カミーユ・C、留保なき絶望とその絶望的なまでの強度 ...for Jean-Baptiste Camille Corot /a;...for oedipus rex #102



以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。



(承前)

これら、 ;responsorium à 3

   ええ、

    え?


息吹きつづけていたものたち。その明確な

   ん?


失望を

   まさか。すでに

    失望。ええ

     息吹き、いまだ

   傲慢なまでに

    絶望とさえ、もう。言い切れはしな

     死滅しきれはしなかっ

   ほほ笑みを、…った。うかべて


容赦なく、これら

   だから、あくまでも

    い。ええ、あいまいな

     なかっ。かっ

   恥じらいのいっさい欠落していた


微風はそそぐが

   そう。だかたけもの以下の

    失望。ええ

     凄惨なものたち

   ならずものたちは

    ゆびさきでさえも

     微風さえ、え?もう

   赤裸々な全裸に

    微光を、微光を!はなち

     いっ。見棄てたのだろう?

   ゆびさきをさえもふれあって


これら、

   ええ、

    え?


息吹きつづけていたものたち。その確定的懊悩を

   まさか。…あっ、すでに

    懊悩。ええ

     息吹き、いまだ

   破廉恥なまでに

    絶望とさえ、も。もう言い切れはしな

     破滅しきれはしな

   いっ。ほくそ笑みながら


憐れみもなく、これら

   だから、ららっ。あくまでも

    い。あてどな

     なかっ。かっ

   自省。そんなもののいっさい欠落していた


微風はあらっ。らっ。ら、うが

   けもの以下の

    懊悩。ええ

     強靭な…かくも。ものたち

   おろかものたちは

    舌さきでさ…え?え、も

     微風すら、もう

   らっ。衰えた表皮に

    ふるっ。傷みにふる

     え?…見放したのだろう?

   舌をなじませて


これら、

   ええ、

    え?


息吹きつづけていたものたち。その留保なきまどいを

   まさか。…まっ、すでに

    とまどい。ええ

     息吹き、…え?いまだ

   卑劣なまでに

    絶望とさえ、もう。言い切れはしな

     生き生きと!消滅しきれはしな

   そう。せせら笑いつつ


共感さえなく、これら

   だから、らっ。あくまでも

    い。あかされはしな

     なかっ。なかっ。かっ

   悔恨。と、謂うべき感情の…感覚?いっさい欠落していた


微風はざらつかせたりもするだが

   どう?けもの以下の

    まどっ。とまどっ。ええ

     過剰な、いっ。いのち

   破綻者たちは

    もう。唾液でさえも

     微風さえ、そう

   汗ばんだ素肌に

    発熱してい

     シカトしたの…いっ。だ、ろう?

   唾液を散らして


   だから、だれにも ;canon à 2

      ここ?

    楽園。この

     微風は

   だれの、だれの視野にも

      こんなにも、…もう

    うすい、うっ。微光の

     ん?

   からめとられもしなかっ、…そう

      すさみきっ。いっ

    うすい、…ていたのに?翳りの

     ええ。鳴り騒いだ印象をだけのこして

   楽園。ええ、ここは


   うす昏がりの

    楽園。この

   花。花かげりの

    だから、だれにも

   匂い立つかの

    廃墟。と、して?

   楽園。ええ、ここは


   だから、だれかの

    楽園。ええ、この

   ささやき声さえ、ふいの

    花。花かげりに

   ただ、すぎてゆくだけの

    ひそかな

   楽園。ええ、ここは


   うすい微光の

    楽園。ええ、この

   うすい翳りの

    わたしたちでさえ

   かさなりあうだけの

    ささやき声を、唐突に

   楽園。ええ、ここは


   だから、だれにも

    楽園。あっ、この

   だれの耳にも

    うすい、うっ。微光の

   聞き取られはしなかっ、…そう

    うすい、ええ。翳りの

   楽園。うっ。ここは


   うす昏がりの

    楽園。ええ、この

   葉。葉かげりの

    だから、だれにも

   ざわめきあうかの

    荒廃。と、して?

   楽園。ええ、ここは


   だから、だれかの

    楽園。え?この

   嬌声さえ、ふいの

    葉。葉かげりに

   ただ、すぎてゆくだけの

    ものしずかな

   楽園。ええ、ここは


   うすい微光の

    楽園。えっ。このえっ

   うすい翳りの

    わたしたちでさえ

   もつれあうだけの

    嬌声を、突然に

   楽園。ええ、ここは


   だから、だれにも

    楽園。えっ。この

   だれの鼻孔にも

    うすい、うっ。微光の

   気づかれもしなかっ、…そう

    うすい、うっ。翳りの

   楽園。えっ。えっ。えっ。…こは


   うす昏がりの

    楽園。らっ。この

   蔦。蔦かげりの

    だから、だれにも

   からまりあうかの

    瓦礫。と、して?

