流波 rūpa ……詩と小説169・流波 rūpa 癡多 citta ver.1.01 //…見て/なにを?/見ていた/いつ?;伽多
以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。
また、たとえ一部に作品を構成する文章として差別的な表現があったとしても、そのようなあらゆる差別的行為を容認ましてや称揚する意図など一切ないことを、ここにお断りしておきます。またもしもそのような一部表現によってあるいはわずかにでも傷つけてしまったなら、お詫び申し下げる以外にありません。ただ、ここで試みるのはあくまでも差別的行為、事象のあり得べき可能性自体を破壊しようとするものです。
沙羅。その
血まみれのあなたに
沙羅、たとえばそんな
沙羅。ほほ笑み
色ら。色づき
見蕩れていい?
笑み、昏い
見蕩れていい?
なにもない
沙羅。ほほ
その昏い気配
血まみれのあなたに
あかるみさえも
なに?…それは
血まみれのあな
昏い、くちびる
沙羅。孔。孔、さ、さ、
…あっ
見蕩れていい?
沙羅、そんな笑み
見蕩れ
だれ?…なに?
沙羅。孔。孔、あ、
見ないで、いま
血まみれのあな
…だれ?それ
翳りのなかに
笑った?
沙羅、たとえばそんな
沙羅、いま
翳りら、だから
は?
笑み、昏い
は?
だから、光りら
沙羅、いま
その昏い眼差し
笑った?
光りのなかに
なに?…それは
笑った?
昏い、目
ひきさいて
…あっ
は?
沙羅、そんな目で
は?
だれ?…なに?
ひきさいて
見ないで、いま
笑った?
…だれ?それ
色彩さえ
ぶちこわして
沙羅、たとえばそんな
かきまわして
なにもない
ぢゃっぐぢゃっぐ
眼差しに
ぢゃ、ぢゃ、ぢゃ、
翳り。翳る
かきまわして
その昏い笑み
ぶちこわして
沙羅。その
なに?…それは
かき、か、か、
陥没。ちぎって
ひっか
…あっ
ぐっぢゃぐっぢゃ
その襞。襞は
ぐっぢゃぐ、る。るぃ?
だれ?…なに?
ひっかきま
くちびるは肛門
かきまわし
…だれ?それ
瞼だけあけた
沙羅。ぶちこんで
沙羅、たとえばその
ふとっ。ふ、ふ、
沙羅。ふと
腕も
眼差しに
腕も
頸だけあげた
この拳ふとっ、ふ、ふ、ふ、
その昏い笑み
沙羅。ぶちこんで
沙羅。ふと
笑ったのは
沙羅。もう
咬みちぎって
開いた喉の
…だれ?
奧にも
咬み、か
奧にも
もう、はじめから
開いた喉の
瞼…くちびる?
沙羅。もう
もう、生まれもしなかった
死にさえも
沙羅。その
沙羅、たとえばその
口蓋の
なにも
昏みに
眼差しに
昏みに
見てはいなかった
口蓋の
その昏い笑み
沙羅。そ
なにも
見ていたのは
沙羅。その
咬みちぎって
ねぇ、いま
…だれ?
つっこんでいい?
咬み、か
つっ、つ、つ、つっ、つっ、
もう、存在さえ
べぇ、びぃば
鼻…それ
沙羅。その
もう、滅びたから
生きてさえ
沙羅。もう
沙羅、たとえばその
ど?
なにも
謎かけ
眼差しに
かけて。…か
見てなど
瞳孔の
その昏い笑み
沙羅。もう
なにも
見ていたのは
沙羅。その
ぎり、り、沙羅、さ
虹彩の
…だれ?
綺羅
ちぎり
綺羅
もう、なくしたから
虹彩
咬みちぎ
沙羅。その
もう、燃えたから
眼玉さえ
沙羅。その
沙羅、ちぎっ
ねぇ、いま
なにも
見蕩れていい?
ちぎり
見蕩れていい?
見てはいなかった
ねぇ、い
ちぎっていい?
沙羅。その
なにも
見ていたのは
まばゆすぎて
沙羅、咬ん
まばゆくて
なにも
なすすべもなく
咬んで
なすすべもなく
生滅の光り
まばゆくて
咬んでいい?
