古事記(國史大系版・中卷13・垂仁2)


底本國史大系第七卷(古事記、舊事本紀、神道五部書、釋日本紀)

・底本奥書云、

明治三十一年七月三十日印刷

同年八月六日發行

發行者合名會社經濟雜誌社

・底本凡例云、

古事記は故伴信友山田以文山根輝實書大人が尾張國眞福寺本應永年間古寫の伊勢本他諸本を以て比校せしものを谷森善臣翁の更に增補校訂せる手校本二部及秘閣本等に據りて古訓古事記(宣長校本)に標注訂正を加へたり

且つ古事記傳(宣長記)の説を掲け欄外にはその卷數を加へて同書を讀まん人の便に供せり



此天皇以沙本毘賣爲后之時

沙本毘賣命之兄沙本毘古王問其伊呂妹曰

 孰愛夫與兄歟

答曰

 愛兄

爾沙本毘古王謀曰

 汝寔思愛我者將吾與汝治天下

而即作八鹽折之紐小刀授其妹曰

 以此小刀刺殺天皇之寢

故天皇不知其之謀而枕其后之御膝‘爲御寢坐也(爲御寢、宣長云爲恐而之誤、草體相似)

爾其后以紐小刀爲刺其天皇之御頸

三度擧而‘不忍哀情不能刺頸而泣淚落溢於御面(不忍、諸本作爾忍、宣長云今從眞淵説、又按爾忍或當作忽字、而情下脱字起)

 此〔こ〕の天皇〔すめらみこと〕

 以〔‐〕沙〔サ〕本〔ホ〕毘〔ビ〕賣〔メ〕を后〔きさき〕と爲〔したまへる〕時〔とき〕に、

 沙〔サ〕本〔ホ〕毘〔ビ〕賣〔メ〕の命〔みこと〕の兄〔いろせ〕

 沙〔サ〕本〔ホ〕毘〔ビ〕古〔コ〕の王〔みこ〕

 其〔そ〕の伊〔イ〕呂〔ロ〕妹〔も〕に曰〔‐〕

  夫〔を〕と兄〔いろせ〕とは孰〔いづれ〕か愛〔はしき〕。

 と問〔とへ〕ば

 答曰

  兄〔いろせ〕ぞ愛〔はし〕き。

 と答曰〔こたへたまひき〕。

 爾〔ここ〕に沙〔サ〕本〔ホ〕毘〔ビ〕古〔コ〕の王〔みこ〕

 謀曰〔はかりけらく〕

  汝〔いまし〕寔〔まこと〕に我〔あれ〕を愛〔はし〕く思〔おもほさ〕ば

  吾〔あれ〕、汝〔みまし〕と天下〔あめのした〕を治〔しりてむ〕とす。

 といひ而〔て〕

 即〔すなはち〕八鹽折〔やしほをり〕の紐小刀〔ひもかたな〕を作〔つく〕り、

 其〔そ〕の妹〔いろも〕に授〔さづけ〕て曰

  此〔こ〕の小刀〔かたな〕以〔も〕て、

  天皇〔おほきみ〕の寢〔みねませらむ〕を刺殺〔さしころし〕まつれ。

 といふ。

 故〔かれ〕天皇〔すめらみこと〕其〔そ〕の謀〔はかりこと〕を不知〔しろしめさず〕て

 其〔そ〕の后〔きさき〕の御膝〔みひざ〕を枕〔まくら〕きて

 爲御寢坐〔みねましき〕。

 爾〔ここ〕に其〔そ〕の后〔きさき〕

 紐小刀〔ひもがたな〕以〔も〕て其〔そ〕の天皇之御頸〔おほみくび〕を刺〔さしまつらむ〕として

 三度〔みたび〕まで擧〔ふり〕たまひしかども、

 不忍哀情〔たへがてにかなしくおもほして/かなしきこころをしぬびて〕

 不能刺頸〔えさしまつらず〕て泣〔なきたまふ〕淚〔なみだ〕

 御面〔おほみおも〕に落溢〔おちながれき/おちつかかる〕。


乃天皇驚起問其后曰

 吾見異夢

 從沙本方暴雨零來急‘洽吾面(洽、學本及閣本傍書作濡、一本作沿、卜本神本作沾)

