流波 rūpa ……詩と小説175・流波 rūpa 癡多 citta ver.1.01 //…見て/なにを?/見ていた/いつ?;伽多
以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。
また、たとえ一部に作品を構成する文章として差別的な表現があったとしても、そのようなあらゆる差別的行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしもそのような一部表現によってあるいはわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでも差別的行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。
醒めて
光り、あびた
…だれ?
閉ざされた町に
沙羅、もう
海邊に、沙羅
その目
海邊に、沙羅
…だれ?
閉ざされた町に
目醒めて
光り、あびた
あなたから
醒めて
感じる?
…だれ?
感じた?
沙羅、もう
肌に
ふたたびの擬態
肌に
…いつ?
感じた?
目醒めて
感じる?
わたしは
醒めて
感じる?
…だれ?
感じた?
沙羅、もう
素肌に
眠りの擬態
素肌に
…だれ?
感じた?
目醒めて
感じる?
わたしからも?
醒めて
肌を灼く
…だれ?
そっと
沙羅、もう
しずかに
虛構の睡眠
しずかに
…どこ?
そっと
目醒めて
肌を
あなたは
醒めきって
光り
…だれ?
赤裸々な
わたしたちは、もう
光りら
そのくちびる
光りら
…いつ?
赤裸々な
目醒めて
光り
すべて、ことごとくから
醒めていた
不埒な沙羅は
…だれ?
さらされた
沙羅、もう
砂濱にさらし
あきらかに、もう
砂濱にさらし
なにもかもから
さらされた
目醒めて
不埒な沙羅は
あなたからも
だからいま
白い砂
あざ笑うのは
翳りの上に
黃土いろに
白濁の上に
唇。ほら、そのかすかなゆがみ
白濁の上に
それ。濁りかけ、色
翳りの上に
だれを?…沙羅
白い砂
蜥蜴の白
かくれていた
香りを吸った
だれを?…沙羅
閉められた町に
沙羅、もう
海邊に、沙羅
唇。ほら、そのかすかなゆがみ
海邊に、沙羅
なにもかもから
閉められた町に
あざ笑うのは
香りを吸った
あなたからも
だからいま
感じる?
目醒めて
感じた?
黃土いろに
その鼻孔
あきらかに、もう
その鼻孔
それ。翳りかけ、色
感じた?
…だれ?
感じる?
蜥蜴の白
ひそんでいた
感じる?
目醒めて
感じた?
沙羅、もう
淡い翳り
そのくちびる
淡い翳り
なにもかもから
感じた?
…だれ?
感じる?
わたしからも
だからいま
潮の臭気
目醒めて
そっと
黃土いろに
しずかに
虛構の睡眠
しずかに
それ。滲みはじめ、色
そっと
…だれ?
潮の臭気
蜥蜴の白
這う。壁に
匂い
目醒めて
赤裸々な
擬態。蜥蜴
香りら
眠りの擬態
香りら
壁に。這い
赤裸々な
…だれ?
匂い
擬態。その
傾き、壁に
不埒な沙羅は
目醒めて
さらされた
擬態。頭部
砂濱にさらし
ふたたびの擬態
砂濱にさらし
壁に。もたげ
さらされた
…だれ?
不埒な沙羅は
擬態。その
静止。壁に
白い砂
目醒めて
翳りの上に
擬態。爪先?
白濁の上に
その目
白濁の上に
壁に。留め
翳りの上に
…だれ?
白い砂
擬態。その
息吹く。壁に
見ていた
ユエン?
わたしは
擬態。口先
なぜ?
穢らしい女
なぜ?
壁に。息吹き
わたしは
その香り
見ていた
擬態。それは
蜥蜴。ただ
その褐色の
ユエン?
翳る
ひとつ。白
肌。色彩
完璧な女
肌。色彩
にじみ、翳り
翳る
その匂い
その褐色の
濁りそれは
蜥蜴。無防備に
その白濁の
ユエン?