まばゆすぎて
綺羅の海
海さえ
ちぎって
瞼に
ちぎ
なにも
ちぎってみせて
その眼差しに
ち、ち
見てはいなかった
ち
昏い笑みを
ちぎっ
なにも
見ていたのは
その歯に
唇に
咬んで
…だれ?
沙羅、ほら
その口元に
沙羅、ほら
いつ?…なぜ?
咬んで
ほほ笑みを
その歯に
窓の外
見ていた?
その舌を
いま
咬んで
…なにを?
沙羅、咬みちぎり
あなたに
咬みち
だれが?
咬んで
なにが
その舌を
窓の外
見ていた?
その舌を
いま
咬んで
…なにを?
沙羅、いま
あなたを?
沙羅、いま
遠い、…だれ?
咬んで
なにが
その舌を
窓の外
見ていた?
その舌を
その眼差しに
咬んで
…なにを?
沙羅、咬みちぎり
ふれているのは
沙羅、
その海を
咬んで
滿たしていたのは
その舌を
窓の外
生滅の
まばゆすぎて
容赦ない
まばゆくて
ひたすらな綺羅
なすすべもなく
あざやかな、あざやかすぎた
なすすべもなく
綺羅ら。それは
まばゆくて
破滅
まばゆすぎて
しかも、海。その
あざやかな哄笑
その舌を
屁、ぼぅっ…
咬んで
意図もなく
いま、沙羅
屁ぼっ…
いま、沙羅、笑った?
好きなだけ
咬んで
ふるえ
その舌を
沙羅。笑って
だから、いま
なぜ?
屁?…へ?
いま、沙羅
笑いながら?
笑ったの?
ふるえ
笑っ
泣き叫びながら?
いま、沙羅
ふるえ
なぜ?
沙羅。笑う
あざやかなあなたを
沙羅、その
心さえ
沙羅
殺してしまう
その舌に、なにを
ふるえ
その舌に、なにを
たぶん、いつか
沙羅
ふるえ
沙羅、その
沙羅。笑う
この手で
舐めた?
そのうぶ毛に綺羅
沙羅
戀のこじれ?
たくらんだのは、なにを
ふるえ
たくらんだのは、
嫌悪とともに?
沙羅
ふるえ
舐めた?
沙羅。笑う
褐色のあなたを
舐めようと
その瞼も
沙羅
殺してしまう
その舌で、なにを
ふるえ
なにを
たぶん、いつか
沙羅
ふるえ
舐め
沙羅。笑う
あなたの
舐めるのは
その光澤は綺羅
沙羅
だれ?…わたしは
その舌に、なにを
ふるえ
その舌に、
沙羅の
沙羅
ふるえ
舐めるのは
聲。…だれ?
聲。鼻に鳴った
あやうく
その睫毛さえ
笑った?…沙羅。した
…だれ?
沙羅、唾液
ふるえ
沙羅、唾液
その聲
したたりそうに
ふるえ
あやうく
聞いていたのは
その生滅に
まばゆすぎて
容赦ない
まばゆくて
ひたすらな綺羅
なすすべもなく
あざやかな、あざやかすぎた
なすすべも
それは
まばゆくて
破滅
まばゆすぎて
海。その綺羅
見ていた?
舌のしめり
瞼に
綺羅
…なにを?
わななき、それら
その眼差しに
わななき、それら
見い出せはしない
綺羅
昏い笑みを
舌のしめり
窓の外
見ていた?
舌の潤い
唇に
綺羅
…なにを?
ゆれ、それら
その口元に
ゆれ、それら
ふれ得ない海?
綺羅
ほほ笑みを
舌の潤い
窓の外
見ていた?
舌の表面
いま
綺羅
…なにを?
散り、それら
あなたに
散り、それら
匂いもない海?
綺羅
なにが
舌の表面
窓の外
見ていた?
べちょべちょ
いま
べ、べ
…なにを?
見蕩れていい?
あなたを?
見
遠い海を?