 又錦色小蛇纒繞我頸

 如此之夢是有何表也

爾其后以爲不應爭即白天皇言

 妾兄沙本毘古王問妾曰

  孰愛夫與兄

 是不勝面‘問故妾答曰(問、一本无)

  愛兄歟

 爾誂妾曰

  吾與汝共治天下

  故當殺天皇

 云而作八鹽折之紐小刀授妾

 是以欲刺御頸雖三度擧哀情忽起

 不得刺頸而泣淚落‘洽於御面(洽、學本神本酉本作沾、中本作溢)

 必有是表焉

爾天皇詔之

 吾殆見欺乎

乃興軍擊沙本毘古王之時其王作稻城以待戰

 乃〔かれ〕天皇〔すめらみこと〕驚起〔おどろき〕まして

 其〔そ〕の后〔きさき〕に問〔とひ〕たまはく

  吾〔あ〕は異夢〔あやしきいめ〕を見〔みたり〕。

  沙〔サ〕本〔ホ〕の方〔かた〕從〔より〕暴雨〔はやさめ〕零來〔ふりき〕て

  急〔にはか〕に吾〔あ〕が面〔みおもて〕を沾〔ぬらし〕つ。

  又〔また〕錦色〔にしきいろ〕なる小蛇〔へみ〕、

  我〔あ〕が頸〔みくび〕になも纒繞〔まつへりし/まつひめぐる〕。

  如此〔かく〕の夢〔いめ〕は、是〔‐〕何〔なに〕の表〔しるし〕か有〔あらん〕。

 とのりたまひき。

 爾〔ここ〕に其〔そ〕の后〔きさき〕

 不應爭〔あらそふはえじ〕と以爲〔おもほして〕

 即白天皇言〔まをしたまはく〕

  妾〔あ〕が兄〔いろせ〕沙〔サ〕本〔ホ〕毘〔ビ〕古〔コ〕の王〔みこ〕

  問妾曰〔あれに〕

   夫〔を〕と兄〔いろせ〕とは孰〔いづれ〕か愛〔はし〕き。

  ととひたりき。是〔かく〕不勝面問故〔とふにはおもかたずて/まのあたりにとふにかたずて‐なも〕

  妾〔‐〕

   兄〔いろせ〕ぞ愛〔はし〕き。

  と答曰〔こたへつれば〕

  爾〔‐〕誂妾曰〔あれにあとをへけらく〕、

   吾〔あれ〕と汝〔みまし〕と共〔‐〕天下〔あめのした〕を治〔しらさむ〕

   故〔かれ〕天皇〔おほきみ〕を當殺〔しせまつれ〕

  と云〔いひ〕て八鹽折〔やしほをり〕の紐小刀〔ひもがたな〕を作〔つくり〕て

  妾〔あれ〕に授〔さずけ〕つ。

  是以〔ここをもて〕御頸〔おほみくび〕を欲刺〔さしまつらむ〕として

  三度〔みたび〕まで擧〔ふり〕しか雖〔ども〕

  哀情忽起〔たちまちにかなしくなりて〕不得刺頸〔えさしまつらず〕て

  泣〔なきつる〕淚〔なみだ〕の落〔おち〕て御面〔おほみおもて〕を沾〔ぬらしつる〕。

  必〔かならず〕是〔こ〕の表〔しるし〕にこそ有〔あらめ〕。

 とまをしたまひき。

 爾〔ここ〕に天皇〔すめらみこと〕

  吾〔あ〕は殆〔ほとほと〕に見欺乎〔あざむかえつるかも〕。

 と詔之〔のりたまひて〕

 乃〔すなはち〕軍〔いくさ〕を興〔おこし〕て

 沙〔サ〕本〔ホ〕毘〔ビ〕古〔コ〕の王〔みこ〕を擊〔とり〕につかはす時〔とき〕に

 其〔そ〕の王〔みこ〕稻城〔いなき〕を作〔つくり〕て待〔まち〕戰〔たたかふ〕。


此時沙本毘賣命‘不得忍其兄(不得、諸本作不待、恐非)

