天人五衰——啞ン癡anti王瑠我貮翠梦organism。小説10


以下、一部に暴力的な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。



伽久邇伎伎伎かクて加愚囉ノ加愚摩と加夜蚊ふタり朝に晝に美斗能麻具波比志弖時の經ツをダに忘れたりき故レ加夜加が肌朝に窓より入レる日の光にふれり故レ蚊夜果が唇に立ツ比登の息遣ヒの息の音加愚摩が比登ノ耳は聞きゝ故レ加夜迦が比斗ノ肌朝に窓より入れる日の光にふれり故レ加愚摩が唇に立つ比登の朧にして仄かなる笑ヒの息加夜加が比登ノ耳は聞きゝ故レ迦耶加が比斗ノ肌夜に窓より入れる月ノ光にふれり故レ加愚麻が比斗ノ根の埀れ乳ノ雫加夜迦が比登ノ美蕃登が内を盈たシき故レ加愚摩爾に迦夜迦と俱なりテ比登ノ麻俱和比をかさねたれバそノ比登の喉に比斗ノ息の音を立てり故レ加夜迦爾に加愚摩と俱なりて比登の麻俱和比をかさネたれば比登の喉に比斗ノ息の音ヲ立てりかクて時に十月大氣次第に冷やミて冴えタりきシかすがにフたり息テ麻俱和比伎かくて十一月十二階の窓の外に空氣彌寒み故レ窓の内なる空氣だにヒたすラに冴えて迦夜迦が肌に時に鳥肌立たせてシかすがにふたり息テ麻俱和比伎かクて十二月もはや内外の分けなくテことごトくに空氣はたダ冷氣をのミ盈たしたりき故レ比斗と比登ら是レを布由と名ヅく故レ加夜迦夜をモ寒み晝ヲも寒ミ加愚摩と俱なりテ娑娑彌氣囉玖

 あたゝめあえと

  痛くない?

 空氣さえもがさゝやくから

  壞れてない?

 あたゝめあえと

  流れてない?

 それでもなおも

  その肌に血は

 空氣さえもがさゝやいたから

  引き裂かれてない?

 明日もない

  破れてないの?

 交尾にふける

  千切れてないの?

 明日にも

  ぼくらは死んだ

 その明日がある必要もない

  たぶん死んでた

 交尾にふける

  氣付けばすでに

 殺して仕舞え

  最初から

 子供ができたら

  生まれる前から?

 どうせ死ぬことさえできないのなら

  痛くない?

 殺して仕舞え

  壊れてないの?

 わたしたちなど

  破れてない?

 どうせ誰かが

  千切れてない?

 いつかは殺す

  擦り切れてない?

 死さえ與えられず

  燃え盡きてない?

 いつかは消えさる

  ぼくらには

 雪も無い

  すでに太陽さえ燃え盡きた

 ただ冴えた冬に

  いまも猶

 だからわたしたちは交尾する

かくテ迦夜香

  耀くそれは

爾に

  例えば殘像

都儛耶氣良玖

 吐いた。

 なんども。

 わたしは。

 薰馬の體。

 その上にさえ。

 息吹く肌。

 しなる骨格。

 その上でさえ。

 穢れた。

 だから。

 薰馬の肌は。

 それ。

 鳩尾に。

 骨のかたちを浮かべて。

 やわらかく。

 呼吸する。

 筋肉の流れ。

 白い肌は。

 夭やぐ白。

 穢した。

 胃液。

 わたしの黃色い液躰が。

 ——大丈夫?

 だからさゝやいた。

 薰馬は。

 それでも猶も。

 ——大丈夫?

 耳元に。

 さゝやいた。

 わたしの爲に。

 さゝやいた。

 いまだにも。

 わたしの爲にだけ。

 さゝやいた。

 そしてのけぞりかえった上半身。

 薰馬の。

 見た。

 あえいだ先のほのかな色。

 見た。

 その唇。

 見た。

 その喉。

 見た。

 吐くのを。

 見た。

 わたしと同じ胃液を吐くのを。

 ひとり。

 わたしは。

 見た。

 薰馬と俱に。







Seno-Lê Ma 小説、批評、音楽、アート

ベトナム在住の覆面アマチュア作家《Seno-Lê Ma》による小説と批評、 音楽およびアートに関するエッセイ、そして、時に哲学的考察。… 好きな人たちは、ブライアン・ファーニホウ、モートン・フェルドマン、 J-L ゴダール、《裁かるるジャンヌ》、ジョン・ケージ、 ドゥルーズ、フーコー、ヤニス・クセナキス、北一輝、など。 三島由紀夫もちょっと好き。そんな感じ。

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