べ、ぼぅっ
なにが
べちょべちょ
窓の外
生滅の
まばゆすぎて
いま
まばゆくて
ひたすらな綺羅
なすすべもなく
あなたは
なすすべもなく
それは
まばゆくて
沙羅
まばゆすぎて
海。その綺羅
なにも
舐めて
容赦ない
舐めて
ふれる手立ても
沙羅、いま
あざやかな、あざやかすぎた
沙羅、いま
見い出せず
舐めて
破滅
舐めて
とどまらず
うばわれつづけ
沙羅、なにかを
昏く、ほほ笑むのを
舐めようと?
色をなくし
見蕩れ
そこに
見蕩れ
色なし
舐めようと?
見ていた
沙羅、なにかを
海を?
生滅の
なにかを
あなたのほほ笑むのを
沙羅は舌を出して
ひたすらな綺羅
見蕩れていい?
そこに
見蕩れていい?
それは
沙羅は舌を出して
見ていた
なにかを
海。その綺羅
なにも
まばゆすぎて
容赦ない
まばゆくて
ふせぐ手立ても
なすすべもなく
あざやかな、あざ
なすすべもなく
留保なく
まばゆくて
破滅
まばゆすぎて
容赦なく
喪失?
舐め
なぜ?あなたの
舐める?
色の
めな、なめ、るめな、舐め、め、め、
ほほ笑みは、沙羅
めな、なめ、め、めな
その色?
舐め
ひたすらに昏く
な
海を?
生滅の
まばゆすぎて
容赦ない
ま
ひたすらな綺羅
なすすべもなく
あざやかな、あざやかすぎた
なすす
それは
ま、ま、
破滅
まば
海。その綺羅
だから
綺羅めいた、舌
精通です。屁ぶっ…ぅうぅ…ふっ
不快な赤
わたしは
昏い赤、沙羅
屁?…へ?
昏い赤、沙羅
…だれ?
不快な赤
破滅。もう
綺羅めいた、舌
見なかった
そのほほ笑みなど
深い赤
精通で
その舌
わたしは、もう
伸ばし、つき出し
屁?…へ?
伸ばし、つき出し
…だれ?
その舌
破滅。もう
深い赤
見なかった
…なに?
くちびるに、舌
なにもかも
不快な赤
不遜はなぜ?
昏い赤、沙羅
すべて
昏い赤、沙羅
ゆがみ、その
不快な赤
破滅。もう
くちびるに、舌
哄笑を?
…なに?
深い赤
あげよう
その口に舌
沈む色
昏い赤、沙羅
すべて
昏い赤、沙羅
濃褐色の
その口に舌
破滅。もう
深い赤
その唇
生滅の
そっと
あなたに
ひらき、うすく
ひたすらな綺羅
その口を
すべて
その口を
それは
ひらき、うすく
破滅。もう
そっと
海。その綺羅
だから
まばゆすぎて
容赦ない
まばゆくて
わたしは
なすすべもなく
あざやかな、あざやかすぎた
なすすべもなく
…だれ?
まばゆくて
破滅
まばゆすぎて
見なかった
その虹彩も
恥辱の窮み
指先は
恥ずかしい孔
わたしは、もう
孔
そっと
陥没
…だれ?
恥ずかしい
破滅?わたしを
恥辱の窮み
見なかった
…なに?
沙羅。その恥ずかしい孔
指先は
ねぇ、いま
鈍む白に綺羅
見蕩れていい?
そっと
見蕩れて
かすかに、その
ねぇ、いま
破滅?まさぐり
沙羅。恥ずかしい孔
もたげた頸
…なに?
沙羅。もう
ずっと、見つめ
瞳孔の
ひらいた
陥没
沙羅
謎かけ
ふいに
ほら孔に
だれ?…あなたは
沙羅。もう
その眼差し
…なに?
沙羅。そのほら孔
見つめつづけ
ねぇ、いま
わたしは、もう
見蕩れていい?
そっと
見蕩れ
見ていた
ねぇ、い
破滅?見つめ
沙羅。その
その眼差し
生滅の
沙羅。そのほら孔
ひそめ
まばゆすぎて
ひたすらな綺羅
綺羅、眼窩に
そっと
なすすべもなく
それは
虹彩の
破滅?息遣い
まばゆくて
海。その綺羅
だから
冴えた目に?
容赦ない
なにを?
わたしは
なに?
あざやかな、あざやかすぎた
なに?
…だれ?
な
破滅
冴えた
見なかった
その息吹く肌など
知性の鈍重のない目に?
