流波 rūpa ……詩と小説050・流波 rūpa 癡多 citta ver.1.01 //なぜ?/だれ?/なぜ?/いま、あなたは //伽多
以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。
1)76偈
なぜ?
だれ?
なぜ?
いま、あなたは
だれ?
なぜ?
だれ?
いま、まばたき
どこ?
滿たされ切った
だれ?
光りら。まばたき
なぜ?
だれ?
なぜ?
いま、あなたは
だれ?
なぜ?
だれ?
いま、まばたき
いつ?
ほら、綺羅ら
なに?
綺羅らに埋もれた
いつ?
いま、綺羅ら
なに?
光りら。まばたき
ほら、その
まばたき
なにも
いまの
ほら、その
まばたき
わたしは
いまの
なにも
気付きはしなかった
なにも
わたしも
だれ?
まばたかれた
まぶた。そこに
まばたき
なに?
かさなりあった
須臾の
まばたき
だれ?
まばたかれたそれ
まぶた。そこに
ふるえ
なに?
かさなりあった
須臾の、その
毛先に
まばたいていた
なにも
もう、なにも
音など
なにも?
音もなくて
なにも?
すでに
まばたいていた
なにも
もう、なにも
ひびきさえ
なにも?
ひびきも
予感も?
すでに
まばたいていた
なにも
もう、なにも
ゆらぎさえ
なにも?
ほのめきも
兆しも?
すでに
いま、だから
はじめて
知った
…だれ?
だから
まぶたが
すでにあったこと
ここに
いま、だから
はじめて
気付いた
…だれ?
だから
虹彩が
見ていたこと
あなたを
いま、だから
はじめて
思った
…だれ?
だから
世界が
存在していたこと
ここに
それをいま
朝の、なに?
それを
だれ?
いま、それを
目醒め?
それをいま
だれ?
いま、それを
目醒め?
すでに。もう
とっくに
目醒めていた
朝。猶も
明晰に
鋭敏に
目醒めと?
だれ?
いま、目醒め
あなたは
だれ?
いま、目醒め
いつ?
それを猶も
目醒めと?
だれ?
いま、目醒め
あなたは
目醒めていた
朝。猶も
だれ?
あなたは
醒めた目に
いま、それを
目醒め?
それをいま
目醒めていた
朝。猶も
だれ?
すでにもう
だれ?
目醒め?
いつ?
いま、それを
だれ?
だれが?
あなたは
わたしが?
あなたが?
わたしは
だれが?
だれ?
いま、それを
いつ?
目醒め?
だれ?
すでにもう
だれ?
朝。猶も
目醒めていた
それをいま
目醒め?
いま、それを
醒めた目に
あなたは
だれ?
朝。猶も
目醒めていた
あなたは
いま、目醒め
だれ?
目醒めと?
それを猶も
いつ?
いま、目醒め
だれ?
あなたは
いま、目醒め
だれ?
目醒めと?
鋭敏に
明晰に
朝。猶も
目醒めていた
とっくに
すでに。もう
目醒め?
いま、それを
だれ?
それをいま
目醒め?
いま、それを
だれ?
それを
朝の、なに?
それをいま
ここに
存在していたこと
世界が
だから
…だれ?
思った
はじめて
いま、だから
あなたを
見ていたこと
虹彩が
だから
…だれ?
気付いた
はじめて
いま、だから
ここに
すでにあったこと
まぶたが
だから
…だれ?
知った
はじめて
いま、だから
すでに
兆しも?
ほのめきも
なにも?
ゆらぎさえ
もう、なにも
なにも
まばたいていた
すでに
予感も?
ひびきも
なにも?
ひびきさえ
もう、なにも
なにも
まばたいていた
すでに
なにも?
音もなくて
なにも?
音など
もう、なにも
なにも
まばたいていた
毛先に
須臾の、その
かさなりあった
なに?
ふるえ
まぶた。そこに
まばたかれたそれ
だれ?
まばたき
須臾の
かさなりあった
なに?
まばたき
まぶた。そこに
まばたかれた
だれ?