自後門逃出而納其之稻城

此時其后妊身

於是天皇不忍其后懷妊及愛重至于三年故廻其軍不急攻迫

如此逗留之間其所妊之御子既產

故出其御子置稻城外令白天皇

 若此御子‘矣天皇之御子所思‘看者可治賜(矣、一本无。看、諸本作斎、宣長云今從眞本延本)

於是天皇詔

 雖怨其兄猶不得忍愛其后

故卽有得后之心

 此〔こ〕の時〔とき〕沙〔サ〕本〔ホ〕毘〔ビ〕賣〔メ〕の命〔みこと〕

 其〔そ〕の兄〔いろせ〕を不得忍〔おもほしかね〕て

 後門〔しりつみかど〕より逃出〔にげいで〕て、其〔それ〕の稻城〔いなき〕に納〔いり〕ましき。

 此時〔このをりしも〕其〔そ〕の后〔きさき〕妊身〔はらましたりき〕。

 於是〔ここに〕天皇〔すめらみこと〕

 其〔そ〕の后〔きさき〕の及〔‐〕愛重〔うつくしみおもみしたまふこと〕も至于三年〔みとせになりぬる〕に

 懷妊〔はらましてさへあること〕を不忍〔いとかなしとおもほしき〕。

 故〔かれ〕其〔そ〕の軍〔いくさ〕を廻〔やすらはしめつつ/かへして〕

 不急攻迫〔すむやけくもせめたまはざりき〕。

 如此〔かく〕逗留〔とどこほれる〕間〔あひだ〕に

 其〔そ〕の所妊〔はらませりし〕御子〔みこ〕も既產〔あれましぬ〕。

 故〔かれ〕其〔そ〕の御子〔みこ〕を出〔いだし〕て

 稻城〔いなき〕の外〔と〕に置〔おき〕まつりて

 天皇〔すめらみこと〕に令白〔まをさしめたまはく〕

  若〔もし〕此〔こ〕の御子〔みこ〕をば

  天皇〔おほきみ〕の御子〔みこ〕と所思〔おもほし〕看〔めさば〕

  可治賜〔をさめたまへ〕。

 とまをさしめたまひき。

 ‘於是〔ここに〕天皇〔すめらみこと〕詔〔‐〕

  其〔そ〕の兄〔いろせ〕をこそ雖怨〔きらひたまへれども〕

  猶〔なほ〕其〔‐〕后〔きさき〕をば不得忍愛〔かなしとおもほせりけれ〕故〔ば〕

  即〔‐〕得后〔それえたまはむの〕心〔みこころ〕有〔ましき〕。

 (於是以下、

  ここに天皇、詔りて曰く

  「その兄をこそ怨めども、猶、愛しきその后を忍び得ず」

  故、即ち后が心を得たまひき。)


是以選聚軍士中力士輕捷而宣者

 取其御子之時

 ‘乃掠取其母王(乃、寛本延本作巧、宣長云今從眞本又一本)

 或髮或手當隨取獲而掬以控出

爾其后‘豫知其情(豫知、寛本延喜本此上有有字、卜本有出字)

悉剃其髮以髮覆其頭

亦腐玉緖三重纒手

且以酒腐御衣如全衣服

如此設備而抱其御子刺出城外

爾其力士等取其御子即握其御祖

爾握其御髮者御髮自落

握其御手者玉緖且絕

握其御衣者御衣便破

是以取獲其御子不得其御祖

故其軍士等還來奏言

 御髮自落御衣‘易破亦所纒御手玉緖便絕(易、宣長云據上文恐當作且)

 故不獲御祖取得御子

爾天皇悔恨而惡作玉人等皆‘奪其地(奪、一本此下有取字。)