すでに滅び、崩壊し
なにを?
わたしは、もう
なに?
燃え精通です。屁ぼっ
な
…だれ?
なに
すでに滅び、燃え
知性の鈍重のない
見なかった
その清冽など
知能のない目に?
すでに滅び、崩壊し
なにを?
わたしは、もう
なに?
燃え盡き、滅び
なに?
…だれ?
なにを?
すでに滅び、燃え
知能のない目に?
見なかった
…なに?
息をひ
沙羅
な
かがやきは朝に
なに?
肉体。その肌
なに?
脈うつ、その
なにを?
醒めきった
息をひそめて?
白濁の綺羅
…なに?
息を殺して?
せめても
なにを?
色をなくし
なに?
その肌のかわりに
なに?
光りのなかに
なにを?
なにも感じない
息を殺して?
その目醒め
…なに?
うごかない体躯
わたしは
なにを?
色をあばき
なに?
あなたのかわりに
なに?
光りのなかに
なにを?
感じてあげよう
うごかない
その眠り
さらす
壁にはりつき
沙羅
なにを?
隱さない
なに?
肉体。その肌
なに?
光り。光りら、光り
なにを?
醒めきった
壁に
翳りの昏みは
暴露
見てるの?
せめても
なにを?
剝き出しの
なに?
その肌のかわりに
なに?
光り。光りら、光り
なにを?
なにも感じない
見てるの?
翳る翳りは
露出
その派手な目で
わたしは
なにを?
赤裸々な
なに?
あなたのかわりに
なに?
光り。光りら、光り
なにを?
感じてあげよう
その派手な
昏む翳りは
逸らされた、昏み
眩み
せめても
綺羅きら
すべり
ららきき
あなたのかわりに
ららき
まなざしは
綺羅きら
なにも感じない
昏み
海に昏む。眩み
息をのみ
目玉は
わたしは
とび散って
まばたき
はでに
あなたのかわりに
すでに
まなざしは
須臾にも
感じてあげよう
とび散って
海に眩む。昏み
生滅の
まなざしなど
見てる?
見ていられない
ひたすらな明滅
わずかにさえ
なに?
わずかにさえも
それは
見ていられ
屁ぼっ
まなざしなど
海。その綺羅
生滅の
いたいたしすぎて
見てた?
いたいたしいほど
波うち、かすかな
いたましいほど
なに?
いたま
それは
いたいたしいほど
光りら綺羅ら
いたいたしすぎて
海。その綺羅
生滅の
まばゆすぎて
…見て
まばゆくて
ひたすらな綺羅
あざやかで
なに?
あざやかで
それは
まばゆくて
光りら精通です
まばゆすぎて
海。その綺羅
だから
静止。すぁっ…さ、
あなたなど
蜥蜴は
わたしは
壁に
沙羅。盗み見るように
壁に
…だれ?
蜥蜴は
あなたなど
静止。すぁっ…さ、
見なかった
その息遣いなど
這う?…は、は、は、
見つめている、と
蜥蜴は
わたしは、もう
壁に
海をだけ
壁に
…だれ?
蜥蜴は
わたしは海を
這う?…は、
見なかった
…なに?
静止。せっ
わたしに
蜥蜴は
白濁は息吹き
壁に
屁ぼぅうっ
壁に
しろい、その
蜥蜴は
精通です。屁ぼっ
せっ
褐色の翳り
…なに?
這う?…は?
わたしに
蜥蜴は
素肌に
壁に
だれが?
壁に
さらされた
蜥蜴は
噓をついた
這う?…は?
その無防備
逸らされた、翳り
眩み
見つめている、と
須臾にも
すべり
すでに
海をだけ
すでに
まなざしは
須臾にも
わたしは海を
眩み
海に昏む。眩み
息をのみ
はずかしい陥没
わたしが
須臾にも
まばたき
すでに
だれに?
すでに
まなざしは
須臾にも
噓をついた
目玉は陥没
海に眩む。昏み
生滅の
まなざしなど
光りら綺羅ら
見ていられない
ひたすらな明滅
わずかにさえ
なにも見ていない目に
わずかに
それは
見て
見ないで、もう
まなざしは
海。その綺羅
生滅の
いたいたしすぎて
光りら綺羅ら
いたいたしいくらい
波うち、かすかな
いたましいほど
そんな目で
いたましいほど
それは
いたいたしい
見ないで
いたいたしすぎて
海。その綺羅
生滅の
まばゆすぎて
光りら綺羅ら
まば
ひたすらな綺羅
あざやか
なに?
