ユキマヒチル、微光 ...for Arkhip Ivanovich Kuindzhi;流波 rūpa -220 //紫陽花。…の、だから/そのむら。ら、さきの/花はふみにじられるべきだと、そう//14
以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。
また、たとえ作品を構成する文章として暴力的・破壊的な表現があったとしても、そのような行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしそうした一部表現によってわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでもそうした行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。
6月9日。日曜日。楠と琉偉を連れ、原宿に行った。そこのショップで、琉偉の紹介に八木夭子と会った。夭子はめずらしく、高明にごく
鼻孔、に
事務的な眼を
び。びっ?
そそいだだけだった。二十代後半。琉偉の兄とくらべてさえ、相当な歳の差には違いない。その日が、高明が肌に墨をいれた最初だった。薔薇を咥えた
微光、が
眼帯の
び。びっ?
鳩。その図案を、右に二の腕、そこに掘りいれはじめた。夭子によるデザインだった。高明の至近に、夭子はひらすら髪を匂わせた。ふと、
ほのめかすかに
高明は
たぶらかすかに
まどう。謂く、
微光。見て
見なかったと同じ
明晰な強度に
微光。見て
なにも。あとにはなにも残さなかったか、に
去ったんだ
雨は。雨が
去ったんだ
生きていてもいいですか?
ここにいてもいいですか?
恥辱。もはや留保なくただ屈辱的に
呼吸をして、…え?違います。いいえ
#02
微光。見て
見なかったと同じ
明晰な強度に
微光。
なにも。ためらいさえも感じなかったか、に
去ったんだ
雨は。雨が
去ったんだ
と、歓喜を、しかも
絶叫。歓呼の、…え?
そこ。やや突飛な
痙攣を、わたしは
#03
微光。見て
見なかったと同じ
明晰な強度に
微光。
しかも記憶をすら残さなかったか、に
去ったんだ
め。わ。雨が
去ったんだ
ぶって。ぶちのめして
殴って。壊して
だいなしにして
生きていることを後悔さ、ええ。…そうでしょう
#04
微光。見て
見なかったと同じ
明晰な強度に
微光。
なにも。可能性その萌芽でさえわずかにすらも感じ取りようがなかったか、に
去ったんだ
雨は。雨が
去ったんだ
咬みちぎり、指
咀嚼する。強靭な
なに?強靭な
落ちてくる。ほら。わたしたちに
#05
微光。見て
見なかったと同じ
明晰な強度に
微光。
お願い死んで。うぜぇから死んで
去ったんだ
雨は。雨が
去ったんだ
いたぶっていて
つっこんでいて
いじりつづけて
いじめつづ、…いっ
微光。び。
降り、せりあがり
てぇぃ、いっ、
さわぎ、ゆがみあい
#01'
微光。見て
紫陽花。…の、だから
微動。ゆれ
中傷にも似て
見なかったと同じ
そのむら。ら、さきの
うごく。ゆれ
見あげかけ、目は
明晰な強度に
花はふみにじられるべきだと、そう謂うのだよ
微動。ゆれ
空に、なにを
微光。見て
すでにして、一個の明確な嘲弄である、と。わたしは
なにも。あとにはなにも残さなかったか、に
微光。見て。その
去ったんだ
強度。明晰に
雨は。雨が
微光。見て
去ったんだ
つまりはだから、すでにしてわたしは、一個の明確な嘲弄である、と。あえてそこに仮定しておきつつも、わたしは
なにも。あとにはなにも残さなかったか、に
去ったんだ
雨は。雨が
去ったんだ
なにも。あとにはな、な、な、
咬み、か。むしろ
花々。はっ。それら
色彩。花弁に
なにもぅ。おぅ。う
咬みつくようであった
色褪せてほしい。やがて
にじむかに、色彩
な。あとには、な。残さ。な。な、
狂暴、野蛮、かつ
雨に。おねが。い、い、
色彩。ふしだらな
去ったんだ
生きていてもいいですか?
み。ひら。み
ここにいてもいいですか?
見ひらいていた。眼を
恥辱。もはや留保なくただ屈辱的に
み。らひ。み
呼吸をしてみてもい
見た。死者たちは、わたしを。死者たちを。わたしは、
見ひらいていた。眼を
微光。見て
見なかったと同じ
微光。…て
明晰な強度に
微光。見て
見ひらいていた。眼を
生きていてもいいですか?
ここにいてもいいですか?