故諺曰

 不得地玉作也

 是以〔ここをもて〕軍士〔いくさびと〕の中〔なか〕に

 力士〔ちからびと〕の輕捷〔はやき〕を選聚〔えりつどへ〕て

 宣者〔のりたまひつらく〕

  其〔か〕の御子〔みこ〕を取〔とらむ〕時〔とき〕、

  乃〔‐〕其〔そ〕の母王〔ははみこ〕をも掠取〔かそひとりてよ〕。

  或髮〔みかみにまれ〕或手〔みてにまれ〕、

  當隨取獲而〔とりえむまにまに〕掬〔つかみて〕以控出〔ひきいでまつれ〕。

 とのりたまひき。

 爾〔ここ〕に其〔そ〕の后〔きさき〕

 豫〔あらかじめ〕其〔そ〕の情〔みこころ〕を知〔しり〕たまひて

 悉〔ことごと/ふつく〕に其〔そ〕の髮〔みかみ〕を剃〔そり〕て

 その髮〔かみ〕以〔も〕て其〔‐〕頭〔みかしら〕を覆〔おほひ〕

 亦〔また〕玉緖〔たまのを〕を腐〔くたし〕て

 手〔みて〕に三重〔みへ〕纒〔まかし〕

 且〔また〕酒〔さけ〕以〔も〕て御衣〔みけし〕を腐〔くたし〕て

 全〔また〕き衣服〔みそ〕の如〔ごと〕くせり。

 如此〔かく〕設備〔まけそなへ〕て其〔そ〕の御子〔みこ〕を抱〔むなだき〕て、

 城〔き〕の外〔と〕に刺出〔さしいで〕たまひき。

 爾〔かれ〕其〔そ〕の力士等〔ちからびとども〕其〔そ〕の御子〔みこ〕を取〔とり〕まつりて、

 即〔すなはち〕其〔そ〕の御祖〔みおや〕を握〔とり〕まつらむと

 爾〔‐〕其〔そ〕の御髮〔みかみ〕を握〔とれ〕ば御髮〔みかみ〕自〔おのづから〕落〔おち〕て、

 其〔そ〕の御手〔みて〕を握〔とれ〕ば玉緖〔たまのを〕且〔また〕絕〔たえ〕、

 其〔そ〕の御衣〔みそ〕を握〔とれ〕ば御衣〔みそ〕便〔すなはち〕破〔やぶれぬ〕。

 是以〔ここをもて〕其〔そ〕の御子〔みこ〕を取獲〔とりまつり〕て

 其〔そ〕の御祖〔みおや〕をは不得〔えとりまつらざりき〕。

 故〔かれ〕其〔そ〕の軍士等〔いくさびとども〕還來〔かへりまゐき〕て奏言〔まをしつらく〕

  御髮〔みかみ〕自〔おのづから〕落〔おち〕

  御衣〔みそ〕また易破〔やぶれ/やすくやぶれ〕

  亦〔‐〕御手〔みて〕に所纒〔まかせる〕玉緖〔たまのを〕も便絕〔たえしか〕故〔ば〕、

  御祖〔みおや〕をば不獲〔えまつらず〕。

  御子〔みこ〕を取得〔とりまつりつ〕。

 とまをす。

 爾〔ここ〕に天皇〔すめらみこと〕悔恨〔くひうらみ〕たまひて

 作玉〔たまつくりし〕人等〔ひとども〕を惡〔にくまし〕て

 其〔そ〕の地〔ところ〕を皆〔みな〕奪〔とり〕たまひき。

 故〔かれ〕諺〔ことわざ〕に

  地〔ところ〕不得〔えぬ〕玉作〔たまつくり〕。

 と曰〔いふ〕。


亦天皇命詔其后言

 凡子名必母名

 何稱是子之御名

爾答白

 今當火燒稻城之時而火中所生

 故其御名宜稱本牟智和氣御子

又命詔

 何爲日足奉

答白

 取御母定大湯坐若湯坐

 宜日足奉

故隨其后白以日足奉也

又問其后曰

 汝‘所堅之美豆能小佩者誰解[美豆能三字以音也](所堅、閣本曼本作所竪)