あざやかで
それは
まばゆくて
…見て
まばゆすぎて
海。その綺羅
だから
ゆれ、ゆれてかすかに
光りら綺羅ら
それ
わたしは、そんな
蜥蜴
なに?
蜥蜴。息遣い
…だれ?
それは
見て屁ぼっ
ゆれ、ゆれ、
見なかった
その翳りなど
白壁を模倣し
光りら綺羅ら
それは
わたしは、それら
蜥蜴。擬態し
なに?
蜥蜴。擬態し
…だれ?
それは
精通屁ぼぉうふっ
白壁を模倣し
見なかった
…なに?
日差しに
沙羅。いまや
しあわせな
翳りは沙羅
光り。その
綺羅を
光り。その
昏い、その
しあわせな
窓越しの
日差しに
身を曲げていた?
…なに?
ほじってパクって
海。それら
喰ったじゃん
ほほ笑んだ?
お前
見つめないで
お前
翳り、濃く翳り
喰ったじゃん
沙羅、いま
ほじってパクって
その昏み。いま
…なに?
さっき
沙羅。もう
喰ったじゃん
ベッドに
目玉、さ
海を
目玉、さ、さ、さ、
皴をさらし
喰ったじゃん
窓越しの
さっき、さ
そのシーツ。いま
逸らされた、翳り
眩み
その綺羅の氾濫
須臾にも
すべり
すでに
沙羅
すでに
まなざしは
須臾にも
見つめないで
眩み
海に昏む。眩み
息をのみ
昏み
その眼差しに
須臾にも
まばたき
すでに
沙羅
すでに
まなざしは
須臾にも
見つめないで
昏み
海に眩む。昏み
生滅の
まなざしなど
沙羅
見ていられない
ひたすらな明滅
わずかにさえ
綺羅。虹彩に
わずかにさえ
それは
見ていられない
散乱。その
まなざしなど
海。その綺羅
生滅の
いたいたしすぎて
昏む
いたいたしいほど
波うち、かすかな
いたましいほど
目も眩み
いたましいほど
それは
いたいたしいほど
輝き。もう
いたいたしい
海。その綺羅
生滅の
まばゆすぎて
光りら綺羅ら
まばゆくて
ひたすらな綺羅
あざやかで
なにも見ていない目に
あざやかで
それは
まばゆくて
見ないで、もう
まばゆすぎて
海。その綺羅
だから
憩い
光りら綺羅ら
しあわせは、そんな
わたしは
ひだまりの
そんな目で
ひだまりの
…だれ?
しあわせは、いま
見ないで
憩い
見なかった
色彩など
えぐってパクって
光りら綺羅ら
喰ったじゃん
わたしは、もう
お前
なに?
お前
…だれ?
喰っ
…見て
えぐってパクっ
見なかった
なに?…光りのなかに
さっき
光りら綺羅ら
喰ったじゃん
色をなくし
目玉
なに?
目玉
色なす、それら
喰っ
見てた?
さっ
物らの散乱
…なに?
まなざしは
光りら綺羅ら
見ていられない
日差し
その瞬間にさえ
なに?
そ
あかるすぎた
見てい
見てる?
まなざしは
海。そのどよめき
…なに?
まなざしなど
沙羅。いまや
見ていられない
日差し
わずかにさえ
窓越しの
わずかにさえ
あかされすぎた
見て
綺羅を
まなざしなど
海。その騒ぎ立ち
綺羅。生滅の
いたいたしすぎて
沙羅。いまや
いたいたしいほど
ひたすらに
いたましいほど
綺羅を
いたましいほど
見い出す、それは
いたいたしいほど
窓越しの
いたいたしすぎて
海。その白濁
綺羅。生滅の
まばゆすぎて
海。それら
まばゆくて
ひたすらに
あざやかで
沙羅、いま
あざやかで
見い出す、それは
まばゆくて
見つめないで
まばゆすぎて
海。その綺羅
だから
沙羅。もう
沙羅。もう
ほら孔に
わたしは
陥没
窓越しの
陥没
…だれ?
