みなもには月/花散りちらり/花隱れ。…蝕/月に蝕……詩
みなもには月
花散りちらり
花隱れ。…蝕
月に蝕
みなもの月に
花揺れゆらり
月隱し。…蝕
花に蝕
月は蝕
花隱れ。…蝕
月揺れゆらら
みなもに月ら
花の蝕
月隱し。…蝕
花舞いるりら
みなもの月らはあざやかにしろく、しろくあざやかにだから花。その花の花弁ひとつが散った。散り、その水に散った。散り、ゆれ、散り、ふれ、散り、ふるえ、ふるる、ゆれていた花は花。その花の花弁ひとつが月を隱した。隱し、ふれ、隱し、みなもに覆い、隠し、覆われ隱せばゆれ、ゆら、ゆらぎあいながらみなもに蝕。月に花の蝕。謂く、
みなもには月
花散りちらり
花隱れ。…蝕
月に蝕
謂く、
みなも月
れゆらっ
恥じもなく
くゆらっ
花散りり
惜しげなくら
綺羅。みなも
惜しみなく
花隱れ
ゆらいら
綺羅ら、きき
ゆれゆゆれ
月は蝕
みなもの月に
花揺れゆらり
月隱し。…蝕
花に蝕
謂く、
みなも月
冴えて
明け方。綺羅
しろいは。はっ
花揺りり
澄んで
みなもは綺羅ら
ら。しろいは。なっ
月隱し
しろいろ
いっぱいに、綺羅が
澄んですぁっ。冴え
花に蝕
月は蝕
花隱れ。…蝕
月揺れゆらら
みなもに月ら
謂く、
月は蝕
澄んにぁっ
いっぱいに、綺羅
月。きぃ
花隱れ
すぁっ。はっ
みなもは綺羅ら
ら。しろい月
月揺れら
冴えた花
明け方に綺羅
冴えて、澄み
みなも月らは
その花の蝕
ゆれてゆれ、ゆれ
綺羅ら、きら
ゆららいで
月隱し。…蝕
惜しみなく、そこ
綺羅ら。みなもに
惜しげもなく、ただ
花舞いるりら
ゆれてゆらっ
恥ずかしげもなく
ゆららぎくらら
みなもの月ら
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