   楽園。ええ、ここは


   だから、だれかの

    楽園。ええ、この

   笑い声さえ、ふいの

    蔦。蔦かげりに

   ただ、すぎてゆくだけの

    ひそめられた

   楽園。ええ、ここは


   うすい微光の

    楽園。ええ、この

   うすい翳りの

    わたしたちでさえ

   うしなわれあうだけの

    笑い声さ…ええ、前触れもない

   楽園。ええ、ええ、


   ここ?


   と、あられもなく。…そう ;sonata à 4

    そ

   けだものたちは

    そう。それら

     好き?この

   むさぼりあうもの


   そう…だ。だろう?

      わたしたち、もう

    けだものたちさえ

     触感。ただ

   そう、そうだったろう?

      きっとね?もう

    はかなみ自死した、そんな

     狎れあって仕舞った

   それ以外、いまや

      ええ、発狂してたね?

    朝だった。…え?

     触感。いまだ

   なにができただろう?


   と、あえて充足を。…そう

    ええ。それら

     好き?この

   けだものたちは

    え?

     ふれて

   ええ。擬態しながら


   けだものの

    ふれあっ…え?て、いて

   獣毛は、やがて

    ふれて

   雨の。やわらかな

    ふれていて

   臭気がするのだ


   と、恥ずかしげもなく。…もう

      よそおいあおうよ

    すすりあげていた

     なやましい?

   けだものたちは

      よりそ。り、い。あっ

    肌ざわり。しょっか

     いいえ、それは

   むさぼりあいながら

      ふたりは。…って、圧倒的な

    かんっ。…感

     いやらしい?

   そうだろう?


   と。あえてさらさ、…そう。れた

      発情を。ふたりは

    を、排泄

     ほほ笑ましいんだ

   けだものたちは

      よりそ。り、い。あって

    肛門に、やがて

     肌ざわり。しょっか

   投げ出した四肢をも

      んっ。よそおいあ!あ!

    突き刺した薔薇に

     かんっ。…感

   そうだろう?


われわれはいつでも幸福にほほ笑みを口もとに形成し得…え? ;recitativo


   ええ、


われわれはいつでも赤裸々にほほ笑みを口もとに形成し得…え? ;recitativo


   いたぶりあっ…ええ。て、い ;canon à 4

   た。いたか。か

   の。ようにぼくらは

   ささやく微細な


   わらい声をころがし

    いたぶりあっ

   舌さきに

    あっ。ふたりは

   もてあそぶように

    失笑。ささやく、やややや微細な

   いじり、そして


   やりすごしてゆく

    微細な、そんな笑い声さえ

     いたぶりあっ

   だから、あくまでも

    いたましかった。…って

     あっ。わたしたちは

   微風。ふたりにも

    そんな時期さえ

     見つめあいながら

   り、だけに?…微風。やさしく


   あどけない微風に

      いたぶりあっ

    あっ!あったよね?

     風化。あっ、われわれに

   埋葬?むらさきの

      あっ。時には

    あっ

     鮮明な風化を

   花々。それらの無尽蔵の翳りの

      あっ

    あっ。いまも

     あ!風化。埋葬するべき

   くずれあ、あ、あ、あう。微妙なあたりに


   埋葬?ええ ;trio

    あ

   ぼくたちの、いつかの

    あ

   あっ。崩壊

    あざやかな

   あ!…を、それら


   花々は

    絶望をさらっ

     ら、し

   または、それら

    あ

     あ、

   翳りは。…と、

    あ。…ええ、

     ああ!

   綺羅は


   そう、














Lê Ma 小説、批評、音楽、アート

ベトナム在住の覆面アマチュア作家《Lê Ma》による小説と批評、 音楽およびアートに関するエッセイ、そして、時に哲学的考察。… 好きな人たちは、ブライアン・ファーニホウ、モートン・フェルドマン、 J-L ゴダール、《裁かるるジャンヌ》、ジョン・ケージ、 ドゥルーズ、フーコー、ヤニス・クセナキスなど。 Web小説のサイトです。 純文学系・恋愛小説・実験的小説・詩、または詩と小説の融合…

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