光り
さらされて
肌。綺羅
知能のない女
肌。綺羅
剝き出しに
光り
その聲
その白濁の
壁にそれは
蜥蜴。ただ
それは沙羅
ユエン?
沙羅
ひとつ。白
ただひたすら
聡明な女
ただひたすら
にじみ、翳り
沙羅
笑う聲の
それは沙羅
濁りそれは
蜥蜴。赤裸々に
見ていた
ひびき
わたしは
さらされて
なぜ?
沙羅
なぜ?
あばかれて
わたしは
その耳に
見ていた
壁にそれは
蜥蜴。ただ
その顏に
ひびき
翳る
ひとつ。白
笑み。哄笑?
沙羅
笑み。哄笑?
にじみ、翳り
翳る
とじた目にも
その顏に
濁りそれは
蜥蜴。剝き出しに
そのゆれ
見た?
光り
さらされ、もう
笑み。無邪気な
沙羅
笑み。無邪気な
かくすものも、もう
光り
ユエンの笑顏
そのゆれ
なにもなく、もう
ふれた。もう
それは沙羅
完璧な笑顏
沙羅
光り。…朝の
ただひたすら
淫靡なユエン
ただひたすら
ななめの
沙羅
清楚の窮み
それは沙羅
光り。ふれ
逃げ出しもしない
なぜ?
笑いそう?
知性のない顏
微動だにも
あなたは
聲をたてて
あなたは
まるで屍
知性のない顏
沙羅
なぜ?
その白壁に
ふれた。もう
なぜ?
軽蔑
知能の欠落
光り。…朝の
その笑みは
赤裸々な沙羅
その笑みは
ななめの
知能の欠落
侮蔑
なぜ?
光り。ふれ
まばたきもしない
見ていた
沙羅
わたしは
かすかにも
なぜ?
聲をたてて
なぜ?
まるで屍
わたしは
笑いそう?
見ていた
そのまぶたに
ふれた。もう
その肌に
清楚の窮み
光り
光り。…わたしは
翳り、這い
淫靡なユエン
翳り、這い
ななめの
光り
完璧な笑顏
その肌に
光り。ふれ
その沙羅に
その肌は
ユエンの笑顏
翳り
その瞼
火照り、ふるえ
沙羅
火照り、ふるえ
わたしを
翳り
見た?
その肌は
見つめた?
その沙羅に
それは沙羅
とじた目にも
沙羅
その睫毛
ただひたすら
沙羅
ただひたすら
わたしを
沙羅
ひびき
それは沙羅
あざけた?
見蕩れたふりをしてあげよう
無防備に
その耳に
笑った
沙羅。その眼の前で
沙羅は
沙羅
沙羅は
これ見よがしに
笑った
ひびき
無防備に
大胆なほど、沙羅
見蕩れたふりをしてあげよう
聲を立て
笑う聲の
海邊
沙羅。見つめられたまま
だれもいない
聡明な女
だれもいない
はずかしいくらい
海邊
ユエン?
聲を立て
下品にも、だから
醒めていた
なすすべもなく
その聲
笑った
沙羅、もう
沙羅は
知能のない女
沙羅は
なにもかもから
笑った
ユエン?
なすすべもなく
あなたからも
だから
聲を立て
その匂い
砂濱
見蕩れつづけていてあげよう
だれもいない
完璧な女
だれもいない
沙羅。その眼の前で
砂濱
ユエン?
聲を立て
莫迦らしいほど、いま
だから
その拡げた腕
その香り
砂濱に翳り
見蕩れつづけていてあげよう
鳥のように
穢らしい女
鳥のように
沙羅。見つめられたまま
砂濱に翳り
ユエン?