わたしも
なにも
気付きはしなかった
なにも
いまの
わたしは
まばたき
ほら、その
いまの
なにも
まばたき
ほら、その
光りら。まばたき
なに?
いま、綺羅ら
いつ?
綺羅らに埋もれた
なに?
ほら、綺羅ら
いつ?
いま、まばたき
だれ?
なぜ?
だれ?
いま、あなたは
なぜ?
だれ?
なぜ?
光りら。まばたき
だれ?
滿たされ切った
どこ?
いま、まばたき
だれ?
なぜ?
だれ?
いま、あなたは
なぜ?
だれ?
なぜ?
かさねて謂はく、
なぜ?
やさしい
陽炎を見ていた
痛ましいほど
だれ?
あまりにも
なぜ?
あまりにも
なぜ?
痛ましいほど
天井の
やさしい
いま、あなたは
だれ?
あたたかな
白い漆喰に
なまなましすぎた
なぜ?
あまりにも
ゆらぐそれら
あまりにも
だれ?
なまなましすぎた
だから陽炎
あたたかな
いま、まばたき
どこ?
清潔な
ななめに伸びた
冷酷なほどに
滿たされ切った
あまりにも
ゆらぐそれら
あまりにも
だれ?
冷酷なほどに
だから陽炎
清潔な
光りら。まばたき
なぜ?
明るすぎる
陽炎を見ていた
なに?
だれ?
それら
なぜ?
それら
なぜ?
なに?
天井に
明るすぎる
いま、あなたは
だれ?
なに?
生滅しつづけ
明るすぎる
なぜ?
それら
ゆらぐそれら
それら
だれ?
明るすぎる
だから陽炎
なに?
いま、まばたき
いつ?
冷酷なほどに
何を反射して?
清潔な
ほら、綺羅ら
あまりにも
ゆらぐそれら
あまりにも
なに?
清潔な
だから陽炎
冷酷なほどに
綺羅らに埋もれた
いつ?
なまなましすぎた
目は有った?
あたたかな
いま、綺羅ら
あまりにも
わたしに
あまりにも
なに?
あたたかな
猶も
なまなましすぎた
光りら。まばたき
ほら、その
痛ましいほど
視神経など
やさしい
まばたき
あまりにも
わたしに
あまりにも
なにも
やさしい
猶も
痛ましいほど
いまの
ほら、その
光り
脳隨など
横殴りに
まばたき
光りら
わたしに
光りら
わたしは
横殴りに
猶も
光り
いまの
なにも
豚脱腸
生きていた?
死ぬ糞豚糞
気付きはしなかった
屁、吸い込んで
死んでいた?
屁、吸い込んで
なにも
死ぬ糞豚糞
生れていた?
豚脱腸
わたしも
だれ?
光り
だれが?
長く伸びて
まばたかれた
光りら
燃え盡きた
光りら
まぶた。そこに
長く伸びて
すでに
光り
まばたき
なに?
豚結腸
焰は
可憐な花だよ
かさなりあった
口の中の野糞にほら
ゆらぐ
口の中の野糞にほら
須臾の
可憐な鼻だよ
陽炎は
豚結腸
まばたき
だれ?
光り
色彩の不在
綺羅めきら
まばたかれたそれ
燦燦と
赤裸々な
燦燦と
まぶた。そこに
綺羅めきら
綺羅ら
光り
ふるえ
なに?
綺羅めきら
わたしは
光り
かさなりあった
燦燦と
見ていた
燦燦と
須臾の、その
光り
陽炎は
綺羅めきら
毛先に
まばたいていた
綺羅めきら
ひたすらな煌めき
光り
なにも
燦燦と
さらされた
燦燦と
もう、なにも
光り
不可視
綺羅めきら
音など
なにも?
可憐な鼻だよ
何を見ていたのだろうと
豚結腸
音もなくて
口の中の野糞にほら
思う。だれ?
口の中の野糞にほら
なにも?
豚結腸
だれが?
可憐な花だよ
すでに
まばたいていた
長く伸びて
何が見ていたのだろうと
光り
なにも
光りら
思う。なぜ?
