流波 rūpa ……詩と小説187・流波 rūpa 癡多 citta ver.1.01 //…見て/なにを?/見ていた/いつ?;伽多
以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。
また、たとえ一部に作品を構成する文章として差別的な表現があったとしても、そのようなあらゆる差別的行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしもそのような一部表現によってあるいはわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでも差別的行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。
ふれた?
耳にも
聞こえた?
あなたの
その聲もない
聲。もう
だれにも
だれにも、もう
すでに聞こえ
隱しようもなく
あきらかに聞こえ
だから
ふれた?
耳にも
聞こえた?
あなたの
その聲もない
聲。もう
だれにも
だれにも、もう
ユエン、ふりそそぐ
あくまでもただ、ななめに
あなたにも
ユエン、いま
穢いの
穢すぎるの
ね、…まだ?…この
と、この
見苦しいの
見苦しすぎるの
ね、…まだ?…この
と、この
生きてた?
これ、まだ
生きてる?
これ、まだ
生きてたの?
これ、まだ
消え去らないの
まだ、いるの?
その聲もない
聲。もう
だれにも
だれにも、もう
すでに聞こえ
隱しようもなく
だれにも
だれにも、もう
ユエン、ふりそそぐ
あくまでもただ、やさしく
あなたにも
ユエン、いま
穢いの
穢すぎるの
ね、…まだ?…この
と、この
見苦しいの
見苦しすぎるの
ね、…まだ?…この
と、この
これ、まだ
生きてたの?
消え去らないの
まだ、いるの?
その聲もない
聲。もう
だれにも
だれにも、もう
すでに聞こえ
隱しようもなく
だれにも
だれにも、もう
ユエン、ふりそそぐ
あくまでもただ、きよらかに
あなたにも
ユエン、いま
燦燦と
まばゆくて
いたいくらいに
光りらは光り
穢いの
穢すぎるの
ね、…まだ?…この
と、この
見苦しいの
見苦しすぎるの
ね、…まだ?…この
と、この
これ、まだ
生きてたの?
消え去らないの
まだ、いるの?
その聲もない
聲。もう
だれにも
だれにも、もう
すでに聞こえ
隱しようもなく
だれにも
だれにも、もう
聞こえはしない
聞き取り得など
聞かれなど
聞き取られなど
きら綺羅と
せつなくて
いたましいくらいに
光りらは光り
穢いの
穢すぎるの
ね、…まだ?…この
と、この
見苦しいの
見苦しすぎるの
ね、…まだ?…この
と、この
これ、まだ
生きてたの?
消え去らないの
まだ、いるの?
その聲もない
聲。もう
だれにも
だれにも、もう
すでに聞こえ
隱しようもなく
だれにも
だれにも、もう
聞こえはしない
聞き取り得など
聞かれなど
聞き取られなど
穢いの
穢すぎるの
ね、…まだ?…この
と、この
見苦しいの
見苦しすぎるの
ね、…まだ?…この
と、この
これ、まだ
生きてたの?
消え去らないの
まだ、いるの?
大丈夫
ユエン、なにもかも
心配ないから
あり得ないから
その聲もない
聲。もう
だれにも
だれにも、もう
すでに聞こえ
隱しようもなく
だれにも
だれにも、もう
聞かれ得ない
それは言葉、その
響き、未知の
その言語。その
耳など有り得は
沙羅に
あるはずも
沙羅。ない
いないから
沙羅などいちども
その耳も、だから
なかったから
心配ないから
ユエン、なにもかも
壊れないから
あり得ないから
聞かれ得ない
それは言葉、その
響き、未知の
その言語。その
顏など有り得は
沙羅に
あるはずも
沙羅。ない
いないから
沙羅などいちども
その顏も、だから
なかったから
壊れないから
ユエン、なにもかも
安心だから
あり得ないから
聞かれ得ない
それは言葉、その
響き、未知の
その言語。その
心など有り得は
沙羅に
あるはずも
沙羅。ない
いないから
沙羅などいちども
その心も、だから
なかったから
なにも、気配も
息吹きも
きざしも
ひびきも
聞かれ得ない
それは言葉、その
響き、未知の
その言語。その
沙羅には
未知の
響き。それは
その言語。その
はっきりと
よく響く聲で
ユエン、あなたは
うつくしい
瑞々しいほど?
赤裸々。ただ
ユエン、あなたは
うつくしい
恥ずかしいくらい
無能の肉体
穢い肉体
沙羅。それは
褐色の
噓塗れの
擬態の沙羅
沙羅。いま
だれにとっても
不在の、それは
沙羅の虛構
沙羅。いま
だれにとっても
不在の、だから
虛構の沙羅
沙羅。いま
穢いの
穢すぎるの
ね、…まだ?…この
と、この
見苦しいの
見苦しすぎるの
ね、…まだ?…この
と、この
これ、まだ
生きてたの?
消え去らないの
まだ、いるの?
笑った?いま、沙羅
こらえた?沙羅
あやうく、ようやく
笑いかけの沙羅
聲。その聲
よく響く
響き合う
気持ちいいくらい
ユエン、あなたは
だれ?…ユエン
なに?
