流波 rūpa ……詩と小説171・流波 rūpa 癡多 citta ver.1.01 //…見て/なにを?/見ていた/いつ?;伽多
以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。
また、たとえ一部に作品を構成する文章として差別的な表現があったとしても、そのようなあらゆる差別的行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしもそのような一部表現によってあるいはわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでも差別的行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。
その日差しはななめに
なぜ?
なにもかも
沙羅、その唇
だから、沙羅
舐めたの?
忘れてしまいそうだった
舐めたの?
それは朝
沙羅、その
もう
なぜ?
…いつ?
褐色の肌
いやらしく
沙羅、その
煽情?
赤裸々に
きた
うつくしい
きたならしく
恥知らず
煽情したつもり?
いたずらな
いやら
破廉恥に
その光りは淨らに
沙羅、すでに
だから、沙羅
…だれ?
それは朝
わたしのまなざしは
…だれ?
白濁のゆれ
上目に
なにもかも
見上げてみたの?
無防備に
なぜ?
忘れてしまいそうだった
なぜ?
見せつけたように
見上げてみたの?
もう
上目に
その気もなく
その翳りはななめに
舌と唇
沙羅、見い出した
唾液の
だから、沙羅
引く糸は綺羅
あなた以外に
引く糸は綺羅
それは朝
唾液の
見蕩れることさえできないまま
舌と唇
…いつ?
褐色の肌に
綺羅
沙羅、その
侮辱の目に
いや濃く染まった
上目に
狂暴なまでに
上目に
穢い色
侮辱の目に
殘酷な
綺羅
澱んだ色
沙羅、その色彩
のけぞる沙羅
その日差しはななめに
ひらいた孔
あなたの色に
ほら、口
その綺羅
ふいに
沙羅、噓をつこう
ひらいた孔
翳り
のけぞる沙羅
ひそかに
褐色の肌に
のけぞる沙羅
沙羅、その
喉のかすれ聲
にじむように
ふいに
無防備なまでに
ほら、聲
琥珀の色
喉のかすれ聲
赤裸々に
のけぞる沙羅
灼けた色
沙羅、その色彩
笑う、沙羅
息吹く肌
引き攣り
あなたの色に
聲も
わたしは
聲もなく
沙羅、噓をつこう
引き攣り
…だれ?
笑う、沙羅
隱しとおして
褐色の肌に
喉に引き攣け
もう、目を逸らしさえ
笑う沙羅は
沁み込んでいた
聲もなく
もう、沙羅
聲もな
薰りたつ色
笑う沙羅は
まばたきさえ、もう
喉に引き攣け
漲りの色
沙羅、その色彩
不愉快なひびき
沙羅、その
不穏な
あなたの色に
ただ、ひたすら
寝起きの肌は
ただ、ひ
沙羅、噓をつこう
不穏な
赤裸々に
不愉快な
なにも告げずに
まるで、他にも
居心地の惡い
生きているかのように
耳ざわり
息吹くものらが存在するかに
ひどっ
息遣っているかのように
ひどい
まるで、どこかに
耳ざわり
目醒めているかのように
居心地の惡い
息づくものらが存在するかに
沙羅、その色彩
不快なひびき
沙羅、それら
沙羅の笑い聲
あなたの色に
それは沙羅
朝の光りに
それは沙羅
沙羅、噓をつこう
沙羅の笑い聲
さらされて
不快なひ
沈黙したまま
擬態しあい
くさいのは
死者ら。翳り
その息
わたしたちは
ひどい
色彩もない
ひどっ
沙羅、いま
その
死者ら。ゆがみ
くさいのは
擬態しあう
生きたよ
無慚な口臭
沙羅は陥没
沙羅の笑い聲
死んだよ
それは沙羅
…だれ?
それは沙羅
滅びた
沙羅の笑い聲
恥ずかしい孔
無慚な口臭
殺した
擬態しあい
穢いのは
死者ら。翳り
その顏
わたしたちは
ひ
色彩もない
ひどい
沙羅、いま
その顏
死者ら。孔ひらき
穢いのは
擬態しあう
生まれたよ
痴呆の顏
沙羅は恥辱
沙羅は、だから
いつ?
それは沙羅
…だれ?
それは沙羅
あしたか
沙羅は、だから
恥ずかしい昏み
痴呆の顏
きのうか
擬態しあい
知ってる?
死者ら。翳り
沙羅は、いま
わたしたちは
…だれ?
色彩もない
…だれ?
沙羅、いま
沙羅は、いま
死者ら。陥没
知ってる?