光りら
もう、なにも
光り
もう
長く伸びて
ひびきさえ
なにも?
死ぬ糞豚糞
その眼窩さえ
豚脱腸
ひびきも
屁、吸い込んで
もはや
吸い込み放題
予感も?
豚脱腸
そもそも
糞死ね今死ぬ屁ぶっぴぃ
すでに
まばたいていた
横殴りに
その頭部さえ
光り
なにも
光りら
もはや
光りら
もう、なにも
光り
まったく
横殴りに
ゆらぎさえ
なにも?
喰い散らす
だれ?
光りら
ほのめきも
それは
いま
それは
兆しも?
光りら
ささやくのは
喰い散らす
すでに
いま、だから
色彩に染め
だれ?
光りら
はじめて
それは
いま
それは
知った
光りら
つぶやくのは
色彩に染め
…だれ?
だから
色彩を燃やし
だれ?
光りら
まぶたが
それは
いま
それは
すでにあったこと
光りら
まばたいたのは
色彩を燃やし
ここに
いま、だから
色彩ら。その破滅
まるで
光りら
はじめて
だから
それは
だから
気付いた
光りら
目醒め
色彩ら。その破滅
…だれ?
だから
光りら
だれ?
色彩ら。なにが?その
虹彩が
破滅
いま
だから
見ていたこと
色彩ら。光りら
ほほ笑みかけたのは
破滅。それら
あなたを
いま、だから
光りら
まるで
色彩らは燃え
はじめて
色は
それは
色は
思った
燃え広がり
顏
光りら
…だれ?
だから
光りら
だれ?
染め上げられた
世界が
それら
いま
それらは
存在していたこと
染め抜かれ
滅びかけたのは
光りら
ここに
それをいま
光りら
まるで
喰い散らして
朝の、なに?
光りら?
それは
色彩ら?
それを
喰い散らされた
なに?
破滅。光りら
だれ?
いま、それを
投げ出したその素肌に
どこに?
むしろ
目醒め?
姦淫
あの破滅
姦淫
それをいま
むしろ
あの焰は
投げ出したその素肌に
だれ?
いま、それを
ふりそそいだのは
どこに?
むしろ
目醒め?
赤裸々に
あの破滅
赤裸々に
すでに。もう
むしろ
完璧な破壊は
ふりそそいだのは
とっくに
目醒めていた
沁み込むように
滅びた?
流れ墜ちながら
朝。猶も
その日差し
わたしは
その日差し
明晰に
流れ墜ちながら
いつ?
沁み込むように
鋭敏に
目醒めと?
投げ出したその素肌に
生きた?
沙羅の
だれ?
褐色の
わたしは
褐色の
いま、目醒め
沙羅の
いつ?
投げ出したその素肌に
あなたは
だれ?
ふりそそいだのは
生まれた?
褐色の肌に
いま、目醒め
白濁。その
だれが?
白濁。その
いつ?
褐色の肌に
どこに?
ふりそそいだのは
それを猶も
目醒めと?
息遣う
見知らない他人の
やさしい腹部に
だれ?
白濁。その
死。いくつかの
白濁。その
いま、目醒め
やさしい腹部に
生誕。さまざまな
息遣い
あなたは
目醒めていた
息絶え?
滅び?
やさしい腹部に
朝。猶も
白濁。その
だれの?
白濁。その
だれ?
息絶え?
いつの?
やさしい腹部に
あなたは
醒めた目に
褐色の肌に
滅び?
飛び散ったのは
いま、それを
白濁。その
あなたは
白濁。色彩
目醒め?
飛び散ったのは
だれ?
褐色の肌に
それをいま
目醒めていた
沙羅は
滅び?
投げ出した素肌に
朝。猶も
褐色の
わたしが?
褐色の
だれ?
投げ出した素肌に
いつ?
沙羅が?
すでにもう
だれ?
流れ墜ちながら
だから
沁み込みながら
目醒め?
日差しらに
なぜ?
日差しらに
いつ?
沁み込むように
見ていた
流れ墜ち
いま、それを
だれ?