その、ほら、ほら、その
聲。その聲
あかるすぎて
せつなすぎて
あきらかすぎて
ユエン。きれいな
唇に、鳴り
聲は響く
鳴り響く
その、ユエン
ほほ笑みの
せつない笑みの
けがれない
純粋な
せつない笑みの
ほほ笑みの
その、ユエン
鳴り響く
聲は響く
唇に、鳴り
ユエン。きれいな
あきらかすぎて
せつなすぎて
あかるすぎて
聲。その聲
その、ほら、ほら、その
なに?
だれ?…ユエン
ユエン、あなたは
気持ちいいくらい
響き合う
よく響く
聲。その聲
笑いかけの沙羅
あやうく、ようやく
こらえた?沙羅
笑った?いま、沙羅
まだ、いるの?
消え去らないの
生きてたの?
これ、まだ
と、この
ね、…まだ?…この
見苦しすぎるの
見苦しいの
と、この
ね、…まだ?…この
穢すぎるの
穢いの
沙羅。いま
虛構の沙羅
不在の、だから
だれにとっても
沙羅。いま
沙羅の虛構
不在の、それは
だれにとっても
沙羅。いま
擬態の沙羅
噓塗れの
褐色の
沙羅。それは
穢い肉体
無能の肉体
恥ずかしいくらい
うつくしい
ユエン、あなたは
赤裸々。ただ
瑞々しいほど?
うつくしい
ユエン、あなたは
よく響く聲で
はっきりと
その言語。その
響き。それは
未知の
沙羅には
その言語。その
響き、未知の
それは言葉、その
聞かれ得ない
ひびきも
きざしも
息吹きも
なにも、気配も
なかったから
その心も、だから
沙羅などいちども
いないから
沙羅。ない
あるはずも
沙羅に
心など有り得は
その言語。その
響き、未知の
それは言葉、その
聞かれ得ない
あり得ないから
安心だから
ユエン、なにもかも
壊れないから
なかったから
その顏も、だから
沙羅などいちども
いないから
沙羅。ない
あるはずも
沙羅に
顏など有り得は
その言語。その
響き、未知の
それは言葉、その
聞かれ得ない
あり得ないから
壊れないから
ユエン、なにもかも
心配ないから
なかったから
その耳も、だから
沙羅などいちども
いないから
沙羅。ない
あるはずも
沙羅に
耳など有り得は
その言語。その
響き、未知の
それは言葉、その
聞かれ得ない
だれにも、もう
だれにも
隱しようもなく
すでに聞こえ
だれにも、もう
だれにも
聲。もう
その聲もない
あり得ないから
心配ないから
ユエン、なにもかも
大丈夫
まだ、いるの?
消え去らないの
生きてたの?
これ、まだ
と、この
ね、…まだ?…この
見苦しすぎるの
見苦しいの
と、この
ね、…まだ?…この
穢すぎるの
穢いの
聞き取られなど
聞かれなど
聞き取り得など
聞こえはしない
だれにも、もう
だれにも
聲。もう
その聲もない
まだ、いるの?
消え去らないの
生きてたの?
これ、まだ
と、この
ね、…まだ?…この
見苦しすぎるの
見苦しいの
と、この
ね、…まだ?…この
穢すぎるの
穢いの
光りらは光り
いたましいくらいに
せつなくて
きら綺羅と
聞き取られなど
聞かれなど
聞き取り得など
聞こえはしない
だれにも、もう
だれにも
隱しようもなく
すでに聞こえ
だれにも、もう
だれにも
聲。もう
その聲もない
まだ、いるの?
消え去らないの
生きてたの?
これ、まだ
と、この
ね、…まだ?…この
見苦しすぎるの
見苦しいの
と、この
ね、…まだ?…この
穢すぎるの
穢いの
光りらは光り
いたいくらいに
まばゆくて
燦燦と
ユエン、いま
あなたにも
あくまでもただ、きよらかに
ユエン、ふりそそぐ
だれにも、もう
だれにも
隱しようもなく
すでに聞こえ
だれにも、もう
だれにも
聲。もう
その聲もない
まだ、いるの?
消え去らないの
生きてたの?
これ、まだ
と、この
ね、…まだ?…この
見苦しすぎるの
見苦しいの
と、この
ね、…まだ?…この
穢すぎるの
穢いの
ユエン、いま
あなたにも
あくまでもただ、やさしく
ユエン、ふりそそぐ
だれにも、もう
だれにも
隱しようもなく
すでに聞こえ
だれにも、もう
だれにも
聲。もう
その聲もない
まだ、いるの?
消え去らないの
これ、まだ
生きてたの?
これ、まだ
生きてる?
これ、まだ
生きてた?
と、この
ね、…まだ?…この
見苦しすぎるの
見苦しいの
と、この
ね、…まだ?…この
穢すぎるの
穢いの
ユエン、いま
あなたにも
あくまでもただ、やさしく
ユエン、ふりそそぐ
だれにも、もう
だれにも
聲。もう
その聲もない
あなたの
聞こえた?
耳にも
ふれた?
だから
あきらかに聞こえ
隱しようもなく
すでに聞こえ
だれにも、もう
だれにも
聲。もう
その聲もない
あなたの
聞こえた?
耳にも
ふれた?
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