その拡げた手
あきれるほど、だから
醒めていた
ながい、翳り
沙羅は気にしない
そのとき
沙羅、もう
わななく、翳り
その肌
わななく、
なにもかもから
そのとき
まだシャワーを浴びない
ながい、翳り
あなたからも
世界は燒き捨てられていたのだ
そのひらいた口
肌。それら
ひびくのは
わたしについに。だから
昏い孔
匂い
昏い孔
見捨てられ、ついに
ひびくのは
体液の
そのひらいた
わたしも
あなたさえ
沙羅、その聲
沙羅は気にしない
聲。…沙羅
見捨てられ、ついに
あなたの
その肌
あなたの
わたしについに。だから
聲。…沙羅
まだ洗いながさない
沙羅、その聲
世界は燒き捨てられていたのだ
あなたからも
ひびくのは
肌。それら
ひらいた口
なにもかもから
昏い孔
匂い
昏い
沙羅、もう
そのひらいた口
体液の
ひびくのは
醒めていた
あきれるほど、だから
そのとき
沙羅は気にしない
ながい、翳り
沙羅。見つめられたまま
わななく、
その肌
わなな
見蕩れつづけていてあげよう
ながい、翳り
まだ拭われもしない
そのとき
だから
莫迦らしいほど、いま
砂濱に翳り
肌。それら
その拡げた腕
沙羅。その眼の前で
鳥のよ
匂い
鳥のように
見蕩れつづけていてあげよう
その拡げた手
体液の
砂濱に翳り
だから
あなたからも
砂濱
白濁のなかに
聲を立て
なにもかもから
だれもいない
沙羅
だれも
沙羅、もう
聲を
その
砂濱
醒めていた
下品にも、だから
笑った
翳りのなかに
なすすべもなく
はずかしいくらい
沙羅は
沙羅
沙羅は
沙羅。見つめられたまま
なすすべもなく
その
笑った
見蕩れたふりをしてあげよう
大胆なほど、沙羅
海邊
寝返りに
聲を立て
これ見よがしに
だれもいない
沙羅
だれも
沙羅。見つめられたまま
聲を立て
匂いを散らし
海邊
見蕩れたふりをしてあげよう
あざけた?
笑った
あかるい聲は
無防備に
わたしを
沙羅は
それはユエン
沙羅は
その睫毛
無防備に
甘えた聲の
笑った
その沙羅に
見つめた?
沙羅
それはユエン
それは沙羅
わたしを
ただひたすら
なぜ?
ただひたすら
その瞼
それは沙羅
沙羅、ほくそ笑み
沙羅
その沙羅に
光り。ふれ
翳り
寝返りの沙羅
その肌は
ななめの
火照り、ふるえ
なぜ?
火照り、ふ
光り。…わたしは
その肌は
沙羅、あざやかな
翳り
ふれた。もう
そのまぶたに
光り
侮蔑
その肌に
まるで屍
翳り、這い
赤裸々な沙羅
翳り、這い
かすかにも
その肌に
軽蔑
光り
まばたきもしない
光り。ふれ
わたしは
沙羅、あざやかな
見ていた
ななめの
なぜ?
なぜ?
なぜ?
光り。…朝の
見ていた
寝返りの沙羅
わたしは
ふれた。もう
その白壁に
知能の欠落
沙羅、ほくそ笑み
なぜ?
まるで屍
その笑みは
なぜ?
その笑みは
微動だにも
なぜ?
それはユエン
知能の欠落
逃げ出しもしない
光り。ふれ
知性のない顏
甘えた聲の
なぜ?
ななめの
あなたは
それはユエン
あなたは
光り。…朝の
なぜ?
あかるい聲は
知性のない
ふれた。もう
なにもなく、もう
沙羅
匂いを散らし
それは沙羅
かくすものも、もう
ただひたすら
沙羅
ただひたすら
さらされ、もう
それは沙羅
寝返りに
沙羅
蜥蜴。剝き出しに
濁りそれは
光り
その
そのゆれ
にじみ、翳り
笑み。無邪気な
沙羅
笑み。無邪気な
ひとつ。白
そのゆれ
翳りのなかに
光り
蜥蜴。ただ
壁にそれは
翳る
その
その顏に
あばかれて
笑み。哄笑?
沙羅
笑み。哄笑?
さらされて
その顏に
白濁のなかに
翳る
蜥蜴。赤裸々に
濁りそれは
わたしは
体液の
見ていた
にじみ、翳り
なぜ?