むしろ
だから
ふりそそいだその
だれが?
無防備に
なぜ?
無慚なまでに
あなたは
ふりそそがれたのは
その陽炎を
むしろ
わたしが?
あなたが?
むしろ
その陽炎を
投げ出したその素肌に
わたしは
姦淫
なぜ?
姦淫
だれが?
肌の失神
だから
むしろ
だれ?
いま、それを
鼻毛
見ていた
耳毛
いつ?
やさしい、その
なぜ?
やさしい、その
目醒め?
耳毛
だから
鼻毛
だれ?
すでにもう
光擇
いつ?
腐った脳みそ
だれ?
埀れています
わたしが?
埀れています
朝。猶も
腐った脳みそ
滅び?
光擇
目醒めていた
それをいま
唇毛
だれ?
歯毛
目醒め?
なめらかな、その
あなたは
なめらかな、その
いま、それを
歯毛
滅び?
唇毛
醒めた目に
あなたは
光擇
いつの?
腐った内臓
だれ?
貪りました
だれの?
貪りました
朝。猶も
腐った内臓
滅び?
光擇
目醒めていた
あなたは
虫涌いた?
生誕。さまざまな
頭のなかの
いま、目醒め
きれい
死。いくつかの
きれい
だれ?
頭のなかの
見知らない他人の
虫涌いた?
目醒めと?
それを猶も
光擇
どこに?
放屁です
いつ?
脱糞でした
だれが?
脱糞でした
いま、目醒め
放屁です
生まれた?
光擇
だれ?
あなたは
きらきら
いつ?
放屁ぶぅう
いま、目醒め
脱糞でした
わたしは
脱糞でした
だれ?
腐ってぶぅう
生きた?
光擇?
目醒めと?
鋭敏に
頭のなかの
いつ?
虫涌いた?
明晰に
きれい。すっげぇ
わたしは
くそきれい
朝。猶も
虫涌いてる?
滅びた?
頭のなかに
目醒めていた
とっくに
腐った内臓
完璧な破壊は
光擇
すでに。もう
貪って下痢
あの破滅
下痢便喰って
目醒め?
煌めき
どこに?
腐った内臓
いま、それを
だれ?
歯毛
あの焰は
唇毛
それをいま
なめらかな、その
あの破滅
なめらかすぎた、…なに?
目醒め?
唇毛
どこに?
舌毛
いま、それを
だれ?
醗酵脳みそ
なに?
糸引いて綺羅
それを
埀れてるよ
それは
いま埀れたよ
朝の、なに?
糸ひいて綺羅
まるで
発光脳みそ
それをいま
ここに
耳毛
滅びかけたのは
鼻毛
存在していたこと
やさしすぎて、その
いま
やさしかった、あの
世界が
鼻毛
だれ?
耳毛
だから
…だれ?
ゆらぎ
顏
その陽炎と
思った
ゆらぎら
それは
ゆらぎら
はじめて
その陽炎と
まるで
ゆらぎ
いま、だから
あなたを
ゆらぎ
ほほ笑みかけたのは
その白濁と
見ていたこと
ゆらぎら
いま
ゆらぎら
虹彩が
その白濁と
だれ?
ゆらぎ
だから
…だれ?
ゆらぎ
目醒め
その翳りと
気付いた
ゆらぎら
それは
ゆらぎら
はじめて
その翳りと
まるで
ゆらぎ
いま、だから
ここに
ゆらぎ
まばたいたのは
睫毛の
すでにあったこと
ゆらぎら
いま
ゆらぎら
まぶたが
睫毛の
だれ?
ゆらぎ
だから
…だれ?
睫毛に
つぶやくのは
ゆらぐ
知った
ゆらぎら
いま
ゆらぎら
はじめて
ゆらぎ
だれ?
睫毛に
いま、だから
すでに
それらの翳り
ささやくのは
ゆらぎら
兆しも?
ゆらぎ
いま
ゆらぎら
ほのめきも
ゆらぐ
だれ?
その翳り
なにも?