恥辱。もはや留保なくただ屈辱的に
呼吸をして、…え?ちがっ。ち、いいえ
なにも。あとにはなにも残さなかったか、に
いま、仮定せよ。…見た
去ったんだ
と、無防備に、一面に
雨は。雨が
どこ?…月に。そこ
去ったんだ
すでにして、一個の明確な詭弁を、やめてくれ。放っておいてくれ。むしろ、
微光。見て
いま、仮定せよ。…見た
見なかったと同じ
と、無防備に、一面に
明晰な強度に
なに?…紫陽花が。そこ
微光。
#02'
いっ。微光
紫陽花。…の、だから
微動だに、もはや
中傷だったかに
やめっ。いっ。もう
そのむら。ら、さきの
びっ。微光にも
見あげかけ、それは
おねが。ぃえっ。もう
花はいたぶりまわされるべきだと、そう謂うのだよ
微動だに、すでに
破滅だったとも。ひとつの
び。微光
弑殺者であった、と。そうだ!だからそのそうか!容赦なき無慈悲なそうだった!認識が。まさに、わたしを。しかも
なにも。ためらいさえも感じなかったか、に
微光。見て。そ
去ったんだ
やめて。もう
雨は。雨が
お願い。もう
去ったんだ
ようするに、弑殺者であった、と。とまれその語の意味をいまだにかならずしも認識してはいなくとも、あえてそうだ!だからそのそうか!容赦なき無慈悲なそうだった!認識が。さしつらぬくのである。まさに、背骨を。わたしを。腰骨を。しかも
なにも。ためらいさえも感じなかったか、に
去ったんだ
雨は。雨が
去ったんだ
なにも。ためらいさえも感じぃ。んがっ
駄目。駄目だ。ふと
花々。はっ。それら
色彩。花弁に
が。なにもため。ら。あ。らぁっ
ひきちぎってしまいたくな、な、
色褪せてほしい
にじむかに、色彩
なにも。ためらいもん。んっ。が。
狂暴、野蛮なそこ、…衝動
雨に。おねが。い、い、
色彩。恥じらいのない
去ったんだ
と、歓喜を、しかも
ええ。ななめに、やや
絶叫。歓呼の、…え?
と、ななめに、ゆびが
そこ。やや突飛な
ええ。つめが、ななめに
痙攣を、わたしは
見た。死者たちは、わたしを。死者たちを。わたしは、
凝視していた。眼が
微光。見て
見なかったと同じ
微光。…て
明晰な強度に
微光。見て
凝視していた。眼が
と、歓喜を、しかも
絶叫。歓呼の、…え?
そこ。やや突飛な
痙攣を、わたしは
なにも。ためらいさえも感じなかったか、に
いま、仮定せよ。…踏め
去ったんだ
と、その月に、ほら
雨は。雨が
見晴るかす花々。そこ
去ったんだ
弑殺者であった、と。そうだ!だからその罵倒を。罵詈雑言を、やめてくれ。放っておいてくれ。むしろ、
微光。見て
いま、仮定せよ。…踏め
見なかったと同じ
と、その足に、ほら
明晰な強度に
かかとにも、花。そこ
微光。
#03'
微光。び。
紫陽花。…の、だから
微動。ゆれ
中傷にも似せ
やめて。自分を
そのむら。ら、さきの
うごく。ゆれ
見あげかけ、目は
傷つけないで
花ははずかしめられつづけるべきだと、そう謂うのだよ
微動。ゆれ
うるみはじめ、うるおうあまりに
微光。び。
だからその朝、弑殺者たちは気づくのだ、痕跡。つまり、わたしは
しかも記憶をすら残さなかったか、に
微光。見て。…え?
去ったんだ
ゆあ。あ。めて。ゆあ。あ
め。わ。雨が
傷つけないでください。もう
去ったんだ
と、いうか、しかし痕跡。なに?だからかつての屠殺の。その朝、弑殺者たちは気づくのだ、痕跡。彩り豊かな色彩の粉まみれ。つまり、痕跡。わたしは
しかも記憶をすら残さなかったか、に
去ったんだ
め。わ。雨が
去ったんだ
しかも記憶をす。ん?…すらぁっ
にぎりつぶして、そして
花々。はっ。それら
色彩。花弁に
記憶をっ。しか、ん?…をっ、し
ぐちゃぐちゃにして、さらに
色褪せてほしい
にじむかに、色彩
しかもぅ。う。…おっ
嗅ぐ、とか?…花汁
雨に。おねが。い、い、
色彩。みだらすぎるかの
去ったんだ
ぶって。ぶちのめして
あ。あかあうあ。あ
殴って。壊して
あけひろげ、口を
だいなしにして
あ。あうかうあ。あ
生きていることを、後悔させて
見た。死者たちは、わたしを。死者たちを。わたしは、
あけひろげ、口を
微光。見て
見なかったと同じ
微光。…て
明晰な強度に
微光。見て
あけひろげ、口を
ぶって。ぶちのめして
殴って。壊して
だいなしにして
生きていることを後悔さ、ええ。…そうでしょう
しかも記憶をすら残さなかったか、に
いま、仮定せよ。…死ね
去ったんだ
と、弑殺者め。滅べ
雨は。雨が
紫陽花たち。その無垢の寸前に、そこ
去ったんだ