擬態しあう
滅びたよ
聲もなく
沙羅は傷み
のけぞって
だれ?
沙羅は
…だれ?
沙羅は
あさってか
のけぞって
恥ずかしい腐乱
聲もなく
おとといか
擬態しあい
知ってる?
あくまでも
沙羅は、いま
わたしたちは
…だれ?
沙羅、ほら
…だれ?
沙羅、いま
沙羅は、いま
やさしく光りは
知ってる?
擬態しあう
いたよ
引き攣りながら
あなたにふれて
笑い
消えたよ
沙羅は
ふれて
沙羅は
なかった
笑い
もう
引き攣りながら
いなかった
どこにも
吐き散らしていた
欲望。そっと
猫の口の匂い
沙羅。もう
その息
耐えられない
その息
光りふれるから
猫の口の匂い
発情?
吐き散らしていた
翳りなすから
沙羅。まばたいた?
笑い
あなたに
引き攣りながら
いま?
沙羅は
なにを?
沙羅
…だれ?
引き攣り
なにをもとめて?
笑って
沙羅。まばたいた?
翳りなすから
沙羅は、いま
なにをもとめて?
知ってる?
光りふれるから
…だれ?
なにを?
…だれ?
沙羅。もう
知ってる?
あなたに
沙羅は、いま
どこにも
いなかった
のけぞって
発情?
聲もなく
なかった
沙羅
耐えられない
沙羅は
消えたよ
聲もなく
欲望。そっと
のけぞって
いたよ
擬態しあう
沙羅は、いま
もう
知ってる?
沙羅、いま
…だれ?
ふれて
…だれ?
わたしたちは
知ってる?
あなたにふれて
沙羅は、いま
擬態しあい
おとといか
沙羅は、だから
やさしく光りは
痴呆の顏
あさってか
それは
沙羅、ほら
それは沙羅
…だれ?
痴呆の
あくまでも
沙羅は、だから
滅びたよ
擬態しあう
その顏
恥ずかしい腐乱
穢いのは
沙羅、いま
ひどい
…だれ?
ひどい
わたしたちは
穢いのは
沙羅は傷み
その顏
擬態しあい
きのうか
沙羅の笑い聲
死者ら。陥没
無慚な口臭
あしたか
それは沙羅
色彩もない
それは沙羅
…なに?
無慚な口臭
死者ら。翳り
沙羅の笑い聲
生まれたよ
擬態しあう
その息
恥ずかしい昏み
くさいのは
沙羅、いま
ひどい
…だれ?
ひ、
わたしたちは
くさいのは
沙羅は恥辱
その息
擬態しあい
殺した
沙羅の笑い聲
死者ら。孔ひらき
不快なひびき
滅びた
それは沙羅
色彩もない
それは沙羅
死んだよ
不快なひびき
死者ら。翳り
沙羅の笑い聲
生きたよ
擬態しあう
耳ざわり
恥ずかしい孔
居心地の惡い
沙羅、いま
ひどい
…だれ?
ひどい
わたしたちは
居心地の惡い
沙羅は陥没
耳ざわり
擬態しあい
沈黙したまま
不穏な
死者ら。ゆがみ
不愉快なひびき
沙羅、噓をつこう
ただ、ひたすら
色彩もない
ただ、ひたすら
あなたの色に
不愉快なひびき
死者ら。翳り
不穏な
沙羅、その色彩
息づくものらが存在するかに
笑う沙羅は
さらされて
喉に引き攣け
まるで、どこかに
聲もなく
朝の光りに
聲もなく
息吹くものらが存在するかに
喉に引き攣け
沙羅、それら
笑う沙羅は
まるで、他にも
なにも告げずに
引き攣り
目醒めているかのように
笑う、沙羅
沙羅、噓をつこう
聲もなく
息遣っているかのように
聲もなく
あなたの色に
笑う、沙羅
生きているかのように
引き攣り
沙羅、その色彩
擬態しあい
のけぞる沙羅
赤裸々に
あなたの口に
沙羅、いま
ほら、臭気
寝起きの肌は
くさっ
わたしたちは
その息吹きに
沙羅、ほら
のけぞる沙羅
擬態しあい
見蕩れて?
指先は
わたしはここに
ふるえるのだった
見蕩れ?
ね?…いま
沙羅、ほら
ね?…い
…なに?
ふるえるのだった
ここに
指先は
それ、…るあっ
るぃっ…それ
わたしの
どこに?
ふるえていたの?
…だれ?
ね?…なぜ?
沙羅、ほら
ね?…なぜ?
見蕩れ?
ふるえていたの?
わたしは
わたしの
見蕩れて?
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