ゆらぎさえ
その白濁は
まったく
ゆらぎも
もう、なにも
ゆらぎら
もはや
ゆらぎさえ
なにも
だから白濁は
その頭部さえ
ゆらぎ
まばたいていた
すでに
それは陽炎
そもそも
ゆらぎら
予感も?
ゆらいだ
もはや
ゆらら
ひびきも
陽炎も
その眼窩さえ
そして睫毛は
なにも?
ひびきさえ
ふるえた
もう
一度だけ
もう、なにも
なぜ?
思う。なぜ?
なぜ?
なにも
一度だけ
何が見ていたのだろうと
ふるえた
まばたいていた
すでに
わたしはひそめよう
だれが?
息を
なにも?
なぜ?
思う。だれ?
なぜ?
音もなくて
息を
何を見ていたのだろうと
わたしはひそめよう
なにも?
音など
ふるわし
不可視
そのまぶたも
もう、なにも
なぜ?
さらされた
なぜ?
なにも
そのまぶたも
ひたすらな煌めき
ふるわし
まばたいていた
毛先に
わたしは裝う
陽炎は
気付かなかったふり
須臾の、その
なぜ?
見ていた
なぜ?
かさなりあった
気付かなかったふり
わたしは
裝い、わたしは
なに?
ふるえ
見蕩れていた
綺羅ら
一度だけ
まぶた。そこに
なぜ?
赤裸々な
なぜ?
まばたかれたそれ
その、一度の
色彩の不在
見蕩れていた
だれ?
まばたき
その、一度の
陽炎は
見蕩れていた
須臾の
なぜ?
ゆらぐ
なぜ?
かさなりあった
見蕩れつづけ
焰は
その、一度だけの
なに?
まばたき
気付かないふり
すでに
裝う
まぶた。そこに
なぜ?
燃え盡きた
なぜ?
まばたかれた
わたしは裝い
だれが?
気付かないふりを
だれ?
わたしも
そのまぶたも
生れていた?
ふるわし
なにも
なぜ?
死んでいた?
なぜ?
気付きはしなかった
そのまぶたも
生きていた?
ふるえ
なにも
いまの
息を
猶も
ひそめよう
わたしは
なぜ?
わたしに
なぜ?
まばたき
わたしはひそめよう
脳隨など
息は?
ほら、その
いまの
一度だけ
猶も
ふるえていた
なにも
なぜ?
わたしに
なぜ?
まばたき
ふるえ
視神経など
一度だけ
ほら、その
光りら。まばたき
その睫毛に
猶も
綺羅
なに?
白濁
わたしに
白濁
いま、綺羅ら
綺羅
目は有った?
その睫毛に
いつ?
綺羅らに埋もれた
沙羅。あなたに
だから陽炎
白濁の
なに?
綺羅らの
ゆらぐそれら
綺羅らの
ほら、綺羅ら
白濁の
何を反射して?
沙羅。あなたに
いつ?
いま、まばたき
綺羅。沙羅その
だから陽炎
流れ散る
だれ?
肌にも、もはや
ゆらぐそれら
肌にも、もはや
なぜ?
流れ散る
生滅しつづけ
綺羅。沙羅その
だれ?
いま、あなたは
綺羅。沙羅その
天井に
流れ散り
なぜ?
褐色に
なぜ?
褐色に
だれ?
流れ散り
陽炎を見ていた
綺羅。沙羅その
なぜ?
光りら。まばたき
沙羅。綺羅ら
だから陽炎
散り交い
だれ?
肌にも、もはや
ゆらぐそれら
肌にも、すでに
滿たされ切った
沙羅。綺羅ら
ななめに伸びた
綺羅ら流れ
どこ?
いま、まばたき
白濁の
だから陽炎
沙羅。あなたに
だれ?
綺羅ら
ゆらぐそれら
綺羅ら
なぜ?
綺羅ら。沙羅あなたに
白い漆喰に
白濁の
だれ?
いま、あなたは
綺羅
天井の
その睫毛に
なぜ?
綺羅ら。白濁
なぜ?
白濁
だれ?
綺羅ら。沙羅
陽炎を見ていた
沙羅。あなたは
なぜ?
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