流波 rūpa ……詩と小説190・流波 rūpa 癡多 citta ver.1.01 //…見て/なにを?/見ていた/いつ?;伽多
以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。
また、たとえ一部に作品を構成する文章として差別的な表現があったとしても、そのようなあらゆる差別的行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしもそのような一部表現によってあるいはわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでも差別的行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。
その色彩さえ
なにもない
翳り。未生のものらも
目醒めていたよ
穢い粘液
飛び散るの、…なに?
だれ?
くさいの、…なぜ?
その色彩さえ
なにもない
翳り。有り得ないものらも
目醒めていたよ
爛れた涎れ
飛び散るの、…なに?
だれ?
ただの恥辱、…なぜ?
その色彩さえ
なにもない
翳り。死者らなら
もう、目醒めていたよ
かるい、おどろき
なに?…それは
ゆらぐ、ゆらいだ
ゆらぎつづけた
それら、陽炎
もう、床に
いま、床にまで
ゆらぎ
その息吹きなど
なにもない
翳り。死者らなら
もう、目醒めていたよ
ゆらぎながら
陥没しながら
入り込みながら
屈辱じみて
下劣の窮みの
窮まりもなき
下品の窮まり
無窮の赤裸々
赤裸々な無窮
下品の窮まり
窮まりもなき
下劣の窮みの
屈辱じみて
入り込みながら
陥没しながら
ゆらぎながら
もう、目醒めていたよ
翳り。死者らなら
なにもない
その息吹きなど
ゆらぎ
いま、床にまで
もう、床に
それら、陽炎
ゆらぎつづけた
ゆらぐ、ゆらいだ
なに?…それは
かるい、おどろき
もう、目醒めていたよ
翳り。死者らなら
なにもない
その色彩さえ
ただの恥辱、…なぜ?
だれ?
飛び散るの、…なに?
爛れた涎れ
目醒めていたよ
翳り。有り得ないものらも
なにもない
その色彩さえ
くさいの、…なぜ?
だれ?
飛び散るの、…なに?
穢い粘液
目醒めていたよ
翳り。未生のものらも
なにもない
その色彩さえ
だれ?いま
鼻こぼしたの
うす穢い奴
穢れきって消えてクソ
そのかたちさえ
とめどない不穩
死者らなら
もう、目醒めていたよ
かるい、おどろき
なに?…それは
とろけ、とろけてて
とろけつづけた
それら、陽炎
もう、床に
いま、床にまで
ゆらぎ
かるい、おどろき
なに?…それは
とろけ、とろけてて
とろけつづけた
その息遣いなど
なにもない不穩
死者らなら
もう、目醒めていたよ
とろけながら
開孔しながら
とろけ、とろけてて
とろけつづけた
陥ち込みながら
侮辱じみて
とろけ、とろけてて
とろけつづけた
下劣の窮みの
窮まりもなき
下品の窮まり
無窮の赤裸々
赤裸々な無窮
下品の窮まり
窮まりもなき
下劣の窮みの
とろけつづけた
とろけ、とろけてて
侮辱じみて
陥ち込みながら
とろけつづけた
とろけ、とろけてて
開孔しながら
とろけながら
もう、目醒めていたよ
死者らなら
なにもない不穩
その息遣いなど
とろけつづけた
とろけ、とろけてて
なに?…それは
かるい、おどろき
ゆらぎ
いま、床にまで
もう、床に
それら、陽炎
とろけつづけた
とろけ、とろけてて
なに?…それは
かるい、おどろき
もう、目醒めていたよ
死者らなら
とめどない不穩
そのかたちさえ
だれ?いま
舌こぼしたの
うす穢い奴
穢れてくさすぎ死んでバカ
だれ?…いま
眼玉こぼしたの
うす穢い奴
穢れきりさえしなかったカス
その色彩さえ
なにもない
澱み。死者らなら、もう
目醒めていたよ
かるい、おどろき
なに?…それは
くずれ、こわれて
くずれつづけた
それら、陽炎
もう、床に
いま、床にまで
くずれ
その正常も
清浄のかけらもない
くさみ。死者らなら、もう
もう、目醒めていたよ
くずれながら
ちぎれとびながら
ぶち込まれながら
汚辱まみれ
下劣の窮みの
窮まりもなき
下品の窮まり
無窮の赤裸々
赤裸々な無窮
下品の窮まり
窮まりもなき
下劣の窮みの
汚辱まみれ
ぶち込まれながら
ちぎれとびながら
くずれながら
目醒めていたよ
くさみ。死者らなら、もう
清浄のかけらもない
その正常も
くずれ
いま、床にまで
もう、床に
それら、陽炎
くずれつづけた
くずれ、こわれて
なに?…それは
かるい、おどろき
目醒めていたよ
澱み。死者らなら、もう
なにもない
その色彩さえ
穢れきりさえしなかったカス
うす穢い奴
眼玉こぼしたの
だれ?…いま
だれ?いま
耳こぼしたの
うす穢い奴
穢れまみれに死ねボケ
死者らなら
もう、すでにいつでも
目醒めていたよ
せせら笑って
泣きじゃくり鼻血
綺羅めく双渺
瞼に流した
鼻水の綺羅ら
未生のものらも
不可能なものらも
有り得ないものらも
有り得なかったものらさえ
ほら、沙羅
もう、沙羅
目醒めていたよ
笑いころげて
口さえもなく
眼玉さえなく
顏もかたちも
あざやかすぎて
あきらかすぎて
顏もかたちも
眼玉さえなく
口さえもなく
笑いころげて
目醒めていたよ
もう、沙羅
ほら、沙羅
有り得なかったものらさえ
有り得ないものらも
不可能なものらも
未生のものらも
鼻水の綺羅ら
瞼に流した
綺羅めく双渺
泣きじゃくり鼻血
せせら笑って
目醒めていたよ
もう、すでにいつでも
死者らなら
床に陽炎
ゆらゆらゆ
陽炎床に
ゆらゆらゆ
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