ほら孔に
海を
沙羅。もう
見なかった
窓も
沙羅。その
なにも見ていない
眼窩に
ベッドも
ほら孔
目。恍惚の?
ほら孔
なにも
眼窩に
ほら孔の?
沙羅。その
見なかった
その色
沙羅。その
その綺羅の氾濫
ねぇ、いま
その部屋
見蕩れていい?
沙羅
見蕩れていい?
…だれ?
ねぇ、いま
見つめないで
沙羅。その
見なかった
部屋など
沙羅。もう
その眼差しに
瞳孔の
わたしは
謎かけ
沙羅
謎かけ
…だれ?
瞳孔の
見つめないで
沙羅。もう
見なかった
…なに?
沙羅。その
沙羅
虹彩の
翳りは蜥蜴
綺羅
綺羅。虹彩に
綺羅
しろい、それ
虹彩の
散乱。その
沙羅。その
壁は漆喰
…なに?
沙羅。その
昏む
ねぇ、いま
最上階に
見蕩れていい?
眩み
見蕩れていい?
あかるい
ねぇ、いま
輝き。もう
沙羅。その
その部屋
そのまなざしは
言葉さえ忘れ
輝き。もう
冴えた
すべりあがり
…だれ?
眩み
…だれ?
目舞い
冴えた
昏む
言葉さえ忘れ
逸らされ
そのまなざしは
冴えたまま、もう
散乱。その
言葉さえ
海に昏み、眩む
…だれ?
綺羅。虹彩に
…だれ?
息をのみ
言葉さえ
沙羅
冴えたまま、もう
まばたき
まなざしは
見つめ、まるで
昏い目に笑み
見蕩れたように?
海に眩み、昏い
…だれ?
沙羅は
…だれ?
生滅の
見蕩れたように?
眼差し
見つめ、まるで
ひたすらな明滅
生滅の
沙羅。だから
挑発の綺羅
見蕩れていい?
波うち、かすかな
…だれ?
あきらかに
…だれ?
生滅の
見蕩れていい?
それは
沙羅。だから
ひたすらな綺羅
それは
不遜な沙羅
昏む
軽蔑以外に、なにを
海。その綺羅
…だれ?
目も眩み
…だれ?
綺羅ら。その海
軽蔑以外に、
輝き。もう
不遜な沙羅
それは
ひたすらな綺羅
なにも、沙羅
沙羅は
軽蔑以外に、
生滅の
…だれ?
その唇
…だれ?
波うち、かすかな
軽蔑以外に、なにも
咬んだ
なにも、沙羅
生滅の
ひたすらな明滅
不遜な沙羅
昏い目に笑み
昏い笑みに
生滅の
…だれ?
沙羅は
…だれ?
海に眩み、昏い
昏い笑みに
無邪気な
不遜な
まなざしは
まばたき
沙羅、それは目?
罪もない
なに、それ、目?…なに?
息をのみ
…だれ?
たわむれ
…だれ?
海に昏み、眩む
なに、それ、目?…なに?
それは
沙羅、それは目?
そのまなざしは
逸らされ
触手?…沙羅、なに?
沙羅は
赤裸々な陥没
目舞い
…だれ?
その唇
…だれ?
すべりあがり
赤裸々な陥没
咬んだ
沙羅、なに?
そのまなざしは
見蕩れて
殘酷なくらいに
やめてください
凄惨なくらいに
見蕩れ?
ほら
脳ミソ埀らすの
ほら
…なに?
凄惨なくらいに
下品じゃんだから
殘酷なくらいに
それ
剝き出しの
綺羅ら、ら、ら、
花さく夜には
綺羅ら、ら、
網膜。綺羅
沙羅
花さく月の
沙羅
綺羅。虹彩
綺羅ら、ら、
花まみれ糞
綺羅ら、ら、ら、
剝き出しの
それ
凄惨なくらいに
埀れてんじゃん
殘酷なくらいに
…だれ?
ほら
鼻から糞
ほら
見蕩れ?
殘酷なくらいに
花くそまみれて
凄惨なくらいに
見蕩れて
0コメント