ささやきあおうよ
いつ?雨。それが、きみ。恐怖でなくなれるのは、い、
ナイーブな、あ
雨が。あ、ほら
いまも、あなたの
耳のむこうに
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