答白

 旦波比古多多須美智能宇斯王之‘女名兄比賣弟比賣(女、諸本闕、宣長云今從延本)

 茲二女王淨公民故宜使也

然遂殺其沙本‘比古王其伊呂妹亦從也(比古、上文皆作毘古)

 亦〔また〕天皇〔すめらみこと〕

 命詔其后言〔そのきさきにのらしめたまはく〕

  凡〔すべて〕子〔こ〕の名〔な〕は必〔かならず〕母〔はは〕名〔な〕もつくるを

  是〔こ〕の子〔みこ〕の御名〔みな〕をば何〔なに〕とか稱〔つけむ〕。

 とのらしめたまひき。

 爾〔かれ〕答白〔みこたへまをしたまはく〕

  今〔いま〕稻城〔いなき〕を當火燒〔やく〕時〔をりしも〕

  火中〔ほなか/ほのうち〕に所生故〔あれませば〕

  其〔そ〕の御名〔みな〕は

  本〔ホ〕牟〔ム〕智〔チ〕和〔ワ〕氣〔ケ〕の御子〔みこ〕とぞ宜稱〔つけまつるべき〕。

 とまをしめたまひき。

 又〔また〕

  何〔いかにして〕爲日足奉〔ひたしまつらん〕。

 と命詔〔のらしめたまへるに〕

  御母〔みおも〕を取〔とり〕、

  大湯坐〔おほゆゑ〕若湯坐〔わかゆゑ〕を定〔さだめ〕て

  宜日足奉’〔ひたしまつるべし〕。

 と答白〔まをしたまひき〕。

 故〔かれ〕其〔そ〕の后〔きさき〕の白〔まをしたまひ〕の隨〔まにまに〕

 以日足奉〔ひたしまつりき〕。

 又〔また〕問其后曰〔そのきさきに〕

  汝〔みまし〕の所堅〔かためし/ゆひたる〕美〔ミ〕豆〔ヅ〕能〔ノ〕小佩〔おひも〕は

  誰〔たれ〕かも解〔とかむ〕。[美豆能三字以(レ)音也]

 ととはしめたまへば

 答白

  旦〔タニ〕波〔ハ〕比〔ヒ〕古〔コ〕多〔タ〕多〔タ〕須〔ス〕美〔ミ〕智〔チ〕能〔ノ〕宇〔ウ〕斯〔シ〕の王〔みこ〕の女〔むすめ〕

  名〔な〕は兄〔え〕比〔ヒ〕賣〔メ〕、

  弟〔おと〕比〔ヒ〕賣〔メ〕、

  茲〔この〕二女王〔ふたはしらのひめみこ〕ぞ

  淨〔きよき〕公民〔おほみたから〕にませ故〔ば〕

  使〔つかひたまふ〕宜〔べし〕。

 とまをさしめたまひき。

 然〔しかあり〕て遂〔つひ〕に其〔そ〕の

 沙〔サ〕本〔ホ〕比〔ヒ〕古〔コ〕の王〔みこと〕を殺〔とり〕たまへるに、

 其〔そ〕の伊〔イ〕呂〔ロ〕妹〔モ〕亦〔も〕從〔したがひ〕たまひき。







Lê Ma 小説、批評、音楽、アート

ベトナム在住の覆面アマチュア作家《Lê Ma》による小説と批評、 音楽およびアートに関するエッセイ、そして、時に哲学的考察。… 好きな人たちは、ブライアン・ファーニホウ、モートン・フェルドマン、 J-L ゴダール、《裁かるるジャンヌ》、ジョン・ケージ、 ドゥルーズ、フーコー、ヤニス・クセナキスなど。 Web小説のサイトです。 純文学系・恋愛小説・実験的小説・詩、または詩と小説の融合…

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