匂い
なぜ?
ひとつ。白
見ていた
肌。それら
わたしは
蜥蜴。ただ
壁にそれは
沙羅
まだ拭われもしない
それは沙羅
剝き出しに
ただひたすら
その肌
ただひたすら
さらされて
それは沙羅
沙羅は気にしない
沙羅
蜥蜴。無防備に
濁りそれは
光り
体液の
その白濁の
にじみ、翳り
肌。綺羅
匂い
肌。綺羅
ひとつ。白
その白濁の
肌。それら
光り
蜥蜴。ただ
擬態。それは
翳る
まだ洗いながさない
その褐色の
壁に。息吹き
肌。色彩
その肌
肌。色彩
擬態。口先
その褐色の
沙羅は気にしない
翳る
息吹く。壁に
擬態。その
わたしは
体液の
見ていた
壁に。留め
なぜ?
匂い
なぜ?
擬態。爪先?
見ていた
肌。それら
わたしは
静止。壁に
擬態。その
翳りの上に
まだシャワーを浴びない
白い砂
壁に。もたげ
白濁の上に
その肌
白濁の上に
擬態。頭部
白い砂
沙羅は気にしない
翳りの上に
傾き、壁に
擬態。その
さらされた
軽蔑
不埒な沙羅は
壁に。這い
砂濱にさらし
赤裸々な沙羅
砂濱にさらし
擬態。蜥蜴
不埒な沙羅は
侮蔑
さらされた
這う。壁に
蜥蜴の白
赤裸々な
いま、そっと
匂い
それ。滲みはじめ、色
香りら
咬みつきたい
香りら
黃土いろに
匂い
ユエン
赤裸々な
だからいま
わたしからも
そっと
それは、実体?
潮の臭気
なにもかもから
しずかに
沙羅。ほら
しずかに
沙羅、もう
潮の臭気
その戀の
そっと
ひそんでいた
蜥蜴の白
感じた?
いま、そっと
感じる?
それ。翳りかけ、色
淡い翳り
しゃぶりつきたい
淡い翳り
黃土いろに
感じる?
ユエン
感じた?
だからいま
あなたからも
感じた?
それは、実体?
感じる?
なにもかもから
その鼻孔
沙羅。ほら
その鼻孔
沙羅、もう
感じる?
その戀の
感じた?
かくれていた
蜥蜴の白
閉められた町に
いま、そっと
香りを吸った
それ。濁りかけ、色
海邊に、沙羅
甘えていたい
海邊に、沙羅
黃土いろに
香りを吸った
ユエン
閉められた町に
だからいま
あなたからも
翳りの上に
それは、実体?
白い砂
なにもかもから
白濁の上に
沙羅。ほら
白濁の上に
沙羅、もう
白い砂
その戀の
翳りの上に
醒めていた
すべて、ことごとくから
さらされた
いま、そっと
不埒な沙羅は
…いつ?
砂濱にさらし
留保なく許されていたい
砂濱に
わたしたちは、もう
不埒な
ユエン
さらされた
醒めきって
あなたは
赤裸々な
それは、実体?
光り
…どこ?
光りら
沙羅。ほら
光りら
沙羅、もう
光り
その戀の
赤裸々な
醒めて
わたしからも?
そっと
いま、そっと
肌を灼く
…だれ?
しずかに
憧れられたい
しずかに
沙羅、もう
肌を灼く
ユエン
そっと
醒めて
わたしは
感じた?
それは、実体?
感じる?
…いつ?
素肌に
沙羅。ほら
素肌に
沙羅、もう
感じる?
その戀の
感じた?
醒めて
あなたから
感じた?
赤裸々な
感じる?
…だれ?
肌に
朝に
肌に
沙羅、もう
感じる?
沙羅は
感じた?
醒めて
這う。壁に
閉じられた町に
無防備な
光り、あびた
擬態。蜥蜴
海邊に、沙羅
光りに
海邊に、沙羅
壁に。染まり
光り、あびた
ほくそ笑み
閉ざされた町に
息吹き。蜥蜴
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