アラン・ダグラス・D、裸婦 ...for Allan Douglas Davidson；流波 rūpa -53 //ふるえていた/なぜ？沙羅/それら、すこしした/冷酷。睫毛の//01

以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。

また、たとえ作品を構成する文章として暴力的・破壊的な表現があったとしても、そのような行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしそうした一部表現によってわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでもそうした行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。

　　　さらされなかった

　　　波。翳る。波に

　　　雲。雲母。雲に

　　　朝焼けは

　　　さらされなかった

　　　夜。昏む。夜に

　　　破綻。まだ、夜に

　　　あの綺羅は

　　　さらされなかった

　　　さわぎたつべき

　　　鳥たち。ひびき

　　　どこに？どこ？

　　　さらされなかった

　　　なきさわぐべき

　　　あふれかえるべき

　　　どこに？どこ？

　　　はばたあうべき

　　　いままさに

　　　いまこそは

　　　ざわめきあうべき

　　　どこに？どこ？

　　　裂けた。裂き

　　　そこ。唐突に

　　　いま、ふりそそぎ

　　　どこに？どこ？

　　　くずれた。くだき

　　　まえぶれなしに

　　　いま、ふりかかり、そこ

　　　睫毛。ふれ

　　　額。なぜ

　　　頬に、沙羅

　　　這い寄り、ななめに

　　　吹きかけるように

　　　朝焼けに、沙羅

　　　色あい。はじけ

　　　燃えひろがって

　　　褪せた、夜。沙羅

　　　朝が赤裸々に

　　　その色を裂き

　　　褪せた。夜が、沙羅

　　　瓦解。いま

　　　沙羅。まなざしに

　　　沙羅。窓に

　　　破滅。いま

　　　褪せていた。夜が、沙羅

　　　無造作に壊し

　　　夜を風化する

　　　夜が風化する

見れバ、男蛾モンどりうっテ、倒壊スィてヴィたよ。むスィろ床ヌィ。寝台ヌィこぼれテ。謂く、

　　　さらさなかった

　　　海に空。夜が

　　　いまだ、沙羅

　　　朝焼けを

　　　燃え？いま？

　　　いつ？燃え

　　　火焰。燃え？

　　　尽き？燃え

謂く、

　　　燃え？いま？

　　　　　　手のひら。そこ

　　　　見てた

　　　　　声。ひびき

　　　いつ？燃え

　　　　　　目。ひらきかけ

　　　　いつ？

　　　　　かさねあわせ

　　　火焰。燃え？

　　　　　　ひらいていた目

　　　　転生。いつかの

　　　　　ひびき。声が

　　　尽き？燃え

ウィワバ赤裸々ナ舌蛾、口蓋にコヴォされテ這ヴヤフヌィ、絶望。謂く、

　　　さらさなかった

　　　沙羅。猶もまだ

　　　波。翳り。海は

　　　朝焼けを

　　　燃え？沙羅

　　　眸。燃え

　　　熾火。燃え？

　　　虹彩。燃え

謂く、

　　　燃え？沙羅

　　　　　　こめかみに

　　　　見てたんだ、…け。ど

　　　　　声。ちかく。すぐ

　　　眸。燃え

　　　　　　目。ひらきかけ

　　　　いつ？

　　　　　かさなりあっ

　　　熾火。燃え？

　　　　　　目。ひらいてた目。目

　　　　いつかの転生

　　　　　とおく。悲しいほど、声

　　　虹彩。燃え

ウィワヴァふてぶてスィウィほド、そノけつ蛾ノさヴァ流ノで、舌グァ失神。謂く、

　　　綺羅ら。朝焼けは

　　　まだ。沙羅。すでに