だからその朝、弑殺者たちは微笑を、無言のそれ。やめてくれ。放っておいてくれ。むしろ、
微光。見て
いま、仮定せよ。…死ね
見なかったと同じ
と、滅べ。自分で
明晰な強度に
紫陽花たち。頸をしめ、そこ
微光。
#04'
微光。
紫陽花。…の、だから
微動だに、もはや
中傷であれば、と。せめて
び。ぃいっ、微光
そのむら。ら、さきの
びっ。微光にも
見あげかけ、ふと
微光。び。
花は至近に罵倒されているべきだと、そう謂うのだよ
微動だに、すでに
おののくのだ。その
ぃいっ、微光
もう、あれら屠られた花々は黄泉返りはしないだろうね?半殺しの、もしくは蕊を、…しないだろうね、と。
なにも。可能性その萌芽でさえわずかにすらも感じ取りようがなかったか、に
微光。見て。その
去ったんだ
微光。…て
雨は。雨が
微光。見て。その
去ったんだ
…から、こそ。だからもう、…わかるでしょ?あれら…苛酷であった。屠られた…凄惨であった。花々は黄泉返りは…惨状であった。ジェノサイトだよ。…しないだろうね?花弁は。半殺しの、花弁も。もしくは蕊を、いまさらその唐突な黄泉返りに逆立てたりは、殲滅だったよ。…しないだろうね、と。
なにも。可能性その萌芽でさえわずかにすらも感じ取りようがなかったか、に
去ったんだ
雨は。雨が
去ったんだ
なあっ。は。なあっ
花粉を、だ。そうだ
花々。はっ。それら
色彩。花弁に
なにも可能性を感じられなかったか
ひたい。ほほ。くちびる。はなさき
色褪せてほしい
にじむかに、色彩
なあっ。は。なあっ
塗りたくれば?…裂け!
雨に。おねが。い、い、
色彩。容赦さえもない
去ったんだ
咬みちぎり、指
いやだ。わたしは
咀嚼する。強靭な
殺したく、な。穢したく、な
なに?強靭な
紫陽花たち。花
落ちてくる。ほら。わたしたちに
見た。死者たちは、わたしを。死者たちを。わたしは、
ささやき得さえ、もう
微光。見て
見なかったと同じ
微光。…て
明晰な強度に
微光。見て
ささやき得さえ、もう
咬みちぎり、指
咀嚼する。強靭な
なに?強靭な
落ちてくる。ほら。わたしたちに
なにも。可能性その萌芽でさえわずかにすらも感じ取りようがなかったか、に
花よ。花よ
去ったんだ
ふみつぶしてやるよ。きみを
雨は。雨が
きみたちを。妄想の
去ったんだ
もう、あれら屠られたひそひそ声を、やめてくれ。放っておいてくれ。むしろ、
微光。見て
花よ。月でも、花
見なかったと同じ
惨殺、ほら。花ども
明晰な強度に
幻影の翳りでも、ほら
微光。
#05'
微光。び。微光
紫陽花。…の、だから
微動。ゆれ
中傷にも思えて
降り、せりあがり
そのむら。ら、さきの
うごく。ゆれ
見あげかけ、きみは
さわぎ、ゆがみあい
花は、で、どこに?そう謂うのだよ
微動。ゆれ
だれ?…なにを、
微光。び。微光
花殺しだろ?わたしはすでにして、一個の明確な嘲弄である、と。わたしは、…だろ?
お願い死んで。うぜぇから死ん
微光。見て。そ
去ったんだ
降り、り。せり
雨は。雨が
さわ、わ。ゆがわ
去ったんだ
死ねばいい?おれ、花殺しだろ?わたしはすでにして死ねばいい?おれ、一個の明確な死ねばいい?おれ、嘲弄である、と、死ねばいい?おれ、は、え?わたしは、…だろ?
お願い死んで。うぜぇから死ん
去ったんだ
雨は。雨が
去ったんだ
お願い死んぁっ。あっ。あっ
狂気させないで。すこし
花々。はっ。それら
色彩。花弁に
お願いんぬあっ。あっ
いやしの時を、ぼ、ぼ、
色褪せてほしい
にじむかに、色彩
おんぬあっ。あっ。あっ
く。極彩色に、狂え!
雨に。おねが。い、い、
色彩。どエロじゃね?クソ
去ったんだ
いたぶっ、…いっ
み。ひら。
つっこんで
見ひらいた。眼を
いじりつづけて
え。えひ。
いじめつづ、…いっ
見た。死者たちは、わたしを。死者たちを。わたしは、
見ひらいた。眼を
微光。見て
見なかったと同じ
微光。…て
明晰な強度に
微光。見て
見ひらいた。眼を
いたぶっていて
つっこんでいて
いじりつづけて
いじめつづ、…いっ
お願い死んで。うぜぇから死ん
たくらみあうのだろうか?
去ったんだ
月に、絶望。その朝
雨は。雨が
自殺体を?…弑殺者。ほら
去ったんだ
花殺しだろ?わたしはすでにして、すでにして、すでにして、
微光。び。
花よ。花たちの
降り、せりあがり
殲滅された、花
さわぎ、ゆがみあい
花たちのうえに
微光。び。
#06
び。微光
び
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