アラン・ダグラス・D、裸婦 ...for Allan Douglas Davidson;流波 rūpa -129 //なに?それは、なに?/ん?そこに/さっきまでずっと/きざしていたもの//08
以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。
また、たとえ作品を構成する文章として暴力的・破壊的な表現があったとしても、そのような行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしそうした一部表現によってわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでもそうした行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。
謂く、吹っ飛んだ?いま、あれ?
ふと見あげると
咀嚼さえして
かたむいて、そっと
青むあかるい翳りで
謂く、もういい加減いい加減にしてください。直腸がかなしみました。
なに?まい散った血
射しこまないで
見ないで
ひだりも
はな。いま
掘らないで
なにも
ほじくらないで
花。はなばな
しゃぶらないで
見ないで
みぎ眼を
ほら狂暴な
謂く、散るから。それ。すすらないでね、
に?まい散った血
な。ま。いま。まな
は。ぁなっ。は。なばっ
ほら狂暴な
しゃぶりあげる
るぁ。なにを?
しかもすすり
すする。くぁ
花。はな
な。なにを?
舐めまくりすする
すする。な
だれ?…わたしたちは
見捨てていってしまったから
残酷な須臾さえ
残酷でいられる
謂く、つばさがはえてしまいそうですから。もうしないでいただけませんか?耳のすぐそばの傾斜したうしろでほのめかすのも、やめていただけませんか?
そこに台無しにされて
いろは
たらす。血
つめたいひかりに
はな。いま
花。容赦ない
歯茎が
ななめに綺羅ら
歯が引き攣った
なに?その
にじむ。血
やさしいひかりに
ほら無防備な
謂く、しかも見えるとこで。勝手に魂と精神と愛の高揚の至上の頂きで絶頂を奥歯にだけ咬まないで。無断でのけぞらないで。許可なくいかないで。
そこに台無しにされて
はな。ま。いま
歯が引き攣った
ほら無防備な
咬みか。か。か。ぶす
なにを?
しか。かっ。もぶす
つぶす
は。花。はっ
なにを?
かかか。み。かっ…ぶす
つぶす
謂く、後ろ手にたくらむのだけは。顎をしかもとろけそうな歯ぐきで咬もうと、目隠ししたまま、やめていただけませんか?
なに?そのかたちを
寄生虫。脱皮
漏れだしそうです
背後に
はな。いま
そっと、うごめいた
薔薇を、肛門に
そっと、いぶきを
花。はなばな
翳りに、いま
咬みつかせないでください
ふきかけていいかな?
ほら破廉恥な
謂く、死んだ?いま、あれ?
なに?そのかたちは
はな。ま。いま
は。花。は。なばな
ほら破廉恥な
咬みつ。つ。ぶす
なにを?
しかか。もくらっ。く
くだく
は。花。はっ
なにを?
咬みく。だだく
くだく
謂く、日影でそっと舐めるのだけは。ななめにながい影の陰部を嗅ぎながら、やめていただけませんか?
その色彩を
花。寄生虫
燃えるようです
はっ。背後に
はな。いま
そっと、咲きかけた
肛門に薔薇を
そっと、といきを
花。はなばな
翳りに、いま
入れないでください
もらしていい?
ほら赤裸々な
謂く、笑った?いま、あれ?
なに?その色彩
はな。ま。いま
は。花。は。なばな
ほら赤裸々な
咬みく。だく。だっ
なにを?
しかもち、ちぎる
ちぎる
は。花。はっ
なにを?
咬みち、ちぎる
ちぎる
謂く、むしずがはしりますから。わたしの背後で分裂するのだけは。やめていただけませんか?そよぐ風さえ雨のやさしいつぶを咬みちぎました。ほらいま、
痕…傷跡も
傷む。…いま
いたい?
かなしい?
消しておこうか
ゆらら
吐く。ほら
綺羅ら
声も、息も
いとしい?
蝶を、吐き
ゆれ、ほのか
ひそめていようか
綺羅めきながら
傷む。…いま
なじんでゆくよ
蝶の
波紋、ひろがり
すすりあげて
蝶たち
虹彩が
そこ、水
しゃぶって。ほら
とろけてゆくよ
にじんでいった
いたい?
謂く、てめぇ。クソか?は?
綺羅らのように
波紋。ひろがり
水。そこに
いたい?
水滴が
ひかり
いま。そこに
かなしい?
肌が
翳った
いま。そこに
いたい?
謂く、落ちていきます。…どこ?だから砂を咬みながら、ただかすかな微動さえきざさない蝶が、もはや、
とろけるように
傷む。…いま
いたい?
蝶の
ふるえ、ひそかに
もう駄目だから
ほぐす。ほら
まなざしが
そこ、水
突き刺してあげます
蝶を、ほぐし
かたむいた
いたい?
謂く、なに言ってんのカス。は?
とろけるように
震動。ひそかに
水。そこに
いたい?
水滴が
落ちた
いま。そこに
かなしい?
しぶきが
ゆれた
肌。そこに
いたい?
謂く、やわらかなわきの繊細な翳りを。ひと知れず、染めあげてしまったのでした。なぜ?もうあてにならない香りはそっと、
ほどけるように
傷む。…いま
いたい?
蝶の
波紋、ひろがり
もう無理だから
塗る。ほら
片目が
そこ、水
抱きしめてあげます
蝶を、塗り
かたむいた
いっ
流れた
傷む。…いま
いたい?
かなしい?
水滴が
かさなりあうから
咬む。ほら
ひびきあうから
そこ、いま
いとしさが
蝶を、咬み
せつなさが
かっ
謂く、聞こえねぇよタコ。は?
ほどけるように
波紋。ひろがり
水。そこに
いたい?
水滴が
流れた
いま。そこに
かなしい?
しぶきが
撥ねた
肌。そこに
いたい?
しぶきが
散った
いま。そこに
いたい?
謂く、睫毛を咬んだのですが。…だれ?空中にわたしのもはやただふるえる微動にすぎなかった蝶が、
気絶しかけて
波紋。ひろがれ
水。そこに
いたい?
謂く、吐きそうですから。そっと半殺しのまま永遠に生き返らせていただけませんか?あなたのその燃える巨大な鉄棒でわたしを突き刺したら、恥辱をください。凌辱してください。壊してください。いたぶってください。容赦しないでください。
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