　　　夜。色のみを置き

　　　滅び、尽き、滅びて

謂く、

　　　綺羅ら。朝焼けは

　　　　　　にごるにのだった

　　　　汚れていた

　　　　　真水が、ま

　　　まだ、沙羅。夜が

　　　　　　にごって

　　　　わたしは。だから

　　　　　ま。澄んでいたのに

　　　色のみを置き

　　　　　　よどむ。なに？

　　　　そんな、ん？夢を

　　　　　燃える月。月のように

　　　滅び、尽きはて

容赦ナク、もフ絶望ズるズィかなグゥて男ワ口ウォフィらウィトゥァ。陀蚊羅、舐メルヤウヌィ。ふスィ陀ラヌィ。あヅゥヒワ暴力的に。しかも辛辣ヌィ。謂く、

　　　さらされなかった

　　　沙羅。夜はまだ

　　　空。昏い雲母

　　　朝焼けを。しかも

　　　さわぎたち、それら

　　　あのさわがしい

　　　ひびき。沙羅

　　　いまどこに？

　　　なきさわぎ、それら

　　　横溢すべき

　　　ひびき。沙羅

　　　いまどこに？

謂く、

　　　なきさわぐべき

　　　　　　にごってゆく

　　　　汚れていた

　　　　　真水が

　　　横溢すべき

　　　　　　にごる。にごって

　　　　触角さえ。だから

　　　　　波紋を

　　　ひびき。沙羅

　　　　　　よどむ。よど

　　　　彎曲。なめらかな

　　　　　ふるえる月の水滴の輪のように

　　　どこ？いま

男ワ涎れオ肛門ヌィ。謂く、

　　　ひびきあうべき

　　　なぜ？いまこそは

　　　いつ？いまこそは

　　　ざわめきあうべき

肛門に。涎れウォ男ヴァ。謂く、

　　　どこ？いま

　　　　　月の水滴の輪をすべる稀有な流星のように

　　　　いじけた楕円

　　　　　　よどむ。よど

　　　ひびき。沙羅

　　　　　なに？波紋を…ん？

　　　　触手さえ。だから

　　　　　　よどんで

　　　横溢すべき

　　　　　真水が

　　　　汚れていた

　　　　　　にごってゆ

　　　なきさわぐべき、それらは

窓に、陀蚊羅麻ルで青虫ノヨオに、窓ヌィ、謂く、

　　　どこ？いま

　　　ひびきら。沙羅

　　　横溢すべき

　　　なきさわぐべき

　　　どこ？いま

　　　ひびきら。沙羅

　　　あのさわがしい

　　　さわぎたつべき

　　　きざしは、沙羅

　　　ふりそそぐ。その

　　　睫毛。沙羅

　　　ふれた。ふきかけたようにその

　　　沙羅。いま

　　　朝焼けが、沙羅

　　　きざされた色彩

　　　明けがほのめき

　　　色褪せた。もはや

　　　夜は、沙羅

　　　朝が赤裸々に

　　　夜の色を裂く

謂く、

　　　色褪せていた

　　　　　　匂っ

　　　　漏れていた

　　　　　滅び？真水が

　　　夜は、沙羅

　　　　　　あまやかに

　　　　体液が。だから

　　　　　おびえながら

　　　沙羅。夜は

　　　　　　真水が

　　　　うすむらさきいろ

　　　　　恍惚を。芳香に

　　　夜の色を裂き

窓に。肉体ヌィ、透蚊スィ多。赤裸々に、海オ。海。空ヴォ。空。まダヴァ樹木。樹木をヴォ。謂く、

　　　わたしたちが

　　　見い出した、沙羅

　　　そのわたしたち

　　　いま、まなざしに

　　　色褪せていた

　　　夜は、沙羅

　　　いま夜が無造作に

　　　夜を風化する

謂く、

　　　褪せた。もはや

　　　　　　にごった。に

　　　　穢されていた

　　　　　死？真水が

　　　朝。沙羅

　　　　　　にごってしまっ

　　　　甲殻は。だから

　　　　　ふるえた。ふるえながら

　　　沙羅。夜が

　　　　　　よどんでし

　　　　そんな夢を

　　　　　月に燃

　　　風化していた

自傷のアマリニ骨髄をトかスィテ、謂く、